2022年1月10日月曜日

年末年始無休営業   新国立劇場バレエ団『くるみ割り人形』2021年12月18日(土)〜2022年1月3日(月)  計7回




2021年12月18日(土)から2022年1月3日(月)、新国立劇場バレエ団『くるみ割り人形』を計7回観て参りました。
大晦日とお正月に新国立劇場でのバレエ鑑賞は初体験です。
https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/nutcracker/

※キャスト等は新国立劇場ホームページより
12月18日(土) 18:00
クララ/こんぺい糖の精:木村優里
ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子:渡邊峻郁
ドロッセルマイヤー:中島駿野
ねずみの王様:渡邊拓朗
ルイーズ:奥田花純
雪の結晶:柴山紗帆、渡辺与布
花のワルツ:飯野萌子、廣川みくり
井澤 諒、原 健太

    指揮:冨田実里

12月21日(火) 14:00
クララ/こんぺい糖の精:柴山紗帆
ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子:渡邊峻郁
ドロッセルマイヤー:中島駿野
ねずみの王様:木下嘉人
ルイーズ:飯野萌子
雪の結晶:渡辺与布、広瀬 碧
花のワルツ:寺田亜沙子、中島春菜
浜崎恵二朗、渡邊拓朗

    指揮:アレクセイ・バクラン

12月24日(金) 19:00
クララ/こんぺい糖の精:木村優里
ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子:渡邊峻郁
ドロッセルマイヤー:中島駿野
ねずみの王様:渡邊拓朗
ルイーズ:奥田花純
雪の結晶:柴山紗帆、渡辺与布
花のワルツ:飯野萌子、廣川みくり
井澤 諒、原 健太

    指揮:冨田実里

12月25日(土) 13:00
クララ/こんぺい糖の精:池田理沙子
ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子:奥村康祐
ドロッセルマイヤー:中家正博
ねずみの王様:小柴富久修
ルイーズ:奥田花純
雪の結晶 飯野萌子、廣川みくり
花のワルツ:飯野萌子、廣川みくり
井澤 諒、原 健太

    指揮:アレクセイ・バクラン

12月31日(金) 16:00
クララ/こんぺい糖の精:小野絢子
ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子:福岡雄大
ドロッセルマイヤー:中家正博
ねずみの王様:小柴富久修
ルイーズ:奥田花純
雪の結晶:柴山紗帆、渡辺与布
花のワルツ:飯野萌子、廣川みくり
井澤 諒、原 健太

    指揮:アレクセイ・バクラン

2022年1月2日(日) 14:00
クララ/こんぺい糖の精:柴山紗帆
ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子:渡邊峻郁
ドロッセルマイヤー:中島駿野
ねずみの王様:木下嘉人
ルイーズ:飯野萌子
雪の結晶:渡辺与布、広瀬 碧
花のワルツ:寺田亜沙子、中島春菜
浜崎恵二朗、渡邊拓朗

    指揮:アレクセイ・バクラン

2022年1月3日(月) 14:00
クララ/こんぺい糖の精:小野絢子
ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子:福岡雄大
ドロッセルマイヤー:中家正博
ねずみの王様:小柴富久修
ルイーズ:奥田花純
雪の結晶:飯野萌子、廣川みくり
花のワルツ:飯野萌子、廣川みくり
井澤 諒、原 健太

    指揮:アレクセイ・バクラン






※大晦日カーテンコールの様子。ドロッセルマイヤーの魔法で特別演出です。




池田さんクララは午前零時の部屋へのあどけない様子での登場から以前にも増しておどろおどろしい展開を予期させ、視線の運び方が一層遠くまでも届くようになった印象。
ヴァリエーションでの腕の掲げ方や顔の傾け方も柔らかくスムーズで、脚運びは急速なテンポでも達者ぶりに拍手です。
奥村さんは客間での笑みが穏やかな空気をふわりと作り出して客人達との細かな懇談やきりりとした風情と温厚な表情の使い分けの観察も一段と面白く行いました。
5年連続で組む強みもあるのでしょうが、池田さん奥村さんともにパ・ド・ドゥの仕上がりが実に宜しく
1幕の出会いでのリフトにしても振り幅がより強まっただけでなく2人の全身から喜びが零れていて心身共に大冒険。
2幕では終盤に向かうにつれて体力が辛くなってくるかと思いきや逆行で特に奥村さんがコーダで更にスピード感が増して勢いが落ちず。
振付の忙しなさを全く感じさせぬ出来でございました。

小野さんは登場時の幼さが残る少女らしさが、子役クララから入れ替わりの登場でもさほど違和感無く
ネズミ達を追い払っては隠れたりと1人で大忙しな役割も高速刻みな変化を綿密に表現。
2幕でのシャンパンゴールドを何重にも彩ったかの如く煌めきは随一と思われ、両日4階末端で観ていても
余りの眩さ、くっきりとしたオーラを放つ踊りに双眼鏡が殆ど不要であったほどです。
福岡さんはなかなか目立ったメッシュ?はさておき笑、子供クララから受け取った髪飾りを上に掲げて興味津々にじっと見つめる仕草に
クララからしたら、就寝直前まで夢見るひとときが舞い降りていたに違いありません。
また昨年よりも踊りに楽しさが表れ、いくら5年連続出演で慣れていらっしゃるとはいえ出番多く疲労困憊になる振付作品でも余裕綽々な姿に目を見張りました。
そして小野さん福岡さんペアの盤石ぶりはこのややこしい危険度の高い振付においては格が一段階違うと唸らせ
特に1幕では嵐を巻き起こすような疾走感、恐れが一切無い信頼関係から繰り出す歓喜が溢れる練り上げに驚嘆。別格の凄みを見せつけられました。
リフトされながら回転する際に小野さんが見渡す視線が最上階端まで届き、吸い込まれそうになった感覚は忘れられません。
お2人の牽引はバレエ団史上初の大晦日公演(正月もだが)にて特別な昂ぶりをもたらし
2021年も色々あったが劇場にいる人々全員で楽しく1年を締め括ろうと並々ならぬ気迫が伝わってきたほどです。

今回のくるみで主演者の中では唯一の初役柴山さんクララは昨年12月公演よりも1月2日は1幕は特に伸びやかさが出て
くるみ割り人形が出現し最初は不安を持ちつつも怒涛の展開に巻き込まれながらも守られて行くドキドキとした心の内を美しいフォルムを保ちながら描写。
人形が変身し憧れの甥っ子となり、起き上がってきたときの驚きや喜びようも格段に前面に出て、
音楽と調和しながらの甥っ子との交互のアラベスクも滑らかに乗り切っていました。
昨年にも触れましたが、意外にもネグリジェが似合い良家の楚々とした令嬢な雰囲気も好ましく映りました。

※ちょいと長くなります。水分補給をどうぞ。
渡邊さんは初役柴山さんに合わせて安心安全を重視且つ昨年の21日以上にときめき溢れるパートナーリングで導いて夢世界を描き
あれこれ組み込みなテクニックも颯爽と披露。1幕にて、飛び込もうとした柴山さんが躓いてしまったのか滑りかけてしまう
一瞬ひやりとした箇所も、渡邊さんが咄嗟に前に出て受け止め事なきを得ました。
それどころか寧ろ柴山さんも緊迫状態を解され吹っ切れたのか、物語と同じく危機を救われたためか益々愛が深まった展開に感じさせる心浮き立つ流れと化。
あわや滑りそうになった柴山さんの肩を渡邊さんがガシッと両手で掴んで助けたこの場面を思い浮かべるだけでも管理人、今月は心の花園満開にして生きていけます笑。
イーグリング版を2017年に新国立で新制作初演以来、過酷で複雑、十二分なスタミナも不可欠なドロッセルマイヤーの甥っ子/くるみ割り人形/王子役で前代未聞、
渡邊さんが2人をパートナーに代役含め計4回の登板が発表されたときは体調や怪我の心配もありましたが、なんのその。
同作品で共演を重ねている木村さん、初挑戦の柴山さんそれぞれに心を砕いて違った王子像を見せてくださいました。渡邊さんは今期くるみの最大功労者でしょう。
客間での、クララのおばあさんの手の甲へ口づけする横顔も美しや。

さて2022年もやります髪型観察、この度も丸。実のところ1幕ではまさに士官学校卒業生なるピシッとした分け方で軍服時は風紀検査の模範に望ましいお姿ではあっても
シャンパンカラーの上着を着た王子様では果たしてと心配が募っていたのも束の間。1幕でクララと出会った
雪の前のパ・ド・ドゥにて徐々に前髪が靡き気づけば自然な整え方へと変貌。場面ごとの変化に即し計算し尽くしての固め具合であったのか
それとも激しいサポートやらテクニック駆使といった複雑な振付の影響であるためか真相は分かりかねますが、想定外な変化に喜びを覚えてしまった次第です。

中家さんドロッセルマイヤーは何を任せても予期せぬ事が生じてもどっしりとした安心感を漂わせ、
蝶々のサポートも自らも楽しく一緒に踊っているようで、葦笛の音楽にて蝶々が踊る
無理のある且つ経緯も不明な設定であっても巧みに見せ、堪能させてくださいました。
そして大晦日には特別仕様のカーテンコールでの仕切りもお手の物で、何事かと動揺しつつ徐々に喝采を送り始める観客と会話するように
また舞台上部に投影される挨拶文や雪の結晶模様のタイミングも見計らっての魔法のかけ方も万全。
最後は客席両側からの紙テープ発砲の合図も行い、『8時だよ全員集合』をも彷彿とさせましたが笑
紅白歌合戦風の締め括り演出で大喝采のまま幕が下り、2021年の公演無事終演。管理人の脳内、すぐさま寺院の鐘が鳴り始め『ゆく年くる年』旋回です。
初役中島さんは初回こそ4階から観ていても手品で冷や汗ものな展開になってはしまったものの
(恐らくは甥っ子、子役含め、舞台上の全員が中島さんの初役手品を応援していたかと想像)2回目以降は落ち着きするりとスムーズ。
なぜに失敗と隣り合わせな手品場面が多いのか謎ではあるが、パーティーにて子供を喜ばせる出し物としてちょうど良いのかもしれません。
歴代のこの役の中では若手の世代でしたが頼りないなんてことは全くなく、優雅でソフトな雰囲気もまた魅力に映り
2幕のスッカラカン魔法の国モデルルーム状態の空間においても、1人でのお出迎え係と観客役として(これもどうかと思うが)
躍動するかのような堂々たる立ち居振る舞いでした。

ネズミの王様も三者三様で、全幕作品では初の大役デビュー渡邊拓朗さんは歴代ネズミ王の中で最長身で体格もしっかりしているだけあって
登場時に侵入するクララの部屋がいたく窮屈そうで笑、それでもきちんと直立している姿がどこか健気。
踊り方はダイナミックで豪胆、しかし仕草は細かく、兄上人形!?に奥側へと追い詰められ退治されてしまう全身をワナワナとさせた粘りも笑わせ
大役での兄弟対決実現に、戦闘で敵対関係にあっても接触の度に興奮。カーテンコールではじっと見つめ合っての力強い握手で讃え合う姿に
願いがまた1つ叶った思いでおります。24日には豪快ポーズと目玉点滅の演出も合わせた工夫凝らしたカーテンコールでも沸かせてくださり
兄弟対決を見届け、24日は初台に舞い降りた至福のクリスマスイブでございました。
木下さんはすばしっこい器用さが抜きん出ていて、役の経験の豊富さからの安心感とまだまだ未知の動きが飛び出す面白さの双方が合体。
対する初役小柴さんはまろやかな風味があり、グロテスクな被り物していても不思議とそんなには怖さがなく
掴みどころのない可愛らしさや王の地位にいながらもおっとりしたお茶目な魅力が詰まっていた印象です。
尚、ネズミ王名物アドリブ大会のネタで唯一すぐに分かったのは小柴さんで、目が回らない竹中直人さんの特技?バットでぐるぐるを披露。
舞踊といえるのかご判断にお任せですが笑、流行やテレビ事情に疎い私でも分かったのは何だか嬉しいものです。

雪の精たちのクリスタルな輝き、統一感は何度観ても溜息が零れ、大胆な雪の結晶フォーメーション
(上階から観ると巨大な雪印のマークを造形)も息を呑む出来栄え。ティアラ型の頭飾りから反射する光もまた、銀世界に彩りを添えています。
マンゴー&温州みかん色にも目が慣れ、寒い国ならば温暖な趣も良いかと年々思えてきた女性と男性が同人数で踊る花のワルツもパワフル且つ優雅。
ソリストでは飯野さんによる音楽の強弱を自在に全身で魅せる踊り方から目が離せず。
フィナーレでの男性のみで直線から段々と三角隊形へと変化させていく勇壮な展開も何度観ても胸躍る場面です。

それから1幕にて、秘かなお気に入りが羊さんの車輪付きおもちゃで毎度の癒し。玩具店で売っていたら購入したいくらいです笑。
1階の下手側前方席での鑑賞時にはこの羊さんを貰った女の子がすぐそばに来まして、彼女が抱いていると羊の目がこちらを向き、羊と目が合う思わぬ幸福も。
そんな楽しみも増えてきたのもこのくるみ、あれこれ不満を呟きながらも5年連続でおおよそ全ての公演を鑑賞してきたからこそでしょう。
パーティーシーンはいつの頃からか勝手に華麗なる保護者会と名付け、人物観察にも集中。
子供に手を振ったりと母親役が堂に入り、肩の美しい使い方も魅せられた根岸さんが目を惹き、
子供達が中央でスキップしていると隅っこで一緒に体を動かす童心に帰っているお父さんも。太田さんでした。
母親役は土方さんだったか?無理に止めることなく大らかに見守る優しさに和みました。

主役2人のリフトが多すぎる点は要改訂と感じるのは初演以来不変で、出会いの場面も序盤は昂ぶりや疾走感効果もあってまだ良いが
雪に変わる直前の最後の最後まで限界突破したいのか、リフトが延々と続くともうええよ、と毎度思ってしまいます。
それでも各ペア再演重ねて一層の高みを目指し余裕すら出てきているのはお見事としか言えず。クララ初挑戦の柴山さんもよく仕上げてきたと思います。
結局は代役登板日も両日足を運び、観る予定になかった21日は素敵な高校生の女性と心洗われる出会いがあり
2日は4階での鑑賞予定を変更しお正月一発目ともあって1階舞台近くの席を購入してこれまでで一番楽しきお正月を過ごしていた自身がおりますので
あれやこれや申す資格はございませんがこの作品で渡邊さん、2人のパートナーと計4回登板は想像を超える過酷さであっと察します。

他にもクララと魔法の国の人々との接点がないまま宴開始の展開もぶつ切り感が残り、首を毎度傾げておりますが
主役の振付に比較すれば私も諦めの境地に到達しつつあるのか以前ほどは気にはしなくはなりました。(だが気にはなるが)
シックながら華やぐ品のある客人達や煌びやかな銀色の雪、こんぺいとうと王子のシャンパンゴールド、甥っ子の軍服、と衣装はどれもセンス良く
イーグリング版の魅力も諸々ありますから、今後の上演するならば満喫したいと思う2022年の年明けでございます。
出店もクリスマス以降は和の飲食物も加わり、思いがけず年末年始のくるみも気分が華やいで気に入ってしまった、2021年から2022年に跨った初台のクリスマスでした。





イブのマエストロにて、蕪と浅蜊のクリームソースパスタ。ブリュットと雪景色な色味に浮き立つくるみ気分。




この日は当ブログレギュラーの後輩と、後輩と同じスタジオに長く所属されレッスンを重ねていらっしゃる
芸術の表舞台と裏方の両方こなしていらっしゃる素敵なお方と乾杯。
新国くるみ、お気に召して存分に楽しまれたご様子です!
そして後輩は2022年何を踊るか、気持ちは赤鉛筆を耳に引っ掛けて勝手に予想大会笑。



クリスマスを過ぎると日本のお祝い要素も加わり、大晦日公演限定鴨ネギ蕎麦。
新国立劇場内にて立ち食い蕎麦をする日が到来するとは夢にも思わず。ネギがごろっと大きめで香ばしい焼き加減、鴨肉も食べ応えございました。
食べたらささっと返却口へ運んで立ち去る点も、立ち食い蕎麦店と同様です。
マエストロのスタッフも大晦日お正月返上で総動員であったご様子。ありがとうございました。




2021年公演も無事終わり、蕎麦でまだお腹が膨れておりましたので小さなパフェと白ワインで乾杯。
まさか大晦日も三が日も公演を打つシーズンが到来するとは夢にも思わず。帰宅後は紅白とジルベスターを視聴しあけまして2022年。



年明け一発目の1月2日。公演期間の中盤あたりから上手側のテラスではアルコール販売が再開され、ホットワインも登場。
柑橘の薄切りが入り、スパイスも効いて日光浴効果もあり身体がじわりと温まっていきました。シックなカップもお洒落です。
それにしても新年最初の鑑賞にこちらの王子様、歓喜なる鑑賞はじめでございます。開演前から嬉々としておりました。



新国立劇場が甘味処と化し、甘酒とお汁粉も登場。この日のペアは和の趣も感じられ(それも魅力)2種のメニューは2日に味わおうと計画しておりました。
麹の食感がしっかりと残る甘酒と白玉入りの甘めのお汁粉。ここは本当に新国立劇場か笑。
甘酒はつい最近までは苦手でしたが、昨秋に福島県白河市の千駒酒造さんの酒蔵見学時に紹介映像を見る際に
麹の香りや質が締まりある味わいな甘酒をいただたいことがきっかけで好物に。
そして限定ポストカードプレゼントも嬉しく、ブルーの落ち着いた照明が注ぐこの『ライモンダ』結婚式の場面、格調高く憂愁も帯びて美しうお2人でございました。
勿論この写真も作品好きとしては嬉しさ一杯でごさいますが、マント装着時間約15秒であった猛然凛然とした帰還場面の写真、何処かで公開お待ちしております。



見送り看板。2022年一発目、清楚なクララと優しく勇ましい力強さもある甥/人形/王子なペアの公演でした!


千秋楽を無事終え、予定通り12公演全て上演にビールで乾杯。一緒に祝杯をあげたカウンセラー友人は全公演制覇とのこと!



赤ワインとチキンステーキ。予約不要クイック宴会プランでしたので飲み放題。くるみと昨年1年間を静かに振り返り、ワインも進みます。
昨年の狂喜乱舞はコッペリア夢の共演であると何度も話を聞いてもらい、次は壮絶系重厚系作品でも共演実現祈願と意見一致。
アンナやライモンダ等のヒロインは理想の板挟みでございます。



ビールとから揚げ、王道の組み合わせです。昨年のダンスマガジン9月号の日本の美しい男たち特集で
好きな食べ物の1品目にから揚げと回答なさっていた方、いらっしゃいました。



ペンネとスパークリングワイン、白と赤両方ございました。まずは白から、この後に赤も。
ところで店内では『枯葉』や『禁じられた遊び』等物哀しい曲が次々と流れ、後者は私も1つ、子供の頃発表会にてトラウマまでとは言わぬが思い入れがあり
ふとした拍子に友人に打ち明けたところ現在におけるある要素への尋常ではない憧憬に繋がっていると遅ればせながら気づき、機会あれば綴って参ります。
それにしてもこれまでの人生で最も楽しい年末年始でございました。
昨年12月21日に偶然出会った素敵な高校生への接し方に問題なかったか今もまだ心配な管理人。
この日の王子様のように、緊張気味な相手の心を解きほぐし安心感を与える名手でありたいと理想を掲げたが人間力欠如の管理人は夢のまた夢。
しかし舞台は心底楽しんでいた様子でしたので、きっと再び新国立劇場バレエ団の公演に足を運んでくれると思っております。

0 件のコメント: