ラベル バレエ全般 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル バレエ全般 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2026年7月21日火曜日

節目2026





急ぎでも何でもない内容でございますが昨年は新国立劇場バレエ団ジゼルロンドン公演への出発前日でできずであったため記録用に。
当方7/21に年齢の節目を迎えました。サッカー北中米W杯ノルウェー代表として大活躍であったハーランド選手と同日でございます。
節目と言っても、米寿等ではなく半端な数字でございます。ブログから想像する年齢と実年齢が30年ほど差があると言われてから
早20年近く経ち、年齢相応になる日は到来しそうにありません笑。
ご連絡をくださった方、どうもありがとうございました。今年は恒例のイラストケーキでお祝いできました。
7月24日昼公演にて初役としてご登場予定の新国立劇場バレエ団「人魚姫」深海の女王様です。
紫のタコさんですが。グリンカの哀愁あるワルツに乗せて、ゴージャスにシャキシャキ踊ります笑。ケーキ上では蟹、タニシ、サザエもお仕え中です。

さて、一昨年までは恐らく行っていた節目あたりの時事ネタでございますが、サッカーW杯が7月下旬まで開催していたのはお初でしょう。
いつもならば夏季開催の場合は6月下旬か7月上旬に決勝が行われてきたと思われますが今回は7月20日。
随分と出場国が増えて、試合数も増えて、暑さにも悩まされて故障者も続出であったようです。次回はスペインポルトガルモロッコ共催?で、どうなるのでしょう。
まあ終わってみれば今回は米国の政治介入に苛立つ大会にも思え、次回はクリーンな大会になりますように。

ところで、当方普段はスポーツもあまり視聴もせずにおりますがいかんせん報道頻度が高いためデイリーハイライトではW杯も観ており、
しかし目に留まるのは試合よりも応援席の人達の衣装。王道或いは国の象徴と決めつけるのは失礼にあたるのではないかと思う要素が案外てんこ盛りで
エジプトならばツタンカーメンの被り物した男性がいたり、オーストラリアは膨らませたカンガルー人形。
スイスはハイジな格好した人とチーズを持った乳牛の着ぐるみ。一瞬欽ちゃんの仮装大賞かと見紛う気合の入れっぷりです笑。
イングランドは鎖帷子姿の騎士がそのまま旗を服にしていて、まさかの十字軍?と王室の格好。歴史人物事典でも目を通しながらアイディアを練るのでしょうか。
日本時間は休日の早朝であったイングランド対フランスと、スペイン対アルゼンチンの決勝は中継視聴し、前者は両者点が次々と入って4点入れても敗戦するとは。
決勝は試合後とセレモニーの後味は今ひとつでしたが汗、スペインのスパスパと無駄のない動きや痛快な走りっぷりは素人の目にも残りました。

日本は残念ながら今回も決勝トーナメント1回戦でブラジルに惜しくも敗れてしまいましたが、そうでした。
現地へ応援に出向いていた日本のサポーター達がインタビュー受ける映像を見ていたら、どうしても昨年のロンドンを思い出す日々。
サッカーに比較すればサポーターと言えるほどの規模でもなければ、新国立を開場時からずっと観ている古株では全くありませんから大それたことを申す立場にありませんが、
そうはいっても約半1週間の休暇取得してやっとこさ行って、新国立の海外公演は3カ国全てに行けた幸運に再度感謝が募った次第です。
サッカーのような規模でメディアが来る公演ではない上に、現地の方々を交えて、日本より来た応援者として会話交わすこともなかろうと思っておりましたが
英語圏であるのも良かったのか、初日と千秋楽はお隣の紳士な常連さんと幕間にあれやこれや話しては私が1週間休暇取って日本から来たと知るや否や
Dream!Special Holiday!と喜んでくださったこと、忘れもしません。初日に話した方は最初私がロンドン在住者に見えたらしく、語学力を考えたらとても在住なんぞできないのだが
ホテルではなく下宿・アパートな宿で日常生活を送るようにして、例え公演初日までの約2日間であっても1人で過ごしており、
1人でどこへ行ってもお店の人でも美術館のスタッフでも何かしらお喋りして満喫して帰ってくる過ごし方がロンドンの街に馴染んで見えたのならば嬉しうございます。
それからブラジルといえば。ロンドン公演は場所や治安も好印象なのか、またバレ工団の人気も前回前々回の海外公演時と比較すると日本からお越しの方は随分と増 加。
そこで何人かに尋ねてみたのが、もし同じ作品同じ日程同じ配役でブラジル公演だったら行くかどうか。聞いた限りでは首をすぐさま縦に振った方はいらっしゃらず。
もしブラジル公演開催されたら、個人で行くのは私くらい??そんなことはないと思いますが笑。だって、ロンドン公演と同じキャストですよ、千秋楽のアルブレヒトですよ、
執念で行きますって笑。モスクワ公演時と同様、現地の言葉は4つで乗り切るでしょう。

さて長くなりましたが、また1年充実の年になるよう過ごして参りたいと思っております。
今年は下半期、人生初の上陸県が2県ある予定で、一層楽しみにしております。
毎年1年振り返ると北から南まで満遍なく訪問していて、自分で行き先を考えたことは一切なく、東西の2大貴公子さまのお二方のコンシェルジュな導きあってこそ。
感謝が一層強まるばかりです。(お2人で打ち合わせなさっている、なんてわけはありませんが、共演舞台はいつの日か!!)




今月に入ってから、初台の海開きに向けて海の幸三味。 福岡市で鑑賞したスーパープレミアムガラの終演後、天神にて。お刺身とお寿司。



翌日、糸島での海鮮重。むっちり朝獲れ海鮮が詰まっています。鑑賞感想はいずれ綴って参ります。



真鯛のグリル。



新橋演舞場でのお弁当。あの大作アニメの歌舞伎版観て参りました。



「タコ」のイタリア揚げ。開幕は23日、我が初台海開きは24日です。

2026年6月19日金曜日

需要高まる形態の舞台 Avenir joint concert vol.1 5月30日(土)




先月末の話に遡りますが5月30日(土)、東京都狛江市のエコルマホールにて、Avenir joint concert vol.1を観て参りました。
NBAや新国立劇場で活躍されていた佐々木美緒さん主催のジョイントコンサートとのことで
知人友人が出演していたわけではありませんがどんな内容か気になり足を運んでみた次第です。
出演は大人の方々が中心で、パ・ド・ドゥ、トロワ、ヴァリエーション等様々。所属教室の垣根を越えて集う、所謂ジョイントコンサートのようです。

この手の舞台は近年大増加傾向にありますが、憧れのあの作品を踊りたいとの大人の願望を叶える場として需要は鰻上りかと思います。
8年くらい前だったか、違う主催元の舞台にて落下事故が続出するパ・ド・ドゥが続き、アマチュアの舞台ですから日頃の成果を発表する場であって上手か否かは問いません。
しかしポワントで全く、中には半分も立ち切れていない、引き上げの筋力も備わっていない方がぞろぞろとパ・ド・ドゥに挑戦している現実に私は生きた心地がせ ず。
そもそも、パ・ド・ドゥ=主役級プロダンサー、或いは基礎や引き上げを完璧に出来た上で選ばれし生徒が
所属の教室の先生からようやくお許しいただいて踊れるもの、との考えが総崩れになったものです。
今や時代遅れである古い思考であるのかもしれませんが、私の中ではパ・ド・ドゥに対する、アップデートしたくない考えでございます。
加えて、作品著作権も気にかかっておりますが。ドイツ北部のカンパニーの巨匠振付のフランス文学題材にしたものや、同じフランス文学をもとにした英国の巨匠振 付等。
勿論大人からバレエを習い始めた方が挑戦するのは素敵なことです。ただ、パ・ド・ドゥの場合は相手側の舞踊生命も背負っているわけですから、安易に挑戦せず、
まずはしっかり立つ、引き上げる筋力を備えるといった基礎基盤が出来上がってからの挑戦を望んでおります。
もしかしたら大人中心の教室の中には、ポワントレッスンをある程度こなしたらアダージョ、パ・ド・ドゥにチャレンジ、
そして舞台でも披露という受講レールを敷いているスタジオもあるのかもしれませんが、、、。

話を戻します。近年は回数こなす方も増えたからか、主催元もしっかり見極めているのか以前のような世界危険フェスティバルな舞台は減少傾向にある、と
願いたいところ。今回観た限りでは嘗ての大衝撃だった、危うさの連続は見かけなかった気がいたします。どうか皆様、女性も男性側も双方お怪我のないように。

ただ、1つのことに打ち込んで頑張り抜く姿は凄いこと。私なんぞ、まず節制なんてできません。舞台で姿形を人前で見せる芸術において、観客に披露する側には到底なれません。
仮に出演したとして、美しい、綺麗な人に着て欲しかったと衣装製作者が悲嘆に暮れる姿しか思い浮かびません。
そんなわけで、バレエの舞台に立つ方にはプロであれアマチュアであれ、敬意を持ち続けております。
会場でお見かけした佐々木美緒さん相変わらずの麗しいお姿でございました。




ロビー



狛江とは。アド街ック天国に狛江を放送したとき、ベスト30もないなんて市民の方々は仰ていましたが、
ベトナム料理店や生地店、古墳、そして多摩川と、ベスト30きちんと並んでいました。



ロビーから夕日が見えました。



会場すぐそばのパン屋さんにてキャラメルバゲットを購入。







川沿いからの夕日



月が綺麗に見えましたので、よなよなエールいただきます。



キャラメルバゲット。質感異なる二種のキャラメルクリームがたっぷり挟まり、バゲットが噛み締めるほどに味わい増す美味しさです。再訪したいお店でございます。


2026年1月4日日曜日

謹賀新年2026




あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
さて恒例の不要不急記事、年末年始の管理人の日々なる内容ですので真っ当な記事をお読みになりたい方は次回、
時間はかかるでしょうが新国立劇場バレエ団の新制作『くるみ割り人形』までお待ちください。

当方仕事納めは12月30日。しかし勤務先では忘年会や親睦会といった機会がなく、納会もなし。(近年は羨ましがられます笑)
挨拶後、終業時間になったらいつものようにスタコラサッサと帰りまして、恒例の1人納会開催です。昨年最も耳に残った料理の響きであるチーズフォンデュでございます。
8月の名古屋シヴァでの公開センターレッスンにて「フォンデュ」の意味についての説明時に司会進行の遠藤康行さんが仰った、
「チーズフォンデュは英仏混合で、フランス語ではフロマージュフォンデュ、是非覚えてくださいね~」との解説。
そういえば、どのお店でもフロマージュフォンデュとの表記は見たことがないと気づかされた上に客席がゆるりと笑いに包まれていると同時に
遠藤さんの背後にいらした渡邊さんの、きりっと侍な目眉のお顔が、遠藤さんの発言が飛び出した途端に
カタカナのハノ字状態でくしゃっと笑っていらした点も含めて印象に刻まれたのでした。
そんなわけで、1人黙々チーズを溶かしながら1年を振り返り、あっという間に食べ尽くしてはチーズをお替わりした管理人でございます笑。

帰宅するとレコード大賞中継。いつからか新国立劇場中劇場が会場となり、しかし今年流行った曲なんて1曲も分からず。
日本の流行音楽に関しては博物館状態になって早〇〇年でございます。昨年鑑賞したバレエの発表会でのタップダンス披露にて
初めてミセスグリーンアップルさんの曲を聴いたほど。おかげさまでライラックのみ、把握いたしました。

そして大晦日はこちらもすっかり風物詩となりました、新国立劇場バレエ団『くるみ割り人形』。クリスマスツリー眺めながらお蕎麦を味わう年内最終日です。
小柴マイヤーの優しいほわっとした魔法で恒例の紅白歌合戦風に紙テープ発射!
年内で出番を終えられた某ダンサーが登場なさって蛍の光を歌われるとか、やはり無かった笑。(当たり前でございます)

帰宅後は紅白観ておりましたが青い珊瑚礁等の過去の名曲以外分からず、今年はこれが流行ったのかと確認作業で終わりカウントダウンはジルベスター。
ボレロで無事に年越し、あけましておめでとうございます2026年です。

元日は一族のんびり体制で、2日3日も私は殆ど外出もせず。箱根駅伝往路復路両方ほぼ全部視聴するまでに。
元旦夜は恒例のウィーンフィルニューイヤーコンサート。ああ、こうもりのカドリーユ。新国バレエのこうもり思い出してしまった。作品は好きだが、もう再演は無かろう。
それよりも興奮覚えたのは来年の指揮者はトゥールーズでも長らく活躍なさっていた(トゥールーズ管弦楽団来日時の火の鳥を聴きに行きました管理人)、
今月はN響定期で火の鳥も指揮なさるソヒエフさん!!
加えて、ニューイヤーコンサート放送前にテレビをつけたところ偶々SixTONESと小栗旬さんの番組にてサイズのクイズをやっていて
BGMに流れていたのが何と、キトリのカスタネットVa曲。新年威勢良く景気付けにも適しているからか、選曲者どなたでしょう⁈
スタッフにバレエ好きがいるのか、気になってしまいました。

2日は渡邊さん虜歴9年を迎え、偶然にもその日の夜は、渡邊さんがインタビュー記事でも仰っていたお好きな映画『千と千尋の神隠し』を金曜ロードショーで放送。
ジブリ好きな私ですが好みな作品は偏っているため、初めて全編観ました。千尋の苦悩がこうにも丁寧に描写されているとは驚き、湯屋の絵も緻密。
東洋な絵のイメージが強くありましたが湯婆婆の書斎は和洋折衷で、後半には西洋風の景色の登場もあり。
ジブリパークやどんぐり共和国、ポストカード等で様々な場面を断片的には目にしておりましたが
それぞれに場面がいつ何処に出てくるのかを初めて把握いたしました。例えば『くるみ割り人形』で表すならば、
葦笛が最初のほうに出てくると思い込んでいた、といった状況です。映画公開から早25年。時間がだいぶかかってしまいました。
また参考にしていると言われている愛媛の道後温泉や群馬県の四万温泉、東京都小金井市の江戸たてもの園へ出向いた経験も役立ち
(全て観劇と合わせて足を運んでおり、山本さん渡邊さん、本当にありがとうございます)
更には昨年夏の新国立ロンドン公演滞在時に立ち寄ったコヴェントガーデンのアニメショップ店員さんとのジブリ話においても
千と千尋の影響について話題に上がりましたので、今回ロンドンでの日々も思い出しながら視聴いたしました。

鑑賞はじめは1/4の予定でございます。尚、親族2名が新国くるみお正月公演を既に鑑賞しております。(1/2と1/3昼)
遠征はじめは2月予定でしたが早まって今月早速大阪へ出向く予定でおります。遠征の元祖地域です。
他、初めて上陸する或いは観劇で訪れるのは初となる地域もあり、昨年ほどではないにせよ、
今年もバレエ愛好者の十津川警部のルートは賑やかになりそうです笑。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。




2026年は午年!しらかわんにとって、尊敬する、緑あるお方の干支ですので喜びもひとしおのようです。鳩サブレの午年デザイン、祝福感に溢れています。
しらかわん、流鏑馬のハトサブロウに地元の王子様のお姿を重ねて、さぞかし凛々しい男前な騎乗武士になるであるうと想像。
やや切れ長の眼に、きりりとしたお顔立ちで気高い佇まい、弓射るときの狙い定める眼光にはネズミ掃除機(名付け親はとある新国常連さん。新制作くるみ流行語大賞かも笑)
操作時以上に仕留めの決意漲る力が宿っていることでしょう。
しかししらかわん、新国が梵鐘の聲(平家物語)を再演しない限りバレエに武士は登場しないと知るも、そうです。
今年はゴールデンウィークにライモンダにて騎士姿ならお目にかかれます。お世話になっている常連さんの名言、「武士にも騎士にもなれる」とあり、私も同感!!



あけまして



おめでとうま!昨年3月23日前橋市での発表会鑑賞前に前橋駅で購入し、
群馬県内がコースでゴールは群馬県庁である元旦恒例のニューイヤー駅伝でも活躍していたぐんまちゃんも一緒に記念撮影です。
ぐんまちゃん、流鏑馬デザインを見て、3/23に地元の由緒ある会場で観た颯爽としつつ身体が弓形にしなったりと力強いギリシャ神話の狩人を思い出したようです。



裏側にはたくさんの馬姿!ナポレオンもいます。しかし武士はいるが騎士はいない。
ならば、今春ゴールデンウィークに初台へライモンダ観に行きたいと心待ちにしている様子です。



鳩サブレー箱、仕掛けが細かい!箱底にもありました。馬と鹿、漢字を並べると今ひとつな意味合いになるかもしれませんが、
ぐんまちゃんと奈良の鹿四郎(訳あって新国くるみに先日行きました)対面は微笑ましい光景です。



新国新制作くるみ割り人形昨年末の公演より、カーテンコール写真を少し紹介。



シュタルバウム夫人ともニコリ。



くるみ一足先に出番終了のお2人。ホッとなさっています!

2025年12月31日水曜日

2025年バレエ総括






2025年もまもなく終わり。今年もたくさんの素敵な舞台に巡り合いました。
新国立劇場バレエ団にとっては、そして私にとってもロンドン公演は大記念な公演。地元王子様と弟君の対決を観たいとせがむしらかわんと、
万博の英国館ではなく本物の英国に憧れ示すミャクミャクさんも連れて渡英いたしました。
新国ワシントンD.C.ケネディセンター(トランプ政権になってからケネディセンターが汗)、モスクワのボリショイ劇場公演に続いて
エッホエッホと全ての海外公演へ応援に行けたこと、大変幸せに感じております。
初ロンドン、夏とは思えぬ爽やかな気温気候で日本が二季になりつつある中、不思議な快適さを味わいました。過去2回はまだまだオールドメディアだった時代か、
ソーシャルメディア発達した時代に開催の今回はあらゆる情報を容易に、十二分に摂取してからの渡航となり、
しかし何より新国観劇で構築してきた交流、友人のお力もとても大きかった渡航滞在でした。

ところで7月下旬の涼しい爽やかロンドンとは大違いだった日本の夏。二季になったらシンデレラの四季の精は遠い話になりつつあり、
そうでした新国アシュトン版シンデレラもコンプライアンス意識してか今年から改訂に踏み切り、中途半端な印象あれど
今や昭和100年。あらゆる物事に敏感にメディアが動き、少しでもマイナスな面あれば瞬く間に拡散するご時世でございます。

さて今年の鑑賞記録は約110本。前半はジゼル、後半は ドン・キホーテ集中年でした。
全国各地域隈なく網羅でき、福岡は春夏2回!しかし時期地域によってはクマ警報発令中のエリアもあり、11月の富山は慎重に行動した次第です。
山本さん鑑賞は5本、渡邊さん鑑賞は約40本⁈我が人生を幸福な虹色に彩ってくださるお二方は私の中では既に何年も前から国宝級のダンサーでございます。
それでは一挙に振り返り2025年。半分酔いながら書いた部分もあり、多分いつも以上に誤字脱字あります汗。


※一番上の画像は、今年はこの日の為に〜ロンドン7/27をはじめとする9選。
スリル限界突破、シヴァトーク衝撃福岡、金閣寺も驚く金キラシェヘラ、改訂展覧会、
記念伊予ドンキ、ドロッセルもお菓子もお洒落くるみ、1stジャックの深み、故郷タリスマン!


新国立劇場バレエ団イーグリング版『くるみ割り人形』1月3日(金)
渡邊さんは、甥っ子として菅野ドロッセルマイヤーとの絡みに喜び隠せぬ様子からの勇敢な人形、煌めき弾ける王子迄きめ細やかな踊り分けが見事。
とにかく4回渡邊さんのパーティー到着のナポレオンなお帽子とコート姿からのパーティーでの軍服甥っ子/勇ましいくるみ割り人形/気高い王子様を
クリスマス時期からお正月にかけて4回も鑑賞でき、幸福な2024/2025年末年始でした。
そして新国でのイーグリング版は今年1月の長野県上田市公演が最後となりました。
過酷な振付は重々承知ですが、雪と花のワルツはいつかまた観たい群舞大スケール感と、ここ数日再確認。

ウクライナ国立バレエ団『ジゼル』1月5日(日)
トルーシュのアルブレヒトの衣装が『マノン』にて、3幕ルイジアナに到着してすぐさま装着物を洗濯できたデ・グリューなデザインで、つまり上は白いシャツのみ 笑。
ジゼルのイメージ無い菅井さんでしたがさらりと高いテクニックを織り込み、爪先立ちのままでのパンシェに観客大衝撃。往年の漫画にある場面だとか?
独自の結末については賛否両論ありそうですが、今のウクライナの情勢を考えると
死後の世界にも希望を見出したい救いへの願いが込められているとも捉えられる演出で、死を伴う悲劇については慎重に扱っているのは想像に難くありません。
2幕冒頭、命を落とした娘のお墓を探し回るベルタの引き裂かれそうな悲しみの描写から、少しでも主人公が救われる路線に転換にしたのも頷ける気がいたします。

石川県復興支援公演『ロミオとジュリエット』1月10日(金)
団体の垣根越えたダンサー達が集結しての高橋裕哉さんのチャリティー行動力にまず拍手。久々にマヤ・マッカテリ鑑賞でき、エレガントな踊り健在。
民衆達の衣装は日本の居酒屋制服にも見えたが。

Kバレエトウキョウ『シンデレラ』1月11日(土)
きらきら馬車が何周かしてくれてパレードな演出、夜空に現るお城シルエットや最後2人を静かに祝福する流れ星があと引く演出。
マッケイは踊りはKダンサーに埋もれがちだったがきらめきオーラはまずまず。
飯島さんシンデレラの薄幸ぶりや幸せに導かれる過程、木下さんトンボの精の涼しげ伸びやかなソロも素敵。
奇抜な衣装姿の4人の妖精達がソロの後にクラシカルな 衣装に替わる登場も目に残ります。

The 11th BALLET TRADITION 1月24日(金)
ライモンダ夢の場、コールド完成度高く、ブルーの高貴な夢を見ていた気分。
ワルプルギスの弾けるパワーも良き。
ウィンナワルツは洒落た人間模様の入り乱れからのドナウ河背景にした清々しい結末。スホルーコフさん再び鑑賞できて良かった。


大和シティー・バレエ『西遊記』1月31日(金)
夏目雅子さんの再来か⁈本島美和さん三蔵法師の美しさ、
プラス、スタイリッシュな踊りっぷりが秀逸。ガンダーラ〜と脳内旋回した方も多いはず笑。雲上の争いの装置作動もダンサーが上手いことやりくりなさって工夫も面白かった。
帰りに立ち寄った、町田駅近くの中華料理店西遊記の海老チャーハンの海老量が豊富でこれまた嬉しい驚き笑。


NHKバレエの饗宴2025 2月1日(土)
牧の白鳥2幕で、新国立イーグリング版くるみ初演時2017年(今や一部の振付は愛おしいのだが笑)
子供クララで出演していた秦悠里愛さんがオデットに抜擢。時代年月の経過を思わすにいられずです。
ラ・シルフィードパドドゥにて英国ロイヤルの活躍目覚ましい前田紗江さんのシルフィードの麗しい愛らしさで蕩けました。
スタダンコンサートも嬉しいプログラム。巨大なNHKホールであっても、厳格にルールを死守しているからこそ繰り出す笑いに天晴れ。
妻役を引き継いだ中川さんの皮肉のこもった熟女ぶりも見事笑。渡辺恭子さんの空気椅子、しっかりと目に焼き付けました。

矢上恵子メモリアル・ガラ 2月15日(土)
関西圏での上演中心であった、矢上恵子さん作品を東京で一挙上演。
愛弟子達を中心に新国立劇場を始め大勢のダンサーが集い、宣伝広報も充実しほぼ完売。
先生が教師を務めていらした大阪のKスタ舞台に2007年からほぼ毎年足を運んでいた私も、もっと東京の人にも知って欲しいと願っておりました。
一斉に繰り出し会場中がエネルギーに満たされたToi Toiの昇華、新国立女性ダンサ一達は踊りと全く異なる趣に思えたCheminerは興味深く鑑賞。
受付には山本隆之さん!!


スターダンサーズ・バレエ団 シンデレラ 2月16日(日)
渡辺恭子さんのラスト公演。儚い透明感からのお姫様への変身、澄み切った美しさでした。
ねずみの可愛らしいお友達、お耳も動いたり、人間になれば踊りながらシンデレラを継母達から守る活躍。
中川さん継母、ヨーロッパの邸宅の肖像画に描かれていそうな違和感なきはまりっぷり。
いつから大人の女性が似合うようになったのか、牧時代より鑑賞が一層楽しみに。
いじめの描写はややソフトになったか。誰でも見にきやすい環境整えてのリラックスパフォーマンス企画、継続を。

日本バレエ協会『ラ・バヤデール』3月1日(土)
法村友井バレエ団や谷桃子バレエ団の壮麗な美術装置も見所でしたが、
マシモ・アクリさんの大僧正とドゥグマンダ(ラジャ)遠藤康行さんの濃厚おじさま対決が最たる印象を残しました。
3幕影の王国のあとのエピローグも見応えあり、ニキヤとソロルとガムザッティのトロワからの雷鳴と寺院崩壊、
そして最後に飛翔するベールを追いかけるのは大僧正。欲の入り乱れが昇華して終わる幕切れでした。
ソロル肖像画は中村獅童さん似。新国立よ、ライモンダでのお饅頭騎士なジャンの肖像画を来年ゴールデンウィークまでに描き直してくださーい!!!

牧阿佐美バレエ団 ダンス・ヴァン・ドゥ 3月8日(土)
なかなか面白いミックスプログラム。何と言っても、抜粋とはいえ23年前に全幕上演で観たホフマン物語幻影の場の再演、待ちびておりました。
23年前、2002年ってサッカー日韓W杯の年ですわい。近年では新国立が衣装を一新して上演しており、牧と全く異なる味わいであるのも興味を持たせ、
幻影の場は透け感ある洒落た色味デザインの新国立に対して牧は重厚こってりなデザイン。
金森さん新作のトリプティークは牧阿佐美さん作品に同曲使用作品あれど趣は全然違い、
コンテンポラリー色強めでめくるめく展開。主軸務めた清瀧さんありきな作品であった。

★新国立劇場バレエ団バレエ・コフレ『火の鳥』『精確さによる目眩くスリル』 『エチュード』3月14日(金)~16日(日)計4回
久々火の鳥再演、渡邊拓朗さんが堂々主役デビュー!エチュードは全体のマズルカ高揚感が日に日に増してよかった。男性ダンサーにもしなれたら一番踊りたい作品なんです笑。
最初渡邊(峻)さんがエチュードに入らず悲しかったのだが(速水さんとの対決なプリンシパルなさるかなと想像していたので)
しかしスリルでの、ドラゴンボールだってびっくり級であろう限界突破な捻りのあるテクニックを音楽を奏でるように舞う紫水着な姿に驚嘆。
どのキャスト日も、チームワークの良さも満喫!


スターダンサーズ・バレエ団『ジゼル』 3月22日(土)新百合ケ丘
茶色い衣装な並びでそんなに好きではないとは言っていたが、ジゼルの自殺や粗末なお墓、
貴族と村人の関係性の溝の深さなど前回2022年公演で徹底したリアリティの追求に気づかされた作品。 ウィリー達、冷ややかで怖いのう。

ブリスバレエスタジオ第4回発表会 3月23日(日) 群馬県前橋市
新国立からゲストダンサー多数。新国立ガラに近いプログラムも。
渡邊さんがアクティオン、この発表会1週間前頃に度々聴いた!?曲の組み合わせパドドゥ、そして何と眠り3幕(オーロラは小野さんデジレは速水さん)で貴族役。
3幕ほぼずっと座り役ながら、登場は時代劇なドヤ顔で他の方々とはだいぶ異なる造形で臨まれ、(同時登場の石山さん西さんは爽やか笑顔だったのだが一)
オオカミに食べられるわ赤頭巾ちゃんを心配するわ速水さんを幸せそうに眺めているわ、いやあ目が離せませんでした笑。
しかし貴族会会長な役目なのか目配せして立ち上がったりと舞台の格を上げてくださっていたのは確実!
大晴天で、前橋駅でぐんまちゃんも購入して、連れて前橋観光も楽しかった。
前橋、面白いところ美味しいもの色々あり、しかし観光客は少ない。草津や伊香保温泉ばかりに注目が集まりがちだが是非前橋にもお越しを。

『オバケッタ』3月29日(土)15:00公演
電気男ライト役の吉崎裕哉さんと新国立渡邊さんによる、松岡修造さんも仰け反りそうな熱い対談を読んで興味を持ち、行きました。
一見不気味そうなお化けたちの役どころをカラフルユーモアな作風で描き、後半はしんみりと。
お化け達の怖いだけでない、大事なことを教えてくれる師のような面も伝わる作品でした。

東京バレ工団 コレオグラフィックプロジェクト2025 3月30日(日)
東京バレエ団のスタジオへ行くのは2018年以来。宮殿のような外観、目を惹きます。
平木さん振付Existenceでのヘンデルの曲と流麗に溶け合って舞う伝田さん陶山さんが印象的。
アルバレスさん振付のおばあちゃんとおじいちゃんの夢の世界での、のんびりお茶を啜る2人がアクロバティックなパワーで踊り出す変化の見せ方も面白かった。
開演前の、映画でいうストップ映画泥棒な、団員達による手作り注意喚起も工夫した構成でした!

新国立劇場バレエ団『ジゼル』4月10日(木)~20日(日)9日のゲネプロ含めて計9回
ロンドンへの好発進!まず米沢さんが全幕復帰!渡邊さんのクズ度強化のクールな危うさ秘めたアルブレヒト、
背中を弄られるような香りが募る色気といい、ダメクズ男でもこりゃやられますわい。
あらゆるジゼルの中でも男性達の活躍場も増えて、踊りの見応えもドラマもたっぷりな版です。月が消える瞬間、ようやく見ることできました!

東京バレエ団『眠れる森の美女』4月25日(金)
オーロラ姫とデジレ王子、貴族も鬘は不要かなあ。秋山さんオーロラ姫の、
とりわけ1幕キラリとした模様の付いた淡いピンクチュチュ姿での踊りも姿形も寸分も隙のないプリンセスぶりは良かったが。
伝田さんカラボス、時折清水ミチコさんに見えたが笑、存在感や演じ方の上手さは絶大。糸車製作シメシメの仕草も楽しそうで。
平木さんヴィオラントのビシッとした軸から優雅に凛として繰り出す踊りも素敵でした。
プロローグカヴァリエ達は色味からしてラベンダーズです。しかし、初台ブルーインパルスよりは良いか笑。
東バ眠り、古典の芳醇な香りは味わえるプロダクションです。

藍るり子バレエスタジオ25周年記念発表会『ドン・キホーテ』ほか4月27日(日)
我が思い出深い調布グリーンホールに渡邊さんがやってきた!!!良き思い出ばかりではない会場ながら(子供の頃からバレエは習うより観る方が好きであった。
なぜなら容姿をさらす芸術であるバレエ習うのは美しい人に限ると思っており、私のような醜い人間は許されぬと6歳の頃から考えていたため)
ドン・キホーテほぼ全幕ハイライトにて、渡邊さんはバジルの「友人」。
しかしやること盛りだくさんで、人々に話しかけ巡回しながら盛り上げて、エスパーダ登場までは闘牛土達の部分を時間稼ぎ係としてひと踊りして
宿カフェでは給仕してワインの説明もして笑。舞台滞在時間が長くてむしろ幸運でした。ボレロは勢い余ってお客さんも驚き笑。
第一部の、ゲスト陣も合わせて出演者全員が披露するクラスレッスンコンサートも興味津々。
渡邊さん、1人真っ赤なTシャツ着用して、速水さんとのセンター披露では1人火花バチバチであった笑。
来春ゴールデンウィークのライモンダ、速水さんもジャンに入ったため前回公演で渡邊さんが燃え盛っていて面白過ぎた
渡邊さん速水さんの巌流島対決はなさそうで、ちょいと寂しいのう。
新国立調布公演な発表会でしたが以前から新国立ダンサーが多数招かれているようで、
山本禮子バレエ団ご出身の藍先生、菅野さん、井澤さんの同門の関係性から派生して
実現した豪華な記念発表会。藍先生の取りまとめ力にも頭が下がりました。スタッフの方々の丁寧なご案内も素敵でした。

※ここまでで30回

エンドウ・バレエ発表会『くるみ割り人形』ほか 4月29日(火祝)
バレエコンサートはジュニアの方々のコンテンポラリーも毎回楽しみ。くるみ割り人形はクラシックに所々コンテが混ざったユニークな演出。
新国立渡邊さん客演。松林部分がお洒落で疾走感ある瑞々しいコンテ振付でした。
2幕幕開け、ねずみ達の再びの襲来にて王子様、まさかの素手で退治。静か且つ華麗な投げ技で撃退です。
王子様、合気道の有段者に違いない。お城の一角にある道場で、道着や袴つけて日々鍛錬に励んでいそうです。間違いなく似合うでしょう。


アンテプリマ アンテプリマ・インコントロ A-BALLET合同 みんなで発表会5月3日(土祝)福岡市
新国渡邊さん宇賀さん客演。宇賀さんオンステージな活躍で生徒さん達のサポートも万全でオリジナル創作もバッチリ。
渡邊さんはくるみパドドゥを優しい雰囲気で包み、コッペリア三幕は最初から生徒さんたちと舞台上に立っていらして目立つ笑。
大フィナーレは生徒さん達が頼もしく引っ張り、迎え入れられた渡邊さん宇賀さんが腰に手を当てながらの足踏み移動が微笑ましかった笑笑。

福岡での観劇は7回目くらいでしたが過去は暴風雨、極寒、猛暑な天候ばかり笑。初めて爽やか過ごしやすい、雲ひとつない快晴のもとで観光もして過ごせました〜

YUNO BALLET 20周年記念発表会『ドン・キホーテ』ほか 5月6日(火祝)
新国立ダンサー多数出演記念の発表会。ドンキ全幕に根岸さんと渡邊さん主演、お洒落にレースを飾るような大人の洗練ペアでした。

スターダンサーズ・バレエ団『コッペリア』 5月11日(日)
古いおとぎ話の絵本を捲りながら眺めるようなピーター・ライト版。実は初鑑賞です。
前回2021年に観る予定が運河の事故だったか舞台装置輸送遅延に伴い上演日が変更し、行けず。
団の関係者の方々、大変だったかと思います。
ようやく鑑賞叶い、美術装置衣装が繊細で緻密で、冨岡さんが初役と思えぬ堂々隅々まで行き届いた踊りと表現に感激。

東京バレエ団『ジゼル』5月18日(日)
足立さんの賢くしっかり者なジゼル、生方さんが昭和のフォーク歌手思わす風貌で笑、お若い頃の堺正章さん彷彿。
ゆったりとした展開で振付もおっとり気味、ロシアの版なジゼルを満喫。

Kバレエトウキョウ『白鳥の湖』5月24日(土)
17年ぶりに観たK白鳥。(久々過ぎた、前回鑑賞時は松岡梨絵さん宮尾俊太郎さん)
日髙さんのアカデミックで端正なオデット、しなる手脚から妖艶さが香るオディール、堪能!
ワルツ全体の入れ替わりや男性役の振付、特にベンノはハードそうである。若き日の熊川さんの野心が覗く演出です。
バッドボルドさんの家庭教師周囲から引き締め、実はロットバルトの罠を早期把握していたキーパーソンであると今回発見。

オーストラリア・バレエ団『ドン・キホーテ』5月31日(土)夜
衣装のゴージャス重厚感にまずびっくり。家々の装置の中で料理中の人、仕事中のバジルもいた。 夢の場はライモンダ思わす壮麗なデザイン衣装の羅列。
ジル・オーガイさんの伸びやかで洗練された技術、おさめ方がエレガントなキトリでした。
嘗て新国立アリスのマッドハッターとして客演されたマデンのガマーシュがラブリーな白パラソルにピンクのお花が付いていて可愛らしいキャラクター。
野営地人形劇は子役たちがキトリ、バジル、ロレンツオ、ガマーシュを演じていてかなりそっくり!
パペットのロシナンテも人気、賑わいの後方で草をムハム、カーテンコールにも登場してお辞儀。

★日本舞の可能性vol.8 6月6日(金)
藤間蘭黄さんの日本舞踊と山本隆之さんのバレエによる共演舞台の再演。大会場での開催となり、演出もスケールアップ!
蘭黄さんムソルグスキーと語らうように、山本さんガルトマンの哀愁感、苦しみが零れ落ちる踊りの連鎖は溜息もの。
是非再演重ねて、願わくは海外公演も。


牧阿佐美バレエ団『ジゼル」6月14日(土)夜
青山さんの主演ラストステージ。子役の時代から活躍され、第一線で団を率いてこられた功績はとても大きく、
新たなスタートを応援したいと思います。 しっとりおしとやかなジゼル、目に焼き付けました。

バレエミュージカル『カルメン』6月26日(木)
歌とバレエ同時進行カルメン、どんな舞台だろうかと思っていたら、上手いこと歌と調和してよりダンサーから感情も引き出されていて面白い進行でした。
ミュージカルとの合体舞台ですと最後に出演者挨拶が入るのがお決まりなのか?基本舞台では言葉を発しないダンサーは大変よ笑。
ホセの菊地研さんが言葉を出す表現と一緒に行う難しさ楽しさを丁寧に語ってくださいました。

★新国立劇場バレエ団『不思議の国のアリス』
6月12日(本)~22日(日)8回くらい?23日はバックステージツアー参加
再演重ねています新国。メイドさん執事さんたちのやりとりもようやく細かいところ迄わかってきた!
渡邊さんジャック、やはりあのハンチング帽被っての立ち去り哀愁は何度観ても小津安二郎映画の青年な雰囲気。
同時にただ派手で賑やかなエンタメ作品にせず厚みや重みももたらしてくださっていると再確認。
赤白のハートの騎士姿衣装はロイヤルダンサーより似合うでしょう!いつか紅白歌合戦に出てください笑。

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団『シンデレラ』6月27日(金)
義理の姉の一人がふくよかな体型を誇張していると見える演出以外はまずまず。
灰色壁の家が大移動して満天の星空が現る舞台転換は大迫力。カエルさんやトカゲさん、
ネズミのお小姓さんもおめかしして四季たちの贈り物儀式に参加する様子も微笑ましくお洒落です。
秋の精ソロで衝撃を受けたカエルがひっくりかえる場面も笑。ブレイスウェルさんの王子を観られなかったのが心残り。

東京バレエ団『ザ・カブキ』6月29日(日)
東京バレエ団が遂に、新国立劇場オペラパレスに討ち入りしました!!
東京文化会館改修工事前に良好な関係が構築できていてよかった。上層部同士仲良くなっていてよかった汗。
(10年以上前は、ねえ。ダンサー同士、ファン同士は昔から仲良くやってきたと思いますが来年は夏以降も東バがオペラパレスで公演開催、楽しみにお待ちしております。
どなたかも仰っていたが、東バ新国合同ガラ開催したら連日大入りになると思います。

ヒューストン・バレエ団『ジゼル』7月5日(土)夜
通常入っていない曲が多数入って上演ボリューム増大。加治屋さんジゼルをやっと拝見。
世間は2000年問題を無事クリアした頃、ローザンヌにて愛らしさある映像観てから早四半世紀です
バチルドはジゼルと睦まじくなる優しい女性。二重婚約発覚に対してまずはアルブレヒトに怒りを見せてジゼルを慰めていたほど。
ヒラリオンは、村人達の収穫祭ギャロップの後ろにて淡々と木彫り作業に勤しんでいて、削りながら音頭も取っていたような。
完成して樽に置いていたのは熊か、こけしか??今年のバレエ公演演出最大の謎かもしれません笑笑。

新国立劇場バレエ団 Young NBJ GALA2025 7月12日(土)13日(日)計3回
ヤングパドドゥはトップバッター飾った堀之内さんメドーラの涼やかな美しさ、度胸の強さが印象深し。
福田圭吾さん作品は宇宙テーマにした近未来な大人数作品で、ルナを踊った大木満里奈さんの身体がぐいぐいと深く語るコンテンポラリーのテクニックに驚嘆。
拓朗さんローバーは豪快に繰り出すダンス満載。
アダルト枠で特別出演か、渡邊(峻)さん米沢さん日替わり出演のサイエンティストは渡邊さんの
謎めいて偏屈なイかれ具合と狂おしい征服欲を吐き出すが如く身体を俊敏に且つ捻りの効いた動きもスピーディーに自在に披露。
ラピュタのムスカに見えて仕方なかった。ロンドンに先駆けて拓朗さんとの兄弟対決もあり。
大木さんは中村恩恵さんのソロ作品にも出演、静かに力強く身体が描き出す情感に天晴れでした。

バレエ・アステラス2025 7月19日(土)
ヒューストンのゴージャスモダンなウェルチ版シンデレラ、英国ロイヤルのスカーレット作品にウィールドン作品、
ポーランド国立のパストール版ロミジュリ、と所属団体ならではの作品が多数並び、しかもオーケストラ演奏付き。毎年楽しみにしている公演だが、観客動員苦戦が、、、。
帰国系ガラ乱立時代、目新しい企画を考えるべきなのか、ううむ。

小林紀子バレエシアター『レ・ランデヴー』『シンデレラ・スウィート』7月20日(日)
宮殿の淡い光を帯びた空間にて四季の精たちのソロや星の精の場が描かれる涼やかさが美しいシンデレラ・スウィート、今夏鑑賞でき良かった。小林のレパートリーで一番好きかも。
秋の三浦さんの身体の捻りの見せ方や冬の中村さんの音楽の強弱を自在に表す踊り方が印象深い。
あっ、またいつかインヴィテーションやレイクスプログレスもやって欲しいが。コンプライアンスの観点から難しいか

★★★新国立劇場バレエ団『ジゼル』英国ロイヤルオペラハウス公演 ロンドン 7月24日(木)~27日(日)計5回
バレエ団にとって16年ぶり海外公演!私としては、ワシントンD.C.、モスクワに続き新国海外公演3カ国全てに応援に行けたことがまず幸せであり誇りです。
特に7/27、今年はこの日のために生きてきた!!渡邊さんのアルブレヒトがロイヤルオペラハウスに現れてカーテンコールは緞帳前に!!生涯忘れられない日になりました。
初日の右隣は厳しい態度、評価なお客様でしたが、反対側の方、そして7/27は右隣の常連な方と幕間にお話しできたのも喜び。
身振り手振りで群舞の美しい滑らかさ、出入りの構成の上手さをほめてくださって。7/27はアルブレヒトとヒラリオン役ダンサーが実の兄弟と教えると、素晴らしい一族だね!とも。
とにかくウィリー達が大人気、ウィリ坂24のコンサートか⁈と思うくらいの喝采。根岸さんミルタは7/27は大歓声浴びていました!
ヒラリオン沼落ちは飛翔もいい具合なのか観客大笑い〜。

今までの新国海外公演の中で最たるゆったり滞在、観光飲食大満喫でした。過去一恵まれているであろう職場環境にも感謝が募ります。
今よりシステムがまだ整っていない時期でしかも大繁忙期な最中にもかかわらず
誰1人冷たい言葉もなく、ロンドンロンドンと喜びながら優しく送り出してくれました。
ワシントンD.C.、モスクワには山本さん、ロンドンは渡邊さんが主要役でご出演。タイミングの巡り合わせも運命だったのでしょうか。
また間空けず海外公演を。何処でも行きます!!!


佐々木美智子バレエ団 ESPRIT de corps 『ロミオとジュリエット』7月31日(木)東大阪市
時差ぼけがここにきて襲来笑。午後半休で昼に退勤後新幹線に乗ってビール飲んでいたら大爆睡。
しかし大阪着いたら昼の東京より暑く、舞台は更に熱く、良い時間でした。
山本さんキャピュレット公の重厚感、下村さんがずっと務めてこられてきたジュリエットを夢奈さんが挑戦、ひたむきで強いヒロイン好演でした。
赤青黒のシンプル洗練な装置美術、転換も物語運びを雄弁にしていました!
ロンドンでシェイクスピアなパブに行ったりと帰国後間もない日程でロミジュリ鑑賞できたのも記念に。
大阪の皆様、ロンドン帰りの私を、帰ってきたばかりやろ⁈と驚きつつも笑、優しく受け入れてくださりありがとうございました!

★国際バレエアカデミア『シェヘラザード』ほか 8月1日(金)2日(土)
待望早期再演!渡邊さんの狂おしい色気やギラついた眼力、張りのある踊りでの牽引力、木村さんゾベイダとの禁断の恋の濃密描写、と毎年観たい金の黒奴!!
金閣寺も仰け反る金キラ衣装も見どころです〜。群舞の振付、衣装も華やか。ビャンバさん宦官の癒しと引き締め力も素敵!
前夜は佐々木バレエ、翌日朝から出勤してからのシェヘラ、眠気なんて言ってられません笑笑。

横浜バレエフェスティバル 8月3日(日)鎌倉市
初めて横浜バレエフェス鑑賞。江ノ電乗っていたら、鎌倉高校前からの乗客数の多さに仰天。
大仏も見に行きました。暑くて滞在時間5分。
木村さん渡邊さんが四年ぶりにコンテいばら姫パドドゥ披露。予測つかぬ展開なパートナーリングで壮大な世界観見せてくださいました。
王子の銀狼怪奇ファイルなヘアは無し、ギンギラスーツは健在!

★SHIVERバレエコンサート福岡 8月6日(水)福岡市
午後半休をもらい、退勤後にそのまま空港へ、博多入り。
出演者人数6人ガラ。遠藤さん解説のセンターレッスン わかりやすく、出演者同士拍手で称え合う姿も眩しい。6人で山手線並みに忙しく順番回ってきても皆様楽しそう!
渡邊さんと佐々木嶺さん初共演も嬉しく、男性2人だけの場面は不思議な気分。
シヴァトークは着席ではなく、立ちっぱなしでデモンストレーションありお話あり、なんでもありなびっくり展開。
渡邊さん、佐々木さんが順番にバジルの超絶技巧披露され、爽やかに舞う佐々木さんに対し渡邊さんは出陣する武士な顔つき笑笑。
パドドゥ説明も学びたくさん、出演者達が臨機応変に立ち位置変えながらマイク持ちも担っていたり、人柄もワールドクラスな皆様でした!
木村さん渡邊さんはジゼルパドドゥ、ロンドンの感激再び!あっ、渡邊さんはちょこっと(でもないか)衣装ハプニングありましたが笑、ロマンチックな風情はしっかりと。

SHIVERバレエコンサート名古屋 8月8日(金)名古屋市
3時に早退して東京駅へ、そのまま名古屋へ。公開レッスンは同じ構成であっても観ていて楽しい。
アルブレヒト、衣装ハプニングなく一安心笑。 二山さんはだいぶ個性強いタイプだった笑。
トークによれば渡邊さん、本番前に舞台袖では気合い入れているらしい。あの熱さの由来かしら?
大好きなダンサーを名古屋で鑑賞したあとに食べる海老フライの美味しいことよ笑。新国ドン・キホーテ名古屋公演以来の再訪、店名は「ふみ屋」。あと2文字笑〜。

Iwaki Ballet Company 井脇幸江バレエスタジオ合同公演『ドン・キホーテ』8月17日(日)
新国立ではあまり組んでいない(アラジンルビーくらい?)奥田さん井澤さんが主演。
井澤さん、猫脚ソファーのある待合室完備のお洒落な美容サロンの美容師さんでした笑。三色ポールの床屋ではない。
野営地で、キトリを守るための踊り合戦にも挑んでいて面白い展開。
舞台転換中に舞台が中断しないよう、キトリとバジルのムーディーなアダージョもいれていて工夫も良き。
奥田さんの、年齢重ねて益々艶やかな美しさも技術の上手さも増す魅力にも虜に。結婚式はABT風の白地に赤金衣装!

徳永由貴バレエスクールおさらい会 8月18日(月)
仕事の都合で第3部の途中から鑑賞。ただ、生徒さん達のヴァリエーションも何名かは鑑賞できて嬉しうございました。
どの生徒さんもきちんとした美しい振る舞い、仕草、立ち姿で品があり、観ていて清涼感あるシャワーを浴びている気分。
一般のお教室ですから個性も様々なタイプの生徒さん達、コンクール出場する人しない人、
プロ目指しているかあくまで趣味で習っているか、目的も様々な生徒さん達が勿論所属しているわけですが誰もが美しいのです。
派手なことをさせず癖なく美しい品ある踊りがまずはできるよう指導する徳永先生の信念が窺えます。
ローザンヌで入賞され、秋からロイヤルバレエスクール留学の生徒さんと
渡邊さんが踊られたくるみ割り人形パドドゥが颯爽とカラッとした雰囲気があって素敵。
フィナーレは全員で星条旗よ永遠なれ。デジ王子の格好で渡邊さん、熱血回転でマーチを彩りました笑。
渡邊さんとアメリカンマーチ、ぴたりとは結びつかないが元吹奏楽部員としては喜ばしい組み合わせ。

パークサイドバレエスタジオサマーパフォーマンス2025 8月21日(木)
白鳥の湖3幕で渡邊兄弟で王子とロットバルト。拓朗さんロットバルトがデーモン閣下にしか見えなかった笑。
オディール、王子、ロットバルト、黒の格調高い饗宴。バレエコンサートは、この時期奇跡的に定時終業だった職場から
気持ちはカール・ルイスで爆走して向かったが渡邊(峻)さんの海賊、アダージョには間に合わず。
切れ目の良いところで親切にスタッフの方にご案内いただき、飛び込んでいたのは眼からの光線で次々とムスカの要塞を切り裂いていく
ラピュタロボットの如き強度な眼力で舞うアリの渡邊さんでした笑。 流し目、肩見せ強調、屈み込みポーズからの鋭い視線の射抜きにも痺れましたー。

BALLET NOW第18回発表会『くるみ割り人形』ほか 8月22日(金)
留学中の生徒さんと渡邊さんがくるみ割り人形2幕でパドドゥ。益々美しく大人っぽくなった生徒さん、
2022年から組まれている渡邊さんへの厚い信頼も大きいのでしょう。
踊りがより伸びやかに端正に、表情は明るく、幸せな気持ちに浸ってしまいました。
タップダンスのエネルギッシュなステージも素敵!流行音楽に疎い私は初めてミセスアップルさんの歌を聴きました。おかげさまでライラックだけは分かります笑。

スターダンサーズ・バレエ団『ドラゴンクエスト』 8月23日(土)
ドラクエのゲームも、そもそもゲーム経験ほぼなし(スマホのゲームもやったことー 度もございません)
バレエの要素を組み込んでのわかりやすいあらすじ、毎回楽しみの公演。
あの壮大なテーマ曲を、スタイリッシュに流れる映像と一緒に、しかも都響の演奏で聴けたのも歓喜。

修子バレエアカデミー5周年記念発表会『ドン・キホーテ』ほか 8月24日(日)さいたま市
ドン・キホーテハイライト、生徒さん達の配置も工夫されていて、街の賑わいはゲストの闘牛士の皆さんが優しくフォロー。
3幕は新国立渡邊さんが主宰の田山さんとグラン・パ・ド・ドゥ。
背が高く、腰位置も高い田山さんを、いつもより大きな移動サポートで渡邊さんが滑らかに支えていらして立ち位置調整もお手のもの。
練習映像ではお互いにあれやこれや叫び合いながら臨んでいらっしゃいましたが、サッパリした関係性もまたパドドゥに表れていたかと思います。
ヴァリエーションでは身体をほぼ水平にして、世界陸上も驚くであろう飛距離のばす勢いにも仰天。
この日、夕方になっても浦和駅周辺は気温37度! Kの杉野さんと渡邊さんが並ぶと、
会場のお膝元の浦和レッズの真っ赤なポスターにした時以上に体感温度は更に上昇した気分になりました笑。

★バレエスタジオプラネ創立45周年記念第39回発表会『みにくいアヒルの子』ほか 8月30日(土)福島県白河市
毎年西郷白河へ出向くのも恒例の楽しみに。渡邊さん兄弟ご出身スタジオ発表会!
念願の渡邊さんのタリスマン、ようやく拝見!テクニック披露のみに終わらず隅々まで行き届く美しさ、
パートナーを愛おしく導く姿や険しくも熱い鉢巻姿も笑、渡邊さんならではでしょう。分厚い文献を開いたような壮大な叙事詩を読んだ気分。
生徒さん達の、みにくいアヒルの子も楽しく、最後は白鳥達で終わる幕切れも清々しい構成でした。
生徒さん達が心からのびのびバレエを楽しんでいる様子が舞台から一層伝わり、素敵な教室と想像しております!

Etsuko BALLET School20周年記念発表会『白鳥の湖』ほか9月7日(日)京都府八幡市
スクール卒業生で現在Kバレエの伊東葉奈さんがしっとりオデットとパワフルでギラリと美しいオディール、
新国立速水さんがまだまだ甘えたい盛りの王子、そして山本悦子さん独自の解釈で王子の実の父親を登場させて身分は低いが愛情を注ぐ優しい人物を山本隆之さんが務められました。
オディールと王子のパドドゥ最中の鏡を使ったトリックや終幕は大カーテン用いての人間へ戻る演出もあっと驚かす仕掛けでスケールあり。

サラダ音楽祭 Noism2『火の鳥』9月15日(月祝)
ポスター見て、ベジャールの火の鳥に少し似ていそうかと勝手に想像して鑑賞。 葛藤する少年と火の鳥の交流が潔いダンスで描かれ、満喫。

東京バレエ団 M 9月23日(火祝)
三島由紀夫文学には詳しくはないが、前回公演時に初鑑賞したときと打って変わって、作品の要素が含まれたところを楽しみ、池本さんが要所要所を締める活躍ぶ り。

NBAバレエ団 Grace & Speed2025-ブルッフーヴァイオリン協奏曲第一番 Licht ケルツ 9月27日(土)昼 さいたま市
キラリとカラフルで晴れ晴れしたブルッフに急速テンポの中でとどまることなく鮮やかなテクニックを繰り出して行くケルツ、
どちらもNBAパートリー内で特に好きな作品で再演喜びました。
岩田雅女さんの新作Lichtは人間関係の交差や苦悩を激しいコンテンポラリーと美しい光の交わりも面白かった。

新国立劇場バレエ団 プリマたちによるBallet Concert 9月28日(日)岡山県小田郡矢 掛町
小田郡矢掛町、初めて聞く地名でワクワク。岡山県での鑑賞は2007年以来です。
貝川さんの司会進行でツウなバロック音楽演奏あり、後半はレッスンデモンストレーションやパドドゥも弦楽四重奏やピアノ五重奏版で演奏。
豊かに奏でる音楽も楽しみました。
廣川みくりさん渡邊拓朗さんの真夏の夜の夢のパドドゥが流れるような情感があって素敵であった。
プリンシパル2組のグランパドドゥは意外にも慌ただしい印象がありましたが木村さん渡邊さんのエスメラルダは初見で新鮮。
そして私は翌週も岡山駅へ行き(乗り換えで下車)、駅ビルのさんすてに更に詳しくなってしまった笑。

ダンスの審査員のダンス 10月1日(水)
酒井はなさんや中村恩恵さんら錚々たる方々が集結し、語りありダンスありでリビングを囲んで会議して行く演出。
私の解釈不足で内容の理解にはなかなか至れずであったが、出演者陣を眺めているだけでも豪華なひとときであった。
80回

新国立劇場バレエ団『シンデレラ』札幌公演 10月4日(土)札幌市
土日公演のうち、土曜日公演のみ鑑賞。日曜日出演の渡邊さんは拝見できなかった が
本拠地以外での開幕は珍しい機会。この回から基本カーテンコールは撮影可に(作品にもよると思うが)
仙女変身前の老婆が綺麗な女性に、ウェリントンとナポレオンの名は無しに。
札幌駅へ全速力で走り、仙女さまの約束守って19:00の快速エアポートに乗車。

★板東ゆう子ジュニアバレエ30周年記念発表会『ドン・キホーテ』ほか10月5日(日)愛媛県西条市
前日まで札幌にいたのだが、一旦帰京して東京駅近くに泊まり、早朝の岡山方面の新幹線で移動、
しおかぜで伊予西条へ。出演者に比較したらなんてことないスケジュールですわい笑。
それはそうと西条市をバレエで盛り上げ続けて30年、生徒さん達と関西圏のお馴染みゲストが一体となってのドン・キホーテハイライトでした!取りまとめる板東さんに頭が下がります!
2007年に初めて足を運んでからほぼ毎年鑑賞しており、かれこれ18年経ちました。早いのう。
初鑑賞時は山本さんが白鳥の湖全幕王子、2015年20周年記念時はドンキ全幕エスパーダ、
今回はドン・キホーテタイトルロール、役柄の変遷もまた時代、年月を映しているとしみじみ。

Etsuko.BALLET School玉造教室10周年記念発表会 10月13日(月祝)大阪市
ピアノとのコラボレーションにて山本隆之さん、規子さん(ピアニスト)ご夫妻でご出演。
コッペリアはほぼ全幕な構成で山本さんが頑固しかしお茶目で阿波踊りも飛び出すコッペリウス!
大阪万博最終日で、近くの展望台から大屋根リングは見た!

新国立劇場バレエ団『シンデレラ』10月17日(金)~25日(土)計8回
渡邊さんが米沢さんシンデレラと柴山さんシンデレラと共演。
米沢さんとは王者な存在感を、柴山さんとは少女漫画に出てきそうな優しい王子様。
勿論お2人から乙女な魅力をたっぷり引き出す上に、負担なんぞ感じさせず違った物語で楽しませてくださる力量に天晴れです。
一部のアップデートは半端になっていたかと。仙女変身前姿は関優奈さん大木さんともに上手かった!

目黒区洋舞祭 10月26日(日)
当ブログレギュラー我が後輩が所属スタジオの演目に出演。
仮面舞踏会(少年隊ではなくハチャトリアン)のマズルカとフィナーレ曲にのせて艶やかにお洒落に、夜会のようなお衣装で舞っていました。
出入りやフォーメーション変化も激しい構成の中で主軸として大活躍!!

★地主薫バレエ団『くるみ割り人形』11月13日(水)大阪市
お菓子もドロッセルマイヤーもお洒落に描かれて、洗練されたステージ。
奥村さん王子と福岡さんネズミ王対決、山本さんがプロローグから苦悩、パーティーではマジシャンなドロッセルマイヤー!
お菓子の国では本物のお菓子や飲み物味わうクララとドロッセルさんでした!

富山国際ダンスコンペティション2025 11月15日(土)富山県魚津市
渡邊さんがエキシビション出演。いきなりのソロ1曲であっても、直前のプログラムがジゼルの世界観とは全く違った歌と舞踊のステージであっても、
瞬時に空気を変える踊りに再び感嘆。高い技術の延長に苦しみを醸し出し、ミルタやウィリー達に許しを祈る仕草も訴えかけ、
1曲の抜粋で無背景であっても霊気漂う暗い森の風景が浮かび立つ舞台姿。今にも息絶えそうな倒れ込み方も美しうございました。
踊り終えると真ん中で満面の笑みでレヴェランスなさり、両脇からカーテン下りてくるのも
全幕公演やパ・ド・ドゥ抜粋でのガラでもお目にかかれない、今回のエキシビションならではの珍しい特典演出でした。
翌日は審査員に初挑戦なさったようです!

マユバレエスタジオ「眠れる森の美女」11月16日(日)京都府長岡京市
念願の、山本さんのカラボス!10年前に大阪で踊られたときは観に行けず、やっと叶いました。
スカート摘まんでの2ステップがあまりに優雅で、チャャーミングな悪女。子供達が演じる手下たちには優しく、
祝宴に招いたほうが盛り上がりそうな美しい魅力に溢れていました。
生徒さん達は多数の役掛け持ちながら頑張っていて全幕を作り上げていた姿に拍手。

篠原聖ーバレエリサイタル『カルメン』11月20日(水)
下村さんのカルメンを再び目にでき感激。変わらぬ締まりある身体にテクニックの鮮やかさ、語る表現!
艶やかで、しかし愛らしさも備わっていてこりゃホセでなくても落ちてしまいます。
群舞の配置や踊りの見せ場、篠原さんご本人の運命の存在感も強し。

東京バレエ団『ドン・キホーテ』11月21日(金)
バレエ団きっての職人であり、頼れるムードメーカーな伝田隊長が遂に、入団17年にして全幕主役デビュー。
登場から、全員後輩であろう舞台上のダンサー達も、そして観客も大応援。
潔いお姉さまな印象があれど、可愛らしく恋する少女な要素も出して、受け止めるカイシェタさんの無邪気さも良かった。
カイシェタさん、代役と思えぬはまりっぷりで、東バダンサー達とのコミュニケーションがとにかく楽しそう。
フィナーレもガマーシュ踊ったり、セギディリアが大団円したりと爽快な後味ある版です。

キーウグランド・バレエ・シアター『眠れる森の美女』12月3日(水)
装置も美術も出演者数も最小限ではあったが三大バレエ踊れる喜び伝わる舞台。オーロラは少しクールで可憐なプリンセス、カラボスがスタイリッシュ美女!
連行された村人が落とした糸車を拾ったカラボスが策略企てる場面挿入が面白かったが、村人達は連行されたっきり、どうなった?!

伊藤郁女 『ロボット私への愛』12月6日(土)夜
一切予備知識なく鑑賞。しかし1時間通しで伊藤さんが肉体を駆使しながらときに観客と対話したり
スケジュールに追われる日々をユーモア交えて体現したりと風変わりながら目で追いたくなる作品でした。

新国立劇場バレエ団 ウィル・タケット版『くるみ割り人形』12月19日(金)~31日 18日(木)ゲネプロも鑑賞計10.5回(2幕から鑑賞が1回あり)
恐らくはゲネで今年100回目の鑑賞?お正月明けまで上演中ですので詳細は年明けに。とにかくカラフルスウィートな世界です笑。
しかし、年内で出番は終えられましたが渡邊さんの愛情深いドロッセルマイヤーの助手、ねずみ掃除棒の操作の名手ぶり、
そして変身後のきりっとした赤軍服にパドドゥでの荘厳な世界にすぐさま引き込む高貴な紫軍服王子、と
美術衣装のみならず心がスウィートになる瞬間も実は何度もございました。
2度あることは3度あり、新国立くるみ新制作初演時の迷走はおおよそ予想通りで笑、演出について申したいことは山々あれど詳しくは年明けに。



◆バレエ以外の観劇
新国立劇場オペラ『蝶々夫人』
ロイヤルシェイクスピアカンパニー『となりのトトロ』ロンドン
ふくしまフェスタにてニシゴーヌやしらかわんのステージショー 神奈川県川崎市
(カウントして良いですよね!?今年の鑑賞で唯一登場シーンで大歓声あげることを許されたステージですから笑)


◆映画 バレエ系シネマ
イングリッシュナショナルバレエ団シネマ デレク・ディーン版『白鳥の湖』

※ここ数年ロイヤルシネマから遠ざかっております。


◆映画 バレエ系でないもの
サウンド・オブ・ミュージック 公開60周年記念特別上映

◆トークショー・イベント系
バレエクロストーク 振付家矢上恵子の世界
上野の森バレエホリデイ2025

◆祝賀行事 1月10日で山本隆之さん虜歴20年!
渡邊峻郁さんダンスマガジンダンサー人気投票に初ランクイン7位!




一挙に振り返り総括を終わります。今年もありがとうございました。飲み過ぎに気をつけます笑。皆様良いお年をお迎えください!

2025年大晦日 アンデオールバレエ日和2管理人




2025年最大行事、ロイヤルオペラハウスでの渡邊さんアルブレヒトです。

2025年6月30日月曜日

80分間カルメン全幕 バレエミュージカル「カルメン』6月26日(木)




6月26日(木)、バレエミュージカル「カルメン』を観て参りました。
https://balletartsjapan.com/

https://www.dancersweb.net/%E8%A4%87%E8%A3%BD-top-interview-2


構成演出振付:上島雪夫
音楽:笠松泰洋
振付助手:稲葉由佳利
歌唱指導:蛭牟田実里

カルメン:寺田翠
ホセ:菊地研
エスカミーリョ:秋元康臣
スニガ・トレアドール:吉留諒
ミカエラ:吉田早織

現代の恋人・オンブレ:東山光明(歌手)
現代の恋人・ムヘール:noyori(歌手)
街の女・ジプシー:佐藤彩未 テッラコーネ沙夜 長谷川未紗 中村優希


寺田さんのカルメンは研ぎ澄まされたラインが引き立つ艶かしいヒロインで
ウクライナやロシア圏の地域の大きなバレエ団にて長らく主役を張ってこられたキャリアを思わすオーラと身体能力、揺るぎない技術のすぐさま虜となりました
少し顔を上げての視線の向け方や余韻を残しながらすっと香りを放つ色っぽさといい、同性でも沼に落ちてしまいそうな危うさを宿すヒロインです。
寺田さんはこれまで3度舞台を拝見しておりますが2013年と2017年の新国立劇場バレエアステラスでのダイアナとアクティオン、
2016年大阪でのMRBスーパーガラのパリの炎、と全てガラで、しかもどれも超絶技巧お披露目路線パ・ド・ドゥの鑑賞。
幕物作品での主演が今ひとつ思い浮かびづらかったのは正直なところでした。
ところが、序盤にてシルエットが見えた瞬間から身体での語りかけに魅せられ、踊り出すとこれ見よがしなことをせずとも脚線や肩の使い方にも見入り、
色っぽさはありつつも磨き抜かれた職人気質な踊りに圧倒されっぱなしに。これはホセもエスカミーリョも心持っていかれるのも頷けました。
プロフィールを拝見するとモスクワ国際バレエコンクール入賞やノヴォシビルスクオペラ劇場の経歴しか書かれておらず、文字数制限等あったのかもしれませんが
実際にはタタールスタン歌劇場バレエやウクライナのオデッサ歌劇場でも主役級で活躍されてきた豊富なご経歴も掲載していただきたかったとも思っております。

菊地さんは見るからに優しそうなホセで、任務中は上官から何度も優しさに漬け込まれていそうな真面目青年。薄いブルーの軍服も雰囲気後押しです。
カルメンの誘惑に負け、純朴勤勉さがみるみると剥がれ落ちていくさまをおどろおどろしく体現され
カルメンに恋い焦がれて酔いしれて、遂には刃物を手に取るほどに凶暴化していく変わり様も内側から沸き上がるような熱を帯びて斬り込んでいらした印象です。
菊地さんの舞台は直近ではバレエ教室の記念発表会全幕『ドン・キホーテ』でのタイトルロールで
それはそれは上品で優しげな風を吹き込んで場を引き締めてくださいましたが、今回のような幕物の踊る主要役もまだまだ観たいと思わすホセでした。

エスカミーリョの秋元さんは出番少ないのが惜しく、されど短時間にぎゅっと詰め込まれた場にて花形闘牛士な空気を流していらして、
エルビス・プレスリーも仰天しそうな地にキンキラキン衣装もしっかり着こなしていたのも丸。
スニガとトレアドールで変幻自在な活躍を見せていたのは吉留さん。冷酷そうな鋭い上官スニガと、エスカミーリョを支える一歩引いた感のあるトレアドール、
一見別の人が出てきたかと思うほど、衣装だけでなく表情も見せ方も大きく変えてくる即座対応でこなす腕前でございました。

ただ清楚で一途な部分にとどまらない描き方でハッとはせられたのは吉田さんのミカエラ。
可愛らしいブルーの村娘風ワンピースな衣装でそれはそれは恋するピュアな愛くるしい娘である一方、罪に手を染めたホセを変わらず信じて励ます強さが光りました。
目を見張ったのはホセがカルメン刺殺後のシーンで、ホセだけでなく彼に関わってきた人々が
続々と心理崩壊していく展開をミカエラによるリードで描写。罪を犯したホセ本人のみならず
周囲をも悲痛の奥底へと突き落とす行動をホセが取ってしまったかを重たい余韻を引き摺りながら描き出す、印象深いひと幕でした。

今回80分間休憩なし1幕全幕仕立てでしかも少人数構成。ぶつ切りな面も出てくるかと思いきや
街の女やジプシーのダンサー達が役を変えながら間をスムーズに繋げて場面転換を後押しし、先述の通り吉留さんの即時対応活躍も大きな貢献であったでしょう。

それから最大の関門、歌との融合。本来言葉を使わずして伝えるバレエの中でどう描いて行くのか当初は心配でしたが笑、始まってしまえばしっくりとした仕上がり で
東山さんとnoyoriさんの穏やかな語り口で物語のドアが開いて19世紀のセビリアへ。
歌も多過ぎず、お2人とも出しゃばらずあくまでダンサーを引き立て一緒に呼吸するような歌唱で好印象でした。
「カルメン」の曲が余りに有名で、またあらゆる振付家によってバレエ化もされており
オペラは2年に1回観るか観ないかの頻度の私でさえほぼ全曲把握しているくらいですから
所々ロックな編曲や日本語歌詞での披露に全く違和感を覚えなかったわけではありませんが、よく纏まっていたと思います。
そうでした、2年前に歌やミュージカル、朗読とバレエの共同公演にて上演された別団体主催のラフマニノフの生涯を描いた作品にて
帝政から共産主義に変わる頃のロシア、ソ連の歴史内容も取り入れたりと台本はきちんと書かれていて学び多き面日さであったものの
劇中でラフマニノフとチャイコフスキーが坂本丸さんの名曲を熱唱する時空超過にもほどがある場面を目にしてからは
どんな構成でも受け止め可能になりました汗。今回の「カルメン」にはラフマニノフのときほどの腰抜かす衝撃場面はありませんでしたので、一安心。

最後は上島さん、そしてミュージカル風に一部の出演者によるご挨拶もあり。(ミュージカルは毎回そういう挨拶習慣があるのでしょうか)
バレエダンサーも例外ではなく笑、皆さん普段なかなか生の声を聞くことないですよ~と観客に対して上島さんが声かけなさっていたほどで
NHKの工作番組『できるかな』における、無言を貫いてきたノッポさんが最終回になって初めて声を出したときのような珍しさでしょう。
寺田さんと菊地さんが代表して挨拶され、特に菊地さんが、言葉無き芸術を日々追求し続けている身からすると当初は抱かずにはいられなかった歌との融合への不安は
バレエダンサーならば、またバレエ愛好者なら誰もが思うであろうことを誠実に代弁してくださり
しかし、リハーサルが始まってみると歌の感情にも乗せられてよりも入り込んで踊ることができた喜びを晴れやかに語ってくださいました。
上野の森バレエホリディでも感じましたが菊地さん、言葉の選び方といい聞き取りやすい口調といいお話がとてもお上手です。
そういえば、ラフマニノフ及び翌年のバレエやミュージカル共同企画公演にて終演後に挨拶なさった
男性プリンシパルバレエダンサーは校長先生風な口調で役柄とかけ離れた感がそれはそれで貴く思えたものです笑。
終演後の演出は今回のカルメンも、以前に鑑賞した別団体主催のラフマニノフや翌年の同主催団体によるプッチーニ企画もバレエとミュージカル合体型公演では
どちらかといえばミュージカルの手法が重視されている感がありますが、異文化体験を楽しんだ私でございます笑。

そんなこんな、バレエとミュージカルで名作文学を描いた公演、堪能いたしました。
バレエ芸術推進協会さん主催公演は、昨年のGENJIや2021年2023年のロックバレエと、所属団体を越えた共演企画も毎回面白く、次回も心待ちにしております。




※カーテンコールは写真撮影可でした!


集合ポーズ



決めポーズ!



色々な角度で撮影タイム。



バレエとの共演の楽しさを語るNoyoriさん。最初はダンサー達に圧倒されてしまったそうです。



お話上手な菊地さん。



寺田さんも、感謝を丁寧に語っていらっしゃいました!



亀有といえばこち亀。リリオに来る度に記念撮影しております。漫画に疎く、こち亀も漫画自体は読んだことありませんが、何故か撮影したくなるキャラクター達です。



赤ワインと生ハム等で乾杯です。プログラムも合わせて赤で統一!

2025年6月11日水曜日

浅草公会堂での大掛かり再演   日本舞踊の可能性  6月6日(金)




6月6日(金)、浅草公会堂で日本舞踊の可能性vol.8を観て参りました。
https://www.nbkanousei.com/

https://www.richessemag.jp/lifestyle/culture/a64683151/daily-news-250508/

https://balletchannel.jp/45404
バレエチャンネルさんによるインタビュー。蘭黄さん山本さんがお話しくださっています。実は1人3役な役どころのガルトマン!
日本舞踊とバレエの違いの面白さ等、尊重し合いながら語り合う内容に、舞台観る前から引き込まれてしまいました。


藤間蘭黄さんの動画チャンネルより。熱の入ったリハーサル風景です。




第一部は  鄙(ひな)のまなざし~一茶の四季~。小林一茶の俳句をもとに、作曲演出振付を藤間蘭黄さんが手掛けられ、
藤間聖衣曄さん、藤間鶴熹さん、藤間蘭翔さんの3名の女性で踊られました。
春夏秋冬それぞれの季節感や時にはユーモアある動物の仕草も取り入れ、照明演出も変化に富んでいて
良い意味で想像していた日本舞踊とは全く違った舞台と思えた次第です。
バレエとの共同企画がない限り日本舞踊を観る機会がないど素人の私はお恥ずかしい話、女性による日本舞踊と聞くと
ひたすらはんなり、優雅に内向き儚げな風情でしっとり舞う印象が先行しておりました。
ところが、一茶のほのぼの素朴で優しげな四季の風景を色鮮やかに体現して、ゆったりと舞うこともあれば
機敏に力強く舞う場面もあり、実に感情豊かに身体を使っての踊り方に驚きが止まらず。
猫の様子を表現する箇所は解説文によれば、プティパが『眠れる森の美女』猫の踊りを振り付けたときに指示した猫の声のように、
子猫のか細い声を三味線の音色で表して取り入れたとのことです。またクラシック・バレエでいうグラン・プリエに似た脚を開きながらのポーズもあり、
着物を着たまま上品な姿はそのままにパワフルなポーズも繰り出す練り上げられた技術に目を見張りました。

小林一茶については俳人としては名は知っていたものの生涯については初耳な事柄ばかりで、
幼い頃から恵まれない境遇を生き抜いたのち、各地を回りながら句を詠んでいたとは初めて知りました。
純朴で優しい、真っ直ぐに語りかけてくる数々の俳句の裏にはどれだけの悲しみ苦しみが潜んでいたかと思うと、一茶の人間力の強さを感じずにはいられません。

第二部は展覧会の絵。ムソルグスキーと親友ガルトマンの友情を描いた日本舞踊とバレエの共演作品で、初演は2017年。
作品の舞台であるウクライナのキーウの黄金の門にて蘭黄さんと、当時キーウバレエ学校芸術監督を務めていらした寺田宜弘さんが踊られ
本物のキーウの大門での披露された初演版の世界観はさぞかし圧巻であったであろうと想像いたします。
プログラムには初演時の終盤場面写真が掲載され、門の中の回廊のような空間の上部に掲げられている木組みの橋らしき場所にて寺田さんが佇む姿と
下から仰ぎ見る蘭黄さんのお姿があり、写真を眺めているだけでもどっしりとした厚みと昇華の輝きが伝わってきます。

今回は昨年7月に銀座の王子ホールで上演されて以来の再演で、銀座に続き日本舞踊を蘭黄さん、バレエを山本隆之さん、ピアノを木曽真奈美さん。
コンサート向けの小さめの王子ホールから、3階席まである大きな浅草公会堂に場所を移し、照明や花道も生かしての演出が加わって一層堪能いたしました。
蘭黄さんのムソルグスキーが大地を踏み締めるように力強く舞いながらガルトマンと語り合い、
しかしガルトマンが息絶えると苦しみに苛まれる様子は息が詰まりそうになるほど痛々しく、やがてガルトマンに励まされながら
徐々に生気を取り戻して行く過程をじっくり心刻むように踊られるお姿は胸打つ衝撃がありました。

山本さんガルトマンはしなやかでエレガントな踊りで引き込み、一挙手一投足から優しい言葉が聞こえてきそうな振る舞いにどれだけ心動かされたことでしょう。
前回の王子ホールより遥かに舞台から遠い席から鑑賞していたはずが、角度の転換や
音楽1つ1つを一段と細やかに身体で表していらしたのか双眼鏡無しでもくっきりとした連なりが視界を覆っていきました。
早々に倒れ込んで命を落としてしまう悲劇の人物でムソルグスキーが悲しみに暮れるのは当然の展開ながら
ガルトマンが単に可哀想な悲劇の人の印象ばかりが残らずであったのは、語りかけ方や励まし方に包み込むようなあたたかみと美しさが宿り、
演奏とも睦まじい関係性が見えてくるほどに生き生きとした情熱を発しつつ、悲しみを溶かし導いていく踊りが心に目に飛び込み、響き続けていたからこそでしょう。子供達が踊る印象が強い雛達の可愛らしい軽快な曲の部分も
山本さんが踊られると神々しい光の粒を撒いてくださっているとも感じさせ、体内が浄化されずにいられず。

木曽さんのドラマティックな世界が広がる演奏も魅力たっぷりで、基本この曲は壮大なオーケストラ演奏版を好む私ですが
お1人でピアノ1台で公会堂を突き動かすようなエネルギーと多種の楽器を操っているかの如くスケールを感じさせる木曽さんの演奏は格別です。
また日本舞踊とバレエが舞台上で同時進行していても一方通行にならず、お三方の踊りや演奏の調和力にも感激。
特に最後、公会堂バージョンとして奥側の舞台機構を生かし、オレンジやブルーの照明も加えて
半裸姿のガルトマンが高所に佇む演出は、客席全体にも光が降り注ぐようなパワーが充満したまま荘厳な幕切れへと繋がっていき
分野は違えど三者の味わいが一体化した、切なくも希望の光を見出すような厚みと美が濃縮した舞台でした。

それにしても山本さん、倒れ込んでも美しや。『ジゼル』において絶品アルブレヒトも各地で見せてくださった懐かしさも込み上げました。
木曽さんは演奏のみならずお姿もたいそう麗しく、銀色の模様で彩られたロイヤルブルーのドレスも何処かの公国の姫君の如くお似合いでした。
そして蘭黄さんの精力的な活動エネルギーにも脱帽です。

それにしても日本舞踊を観て再度思います。動きに制約のある着物を着ていかにして躍動感ある踊りが可能なのか。
バレエのように脚をスパっと大きく開く高く上げる振付は不可能であり、しかし大胆さも繊細さも自在に体現して魅了。
また演奏者を眺めていると、ずっと正座しながらの演奏はお辛くないのか、素朴にもほどがある疑問で失礼。きっと訓練の賜物なのでしょう。
自宅でも冠婚葬祭関連でも正座習慣皆無に近い環境で育ってきてしまった私からすると
日本舞踊を始め伝統芸能、文化に携わる方々の美しい正座の維持は見惚れてしまうお姿です。




行きはおのぼり気分でちょこっと浅草散策。仲見世通りの大半は閉店時間を過ぎていましたが、涼しい夕暮れ時で人出も落ち着き、歩きやすい。
お着物着てお出かけしたくなる風情です



この通りのお店で浅草メンチを購入して食べましたが、お腹空き過ぎて写真撮影忘れてしまいました笑。
お肉がぎゅっと詰まっているだけでなくザクザクと粗めに切られた玉葱の食感も丸でございました。




浅草シルクプリン。バニラもよく効いて、弾力と滑らかさ両方備わっています。



シルエット絵柄。



浅草公会堂とスカイツリー。



公会堂に入ると出迎えるシャンデリア。



浅草を一望できる妙に広い休憩スペース。



公会堂そばにて。オレンテくん。



帰りは会場近くでもんじゃ焼き!観劇帰りにお好み焼きを口にする機会は過去10回はございますが(全部大阪での観劇にて笑)
もんじゃ焼き店へ行くのは、約36年の鑑賞歴の中でも初です。1人でも入り易いお店で、入口の案内にはお店の方が焼いてくださると明記があり一安心。
奥側のカウンター席へ。まずは雷門サワーで乾杯です。



つぶ貝とジャガイモのバター焼き。
ジャガイモが芳醇なホクホク感で焼き目は香ばしく、つぶ貝はコリっとした歯応えでお酒進んでしまいます。
味付けはシンプルながら、美味しい素材を目一杯味わえました。少し唐辛子をかけるとピリッと味変できておすすめです。



さてもんじゃです。素もんじゃにチーズをトッピング注文いたしました。素もんじゃのもですと本当にキャベツのみとのこと。
トッピング種類は豊富で、他にも紅生姜や明太子、明太バター、と多彩な並びです。
チーズはお店の方からおすすめと教えていただき、決定!



きびきびとした手捌きでドーナツ型に整えてくださいます。



ダムも建設!私には到底不可能です。以前大阪の鉄板焼き店のテーブル席で自己調理たこ焼きをやってみましたがくるっと回転させることができず。
たこ焼き、バレエ、頭も、回転は永遠に苦手でしょう汗。



お好み焼きと違ってあっという間に調理完了。チーズを撒いたらもう食べ頃ですとのこと。段々と溶けていくのでちょうど良いのでしょう。
チーズの塩っぱさやまろやかさとたっぷりキャベツが合わさって、ボリュームもしっかり。美味しくいただきました!



浅草駅への帰り道、灯りが並ぶ夜の仲見世通り、ノスタルジックです。



時間があと1時間ほど早ければ、天気予報の上空からの映像に私も映っていたかもしれません。
キーウの大門を題材にした舞踊作品を鑑賞した帰りに眺める浅草の雷門でございます。