2026年10月19日月曜日

瀬戸内海で海賊! 板東ゆう子ジュニアバレ工第7回オータムコンサート 10月4日(日)《愛媛県西条市》




10月4日(日)、愛媛県西条市で板東ゆう子ジュニアバレエオータムコンサートを観て参りました。
板東バレエさんの舞台は2007年に初鑑賞且つ愛媛県初訪問。以来ほぼ毎年足を運んでおり、来年で20年です!
今回はお勉強会で、多彩な作品盛りだくさん。小品やパ・ド・ドゥ、ヴァリエーション中心のコンサート集と、最後は「海賊」よりハイライトが上演されました。

実は本番直前に緊急事態が発生し、ゲストの福田圭吾さんが怪我で予定されていたジゼルよりペザントと、サタネラのパ・ド・ドゥ2本を降板。
本番まで日数がなく新たな代役を呼ぶ時間もなかったため、他のパ・ド・ドゥに出演なさる佐々木嶺さんと大森一樹さんが分担兼任しての出演に至りました。
(結果として佐々木さんがライモンダ、黒鳥、サタネラに、大森さんがゼンツアーノ、コッペリア、ペザントと各々3本出演なさることに!)
若く体力もある、そしてすぐさま対応可能な2人のゲストの存在が心強かったと同時に生徒さん達も全く動じずに踊っていて、ぎこちなさも見当たらず。
合わせる時間は殆ど無かったでしょうに、落ち着いて楽しそうに踊る姿がたいそう頼もしく映りました。
急遽登板ゲストの着替えの関係でプログラム順序も大幅に変更され、当方覚えきれず鑑賞しながら確認しておりましたが
出演者に極力負担なくいかにしてスムーズにプログラムを進行させるか順番を考えられた板東先生や変更に対応なさった舞台監督や変更に音響さん始めスタッフ陣、
そして直前に出演順番が大幅に変わっても練習の成果をきちんと発揮していた生徒さん達にも拍手を送りたい思いでおります。
中でもパ・ド・ドゥにて、黒鳥オディールを踊られた生徒さんのハッと香り立つ表現や
コッペリアでの結婚式らしい微笑ましい祝福感に満ちたスワニルダの雰囲気は全幕観ている気分にさせてくださいました。

そうでした、板東バレエ伝統お家芸であるうディスコの曲調で踊られる小さなお子さん達によるミニーちゃん作品。
バブル経済にどっぷり浸かって恩恵を受けていたか、歴史の教科書で知った世代であるかはご想像にお任せいたしますが
私にとっては馴染みのないディスコの曲を数年に1度聴く機会に恵まれているのは板東バレエさんのおかげで
両手をぱっと胸元あたりに掲げながら可愛らしく踊る光景が広がり、これからも引き継いで欲しい作品です。
嘗て2008年にドン・キホーテハイライト上演したときであったか、フィナーレでゲスト陣も披露していましたので、大人の皆様も再びのお披露目お待ち申し上げます 笑。
大人といえば、現在東京のKバレエゲートでの熊川哲也さんまでもが指導にやってくる大人男性専門クラスの動画が話題となっていますが
板東バレエでも何年か前から男性の方が学ばれていて、この日はサタネラヴアリエーションを踊られました。
ご家族を始め応援団がいらしていたのか大歓声にも包まれて、ご本人も楽しそうでレベランスもとても丁寧。晴れ舞台を堂々と踊っていらっしゃいました。
長年男性アシスタントの方(生徒さん達のパ・ド・ドゥチャレンジ最大の立役者かと思います)が在籍されているのも、男性が学びやすい要素の1つかもしれません。

ゲスト女性陣によりヴァリエーションも見応えあり、とりわけ佐々木美智子バレエ団の角井志帆さんによる
エスメラルダ(タンバリンではない)の確固たるバネの力強さと哀愁感を持ち合わせた踊りや
NBAバレエ団の岩田雅女さんによるワルプルギスの夜の、張りのある跳躍を次々と繰り出すも粗さのない、
鋼入りの丈夫な絹ごし豆腐の如ききめ細やかな滑らかさ、強靭な身体能力にも再度たまげた次第です。

板東先生と山本さんはシルヴィアのパ・ド・ドゥアダージョを披露され、山本さんのシルヴィアは15年前の4月に京都にて拝見して以来。
(山本さん、その前週にも京都の舞台がおありで、原美香さんのリサイタルでバキータを踊られていました。桜舞う京の都を2週連続で堪能した私でございます)
しかし久々であっても爽やかさはご健在で、板東さんと踊られるとお2人の長年の歩みの年月や確かめ合う信頼感が音楽からじんわりと響いてくるようで、拝見でき歓喜いたしました。

締め括りは16年ぶりの『海賊』よりハイライト。2010年に1幕仕立てのハイライトを上演していて、役どころも次々に発生する騒動、事件もはっきり細かく描写されていて
まさに全幕駆け足な濃縮版でした。あっ、土地柄瀬戸内海の近場ですが村上水軍ではなくギリシャ、いや、浪速の⁈海賊達が登場です。
今回はアリなどの海賊の役名は無し。もう少し短めに踊りの見せ場を抜粋した構成でしたが、海賊達の躍動感ある戯れや花園の場面まで楽しさ一杯な展開。
前回2010年にはビルバントを山本さんが踊られ、今回は役名は無くとも同じ設定と思わしきご活躍でピストンパンパン踊り、観客も沸き立ちました。
福田さん、こちらには海賊の一員として無事出演。長野県上田市のガラでクラシックでない変わり種作品3本に出演されたり、
国内スター軍団集結の大プロジェクト舞台SWANのバレ工監修に新国立小劇場でのコンテンポラリーガラへの出演と、
それ以外にも多々ハード業務をこなされていたのでしょう。どうかお大事に!!
女性ゲストの皆さんはギリシャの舞姫を艶やかに踊られ、虐げられて悲嘆に暮れる路線ではなくあくまでエネルギッシュに舞う女性達として描画されていたためか
爽快感ある見せ場となっていました。佐々木夢奈さんの快活でダイナミックなリード力が場を更にゴージャスに盛り上げていらした印象です。

生徒さん達のコール・ドの美しさも毎回楽しみで、優美な花園が目を覆い心から癒される光景でした。 皆背丈もバレエを習っている年数もバラバラのはずが、
コンサート集ではヴァリエーションやパ・ド・ドゥをそれぞれ踊っていながらいざコール・ドとなれば踊りの呼吸が整っていて美しい集合体を観た気分になるのです。
チュチュの濃いめなピンク色は8月末に観た東京バレエ団の花園とよく似ていましたが、観に来てよかったと思える充足感も東バと板東バレエ双方共通でごさいます。
板東先生のメドーラ、そして私が観に行き始めた20年前の頃から社会人になった今もずっと継続なさっている生徒さんのグルナーラも実に晴れ晴れと麗しく、花園の要として君臨。
大人クラスの方々は記憶の限り初めてクラシック・チュチュを披露されていて、オダリスクを綺麗に披露され 正しく訓練されているのか踊りに癖がなく、
脚もすらりと真っ直ぐに伸びていて恐れ入りました。レッスンではポワントも学んでいるようですが恐らくは派手なことは一切せす、
基礎部分に特化して指導がなされているのでしょう。舞台ではシューズで踊られ、堂々と大きな舞台姿でした。

一通りカーテンコールが終わると最後は恒例の花束投げ付きのお楽しみフィナーレも開催!会場全体が一体となって賑やかに終わり、バレエ観るのは楽しい!と
言わんばかりに終演後も場内は笑みで溢れ返るオータムコンサートでした。
西条市近隣にお住まいの方々の中には、バレエを観る唯一の機会が板東バレエである方もいらっしゃることでしょう。
バレエの面白さ、生の舞台芸術を味わう幸せを長年届けて市の芸術文化発展に貢献していらっしゃる板東バレエの皆様に毎年頭が下がるばかりです。

板東先生が人脈を駆使して下村由理恵さんや成澤淑栄さん、福田圭吾さんを始め定期的に特別講師を招いた指導も受けている生徒さん達は大変な吸収力、素直さの持ち主なのでしょう。
愛媛県内の、松山市よりもかなり離れた郊外の地にありながら閉鎖的な空気は全くありません。舞台開催時のゲストとのリハーサルも含めて、
外の空気を可能な限り取り入れた環境で懸命に励んで舞台に生かしているひたむきな姿を目にし、生徒さん達から学ぶことが今年も多々ありました。
来年はどんな舞台が開催されるのか、今から心待ちにしております!


※今回も出演された常連ゲストの内田卓さん、プログラム掲載のプロフィールによれば吹田市文化団体員としてマスコット「ぶんか君」を作成なさったとのこと。
絵筆を持ち、にっこり微笑むキャラクターがプログラムにも紹介されていました。
文化を描く吹文協ぶんか君として吹田市の文化行事のチラシを可愛らしく彩っています。
編み物に取り組むぶんか君、盆栽眺めるぶんか君、ホットドックやクレープ味わうぶんか君、
ミャクミャクさんも驚く!?世界の仲間と集うぶんか君、あちこちに載っています。チラシの表と裏両面をどうぞご覧ください!
https://maytheater.jp/event/2026/event-13534/


※以下写真多数です。愛媛入りする前日が新国立劇場バレエ団シンデレラ札幌公演鑑賞であった昨年とは打って変わって今年はのんびり往復に。
10月はじめにしては季節外れな寒さや雨に見舞われた今年の愛媛でしたが、月曜日昼過ぎには雨も止み、気温も上がって観光も満喫いたしました。




おはようございます!朝に岡山到着、しおかぜ乗ります。しらかわんも今年も行きます。福島県白河市のご当地キャラクターで、
昨年夏は新国立劇場バレエ団ロンドン公演にも行きました。以来全国各地を私と観劇行脚しています。



瀬戸内海渡ります!



愛媛あたりでしょうか。海賊達が現れそうです。



四国椅子。



アンパンマン達が出迎えます、伊予西条駅。



鉄道博物館近辺。霧がかっています。



行きは雨が強めだったためタクシーで西条港船着場へ。東京にてスポーツ観戦した思い出を運転手さんが楽しそうに語ってくださり、都民として嬉しい限り。



隣のマルトモ水産にて、朝から舟盛!



海賊気分で舟盛、分厚いお刺身達です。



西条港の正面。後方にひたすら直進すると西条市総合文化会館方面に行きます。雨がだいぶ弱まっていたため徒歩移動!



標識。目の前は山並み、すぐ後ろは港。面白い地形です。



会場外観。西条港から徒歩30分くらいで到着です。歩道も整備されていますので安心。



朝ドラのテーマに是非!



みきゃん警察!



図書館入口、美しいポスト。



お昼はここ数年通っている昭和喫茶でナポリタン。お世話になっている優しい大阪の親子と久々の再会、楽しいひととき!会場隣のお店です。
しかし味は昭和な古めかしさはなく、具沢山な上にソースが上品に絡み、美味しい!単品でもサラダ付きです。



マツケンサンバ〜。近々県内でコンサートあるようです!新国立劇場バレエ団にてまもなく開幕世界初演の街の灯。ナイトクラブはマツケンサンバなイメージだろうか。
衣装や美術の雰囲気や色彩感は何も分からぬ中で想像しているのは、マツケンサンバの如くとことん派手な空間が描き出されるナイトクラブでございます。



終演後、松山市へ。何しに来たけん?とガイドブック手に笑。



松山駅、一昨年あたりから遂に自動改札になりました。しかし駅員さんが手に持つ箱の中に切符入れる作業も旅の風情があり楽しかったのだが。



松山駅のお土産売り場にて。西条市で観た海賊花園の余韻にぴったりな産地、色合いのお酒で乾杯です。品ある甘みが広がりました!!



市電に乗ります。それにしても寒い!



おはようございます!勝山駅近くのたいよう農園に宿泊。



自社農園で採れた野菜たっぷりなサラダが嬉しいビュッフェです。ソーセージも自社製。愛媛らしく、じゃこ天もあります。



カレー、玉ねぎたっぷり!健康体になれそうで、辛すぎず朝にもおすすめです!



宿手作り地図が可愛らしい絵柄。



昼までは雨が降っていたため隣駅まで歩き、大街道のアーケード街を散策。ガチャガチャに夏目漱石も!



松山市は映画鑑賞文化先駆けな地域だったらしい。



昼には雨も止み、大街道でレンタルサイクル。1日借りて500円。自転車と松山城。



3年前に鯛のリゾットを食べに来たお店。窓にタコ!



3年ぶりに松山総合公園へ。ドイツのフライブルクと関係があるそうで、お城な塔が建っています。カラスまでとまっていて、雰囲気良き。
かなり長い距離と急な坂道をずっと登り続ける必要があり、脚力に自信ある方はどうぞ。
あの塔に幽閉されたら誰か助けに来てくれるでしょうか。誰も来ません。騎士も王子も来ません。
ミッションインポッシブルの曲を浮かべながら自力脱出頑張りましょう。



二塔建っています。



階段



瀬戸内海見えます。



天空の城ラピュタ公開40周年記念事業、シータ気分で聖なる光。



松山城が雲に覆われてラピュタな外観に。



予定通りラピュタに出発だ!



午年を語りかける神社



真面目えひめ、らしい。みきゃん、黒眼鏡。



大街道に戻り、愛媛えがお観光物産館にて蛇口からみかんジュース入れています。



みかん色!



乾杯!甘みやコクがしっかり、美味しい!1杯180円でした。あちこちに同様のお店ありますが、一番お手頃価格でした。



鯛めし店でダントツの行列店であったのが秋嘉。嘉の字が幸運引き寄せているのか、気になるところ。



オレンジ色眩しい電車



8回目くらい?の道後温泉へ。初めて自転車で来ました。駐輪場もあり、向かいには飛鳥乃湯温泉。



道後温泉のどんぐり共和国トトロ。何回目でしょうか、道後に来ると毎回来てしまいます。



ジゼルの村人達のように籠にお花入れてせっせと運ぶトトロ。



しらかわん念願の、道後温泉正面外観。新国立劇場バレエ団の2022年発行版インタビュー集を読むと、
千と千尋の神隠しの影響もあって道後温泉はある団員の方の憧れの地だそうです。



道後温泉裏。渋い意匠に目が留まります。



商店街。ゆったりほどよくいつも賑わっていますが、この日は祭りがあったのか北島三郎さんのまつりが大音量で響いていました。御神輿周りには半被着た方々が大勢集結。



足湯のある丘の上から



3年ぶり、牛さんとネズミさんの絵が可愛らしいお店へ。



濃厚みかんソフト!湯上がり牛さんネズミさんの壁画に癒されます。



漱石達も温泉がお好き。



ガンダムと道後温泉マンホール!



道後の夕日と自転車。



大街道に戻り、坊ちゃんフードホールで宇和島鯛めしとビール!



日本酒もずらり。



大街道ブルワリー



みきゃん、またね!しらかわんも名残惜しそうです。



大街道から東京行きのバスに乗ります。さらば愛媛、松山市西条市、またきっと来年!



松山サンバ〜と踊り明かしそうなみきゃんと、見つめるしらかわんです。