2022年12月13日火曜日

アーティゾン美術館 パリ・オペラ座  響き合う芸術の殿堂





先日、アーティゾン美術館で開催中の展覧会 「パリ・オペラ座 響き合う芸術の殿堂」に行って参りました。
https://www.artizon.museum/exhibition/detail/545

https://www.artizon.museum/exhibition_sp/opera/












来年2月まで開催が続き、これから足を運ばれる方も大勢いらっしゃることと存じますので細かな内容は伏せておきますが
ガルニエの設計段階のスケッチからロマンティック・バレエ隆盛期のスター達の絵、バレエ・リュス関連、舞台美術の構想図から立体模型、
衣装の展示もあり予想以上に豊富な点数に圧倒された次第です。12月11日(日)には草刈民代さんと市川猿之助さんが案内する特集番組が放送され、
展覧会を思い出しつつ視聴しながらの振り返り時間もまた楽しいひとときでした。草刈さん、相変わらず立ち姿や歩く姿も凛として美しうございます。

展示数が多く、どれから挙げたら良いか迷うところですが特に印象深かった作品を何点か。
まず『ジゼル』にも影響を与えたオペラ『悪魔のロベール』の柱が並び奥行きのある美術画、
メルヘン・オペラに分類されていたらしい『アラジン(あるいは魔法のランプ)』の舞台絵、
偶然近場に居合わせたユベール・ロベールが大急ぎで現場の様子を描画したのであろう、
今でいうならば報道写真なる臨場感のある「パレ・ロワイヤルの庭園からみたオペラ座の火事、1781年6月8日」も強いインパクトが残りました。
バレエ関連では、ファニー・エルスラーの魅惑的な姿の絵や、ディアギレフの帽子等、当時の使用感が残ったままの私物もじっくり観察。
マリー・タリオーニのトゥ・シューズは本当に小さく細く、先端が硬くはなっていても立ち易いとは言い難い作りで
振付も限られていたでしょうに一世を風靡したのはたゆまぬ努力の賜物と唸らせます。
一部の作品は撮影可、階を跨ぎながらの順路で歩数もなかなかの数字になるかと思います。是非じっくりとご覧ください。




ミュージアムカフェにて、ミルフィーユポムタタン。クリームの道しるべに花が散らされたお洒落なケーキでございます。
メニュー説明によれば、紅玉、ほうじ茶カスタードクリーム、マスカルポーネクリーム、バラサワークリーム、ほうじ茶キャラメルを使用。
覚えられぬが汗、香ばしい甘さがあとを引きました。
花の都パリとはよく呼ばれますが、この翌日には県庁所在地駅には花束を手に抱えた赤いキャラクターが出迎える、
日本の中の花の都の県へ行って参り、パリ・オペラ座の映像も鑑賞しながら学んできましたのでまた後日。

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