バレエについての鑑賞記、発見、情報、考えたことなど更新中
2020年よりこちらに引越し、2019年12月末までの分はhttp://endehors.cocolog-nifty.com/blog/に掲載
2022年12月31日土曜日
2022年バレエ総括
2022年もまもなく終わり。今年もたくさんの素敵な舞台に出会えました。好みなもの、そうでなかったものも人間ですからあったものの
劇場での鑑賞はヤクルト1000以上に心身の調子を上げてくれました。舞台制作、公演関係者の皆様、ありがとうございます。
コロナは相変わらず収まらない状況ですが、国外に目を向けると今年は更に痛ましい情勢になってしまいました。
呼称をキーウに変えても戦況は静まるどころか未だ終わりが見えず、夏は昔から親しまれている呼び方との考えからキエフバレエガラの名称で公演が行われ
冬にはオーケストラ帯同での全幕来日が告知されたとき、その頃にはどうか状況が落ち着いているよう望みを持ったものの
連日の悲しい報道は止まらず。穏和な日々が戻るよう願ってやみません。
さて、今年の舞台を振り返ると、新制作且つ連日通った公演が自ずと上位に台頭。
勿論記憶に刻まれる出演者の姿があったわけですが、決して豪華絢爛華麗な趣である物語ではなくても
中世ドイツの村、神様降臨な衝撃を静かに深く味わった秋でございます。狩猟の文化もリアルに描写され
実は鍵を握る人物と思わす存在であった子供がキツネを巻いていた姿も目に残っております。
英国系の演出はリアリティ追求ばかりで黒色な背景が目立つのは如何なものかと思うときもあれど、物語の筋が整理されている点はよろしいとも捉えつつあり
昨年日本のバレエ団としては1年の延期を経て初演し、来年の再演も決定しているライト版『白鳥の湖』のプロローグで国葬が描かれているのもまずまず納得です。
ところで今年もあちこちへ旅路を行って参りましたが、私の良くない習慣の1つが交通手段予約の順序。
次の事が決まらないとその先に進めず、例えば航空機なんぞ早期に申し込んだ方が早割が利いてより抑えた価格で予約できるにも拘らず
夜行バスにしても新幹線利用にしてもまずは直近の予約が完了しない限り、先回りしての他日の予約に辿り着けないのです。
案の定、今夏愛媛訪問において、日程順に行っていたら往路分はあれよあれよとお手頃価格の航空券が完売。
そのときは半ば仕方なく夜行バスでの岡山経由で特急しおかぜ利用にしたところ、
お世話になっているレッスン上級者で我が2年ぶりのズンドコドッスンをいつも浪速の地から励ましてくださっている大阪人と岡山駅で合流できる展開に。
日付順序に忠実に物事を進め、交通手段予約にしてもまずは直近のものから進めて行くのは大事であると
勝手に悟り、これからも先回りせずてまえどり精神で行こうと思ったのでした。
話が二転三転いたしまして失礼。ふと思い立ち、今年大活躍されたヤクルトの村上選手のご年齢を調べたら2000年生まれの22歳!
つまり2000年問題発生時を知らぬ世代とは、お若くしての大記録達成に驚愕でございます。
しかし管理人、今年宿泊先の群馬県高崎市の大浴場にあった体組成計に乗ってみると表示されたよ体年齢18歳!!
基礎代謝や筋肉量で算出されるらしいが、有酸素運動の習慣もなく飲酒や食生活の抑制もしていない私でございます。この時期は不思議の国のアリス三昧でしたから
たった1回とは言えアリスなお店でヌン活やら、劇場ではジャムタルト、初台の隣駅ではヴィクトリアケーキにキャロットケーキも食し、糖分過剰摂取時期であったぞ。
機械、故障でないわよね!?!?と何度も見返したが表示は変わらず18歳。飲酒して良いんか笑。
文明開化以降、鉄道開通以降の生まれですから実年齢の半分未満やで。(当たり前だ)
そんな調子であった2022年、今年も一挙に総括して振り返ります。一応該当記事のリンク貼っておりますがきちんと繋がっていなかったらすみません。
また普段以上に言葉遣いも荒めで言いたい放題で作品によって文字数バラバラでございますが、誤字脱字大幅増加と思いますが悪しからず。
※上の画像、特に印象深く残った公演チラシ等を組み合わせたものです。順不同。ざっと数えた限り、今年の劇場での鑑賞回数は94回です。
★Etsuko Ballet アトリエ公演(大阪市)
★京都バレエ団『ロミオとジュリエット』(京都市)
★新国立劇場バレエ団『ジゼル』
★新国立劇場バレエ団『不思議の国のアリス』
★バレエ・アステラス2022
★Ballet Studio Planè バレエスタジオプラネ第36回発表会 (福島県白河市)
★2年ぶりの有酸素運動、2カ所で渡邊さんに習いましたレッスン
※以下ひとまず時系列にだーーっと書いています。
漏れがあったら失礼、読み辛いと思いますが、忍耐力を試したい方はどうぞー。
新国立劇場バレエ団 『くるみ割り人形』※前年末からの継続公演 2022年1月は2回鑑賞
新国立バレエ団史上?新国立劇場自体初!?大晦日やお正月3が日公演開催。大晦日には鴨葱そば、お正月はお汁粉や甘酒も販売。
大晦日は紅白歌合戦なフィナーレ、お正月はキャスト変更に伴い、行く予定のなかった2日から出動。
変更発表後に購入した舞台近くの席のチケット手に初詣(実は行ったこと、1回しかない)気分で初台へ。
お正月から渡邊さん王子であけましておめでとうございます2022でした。
パートナーリング過酷くるみで2人相手に計4回、心身が余程しっかりしていないと務められません。
2017年のこどもバレエしらゆきひめでも渡邊さんは同様の事態であったが
異なる女性ダンサー相手に同じ公演期間に主演なんて山本さんや菅野さん以来では!?本当に、恐れ入った次第です。
新国立劇場バレエ団 ニューイヤー・バレエ 『テーマとヴァリエーション』『ペンギン・カフェ』 1月14日(金)〜16日(日)
テーマ、米沢さん奥村さん組はともに経験者同士で安定したクオリティ。柴山さん渡邊さん組はともに初役同士で、後半のアダージョが随分とゆったりテンポな気もしたが
少しヒヤリ。されど渡邊さんのテーマプリンシパル、観たかったのだ。衣装は白地に簡素な金模様でちょいと古めかしいが汗それでも似合う、
長身男性軍従えての前進、ああこーれーも観たかったーと願い叶いました。何しろ山本隆之さんが新国立初主役の作品でしたので(観ていないのが悔やまれる)
2017年のNHK饗宴テレビ放送観て以来新国立のテーマ鑑賞が夢であった妹も来場、柴山さん渡邊さんを観るのは初でした。
男性のレベル上がったよね、と終演後ぽつり。そしてテーマ爆上がり~との連絡入りました!
ペンギンは生で観ると悲しみの余韻が全然違う、配信では体感できぬ感覚でした。妹曰く、うちにあるぬいぐるみみたいと言っておりました笑。
そして本島さんや貝川さん、福田圭吾さんらベテランやビントレー世代の健在ぶりも嬉しかった様子です。
Kバレエカンパニー『クラリモンド~死霊の恋~』全編 『FLOW ROUTE』 『シンプル・シンフォニー』1月29日(土)
この日は新国立の枚方市公演に行く予定だったが中止に。数日前から何か気配がしていたため一応交通やホテルも予約せずにいたら本当に中止に涙。
計画変更してKバレエへ。クラリモンドは日髙さんの艶かしい色気やしなる脚を素早く捌く術にもびっくり。
フロールートは飯島さんの軽々自在な身体能力に脱帽。光の大胆な使い方や疾走感のままに終わる一斉ポーズも圧巻。渡辺レイさんの振付の虜にもなりました。
【お茶の間観劇】宝満直也さん振付 大和シティーバレエ『美女と野獣』
2020年12月公演の配信。振付演出は全く違えど同名作品で余りに思い入れあるものがあるため、鑑賞見合わせてしまいましたが評判を聞き配信にて視聴。
ショスタコーヴィチの音楽構成が抜群に良く、コミカルな部分もしっとり悲しい部分も流れるような展開な仕上がり。
衣装も可愛らしく洗練され、小野絢子さんのベルの愛らしさといったら。中家さんら黒集団?のチームも良き味。
スティーヴン・スピルバーグ版 映画『ウエスト・サイド・ストーリー』
音楽はニューヨークシティバレエや演奏会でも度々耳にしていながら作品を通しての鑑賞は初。
有名曲がどこにどう置かれているか分かったのも収穫で、人種差別や貧困等想像以上に重たい要素が終始のしかかる作風に
今更ながら驚きを覚えました。しかも今もなお根絶していない問題ばかり。
Kyoto Ballet Gala Special 2月19日(土)《京都市》
京都バレエ団がゲストを迎えてのガラ。The Man I Loveはしっとり大人な雰囲気満点、ブルックリンの夜景が見えた私です。
清水寺近くの静寂に包まれたお店で中庭眺めながら湯豆腐を味わったのも思い出でございます。
新国立劇場 舞台美術展で巡るオペラ・バレエの世界2022 ~Opera&Ballet Stage Set&Design Exhibition 2022~
吉田都セレクションが中止となり涙、重なって行けないと思っていたこちらへ。提案してくださった友人に感謝!
ライト版白鳥の衣装が何点か展示され、細かな作りを凝視。
日本バレエ協会『ラ・エスメラルダ』3月5日(土)
だいぶ突っ込みどころ満載。2幕のフルールの宴が長いが当時を知る上では良かったか。フェビュスがあれだけ刺されてなんで生きていたんだ??と
散々なことをやらかしては最後は改心してヒロイックにエスメラルダを助ける流れもねえ笑。
米沢さん木下さん中家さんの新国トリオに救われた舞台でした。米沢さんの悲しみを全身で訴える踊りが響く宴の場、忘れられません。
NBAバレエ団『ロミオとジュリエット』3月6日(日)
小野絢子さんが緊急代役出演!刑部星矢さんロミオとのピュアな雰囲気がとってもフレッシュで好印象。
ロマたちのパワフルな賑わいも楽しく、だからこそ悲劇が引き立つ。世界情勢を考えると、両家が和解する幕切れに救われる思いが一層いたしました。
東京シティ・バレエ団トリプル・ビル2022 3月10日(木)
1月の公演中止の延期公演実現。火の鳥は主役以外はアイドルのコンサートや南国風やら謎な衣装多しであったが
オクテットの高揚、伸ばしたポーズを更に引き上げての美を目指す振付は何度観ても面白い。
バナ作品では三浦さんとのヴァイオリン共演も耳に目に喜ばしい作品でした。
チャコット代官山スタジオオープニング特別レッスン
まさかの渡邊さんレッスンを受講することに。概要発表時の2月12日の朝、管理人の電話着信音が鳴り止まず、
前日の北京五輪スノーボードで金メダル獲得した平野選手と間違えて祝電いれてくる方がいるのかと思ったくらい笑。
9年前の秋から再開はしていましたがただでさえ訳あって年1回程度の頻度なレッスンでしたし2年間つまりはコロナ禍となってからレッスン一切やっておらず、
しかもチャコットの代官山オープンとなればバレエの大ブランド且つお洒落な立地からして綺麗な人しか行ってはいけないとも思わせ、私なんぞ門前払いやん、と思ったわけです。
1日がかりで後輩や彼女の友人から説得され続け笑、受講に至りました。
とにかく渡邊さんがどんな指導されるのか一般のクラスでの指導の話は耳にしておらず
スパルタなのか優しめなのか見当もつかず、このときばかりが大ファンではなく「大不安」を胸に向かいました。
結果楽しいよりも緊張しっぱなしでしたが汗、追い出されるかもしれないと何度も思うほど見た目も技術レベルもクラス一の出来損ないであったのも明らかでしたが汗
90分間同じ場所にて間近でお手本も拝見でき、幸せな時間でございました。
疲れは全然せず、すぐにでももう一回同じ内容で丸々受講したいと思ったほどです。
偶々ですが、終盤のジャンプにて、ソロルのヴァリエーション曲で同じタイミングでぶわっと一緒に跳んでいました目撃証言も2名からいただき
勿論だいぶ気遣っての証言であったと受け止めておりますが、ジムにも行った経験無く、2年間これといった運動習慣一切無しで何もやっていない割には
筋肉痛にもならず体力は全く落ちず、(もともとあるほうでも無いか汗)その部分のみはよくやったほうではないかと調子に乗りやすい私は嬉しくなった次第です。
アーキタンツにてレッスン初受講
何と2週連続でレッスンなんぞ子供の頃以来です。初めてアーキタンツさんへ行きました。
私の思い違いにもほどがあったのですが、アーキタンツは大変敷居が高いスタジオと思い込んでいてしかもレベルフリーとなれば上級者優先なクラスで
下級者初級者は静かにお邪魔いたしますな雰囲気で、ついてこられない受講者に対しては怒号が飛んだり容赦なく退出処分させられると信じて疑っておりませんでした。
電話で問い合わせまでしてスタッフの方が親切に案内してくださったのに。
※実際にはそんな懲罰ありません、誤解なきように。
そんなわけで、顔は青ざめそれ以前に田町駅到着までに緊張が限界を超え汗、
今日で私のノホホン幸せな人生もピリオドになりそうと完全後ろ向き精神で向かっておりました(駄目受講者です本当に)。
バーからして余りの難しさにぶったまげましたが(周りの方々は余裕綽々でしたので単に私が駄目なんだと思うしかなく、、、。
ただ渡邊さんのお手本は整理されたパズルのようでしたー)
いよいよ退出処分の文字も過ったものです。だいぶ大目に見てくださったのか、我が地味埋没存在が良い方向に働き視界にお入りにならなかったか、追い出しの事態にはならず
センターのジャンプが一番好きなので最後までいさせてもらえるか心配したもののどうにか最後までおりました。
音楽も振付も好きなのでアクティオンなジャンプ、最後に観られて幸せでございました。
このときのアンシェヌマン、実は今もまだ覚えており毎日思い出しているくらい。なんだかんだ言って幸せなレッスンだったわけです笑。
Kバレエカンパニー『ロミオとジュリエット』3月20日(日)昼
新国立の研修所出身吉田早織さんが主役デビュー。少し粗削りなーところはあれどひたむきでパワフルなジュリエットに拍手。
ロザラインの位置づけが不思議だが、浦邉さんの艶やかさは目を惹いた。
シュツットガルト・バレエ団の輝けるスターたち 3月21日(月祝)
全幕中止から一転、ガラ形式での来日実現。フォーゲルのボレロ、ドカンとしたインパクトは薄めだったが良く言えば丁寧な印象。
バデネスとのうたかたの恋が歪みの極致へと到達する恐ろしさをパドドゥのみでも体現。
スターダンサーズ・バレエ団 DANCE SPEAKS 2022 3月26日(土)
セレナーデはキビキビと軽やかなパワーに満ち、バレエ団による味わいの違いを堪能。安定した軸から繰り出す喜入さん、芳醇な色気にくらり。
マラサングレはノリの良さの中からダークな皮肉がチラリ。貞松浜田バレエとの共同制作である点も注目し、
西日本では王子貴公子系統の役では何度か観ていた水城さんの身体能力の高さに驚愕。
そして緑のテーブル、戦争開始を指示する上層部に対する批判が痛烈で、池田武志さんの死が強烈な突出。この世界状況下で鑑賞することになるとは。
★Etsuko Yamamoto アトリエ公演 3月27日(日)《大阪市天王寺区》
山本悦子さんが振付企画。山本隆之さんとピアニスト山本規子さんの夫婦共演も実現!!
何曲も規子さんがピアノに編曲して演奏に臨まれました!!
山本悦子さん版じゃじゃ馬ならしは米沢さんと速水さんによるドタバタパドドゥ。
じゃれ合う姿もどこか可愛らしい2人でした。
グラッシオバレエスクール第41回発表会『ジゼル』『リトルマーメイド』ほか《兵庫県姫路市》
山本さんが1幕アルブレヒトとしてご登場。マント姿は最後走り去る場しかお目にかかれずでしたが涙
どう見ても村人に見えず貴族のお坊っちゃまであってもあんなに温厚に優しく接してもらえたら、結果として裏切りではあってもジゼルは許すことでしょう。
2幕アルブレヒトの宗近さんが山本さんの趣を引き継いでの表現で(考え込むときの顔の角度など)大きな違和感なく繋いでいらしてびっくり。
生徒さん達のウィリのコール・ド、すっとした静けさと恐怖感がいいバランス、統制もしっかり取れていました。
公演日の朝に食した姫路の喫茶店、その名も葡萄屋のアーモンドトースト(姫路のソウルフード!)のふっくらボリューム感や
鑑賞後の姫路おでん、焼き穴子も美味しうございました。
バレエカレッジ バレエ音楽の魅力と秘密〈第22回〉「ライモンダ」~舞曲を愛した作曲家グラズノフの絶頂~
井田勝大さんが講師の配信授業。そういえば、この時期にルーマニア国立バレエが牧さん版を上演したり、オランダ国立バレエ、イングリッシュナショナルバレエも独自の版を上演。
東洋の世界の描き方において上演が難しい役柄設定作品と言われがちな割には創意工夫して新制作上演が続き、音楽の魅力の大きさを再確認。
私はマントでジャン!のテーマが大好きっす笑。(忘れられないのよ、2021年6月11日金曜日の初台でのこの場面~)
新宿村に篠原聖一さん下村由理恵さんのオープンクラス受講
バレエ界大御所なお2人のオープンクラスへ。アーキでの散々な出来を基本能天気な私も久々に引き摺り、縋るような気持ちで行ってしまいました。
(レッスン回数少ない割には選ぶクラスがドエライところばっかりやんと言われますが笑)
舞台で何度も拝見しているプロの方々も一緒に受講でしたが不思議と変な恐怖感はなく、
終了後は篠原さんも下村さんも随分と励ましてくださり(初受講の事情もあったかと思いますが)、お2人の優しさに触れた1日となりました。
東京インターナショナルバレエカンパニー Bright Ballet Performance Peace for Ukraine ウクライナに平和を 4月23日(土)
初めて観た団体の公演。ウクライナのハリコフで制作されたバヤデールの舞台美術の壮麗さにも見入りました。
お国は異なりますがカンボジアのアンコールワット遺跡や天空の城ラピュタをも想起。
このカンパニー(付属教室もあるようだが)の代表大串千恵子さんは私にとって発表会において最初で最後の全幕バレエ『シンデレラ』の振付者。
この日が誕生日であったプロコフィエフの摩訶不思議な音楽が好きになるきっかけとなったのでした。
新国立劇場バレエ団『シンデレラ』ゲネプロ見学(総舞台稽古見学会)
吉田都セレクションで当選していたがゲネも中止になり、そのまま封書が届き、直前になって注意書きを読んでおこうと開封したらゲネ予定キャストに歓喜!
通常の通し稽古のみならず、木村さんが指揮者とのテンポ確認光景や、なぜだか渡邊さんがタオル持って
上手側と下手側を小走り往復など笑(お姉さんズかいな笑)珍しい景色に居合わせて幸運。
王子友人は全員初役陣で、これは興奮しそうな方、あの人とあの人と、とお顔が浮かんだものです。
上野の森バレエホリデイ
今年は現地でも開催!東京バレエ団のクラスレッスンは思った以上に注意も細かく、個人の名も呼んでの指摘も多々あり。
イベント感はゼロで、佐野志織さんの指導もまことに勉強になりました。脳裏に残る名言いくつかあります。
厚地さん佐久間さん柄本さんによるマクミラン版とクランコ版ロミジュリクロストークも面白く、
ロミオの過酷さは共通であったり、リピートとサイレントについても、経験者の肉声を間近で聞くと説得力大!
大阪府堺市のアンディオールさんのコンフィチュールも購入できました。ソフィア堺にいったことがあると店主に話したところ驚かれましたが笑。
バレエみくじや占い、武蔵野ルネさんが私を実物の何億倍にも綺麗に描いてくださり(見たままに描いたらチュチュなんて着させられません涙)
中世フランスの姫にしてくださいました。イエイ!危機的状況になったときは、誰か助けに来てくださいと言いたいところですが現実はそうもいきません。
東京バレエ団『ロミオとジュリエット 4月30日(土)
足立さんが意思のある、ロミオよりも強く突っ走るジュリエットを好演。最期は母性に溢れ、ロミオを抱く姿も刻まれました。
それにしても、ハードなバルコニーパドドゥの締めにロミオは懸垂するわ、
マントだったか引っ掛けて降下するわ、消防士かい!?
新国立劇場バレエ団『シンデレラ』5月1日(日)〜5月5日(木) 計5回
新国立、久々の公演!全日できてまずは良かった。渡邊さんが貫禄ある王子で、友人役が全員初役且つ長身でつい名付けたヒマラヤフレッシャーズ!
細田さんのつややかで繊細な光が零れる仙女にもどれだけ夢見心地になったことか。
奥村さんが最終日、途中で王子を降板され心配に。アリス高崎公演にてびっくり嬉しい復帰でした。
アーキタンツ2回目
前回の最たる大反省、心の持ち方を大幅に変えて臨みました。見た目も技術レベルもクラス一の出来損ないであったのは毎度と同様に明らかでしたが汗
結果、この回は3月の初受講時とは打って変わって楽しみながら受講できました。
念のため申し上げますが、渡邊さんは萎縮させるような指導は一切なさっていませんので誤解なきように。
万一そういった内容のレッスンでしたら、いくら好きなダンサーであっても私は行きません笑。
色々なレベル、上はプロ並み、下は私のような最下層民まで集まっているのに皆が楽しめるように考えてくださっている姿勢に毎度頭が下がります。
【お茶の間観劇】コール・ドに力を注ぐ大切さ Angel R ODORIGOKORO(オドリゴコロ)Vol.10 5月8日(日)
カウンセラー友人を通して知り合った方が長谷川智佳子さん振付『ライモンダ』夢の場に出演。
フォーメーションの変化も見事なもので、身体の傾け方や角度もよく揃いレベルの高さに驚くばかり。
長谷川さんのご指導や出演者の努力の賜物でしょう。他にも、主にコールドをきちんと踊る指針な作品が揃い、
近年町興し並みの増加傾向にあるパ・ド・ドゥ大会(需要はあるようだが何でだ?汗)なものは無し。
O.F.C. 合唱舞踊劇『カルミナ・ブラーナ』5月14日(土)
歌い踊る合唱団やあの壮大な曲の中で踊る酒井はなさんらの光景に圧倒。
ビントレー版もまた観たくなる。
開演前に立ち寄った向かいの国立西洋美術館の常設展の教会史料やダイアナとアクタイオンの絵も凝視。
スターダンサーズ・バレエ団『ジゼル』5月15日(日)《神奈川県川崎市》
1幕全体衣装の色味を茶色いお弁当と呼んでおり(申し訳ございません)、廃れたお墓も好みでなく
何でもかんでもリアリティ追求すればいいんかなあとばかり思っていたライト版ジゼル。
しかし貴族と村人の境界線やバチルドのフルフォードさんの高飛車な名演もあり、母親ベルタとヒラリオンの関係など辻褄がきちんとなされた版であると発見。
ウィリは緑がかっていて恐ろしかー!
清泉ラファエラ・アカデミア バレエへの招待 2022年春期
今春期のテーマはオネーギン。クランコ版を中心に振付の特徴や音楽構成等学んでいきました。
ガラでもお馴染み鏡のパドドゥに潜む要素には初心なタチヤーナの胸の内を思うと、話を聞くだけでもどきりとするものでございます。
バレエシャンブルウエスト『タチヤーナ』5月28日(土)
タイムリーなことにシャンブルが上演。作品は16年ぶりの鑑賞です。
川口ゆり子さんが内気な少女から立派な貴婦人まで年齢段階をくっきり示しながら披露され、これが最後のタチヤーナとのこと。
この16年の間に三大バレエ以外にもチャイコフスキーの曲を使った様々な作品を鑑賞してきたためか
前回16年前にはオペラと同じポロネーズがある、ぐらいにしか印象に残らずであった音楽も
エイフマン版『アンナ・カレーニナ』やクランコ版『オネーギン』等で耳にした曲も多々あると気づき、歳月経ってからこその鑑賞の面白さも体感。
★新国立劇場バレエ団『不思議の国のアリス』 6月3日(金)〜12日(日)計8回
延期を経ての再演!米沢さんアリスと渡邊さんジャックの更なるスケール度増したパドドゥが圧巻。
4階から観ると巨大な飛び出す絵本を眺めている気持ちに。
渡邊さんによるジャックの色付けも見事で、内気な庭師、おっちょこちょいだけれど姿美しいハートの騎士、そしてちょいと強引な現代青年まで
市販の画材では足りないほど豊かな色彩で見せてくださいました。
中島さんうさぎの自然な芝居運びも好印象。小野さんアリス、福岡さんジャックという大先輩看板ペアを相手に堂々好演でした。
本島さんの品格と美を崩さずユーモアある恐怖感を含ませたハートの女王、目に心に焼き付けました。
退団公演での花束贈呈、学級委員長なハートの2番家臣が代表で跪いて贈りました。
そして白バラが見つかり4人一斉逃亡笑、でも本島女王、とっても嬉しそうに怒りながら追いかけていました!
新国立劇場バレエ団『不思議の国のアリス』群馬県高崎公演 6月18日(土)19日(日)
延期を経て、高崎の劇場側も待ち望んでいた高崎公演無事実現。2階建の観やすい作りでした。
2日目だったか、料理女の渡辺与布さんがテーブルから落下し、されどそのまま続行していましたが怪我なかったか心配に。
この日の高崎の大半のホテルはB'zコンサート来場者で埋め尽くされ、私の宿泊先も同様。
大浴場の脱衣所でB'zファンの方々と仲良くなりました。これぞ裸の付き合いかー笑。来年も心はウルトラソウルで参ります!
東京バレエ団『ドン・キホーテ』 6月24日(金)
涌田美紀さんが本公演主役デビュー!丁寧且つ色っぽさもほんのりとある踊りに好感。ワシリエフ版は最後もワイワイ、お祭りで楽しい。
東京シティ・バレエ団『ジゼル』 7月2日(土)
清水さんの育ちの良い上品な娘なジゼル、ミルタ平田さんの堂々君臨で長身ながらコントロール力も抜群な踊りも強烈。
仲良くなったジゼルが実は婚約者と関係を持っていた事実を知り、難しい立場に置かれてしまったバチルドを櫻井美咲さんが細かく表現していたのも良かった。
2幕ウィリ達は舞台後方の墓地からうらめしやーと言わんばかりに立ち上がり、これがほんとの肝試し汗。猛暑であったこの日にはピッタリであったかも笑。
NBAバレエ団『ラ・フィユ・マル・ガルデ』 『ブルッフ ヴァイオリン協奏曲』7月9日(土)夜
カラフル麗しいブルッフ、NBAレパートリーの中で特に好きです。フィナーレの盛り上がりも宜しい〜。
そしてラフィユ、やっとこさ発表会定番パドドゥ位置づけ分かり、刑部さんのシモーヌが抱腹絶倒且つエレガントなお母さん。舞台袖への箒丸投げは大笑い。
バレエカレッジ 小林十市スペシャルトーク 〜ベジャール「火の鳥」のこと。そして、これからのこと。
東京バレエ団の公演前に開催の講座。ご自身の経験や東バでの指導のこと、そしてBBLバレエマスター着任のびっくりニュースも!
初めて生で観た小林さん、ああ某ダンサーはこの方から火の鳥を南仏で学ばれたのかあ、としみじみ。(観に行くのは東バやで笑)
ロイヤル・バレエ・ガラ【Bプログラム】7月17日(日)昼
ガラにおける演目選びや配役の重要性を感じたガラでした。アリスは抜粋でやってもねえ。高田さんとサンベのコンテンポラリーは良かったぐらいか。
キエフ・バレエ・ガラ2022 7月18日(月祝)
大変厳しい状況下に来日。定番古典中心であっても楽しいプログラム。 中でもムロムツワとスハルコフ組による、
勢い任せにしない品格あるバヤデール婚約式やダイアナとアクティオンを鑑賞でき大収穫。トークショーも聞きました。
東京バレエ団ベジャール・ガラ 7月22日(金)23日(土)24日(日)
待っていました、訳あって南仏のバレエ団のリハーサル映像は何度も視聴し2017年は特に再生回数数知れずなベジャール版『火の鳥』。
ようやく作品を生で観る機会に恵まれました。我が節目に近い日程で、東バからの誕生日の贈り物と思っております笑。
何度も脳内転換してああ観たかった、叶うなら2016年6月のトゥールーズ行きたいドラえもんーと心の声を発していた私です。勿論今からでも機会あれば是非踊っていただきたい!!!!
パルチザンの振付、特に伝田隊長!?の仲間達を鼓舞する鋭い活躍にも痺れました。
新国立劇場バレエ団 こどものためのバレエ劇場2022『ペンギン・カフェ』 7月29日(金)〜31日(日)計5回
夏の子どもバレエにペンギンかあ、売れるのかしら、結果は以下略。解説付きで、まあ時にはこういう年もあっても良いのかもしれません。
ここずっと福岡さんのシングルキャストであったモンキーに渡邊さんが新登場。
豪快な福岡さんとは全く異なる個性で、ふわっと木々を飛びながら両手で大事そうに果物食べていそうなモンキーさんでした。金ぴかサンバ座長も良かったで。
そして細田さんの退団発表、私は未だショック引きずっとります。
清水純子バレエアカデミー第39回発表会 8月4日(木)《東京都渋谷区》
我が愛する後輩が本番直前に涙の降板。ああ。しかし大人同士のペザントや、眠り3幕の狼含むチーム赤頭巾の結束の見事なこと!
一番辛かったであろう後輩本人も家から電子手段で私が楽しんで鑑賞できるよう、また仲間達の晴れ姿を喜ぶ連絡くれまして、どんだけ優しいのでしょうか!!
BALLET theNewClassic 8月5日(金)
斬新だけれどクラシックなユニークお衣装満載、間近で観た中村祥子さんにも感激。
最後、みんなで踊ろうライモンダハイライトは(盆踊りか笑)なかなか抜粋では披露されない曲もあり、
作品好きに嬉しい選曲でした。登場シーンの中村さん、2幕帰還のヴァリエーションの横山さん、素敵でございやした。
★ バレエ・アステラス2022 8月6日(土)7日(日)
発表会では2度観ており、単に賑やかに超絶技巧お披露目にとどまらず、野性味と美しさ兼備で物語の想像を掻き立ててくださっていた、
またトゥールーズ時代に出演されたガラらしき写真でのブルーハーレムパンツ姿も惚れ惚れし、
渡邊さんアリをいつかは初台で!!と願い続けて早3年、ようやく叶いました!!!!!
ヴァリエーションでの跳躍後に身を低く屈めるポーズも初台で目にでき感無量。お仕え忠臣ぶりや、目のギラリ度も胸に刺さり
ロマンス物でよくある、貴公子が一族を奇襲によって失い、復讐に燃えて奴隷となって海賊船に乗り込んだストーリーも見えた気がいたしますー。
今回は池田さんとのパドドゥ相性も良さそうに感じました。
【お茶の間観劇】GGGガチョーク讃歌プロジェクト 8月8日(月)
作品自体は好きで西日本では何度も観ているが、思えば非公式上演。このたび公式に上演できたのは吉。
また私が大人になってから再開したレッスン初日からお世話になっているお方のお嬢様がアンサンブルにて月曜日に出演。東京の親戚になった気分で映像越しに大応援!!
エチュード・バレエ・アカデミー バレエフェスティバル 8月9日(火)《多摩市》
柴山さん渡邊さんがパキータに客演。爽やか&品のある将校でございました。
渡邊さんのシルヴィアパドドゥも清らかな爽快感!いつかあのABTのブルー系衣装姿で観てみたい。(1984年だったかハーメル&ビッセルの映像。1984年なんてつい最近やんか笑)
谷桃子バレエ団『レ・ミゼラブル』 8月10日(水)
迫り出した舞台機構や後方の橋を生かし、モルダウの曲で民衆が蜂起する演出が面白かった。
★京都バレエ団『ロミオとジュリエット』 8月11日(木祝)《京都市》
山本さんがキャピュレット卿でご出演。書斎でジュリエットのドレス眺めながらの回想から始まる演出!
訳あって映像では何度も観ているトゥールーズキャピトルの金子稔さんマキューシオの上体の美しさ、芝居心も巧みで衝撃。主役2人はあまりよく覚えていない汗。
NHKバレエの饗宴2022 8月13日(土)
コンセプト大幅転換、瞬時に完売こんなものなのねえ。妙に豪華なまさにプライドのぶつかり合いなパ・ド・カトル、
宇宙からの使者か!?男版セーラームーンなるフォーフォー、貴重な共演でした。
大和シティー・バレエ2022 想像×創造 8月14日(日)《神奈川県大和市》
本島さんと渡邊さんの主演共演が実現!冷たくも美しいゆきおんなと純朴な青年の禁断の恋に身震いでした。ああ、和の美男美女なお姿の並びの魅力なことよ。
今夏も渡邊さんの和装を拝見できました。今回は木こり?
何しろ、格式ある着物雑誌でモデル務められたほどですから。和洋どちらも絵になりますなあ。
The 1st BALLET EDUCATION(第1回 バレエ・エデュケーション)8月17日(水)《東京都葛飾区》
田北志のぶさんのオープンクラスの生徒さん中心の発表会、レベル高く、基礎が盤石な方々ばかり。
新国立根岸さんと渡邊さんによるコッペリア3幕が大人可愛いほのぼの感。また観たいと思っていた渡邊さんの3幕の白い結婚式フランツのお姿も目にでき楽しき平日夏の夜。
代役で海賊も踊られ、赤い宝石つけた鉢巻(頭飾りと言わんかい笑)で情熱的なアリでございました。
そして田北さんと、特別出演スハルコフさんによるウィンナワルツのオシャレなこと。
更にー、シルヴィアパドドゥコーダ曲にのせたフィナーレでは渡邊さんとスハルコフさんが並んだー。
盆と有休(正月ではない笑。それは来年2月こそ!)同時到来な事態に大興奮。
BALLET NOW バレエ ナウ第15回発表会 8月19日(金)《東京都八王子市》
夏の恒例ほっこり八王子祭り!貝川さん振付のパキータ大改訂版がとってもわくわく、出演者全員が楽しく踊れるよう
少し易し目にした部分もありつつ、見応えあるクラシックバレエ観た気分にさせてくださいました。
そしてアルレキナーダにて、年齢不詳な渡邊さんのハーレキン笑。あどけない可愛らしい役もお任せあれ、らしい。引き出しの数が無限大かこの方は笑笑。
コロンビーヌ役の生徒さんの表現達者な持ち味にも拍手です!
それからナウさん名物キャラクターダンスが毎回楽しみで、ライモンダマズルカやチロリアン風な(多分)ダンスまで!
開演から終演まで、小さなお子さんの観客も親御さんと一緒に幸せそうに鑑賞している姿も毎回心和む光景です。
バレエを習うだけでなく未来の観客育成につながれば!
★Ballet Studio Planè バレエスタジオプラネ第36回発表会『ジゼル』『コッペリア』他 8月21日(日)《福島県白河市》
昨年に続き今年も行けました、白河!昨年と同じ千駒酒造さんを見学、同じ方が担当者でいらしたので来た経緯をあれやこれや打ち明けたら喜んでくださり一安心。
今年はとら食堂へ観光案内所レンタル自転車で、税務署まで出ればほぼ1本道のため分かりやすいのです。焼豚ワンタン麺、スープ1口目から幸福でございました。
このままではラーメンの話で終わりそうなのであとは割愛笑。
ジゼル2幕は静かな悲しみ纏うウィリー達のコールド、引き込まれました。
そして渡邊さんアルブレヒトとお姉様がミルタで共演!君臨力がある女王様でお見事!ご兄弟に似ていらっしゃり、美女美男姉弟でございました。
渡邊ご兄弟と中島さんの並びを観ていたら、峻郁さんが愛する弟&中島さんに振り付けたあの幻になりつつある作品、公演でのご披露お待ち申し上げます。
エンドウ・バレエ発表会 8月27日(土)《東京都立川市》
何を踊られるのか分からぬまま想像しつつ、これぞ立川記念(競輪ではない汗)、いざ立川へ。
遠藤さん指導のスタジオなだけあってジュニアのコンテンポラリーも面白い。
渡邊さんが何と白鳥トロワにご登場。プリンシパルに昇格された今は目にする機会はなく、爽やかな宮廷が立川に現れましたとさ。
人生初バレエ鑑賞時のABT来日公演白鳥において、トロワしか印象に残っていなかった当時を思い出し懐かしくもなりました。
白鳥3幕では王子、椅子に座ったり佇んでいるだけでも、雅やかでした。
板東ゆう子ジュニアバレエ第5回サマーバレエコンサート 8月28日(日)《愛媛県西条市》
さあ8月最後、2022夏の最後は愛媛。God save the Queen(水兵さんたちのあの作品)、海に近く、関西人の出入りの多いスタジオにぴったり。
船長は山本さん~。そんなわけで、私も港に泊まろうと宿泊は今治港隣の宿へ。
夏の締めくくりとして鯛の華コースを味わいました。来島海峡の鯛、むっちり美味しい!!
そして偶然にもこの日の夕食後は24時間テレビのマラソンゴール時間。私も夏の鑑賞マラソンが終わり、部屋で一緒にサライ歌いましたとさ。
職場も例のアレ関連でバタバタバタと次々人が休み、ただでさえ夏は繁忙期なのだが業務も全体が遅れ、1人でウン人分こなすなど
(もう遅れてもしょうがない、一番大変なのはかかってしまった方々本人なのだからと皆で共有)
なぜだか私は元気にずっと過ごしてきたわけですが、残っている皆さん休日はゆっくり身体休めてください通達もありましたが
私しゃこのスケジュール笑。業務の都合上在宅勤務が不可能なためとにかく体調崩さないようにしなければと気を張っていたので
最後はバタンキュー、にも全くならず、晴れ晴れと秋を迎えました。いざ、9月!!
小林紀子バレエシアター アシュトン・マクミランプログラム9月3日(土)
スケートで遊ぶ紳士淑女を描いたレ・パティヌールは涼やかな品があり、フォーシーズンズは古典的かと思いきや衣装や背景は随分とモダン。
顕微鏡、ジンベエザメ等、美術衣装は色々ご意見あり。
牧阿佐美バレヱ団『飛鳥』9月4日(日)
映像が予想以上に鮮やかで変な違和感なし。天空から飛び込むような錯覚を起こす演出もなかなか良かった。
生駒など馴染みある地名もあって親しみも湧いた作品です。
K BALLET STUDIO (Kバレエスタジオ)36th Concert 9月18日(日)《大阪府吹田市》
観に行き始めて今年で15年のスタジオ。修学旅行以外、縁もゆかりもなかった大阪への扉を本格的に開けてくださったスタジオでもあります。感謝!
まさかの、本島さん細田さん福岡さんによる海と真珠が実現。格調高いトロワでやした。
久留美先生版アラジン宝石はクラシカルな趣きで、細田さんや山本さんの品性香る美しさも堪能。
福田紘也さん振付死神の大和市初演以来の再演も嬉しく、シャープでスタイリッシュな本島さん死神の凄みを満喫!
通天閣にオープンした滑り台アトラクションも体験、大阪在住者からもびっくりな反応いただきました笑。
スターダンサーズ・バレエ団 The Concert スコッチ・シンフォニー/牧神の午後/コンサート(国内バレエ団による初演) 9月23日(金)
コンサート、待っていました!厳格な決まりごとを守るからこそぎりぎりの部分で生じるおかしさに笑いそして唸らせました。
作品をよりくっきりと見せる林田さんの大胆な振る舞いや渡辺さんのずっこけぶりも拍手。
映画『新章パリ・オペラ座 特別なシーズンの始まり』
日頃お世話になって方よりおすすめと聞き、鑑賞。練習再開以降を記録し、葛藤や不安も赤裸々に語るダンサーの声とリハーサルや舞台映像ともに豊富でした。
オレリ・デュポン、このときはまだ監督だったのよねえ。
COCON de Ballet.Arts(ココンドバレエアーツ)発表会 9月25日(日)《大阪市淀川区》
岸本繭子さんが大阪で主宰され、このたび名称が変わり、クラス編成も増え、またホームページもでき、再始動。
岸本さんと山本さんのコンテンポラリーのロミジュリが情感溢れる美しさ。
パキータには木下嘉人さん客演。クールされど熱いリュシアンで、来場叶わなかった木下さんファンの方の分も凝視!
この舞台の件がきっかけで接点ができ、帰京後には新国立劇場で対面!嬉しうございました。(半獣神のときはお互い揃ってウハウハ笑)
Kバレエ オプト プティ・コレクション K-BALLET OPTO Petit Petit Petit 10月1日(土)夜
KAATの舞台機構を生かした大掛かりコンテンポラリー3作品、どれも面白かったが、ゆがんだ真珠と小さな家はまた観たい。
フロールートでも感じたが、どうやら私は飯島さんが踊るコンテンポラリーが好みらしい。
帰りは中華街で紹興酒と麻婆炒飯!!炒飯大好き。
【人生3度目】アーキタンツにてレッスン受講
今回は初級Ⅱクラス。レベルフリーに比較するとシンプルな振りが多く、また雰囲気も一層和やか。以前よりも格段にリラックスして受講いたしました。
どのレッスンでも言えることなのですが、全体への言葉のかけ方がとても優しく、変な恐怖心を持たずに受講できるように渡邊さんはいつも組み立ててくださっています。
バレエシャンブルウエスト『眠れる森の美女』10月9日(日)《東京都八王子市》
ウエストモーランド版を基盤にした品のある演出。プロローグカヴァリエ達が白地に色違いの模様入りで、王宮戦隊ロクレンジャーに見えたのはご愛嬌。
柴田さんが登場の壇上アラベスクから魅せるオーロラ姫、主役公演鑑賞でき幸せな夢心地でした。
東京バレエ団「ラ・バヤデール」10月15日(土)
秋山さんの、クリアなテクニックと秘めた意志の強さが光るニキヤに見入り、修羅場に驚いたのか前代未聞花籠のソロ中にまさかの蛇ぶっ飛び事件も勃発しましたが
マグダヴェヤの機転と即座の台本執筆により無事進行。(この日のMVPでしょう)
清泉女子大学ラファエラアカデミア 2022年度秋期バレエへの招待
くるみ割り人形について学ぶ後期。原作や各版の違い、そもそもクリスマスとは何ぞやな基礎知識から(キリスト教系の大学なだけある)学んでおります。
来年1月にあと1回あり、心待ちにしているところです。地下のカフェのケーキやコーヒー、ピザがお手頃価格なのに美味しくて気に入っております。
★新国立劇場バレエ団『ジゼル』10月21日(金)〜10月30日(日) 計8回
少数派でしょうがセルゲイエフ版も好きでしたが、新演出もなかなか良い。衣装装置が細やかなデザインになり、家の屋根や煙突も立派な作りに。
渡邊さんアルブレヒト、2日間のうち23日のほうが私は好みで、かなりの傲慢でちょこっと意地悪で
決してジゼルを褒めちぎったりおだてたりもせず愛想も特別良いわけではないのに自然と惹かれてしまう青年でございました。
一歩間違えれば憎らしい役に思えてしまうところを、ジゼルからしたら何もかもがときめきに映る魅力に変えられたのは、
渡邊さんの徹底した造形力があったからこそと思います。遊び人アルブレヒトは何人も観てきましたが、今回は衝撃のアルブレヒト像でした。
ボンボンであっても胆力ありそうな逞しい佇まいも、ジゼルからしたら頼もしく思えたのかと見て取れます。背中に隠して守ってくれそうです。
そして全5組、ヒラリオンも含めて皆違うアプローチで興味津々!木下ヒラリオンの翳りある男前青年でジゼルの手首を優しく持つところも強烈印象でした。
んで、月はいつ消えたーーー笑???
DaBYパフォーミングアーツ・セレクション2022 in Tokyo 11月1日(火)
吉祥寺シアターの間近な距離で酒井はなさんによる瀕死の白鳥がとてもユーモア一杯。まずはきっちりと踊った後、
そもそも何で瀕死になったのか台詞と踊りで解剖する後半、チャーミングでした!
DAIFUKU à la carte 11月2日(水)
ダイフクが板橋区に上陸!Homeは360度空間な横浜と大劇場な大阪で観ているが、小さな板橋区のホールでも健在!
LOVEおっさんずは意見は色々あった模様ですが、サラリーマンの哀愁を上手く舞踊化していると私は捉えております。
Kバレエカンパニーがバレエジェンツなら、新国立はバレエリーマン、ぴったりでしょう。
次回上演時は是非ご出演いただきたい方が約1名いまーす。菅野さんと共演されての経理主任など、ぴったりでは!?!?
第48回現代バレエ合同公演 11月3日(木)《千葉市中央区》
新国立から池田さん渡邊さんがパキータにゲスト出演。渡邊さんリュシアン、宝塚風な前髪で何をどうしたらこうなった笑、将校らしさは金白軍服をお召しになっていた昨年の白河市での舞台が断トツでしたが、今回は麗しいリュシアンであった。
念願のチーバくん物産館にも訪問!!
モンテカルロ・バレエ団『じゃじゃ馬馴らし』 11月11日(金)
ショスタコーヴィチの音楽やスタイリッシュな衣装と装置、振付もダンサーの技量全てがお洒落にマッチ!!
牧阿佐美バレヱ団『ダンス ヴァンドゥ』 11月12日(土)
誕生日の贈り物が優雅で丁寧に作り上げた幸福感でいっぱい。序盤のワルツから浮き浮きとしてしまったほど。
芥川也寸志作曲のトリプティーク、哀愁帯びた重厚で歯切れ良い曲調が好みで、生で聴けて嬉しい。
グラズノフ、ビゼー、芥川也寸志、グノーなど音楽も聴きごたえあり、アビアントは全幕よりパドドゥ抜粋が良い笑。
ステージバレエアカデミーにて江藤勝己さんによるバレエセミナー『くるみ割り人形』
10月のアーキタンツレッスンにて江藤さんの伴奏や選曲について書いたところご連絡が入り、まさかの有酸素運動から座学講座へ繋がるとはびっくりぽん(古い)
くるみの音楽構造を分析し、雪の合唱も初めて挑戦!音痴には難しい笑、でも楽しく気分すっきり。
江藤さんのスタジオ生徒さんに当ブログ愛読者の方がいらっしゃり、アーキ日記の内容を伝えてくださったそうです。ありがとうございます涙。
当ブログなんて、読み続けるのはさぞかし忍耐力要りますのに、12月の講座でご本人とも対面でき感激でした。
新国立劇場バレエ団『春の祭典』『半獣神の午後』 11月25日(金)~27日(日)
半獣神はBキャスト渡邊さんのキャッツアイ風な紫マンと木下さんの南ちゃん風な赤新体操コンビの妖しい亜熱帯な絡みが色気ムンムン。出番がああ短過ぎた涙
こういうもの、もっと観たいものです!!
【 ワールド・バレエ・デー 2022】オーストラリア・バレエのクラスレッスン
巷ではロイヤルやパリオペラ座に注目が集まっていたようですが、私はオーストラリアのレッスンを一番心地良く視聴。
明るい開放感のある空間で間隔を広く空けた、区画整理された並び方や有名どころのバレエ音楽多く、
センターではヴァリエーション曲メドレーも聴いていて楽しく、好みでした。芸術監督ホールバーグさん自ら指導しお手本もしっかり、お声も聞き取りやすく
ついていけないのは目に見えておりますが(1億年早いでー)私も受けてみたくなりました笑。
アーティゾン美術館 パリ・オペラ座 響き合う芸術の殿堂
バレエのみならず、ガルニエの設計図や構想図、オペラの舞台美術絵も多数。
勿論、タリオーニのポワントやファニー・エルスラーらの絵、ディアギレフの私物もじっくり鑑賞。
ステージバレエアカデミーにて江藤勝己さんによるバレエセミナー チャイコフスキーの三大バレエ
三大バレエを総括した内容で、特に白鳥の湖における振付の逸話が驚きの連続でした!
NBAバレエ団『眠れる森の美女』 12月17日(土)昼《埼玉県所沢市》
眠り全幕上演はバレエ団としては初めてとのこと。振付助手に2人の団員を起用し、
特に岩田さんが手掛けた森の場でのオーロラ姫とデジレ王子の心が近づいていくパドドゥが自然な説得力。
オーロラ姫の野久保さんがまろやかな愛らしさと高い技術を示しプリンシパル昇格も納得です!
清水純子バレエアカデミー クリスマスパフォーマンス 12月18日(日)
我が愛する後輩が無事にオデットのヴァリエーション披露。とにかくお客さんの前で踊れたのが喜びです。
全幕を観ている気持ちにさせ、皮肉屋な私の心を清らかさで満たしてくれました。
バレエは誰がどう見ても上級者で、見た目も中身も美しいながら、謙虚さの塊な性格である後輩。調子に乗りやすい私の性格を分配したいくらいです笑。
オデットの衣装なんてなかなか似合う人はおらず、憧れはするが私が着たら白鳥ではなく雪達磨になる汗。ズンドコドッスン!
ウクライナ国立バレエ(旧キエフ・バレエ)『ドン・キホーテ』 12月26日(月)
スハルコフさんが大柄な身体を抜群のコントロール力で陽気な面から格式ある結婚式まで品良くバジルをご披露。観に行って良かった!
全体の人数は少なめであったが全員が全身から屈託ない明るさを発している姿に、ドンキを持ってきたのは正解と思う夜でした。
束の間ですが公演関係者の皆様、日本公演をどうか楽しんでくださいますように。
川上恵子バレエスクール発表会 12月28日(水)《大阪府吹田市》
年末恒例の大阪へ。深川さん版シンデレラ『ガラスの靴』は1幕物でも内容展開が工夫され、照明や星空の美にも感嘆。
板東さんと山本さんのコンテンポラリーロミジュリの初心な面と大人な情感双方が含まれ、3年前の愛媛に続き感激でした。
新国立劇場バレエ団『くるみ割り人形』2022 ※ひとまずクリスマス2日間 年末年始も上演
とりあえず2日間3回鑑賞。今年もこのあと大晦日公演に行きます。6年連続、観る側も慣れてきたものの振付特にリフトは(以下略)。
今年もイブに渡邊ご兄弟のダイナミック対決を目にでき興奮な夜でございました!
渡邊(峻)さんの軍服も凛々しいことよー(心臓印)。大晦日も行くでーーーー笑!!!!
以上、2022年の総括を終わります。大埋没高脂肪な当ブログをお読みいただいた皆様への感謝は尽きません。本当にありがとうございました。
長くなりましたので、また当ブログは来年3月末に開設10年を迎えますのでまどろっこしいようわからん挨拶はそのときにでも行いたいと思っております。
皆様どうぞ良いお年をお迎えください。
2022年12月31日 アンデオールバレエ日和管理人
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿