大変お待たせいたしました。(白ウサギさんも蒸発するであろう長い時間が経過しており、お待ちくださっているのは2、3名にも満たないかと存じますが)
6月18日(土)19日(日)、新国立劇場バレエ団『不思議の国のアリス』群馬県高崎公演に行って参りました。
http://takasaki-foundation.or.jp/theatre/concert_detail.php?key=649
群馬県でのバレエ鑑賞は2007年、藤岡市での高崎沼田バレエスタヂオ創立30周年発表会以来15年ぶり。
こちらのスタジオ、主宰の瀬山紀子さんが石沢秀子さんと親交があった関係で第1回発表会にはまだ若かりし頃の吉田都監督も出演されたとのこと。
瀬山さんのご息女でピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団で活躍なさる瀬山亜津咲さんが紀子さんからバレエの手ほどきを受けた後に
吉田監督が通われていた石沢さん主宰の国立バレエスタジオで学ばれたご縁もあるようです。
まさか2度目の群馬での鑑賞が吉田都監督が就任した新国立劇場バレエ団 の公演になろうとは、15年前の当時は想像もいたしませんでした。
2年前の2020年公演中止を乗り越え、高崎芸術劇場の少し遅れての開場記念なるバレエ公演が無事実施でき安堵しております。
※高崎編はさらっと短めにまとめるよう以下努めて参ります。
演出で大きく変更された点があり、1幕にてアリスが白ウサギと一緒に穴に入る場面。劇場の舞台機構の違いから穴が用意できず、
テーブルが高くなって上に置かれていた巨大なケーキに穴が空いてテーブルへ潜っていく演出となりました。
最初は何が起こったか分からず目を見張りましたが、不自然さはなく好感を持たせるアイディアでございます。
2日目は2階から見渡した限り(高崎芸術劇場大劇場は最上階が2階席)舞台の奥行きが狭そうな印象でしたが、ウサギとの穴の箇所以外の装置の置き方や振付は変わらず。
1幕にて、涙の海を模した手前から後方に向かって何重にも置かれた波の壁沿いを個性豊かな生き物達が横切って泳いでいく場も狭さを感じることなく展開され
続くコーカスレースもアリスが生き物達を上手くまとめて音頭を取り、溌剌とした走りで進行です。
途中順位が前後する辺りも後方までよく見え、そして今回も注目視したのは亀さん。
甲羅型のリュックを大事そうに背負い、ゆったりとした歩みで踏み締めながら進む姿が可愛らしく健気で、されどいざとなればくるりと素早い回転もお手の物。
毎度思うが、亀は決してドジでのろまではないと私は意見いたします。(その昔航空物ドラマで一世を風靡した作品があり
亀を例えに出した名台詞がございました。お若い世代の皆様はご自身でお調べ願います)
どの生き物達も人によっては判別不可能なほどメイクが奇抜で衣装は凝った模様が入った上質そうなものを着用で加えて分厚く重量感もりそうな装いであっても
闊達なレースを行い、また泳ぐ場も立ち泳ぎにしろ波役?達によるリフトされたときも身体を自在に解しながらの泳法でお見事でした。
そしてレース後に立ち去るときにおける真っ赤なドードーの高音の裏声奇声やフクロウさんのホーホー鳴き声は
いついかにして練習し上階まで響かせるまでに至ったのか、発生練習の過程を覗きたくなるほどです。
東京公演から特に飛躍を遂げていたのが速水さんで、動きや表現も1つ1つが細かくなり、見かけに反して(失礼)可愛らしいウサギさんとして活躍。
小野さんアリスとは高崎で初めて組むことになったわけですが、いたく勝ち気そうなアリスに言いくるめられてはしょぼんと気を落とすも対抗も怠らず。
また初日のイモ虫もくねくねした謎めいた軟体感や回転のスピード、音楽をたっぷり大きく使っての踊り方も前面に出ていた印象です。
マッドハッターの中島さんも東京ではやや遅れ気味に思えたタップが音楽と馴染んでいた印象を持たせました。
公演回数が多かった今回、お2人に限らず、変化していく様子を見届けることができたのは今期のアリスならではの醍醐味であったと思います。
少々心配になったのは2日目渡辺与布さんの料理女。カオスな台所で踊りも表現も吹っ切れ大いに沸かせてくださったのですが
テーブル上にてソーセージを首に絡めながら仰向け状態になったところから横に向かって落下。ソーセージを引っ張り合うときの
何かの弾みであったかと思いますが負傷していないか胸騒ぎがしたもののその後も何事もなかったかのように勢いはそのままに力演されていました。
そして高崎限定の配役で驚喜された方も大勢いらしたことでしょう、タルトアダージョに5月公演『シンデレラ』千秋楽第2幕の王子以来奥村康祐さんが復帰。
日を空けず連続公演回数が多かったがゆえに離脱者続出であった関係上緊急招集されたのか詳細は分かりかねますが
出番は少ない役であっても作品中の大きな見せ場に登場されたのは嬉しい瞬間でした。
また奥村さんのパートナー役を務め、終始動向を見つめていたのは関優奈さん。心から慕うように縋り付きながら接している姿が
いたく可愛らしく映り、臨場感たっぷりなお芝居で楽しませてくださるとは驚き嬉しいひと幕でした。
女王様の相手をする奥村さんを寿命が縮みそうな表情で不安視しては一喜一憂していた姿も忘れられません。
2日目は家臣の学級委員長なハートの2番に髙橋一輝さんが配役。別の位置は経験済みでいらっしゃいますがこの位置は初で、
強烈な木村女王に先陣を切ってしっかりお仕えし、無事大役を果たされました。
プロジェクションマッピングや装置転換は東京と変わらず、アリスが吸い込まれていく様子やトランプタワー崩壊といった大掛かりな要素も対応可能。
場面の転換においても、クロッケーからのトランプ群舞のように潔く変わる箇所もあれば
イモ虫からのフラワーのような前場面の余韻を残し切れ目が曖昧なまま持ち越しての転換と多様に富む面白味も存分に堪能できました。
巨大な斧が斜めに降下しての休憩告知も東京と同様壮大な仕掛けで毎度ぞくっとするスリル感。
高崎側のスタッフの方々が開場記念に相応しい作品として交渉を重ねてこられた経緯も納得な劇場でした。
尚時差退場の徹底はこれまで訪れたどの劇場よりも厳格で、まだ1階席観客の退出時間に2階席の客が出るような事態となれば
両手を広げた係員が立ちはだかる光景を目撃。まさにアリス達を通行止めするトランプ達の如き徹底ぶりでした。
さて初日の主役勢。東京に引き続きテンポの良い職人の如き舞台運びに一段と惹きつけられ、
中でも女王から追われるジャックを一時救助しタルト御盆リレーする箇所の素早いこと。
早送り映像を一字一句正確に体現していると見て取れ、しかも踊り方にしてもやりとりにしても、お三方とも実に立体的でダイナミックな鋭さが光り
慌ただしい場にも拘らず身体から台詞が整理整頓されながら飛び交っている光景はこれまた身震いする域へと達していらっしゃいました。
そして御盆リレー終盤、不意打ちに大跳躍する渡邊さんの軽やかなこと。上背があってもふわっと浮かび上がり
しかも危機感よりもアリスとの再会歓喜を全身から放ちながら駆け回っているかと思えば瞬く間にアリスの元へ戻りパ・ド・ドゥ突入も実に滑らか。
更には全編通して感情を描き出すパレットの色の豊富なこと。初演時に比較すると今回は東京公演も含め
庭師、ハートの騎士、現代の青年まで役どころそれぞれを丁寧に色付けジャックを造形なさっていたことは前記事でも述べた通りですが
ふと気づいたのは役どころによって体格までもが変わったかと思わせるほど違いを明瞭に表していらしたこと。
労働者庭師のときは食事も満足に摂らせてもらえていないであろう待遇を憂慮せずにいられぬほど痩せ細って見え、
されどハートの騎士では紅白歌合戦な色味もスタイリッシュに決まって違和感が無し。
最後現代のTシャツGパン青年ジャックでは一回り身体が逞しくなった感すら匂わせ、アリスに対する接し方がだいぶ強引路線であった点も影響したのか
主導権はジャックにあるカップルであろうとあれこれ想像。もしやイモ虫用の装置のきのこを踏むと途端に一回り大きくなるのか
スーパーマリオではありませんからそんなわけはありません。心技双方が充実すると自ずと外面にも表れるのでしょう。
今回東京も含め渡邊さんジャックを観ていると、アリスに比較すると影薄いと言わせぬ説得力に唸ると同時に
ジャックという人物に更なる興味を持たせたのか背景や行動についても深掘りが止まらず。
そもそも庭師として勤務しているはずがゲートボールの準備まで担っていたのは契約外の仕事も強要されていたのか
年齢は青年であっても丁稚奉公な働き方であったのか今でいう便利屋のような存在として他にも薪割りやら清掃等でもこき使われていたのか
リデル家で働く男性陣の中でも番長な執事を筆頭に序列がありそうですし、勤務形態や上下関係も気になるところです。
ただ、私くらいかもしれないが以前から疑問を投げかけていた、現代アリスが見る夢の中の出来事とはいえ
庭師が騎士となっていく展開も道理にかなっていると思えてきて、リデル家での忠実なお仕えぶりや
危険を顧みず1人の令嬢に愛を捧げるところは騎士へと繋がる伏線でもあるのかもしれないと想像が駆け巡っております。
そもそも、暴露たらタルト盗難よりも遥かに大罪になるであろう良家の令嬢と恋仲に近い関係の構築は常時危うい橋を渡りながらの勤務であったわけで
ジャックは内気な労働者ではあっても大胆で肝の据わった部分は少なからずあったと捉えております。そういえば、フーフーと息をかけて冷ますほどの焼き立て熱々タルトを
アリスの母に盗難容疑をかけられたときにすぐさま握り締めていましたから火傷も心配でございます。
他にもハートの騎士としてはどんな任務についていたか、決して屈強そうではないため護衛隊ではなく女王と国王のお世話係を担っていたか
格好はパリッと美しい紅白服ですから要人来訪時は目立つ場所に立って正装してマント付けて(我が目は心臓印)歓迎式典に臨んでいそう云々
それとも庭師のときの意外と大胆な行動力を思うと軟弱な騎士ではないかもしれぬと裁判での終盤逃亡時におけるアリスを庇いながらの駆けっぷりからも想像。
考えれば考えるほど時間を要してしまい、白ウサギさんがいよいよカリカリと神経を尖らせていそうですので次行きます。
東京でも高崎でも、初演時に比較するとアリスな撮影スポットや装飾は減った気もいたしましたが
その分であろうかアリスの世界の要素を服装や持ち物に取り入れた観客の皆さんのお洒落な装いが華やぎと物語の楽しさを一層もたらしていた印象。
フラミンゴのワンピースや赤スカートに白いブラウスで3幕ジャックスタイル、トランプのピアス、アリスの買い物袋や
ウサギさん或いは豚さんのぬいぐるみキーホルダー等、随所にアリスの仲間達が覗き、眺めているだけでもより物語の世界に浸れた6月公演でした。
尚管理人はそういった類の服飾品の工夫は一切行わず食に走り、現在ハンプティ・ダンプティ体型まっしぐらなわけですが、中止になってしまった2020年公演では
2018年の『眠れる森の美女』公演に続く第2弾として着物イベントが企画。終演後は当日主演ペアを招いてのトークショーも予定されていたのでした。
その企画が目に入ったとき、当日主演者及びトークショーゲストの名前に私も眠りに続き参加する気満々。申し込みもしておりました。
仮に実現していたならばレンタル計画を進めていた通り、真っ赤なハート柄の着物と濃いめの化粧で乗り込んでいたはずでございます。
薄紫の着物でアリス風か、迷っておりましたが眠りのときは白地にピンク系の薔薇の着物を選びましたので次は濃いめ路線で
ハートの女王が良かろうと構想を描いたのも束の間。(今だから申せますが、本島女王の写真を参考にしながらメイクも考えておりました)
残念ながら中止となってしまいました。余程の機会がない限り服装に力が入らぬ身であるとはいえ中止はやむを得ないこと。
着物を着る機会なんぞ七五三と成人式以外では生涯この企画しかないであろう管理人。いつか再び実現しますように。
以上、纏まっているのかいないのか、6月上旬からの『新国立劇場バレエ団不思議の国のアリス』シリーズ2022は終了。
3連休までに果たして更新できるのか。時計と睨めっこな神経質白ウサギさんを今度こそは蒸発させぬよう、新幹線には及ばずとも特急草津の速度を目指して参ります。
おっかない女王様に追いかけられても誰も助けてくれません。ハートの騎士は本来自身の任務で手一杯、これが現実でございます。
※以下写真多数ございます。関東に1泊しただけのはずが膨大な量になってしまいました。
お時間のある方のみ上州旅日記をご覧ください。お急ぎの方は恐れ入ります、次回をお待ちください。
いざ高崎!
高崎駅到着。ぐんまちゃんと高崎達磨が出迎えてくれました。ぐんまちゃんは我が好きなご当地キャラクター上位3名に入っております。
あと2名は福島県白河市のしらかわん(私の妹によく似ております笑)、愛媛県のみきゃん。
乗り換えまで時間に余裕があったためホテルに荷物を預けに行き、通り道にてヤマダ電機。
ホテル名が何度読んでも水前寺清子さんの代表曲が浮かんでしまう名称です。
まずは高崎駅から沼田駅へ。駅員ぐんまちゃんがお出迎えです。
沼田駅の穴に入って国境越えして英国へ、ではなくタクシーでロックハート城へ。管理人、自動車運転免許を持っていないため公共交通頼みです。
ハートに溢れる園内の小道。絵本に出てきそうな、そしてハートの女王が君臨していそうな世界です。
ロックハート城、堅固な造りです。スコットランドのお城を移築したらしい。
スコットランドと言えば、来年のゴールデンウィークの新国立劇場バレエ団公演は新制作『マクベス』!(もう1本は真夏の夜の夢)
翳りある苦悩の武将である主人公、この作品上演決定発表時から1名はすぐさま目に浮かんでおります。
このチラシの写真が馴染む空間
アリスとジャックの裁判パ・ド・ドゥ終盤、2人でハートの形を両腕で作る場面が思い起こされます。
ハートの自転車。行動派なハートの女王様が跨がって敷地内を走行していそうです。
高台から撮影した園内のウィリアムズガーデン。まさにアリスの3幕な庭園で、ここは本当に群馬県か?
沼田駅から電車で約1時間の高崎市での上演は必然であったと考えた散策でございます。
ほぼ貸切でしたので、3幕冒頭、庭師達とのスカート摘みながらの場面をひっそり再現。
手入れが行き届いた庭園。生垣からファーストジャック出現も夢見ましたが、現れるわけありません。
そんなわけで、1人静かにガーデンパーティー。地元吾妻郡高山村産のビーツを使ったピンク色が美しいマリア様のケーキ。
説明書き。タリスマン、ガラや発表会でもお馴染みなパ・ド・ドゥでもあります。元の話を読むとズンチャッチャ音楽にのせた
ただの超絶技巧お披露目であってはならぬと『ダイアナとアクティオン』や『海賊』にしても思います。
踊れぬズンドコドッスン素人な私があれこれ申すのもおかしいのですが、発表会でこういった王道パ・ド・ドゥを踊る生徒さん達は
果たして原作を読むなり作品の背景を知った上で踊っているのか、そもそも指導の先生がそういった説明をきちんとしているのか、毎度気になります。
パリの炎はパ・ド・ドゥ初挑戦者が踊る定番であるように思えますが、全幕の中の位置づけを知るか知らぬかで踊り方もだいぶ変わってくると思っております。
ジャンヌのヴァリエーション、ただ可愛らしく踊れば良いものではないはずです。
目が覚めたら本を抱えた格好で高崎のベンチに横たわり、隣でラジカセでファーストジャックが音楽鑑賞中
ではなく自力で庭園脱出してタクシーに乗ってJRに乗車して高崎駅へ。
行きと同じタクシーの運転手さんが高崎でのバレエ公演を観に来た関係で英国彷彿な観光地に魅せられ沼田にまで立ち寄った東京からの1人客を気遣ってくださり
地元についてあれやこれや楽しく穏やかにお話しくださり嬉しいひとときでございました。
昼食はぐんまちゃんカレー。食べるのが勿体無い可愛らしさです。チキンに香ばしい焼き色が付いていて、味も満足。
初日終演後、群馬名物水沢うどんのお店にて、渋く地酒と舞茸天ぷら。お猪口が洋食器のようなユニークな形です。
それにしても英国が舞台の作品ながら、解雇され立ち去る場面が小津安二郎映画の青年風であっても自然と溶け込み絵になる古風なファーストジャックよ。
コシ強くつややかな舌触りのうどん。
群馬名物焼きまんじゅうを水沢うどんを一緒に味わったカウンセラー友人のおすすめで購入。
パンのようにふかふかな生地に味噌だれをつけて焼き上げ、ボリューム大。香ばしく美味しうございます。
おはようございます。この日も気持ちはultra soulで参りましょう。
ホテルにてテラスで朝食。
ヤマダ電機全国総本店を眺めるテラスでございます。嘗て首都圏のいくつかの店舗にて勤務経験があり、嬉しい眺め。
高崎駅界隈では手頃なビジネスホテルに類する宿泊施設かと思われますがやや狭さはあっても大浴場もあり、朝食は無料。
コーヒーマシンも上質そうな物を使っていてブレンド、エスプレッソからカプチーノ等種類豊富。
夜のラウンジドリンクサービスや、部屋にも3種のお茶パック、女性棟には廊下にも3種類のドリンクバー(お風呂上がりに飲んだジャスミン茶が爽やかな喉越し)があり。
私からすれば至れり尽くせりでございました。ホテルお手製豆腐が特に気に入った。
納豆は自宅で食べる習慣がないため(家族に納豆が苦手な者がおります)、こういった宿泊の機会に嬉々として食しております。
せっかくですので、苺ジャムもたっぷり付けましょう。ジャムや蜂蜜等、瓶に入った甘いものを一度に多量摂取してしまうため、家族から毎度心配されている管理人。
今月半ばの健康診断、警報な結果が出ぬよう願います。
デッキから撮影、快晴の高崎駅。1週間後、この場所は日陰であっても40度超えであったもよう汗。
高崎駅にて、ぐんまちゃんショップ。
劇場カフェのテラスにて昼食。心地良い風が吹いていきました。果肉の食感がしっかり残るトマトソースボンゴレパスタに赤ワイン、美味しうございました。
ヤマトもぐんまちゃん。数ではアリス客はB’z客に到底及ばずであっても応援熱は同等です。
宿泊したホテルの共有空間で仲良くなったB’zファンの方々、お元気でお過ごしでいらっしゃいますように。
七夕にはきっと素敵な「ねがい」を短冊に綴られていたことでしょう。 この状況下では開催は難しかったでしょうが
もしホテルのラウンジにてB'zのライブ映像が流れていて宿泊者ならば誰でも参加自由な鑑賞会があれば、アリスの余韻に浸りつつ私も参加していたかと思います。
四半世紀前頃の曲しか知らずとも思い返すと知っている曲は何曲もあり、また違う分野の芸術愛好者の方々からの学びもきっと多いことでしょう。
(偏見な捉え方かもしれませんが、ホテルでも駅でも見掛けたライブ来場者の方々はロックファンにしては落ち着いた雰囲気であった印象もあり)
バレエ目当てに高崎入りしていた者に対して短時間ではあっても交流してくださったB'zライブご来場のお二方、その節はありがとうございました。
劇場カフェ前にて。アリスな置物達。
アリスな世界はここにも。
終演後、劇場レストランにてティーパーティー。ケーキのお皿に粉砂糖で模様を付けてくださいました。私が注文したチーズケーキにはトランプ模様!ハートを凝視。
優雅で洒落た内装や調度品も1幕冒頭の世界に重なります。
帰り、ぐんまちゃんビールでしみじみ乾杯。2020年の中止を乗り越え、無事2日間高崎公演を上演でき心から祝福です。
そして鑑賞の用事では人生2度目の群馬訪問、バレエも食も観光も目一杯満喫いたしました。
さらば高崎、また会う日まで!!
本日は #七夕 ですね🎋
— 新国立劇場バレエ団 The National Ballet of Japan (@nntt_ballet) July 7, 2022
皆さんは何かお願いごとを短冊に書かれましたか?
私の願いごとは2年前から変わらず、「お客様と劇場でお会いできますように」です🙏
📸こどものためのバレエ劇場 2021『竜宮 りゅうぐう』より pic.twitter.com/X1tZ9mOl5q
7月7日、七夕の新国立劇場バレエ団SNSより。
今年も曇り空な七夕となりましたが、皆様が込められた願いが叶いますように。 写真は昨年夏のこどもバレエ『竜宮』より。静かな星空の広がりが涼やかに視界を満たします。
渡邊さん、髷鬘が似合うを超越して美しい和風顔にしっくり。
その時代からタイムスリップしてきた人物にしか見えず、今夏はサムライ太郎に会えず残念でなりません。
昨夏は6月は騎士(マントで剣差してのジャン帰還は今思い返しても目が桃色心臓印にならずにいられず)、
7月は武士(と呼んで宜しいのかサムライ太郎)、夏の和洋大感謝祭2021でございました。
勿論、今夏のサンバなモンキーも心待ちにしております。
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