

順番前後いたしますが、5月6日(水)新国立劇場バレエ団こどものためのバレエ劇場2026 エデュケーショナル・プログラム『白鳥の湖』昼夕公演を観て参りました。
前回2023年夏の子どもバレエ以来の再演です。感想短めですのでご安心ください。
https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/educational-programme-swanlake/
昼のオデット/オディールは米沢唯さん。愛らしい声でオデットの切実な願いを訴え、健気な美しさは声と踊り双方から伝わりました。
声出しジークフリードは初挑戦の福岡雄大さん。大阪弁を封印し笑(好きでもない人と結婚せなあかんのや。そうやな、ほな舞踏会へ行くさかい。
ロットバルトの呪いを解くことができたんや!!と大阪弁Verも聞いてみたかったが笑)空気に優しく馴染む、そしてやや哀愁も帯びた声。標準語語り口は貴重かもしれません。
ナレーター見寺剛さんは穏やか明るい声でダンサーとも子供達とも会話がらかでオーケストラ解説や聴き比べ、
マイム体験もお子様達がとにかく楽しそう。学び盛りだくさんでした。
夕方のオデット/オディールの木村優里さんは優しくも落ち着いた声で流れを作り、
最早声の職業従事者にも思えるジークフリード渡邊峻郁さんの感情表情豊かで聞き取りやすい声でよく通る語りかけ。
制限された中でも喜怒哀楽の細やかさが声やマイムからも発せられ、関修人さんとも相性抜群。長台詞も滑らかで、橋田壽賀子さんドラマも出演可能でしょう。
途中オーケストラの音楽聴き比べのときだったか、泣き出してしまったお子様に「怖いよねえ、泣きたくなっちゃうよね!」と心を寄せながら弾ける関さんの語りで楽しく進行。
お子様達からは元気な反応たくさんで照明浴びる体験は余りの眩しさに衝撃受け、大人も貴重な体験でございます。
2023年夏の子どもバレエ以来の再演で、忘れかけていた箇所がいくつかあり、初めてバレエを観に来たお子様達と同様に初心に返って鑑賞。
ナレーターさんがまずは子供達と会話をたっぷりやりとりして、オーケストラや指揮者を紹介してバレエに不可欠な音楽の役割のついても触れたり、楽器クイズもあ り。
暗転にも配慮をして子供達が怯えないよう声をかけながらそっと暗転。王子がびっくりしないよう少し暗くするね、といった言葉も添えていらしたかと思います。
そして皆でハッピーバースデー歌いながらこの日がお誕生日の王子様を迎えるも、重い足取りでやってくる王子は元気なく憂鬱そう。
続いてオデットも登場して出会いのやりとりのマイムと言葉編、舞踊編双方を紹介したり、
ナレーターも衣装着替えて3幕の舞踏会場面への移り変わりは赤と黒を基調にした重厚な世界がいきなり出現し、壮観でございました。
ハンガリー、ボーランド、イタリア各国の姫君は華々しく登場し、さらっと並んで踊るもソロは無し。本公演のお楽しみといたしましょう。
私としては注目している堀之内さんのポーランド姫君抜擢が嬉しく、きっと本公演でも披露されますことを願います。
民族舞踊はマズルカは一部カットしていた程度で他はどれも本公演と変わらず披露されていたかと思います。
黒鳥グラン・パ・ド・ドゥはヴァリエーション無し以外は変わらず。王子がオディールに結婚を申し込み、しかしオデットではなかったと悟り走り去っていった後に
再びナレーターが登場し、大変な事態になったと叫びながら訴えていると息切らせながら笑、王子登場。
その後はオデットと再会し、呪いも解けた旨を語り、また過ぎ去っていきました。(ライト版は悲劇結末ですが、そこはまあ笑)
それにしても民族舞踊含め衣装がどれも重厚で、王妃は小林幸子さん状態ですし笑、各国の統率リーダー?の格好も笑ってしまうほど仰々しいばかり。
これらを衣装負けせずに着こなす新国ダンサー天晴れです。統率リーダーの1人のカブトムシな帽子は名物でしょう。赤ダルマも同様か。
窓のオデットは直塚美穂さんと思われ、私じゃー!!と正面向きながらの訴えが熱烈且つ響き、オデット/オディールデビュー益々楽しみになりました。
最後、舞踏会の場面の中でオデットと王子が立ち、フィナーレを迎えるのはエデュケーショナルならではの珍しい光景。
子供達の可愛らしい元気な反応、バイバーイと声を出しながら舞台に向かって手を振るお子さんもいて、それはそれは微笑ましい限り。
何度も劇場へ通っているとつい当たり前のように思えてしまう進行に対して敏感に反応し更に楽しんで観ていきたいと、何十年生きている私も子供達を見習いたいと思った次第です。
長期総力公演な『ライモンダ』からほぼ休み無しの準備でも高水準な舞台で、手を合わせながら鑑賞いたしました。
見寺さんや関さんによる最初の会場アンケートにて観客のお子様達の中には、この日が観劇初体験だった子も多くいたもよう。
初観劇が新国立劇場だなんて、なんて幸せでしょう。観劇が趣味になるか否かは別として、心に残り続ける体験となったに違いありません。
初観劇地がこの日で約3年は休館となる東京文化会館であった私も、居合わせた初観劇のお子様達の心を重ねずにはいられませんでした。
※撮影技術下手人候補選びなら1位に輝く写真ばかりですが(夕方の王子様から花束いただけるかしら。いや、京王ライナー並みの速度で通過でしょう笑)
宜しければご覧ください。

昼キャスト
イラストで紹介
米沢さん福岡さん組

全体

夕方キャスト


上演時間

新国メンバーズの特典にていただいたカード

木村さん渡邊さん組

お子様達にたくさんの笑顔を届けてくださいました!

お辞儀

幕が下りる途中しか撮れず汗、閉店ガラガラな写りですみません笑。ロットバルトもお茶目です!

ジークフリード王子の衣装、アイリッシュハープでしょうが竪琴に見え、ライモンダ回顧と白鳥の湖に向けて両方気分味わえますギネスビール!

ビールとチラシ

ロンドンに舞い戻った気分でいただきます!英国発祥のライト版白鳥の湖でございます。



































