今年は増加傾向にある!?どう目を凝らしても劇場での鑑賞或いは教室や図書館でのバレエ作品の歴史研究向きな
跳んでも宙に浮きそうもない管理人のズンドコドッスン日記2022年第4弾です。
http://a-tanz.com/ballet/2022/05/06120250
【クラス情報】
— architanz /アーキタンツ (@ARCHITANZ) May 6, 2022
今週土曜日(5/7)13:30~のレベルフリークラスは、新国立劇場バレエ団にてプリンシパルとしてご活躍されている、渡邊峻郁さんのクラス開催です👏✨https://t.co/YqNkbF7Ez1
渡邊さんと言えば、今年のゴールデンウィーク初日を飾った新国立劇場バレエ団ゲネプロ『シンデレラ』王子にて、
そしてつい先日5月3日の本番では1階最前列にて拝見し、ヒマラヤフレッシャーズこと先に登場して整列する
長身4人の友人の更に上を行く太陽の如き煌めきと風格漂うお姿にひたすら見惚れておりましたが
今回はレッスンですので自身で覚え即座の実践が求められ、ぽわっと見惚れているだけではいけません。
しかもオーケストラピットもない、同じスタジオ内ですからオペラパレスの最前列以上に近距離で拝見です。
現時点では地球上の人類で最も魅力に取り憑かれているお2人の男性のうちのお1人ですから緊張しないほうが困難でございます。
今回も01スタジオでの開催で(基本レベルフリーは01スタジオかと思われます)広々とした空間にて伸び伸びと受講できました。
クラス名の通りプロ級な上級者から、下は初級最下層民の私まで、大変様々なレベルの受講者が集まっていますから
レッスンの組み立てはさぞ悩まされる作業かと推察いたしますが、シンプルなものからチャレンジングで複雑なものまで
多岐に渡る要素を合わせた内容を考えてくださり、加えて初級者にも優しく向き合いながら懇切丁寧に指導。安心感を与えてくださいました。
さて、今回もバーからして複雑で方向転換で私は大混乱。外側に身体を向けたかと思えばすぐ内側に向け、
次は向きどっちやねんと度々方向感覚がおかしくなってしまい反省でございます。しかし、渡邊さんがなさるお姿を目にするとそれはそれはくっきりと美しい
方向が変わるからこそ生み出されるより立体感のある動きが眼前を覆い、惚れ惚れと心を持っていかれました。
センターでは私が一度やってみたい挑戦してみたいと密かに憧れていたテクニックも冒頭から登場、フェッテでございます。
勿論グルグル多量回転のほうではなく、振り上げた脚を保ったままアラベスクに移るもので
実は子供の頃の経験した唯一の全幕物『シンデレラ』四季の精の上級生4人が、シンデレラ出発前の摩訶不思議なワルツにて
横一列に並んで潔くこなしていた光景が今も忘れられず。ひっそり憧れを抱いておりました。
あれから何十年、遂にこの日が到来したもののお手本を見ると随分とゆったりしたテンポでポーズの維持が大困難で終わりそうな予感が募り、
不安が過ぎりますができるか否か考える暇はなく伴奏が始まったらやるしかありません。
案の定、頭の上から手先脚先までがくがくと震えが走ってしまったまま終了してしまい、できへんかった今回。次回再度臨める機会がありますように。
音楽を持て余すことなくふわりとしなやかに、腕の線からも情感が優しく広がるような渡邊さんのお手本を眼前で拝めましたので良しといたしましょう。
他の箇所において、少々長めにポーズを保ってみることを意識する旨では外からの見え方にもユーモアを交えて触れられ、腑に落ちた次第です。
それから背中を正面に見せてからのバランセしながら正面に向き直る(分かりづらい表現で失礼)背中を強調するポーズも
アシュトン版シンデレラをゲネプロ含めて6回鑑賞して間もないタイミングであるためか願望があり(振りはだいぶ違いますが)
今年のお正月以降正月太り防止の為に日課として始めた肩甲骨の動きを活発化させ背中を華奢にするための
山の字体操の成果のほどはひとまず忘れて、深い着地からすぐさま切り換えてこなすのは難易度高しです。
あくまで想像ですが、前回3月19日のレベルフリー時よりも渡邊さんは柔らかな印象で、
アーキでの講師勤務は初めてでいらした前回はご自身も気を張って臨まれていたのかもしれません。
先にも述べた通り、今回は初級者にも一層優しく心を寄せてのご指導で全体を通しても温和な語り口で笑いも折り込みながら和ませてくださり
この日の昼以降の天候と同様時間の経過と共にみるみると晴れ間が広がっていったように感じております。
阿部さんのピアノも優美な音色に包まれて響き、伴奏付きの幸福感が身に沁みました。
バーとセンターの間には一生懸命空調の確認もなさっていて偶々近くにいたため目が合うとにっこりとした笑みを見せてくださり、心癒されたものです。
前回と今回では私も受講前も後も心身の様子が明らかに違い、前回はただひたすら猛省しかなく、9割反省で楽しんだ割合は1割にも満たなかったかもしれません。
今思えば最大の原因は私の心の持ち方で、事前に問い合わせをしてスタッフの方が親切に対応してくださったにもかかわらず
レベルフリークラスに対して過剰な恐怖感を持ってしまい、レベルに満たない者に対しては当人に責任があるとして
放置或いは途中退室催促も辞さない云々実に勝手な思い込みが先行してしまっていた点が原因と思っております。(計2回受講いたしましたがそんな懲罰ございません)
終了後も受講態度に問題が無かったか延々と考え込んでしまい、帰宅後も至らなかった点が脳内を1時間以上、
入浴中も旋回し気持ちのみならず気づけば身体まで沈みかけだいぶ危うい状態に。その上、3日後ぐらいまでは重たく引き摺り、
翌日のKバレエカンパニーロミオとジュリエット鑑賞時には、ヴェローナからの追放処分を受けるロミオの場に差し掛かると私は芝浦から追放処分であろうと脳裏を過り
翌々日のシュツットガルト・バレエ団来日公演会場で会った数名の知人に対しても暗い顔でしか接することができず、随分と励ましてくれたものです。
(その節はありがとうございました)
今回は2回目のアーキさん受講である点も影響したのでしょうが、いくら講師と受講者である上下がはっきりとした関係にある立場であっても
講師が憧れのダンサーでいらっしゃる存在であって、私自身が初級の中でも2021年と2020年の2年間レッスン回数は1回それもコロナ前で
レッスン回数最少であろう最下層レベルのみならず瞬時の覚えの悪さや膨張体型その他挙げ出したら
短所が原稿用紙10枚分には達しそうな底辺住民あっても、ただ緊張と萎縮してばかりではあかんと反省。
プロ養成クラスやコンクール特訓クラスではありませんから、肩の力を抜いて受講しよう、
レベルフリーの名の通り全レベルの人がいて当たり前と再度思ってみようと決意し2回目を迎えたところ前回とは打って変わりリラックスして受講することができました。
また先月の篠原聖一さん下村由理恵さんオープンクラスでのプロの方とも一緒の受講においてお2人や
第一線で活躍されている受講者の方からも気持ちが上に向くお言葉をいただけたことや
上野の森バレエホリデイにおける、公演当日の大カンパニーのプロ集団に対しても大人の初級クラスと同様に
基礎の大切さを事細かく指摘する佐野志織さん指導の東京バレエ団レッスン見学も好影響したと捉えております。
しかし何よりも、繰り返しにはなりますがあらゆるレベルの受講者が集まる中でも隈なく目を配り
咄嗟のときでも優しく応えてくださる渡邊さんのお力は実に大きいとこの度再確認。
前回は今後田町駅での下車は禁止対象になるんちゃうかとまで勝手に沈んでおりました私が
今回は反省はあれど後ろ向きな心持ちになることは一切なく、楽しめた部分を次々と思い出しながらスタジオをあとにいたしました。
それから大人になって再開したレッスン全てに共通するのは時間の経過が早く、全く疲れず。
終了直後であってももう1回1時間半丸々受講したいと思わせてくださるのも魅力で今回も同じ。
日頃運動習慣はありませんので疲労を脳が感知していない可能性もございますが体力が有り余っており、帰り道、スタジオ隣の芝浦公園にて
バスケットボールで遊ぶ子供達の仲間に混じりたいと動き回る欲が止まらずでした。
それよりも、1時間半のレッスン後も汗も額から出ず、疲労度皆無でケロっと涼しい顔をしている自身が恨めしい笑。
疲れたけれども良い汗たっぷりかきました、と大きめのタオルを手に堂々と口にしてみたいものです。さすがに夏場は汗よ、しっかり出ますように。
スタジオ近く、バスケットボールゴールが備えられた芝浦公園。諦めたらそこで試合終了です。バレエも同じでしょう。
帰りは雨も止み、日差しも気持ち良くご近所の方々が公園に集い楽しそうな声が聞こえてきました。
私も心機一転、でもないが新しいウェアを入手して受講。普段まず着用しない色で春らしい
且つ、家の机上に今も記念に立て掛けているバックナンバー取り寄せ時に発送されてきた福島民報社の封筒に似ているとも思えた色味で惹かれたが
購入の前に何かやることあるんやないか、まずは要レベル底上げやと見頃を迎えた新緑眩しい若草山の鹿の声や東大寺の鐘が虚しく鳴り響いてきた気もいたします。
良いところを発見、帰りは田町駅すぐそばのビルのこちらへ。角打ちは平日限定だそうで、田町駅近辺の勤務となったら毎回休前日通ってしまいそうです。
まずは駅に向かってビールで乾杯。田町1人飲みでございます。
彩りの綺麗なお寿司と唐揚げ。レッスンの後は、ビールと海産物、揚げ物が欲しくなる性分です。優雅に紅茶とお菓子、にはなりません笑。
田町の魚輝水産に通ずるお店、開拓です。
ふと壁を見ると視界に入った日本酒。ひろきと読むそうで、飛び上がるほど露に喜ぶ、といった意味合いでしょうか。
独断解釈ですがまさにこのときの私の心境を表していました。福島県会津坂下のお酒です。
以前仕事で会津の方と主に電話で関わり何度も丁寧に対応してくださり、1度お目にかかったとき福島の食文化に興味がある旨と合わせてお礼を申し上げると
会津、福島を是非好きになってくださいと喜多方ラーメンやあかべこグッズなど嬉しいことにたくさんの名産物をいただいてしまいました。
会津の文字を目にすると思い起こされます。お元気でお過ごしでいらっしゃいますように。
アーキさんにて、再び宝物が増えた1日となりました。
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