2022年11月14日月曜日

花の都・千葉でパキータ  第48回現代バレエ合同公演  11月3日(木)《千葉市中央区》




※前回の新国立劇場バレエ団新制作『ジゼル』総括記事において、リンクを紹介してくださった方がいらっしゃり、
おかげさまで当ブログ移設以来、テレビ番組の視聴率で例えるならば私の中ではNHK『おしん』並である、
ウィリに関連づけるわけではないもののお化けのようなアクセス数に驚き嬉しい心でおります。
途中で断念された方が大半かと存じますが、お越しいただきありがとうございました。今回は短めです。お急ぎの方もご安心ください。



千葉市の千葉県文化会館にて、第48回現代バレエ合同公演を鑑賞して参りました。
千葉県でのバレエ鑑賞は2019年浦安市でのエコール・ド・バレエ ル ソル発表会以来3年ぶりでございます。
http://www.chibukyo.jp/perform.html









第1部は全国舞踊コンクール in CHIBA  2022表彰式や受賞者による披露、第2部は各団体によるクラシックから現代舞踊まで様々な作品が披露されました。
最後を飾ったのが第3部  千葉県芸術舞踊協会合同作品『パキータ』で、演出・再振付はKei'sバレエの山田桂子さん、
ミストレスはバレエスタジオ シンフォニーの武田安紀子さん。プログラムに掲載された山田さんによる振付ノートによれば3年ぶりの合作上演とのことです。
2018年2019年はバレエとモダンダンスの合同作品を上演してきたそうですが、大人数リハーサルが困難となり、今回はバレエのみの合同作品上演となったようです。

山田さん、武田さんが携わるスタジオの生徒さん達で構成された(もしかしたら他の教室の方もいらしたかもしれません)ソリストとコール・ドが
実に整った踊り方で質高く、1人1人がしっかりと綺麗な型をも見せ、呼吸も合っていて、気持ち良い舞台が繰り広げられました。
紅色なチュチュに金と赤のティアラで揃えた衣装、髪飾りも上品なセンスで、生徒さん達の表情も頭から脚先までにこやかさに溢れていた印象です。

主演には新国立劇場バレエ団よりパキータ役に池田理沙子さん、リュシアン役に渡邊峻郁さんが客演。
池田さんは生来の可愛らしさや揺るぎないテクニックで魅了し、強靭な軸から繰り出す上体の柔らかさも目に残りました。
渡邊さんはリュシアン名物である対角線沿いの鷹揚とした登場から華々しく、宝塚風前髪には度肝を抜かれましたが麗しい美丈夫にうっとり。
巨大な客席空間や東京文化会館以上に広さを誇るロビーに比較すると舞台は狭かったのか
勇壮で高さにも目を見張るジャンプの後、寸止めして一目散に袖へ入られたかと思われる場もありましたが笑
そのまま跳んでいったら近隣の観光名所千葉城や千葉市立郷土博物館まで飛翔してしまっていたかもしれず
そんな思わぬされど嬉々としたヒヤリ部分も含めて、千葉まで足を運んで良かったと心底思う下総日和でございました。
お2人とも、白地に赤、金色系の模様の衣装。キトリとバジルに見えなくもないデザインでしたが
(殊に、渡邊さんの場合昨年の福島県白河市での凱旋パキータでお披露目された白と金糸かの軍服な将校姿が余りに勇猛眩しく凛々しく強烈であった)
爽やかな主軸2人もまた良し。何より共演された生徒さん達がいたく幸せそうで、観る側も爽快でした。
上演後は花束贈呈の場が設けられ、千葉駅前のタクシー乗り場にも掲げられた県のキャッチコピー「花の都 ちば」に相応しく、花束抱えるお姿も清々しいお2人でした。

第2部の最中に地震で明らかに客席でやや強めの揺れを感じ、一時中断もあり、パキータの最中にも余震と思われる揺れもあったものの最後迄でき安堵しております。
会場は東京文化会館の如く広く重厚、堅固な造りで、入場時から圧倒される建築でした。





千葉駅到着。千葉の名産物地図がお出迎えです。それにしても広大面積な県。浦安市は東京のすぐそばであったと再確認。
そして銚子の地名を目にすると、思い浮かぶのは沢口靖子さん主演のドラマ『澪つくし』。
醤油醸造旧家の娘と漁師の息子が恋に落ちる、銚子の『ロミオとジュリエット』と呼ばれていたとかいないとか。
南房総地域の文字は、諸々渦中の滝沢秀明さんが出演されていた、16年前のお正月に放送『里見八犬伝』を思い出します。
ここ最近、16年前の2006年が何かと当ブログ登場機会が多し。



千葉駅改札すぐそばの千葉産日本酒ラウンジ。モダンで落ち着いた空間にて、1杯から楽しめます。飲み放題プランもあるようです。
グラスに注ぐ方式で、お通しがまたお洒落な盛り付け。入れ物はDRINK MEのアリスの瓶をも思い起こさせます。
そういえば、新国立劇場バレエ団の札幌公演鑑賞時に2年連続で訪れた 大衆酒場でも
北海道のあらゆる日本酒の提供時には可愛らしい小瓶に入れられていて、同行者(今回の千葉にもお越しになりました)も嬉しそうに眺めてくださったことも懐かしい。
(2020年の眠り札幌公演にもいらしたそのお方、お酒はお飲みにならないにも拘らず私が行きたいからと大衆酒場へ同行してくださいました。
お寿司やザンギ、自家製ジンジャエールをお気に召したご様子で一安心)



千葉駅から徒歩約8分。念願のチーバくん物産館も訪問!花束を持ちお行儀良く立つチーバくんです。
後ほどに待ち合わせ、今回もご一緒した千葉にお詳しい方が教えてくださいました。
何しろこの公演を知った9月半ばから、チーバくん連呼しておりました管理人でございます。
『パキータ』披露の後、池田さんと渡邊さんに花束が贈呈され、お2方とも大事そうに持ちにこやかに挨拶なさっていたお姿も印象に残っております。
花の都千葉とのキャッチフレーズがタクシー乗り場にも掲げられていて、パリまで行かずとも花の都へと足を踏み入れることが可能と学んだ千葉滞在です。



3日後にはアクアラインマラソンが開催。ランナーチーバくん。南方から東京へ戻る時の飛行機からもよく見えます、海ほたる。
ドラマ『木更津キャッツアイ』でも登場していたかと思います。ドラマで主要な役で出演されていた岡田義徳さんが只今新国立劇場の演劇「私の一ヶ月」に出演中。



東京文化会館以上に広うございます。



購入したお土産。八街市産の落花生と牛乳プリン。千葉は酪農の発祥地らしい。牛乳プリンの袋にもチーバくん。



5年前、都内にチーバくんが農産物出張販売で来てくれたとき。携帯電話店から出るとチーバくんが接客真っ盛り中でびっくり。
落花生始め美味しそうな食材がたっぷり並んでいました。
スタッフの方が写真もどうぞと快く声をかけていて、記念撮影。忘れもしない2017年12月、
ちょうど新国立劇場へ行く日で、柴山さん渡邊さん主演『シンデレラ』鑑賞日でございました。

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