2022年3月18日金曜日

【実現願う】今夏にキエフ・バレエガラ開催

一昨日夜に大きな地震に見舞われ、東京も長い揺れが続きました。皆様ご無事でしょうか。
私の家は幸い物も落下せず停電にもならずでしたが震度4でも恐ろしく、5や6強を観測した福島や宮城の方々の不穏な心境をお察しいたします。
またつい先ほど岩手でも大きな揺れが発生し、不安な日々をお過ごしの方は多くいらっしゃることと思います。
国内外問わずただでさえ心配が尽きぬ状況ですが、どうか1日でも早く平穏な生活に戻れますよう願っております。


連日報道されているウクライナ侵攻について、本来ならば現地で起きていることを事細かく知るべきとは重々承知していながら
悲しみのあまり報道を直視できずにいる自身も歯痒く感じております。 出口が一向に見えぬ情勢ですが、1つ希望の光とも思えるお知らせが発表されました。
今夏光藍社主催で、キエフ・バレエによるガラが国内各地で開催されるもようです。
https://www.koransha.com/ballet/kyivgala/?fbclid=IwAR3TGznAJYhlT5BmyHjTHnpywUdeCNeYI7XbRwqe9L35OpuwgNyUH-IO8-w

光藍社さんによるこの公演開催についてのメッセージが胸に響き、現在は国全体が混乱真っ只中で劇場運営どころでは無いと思いますがどうか今夏、実現を願います。
キエフ・バレエはバレエに興味を持ち始めた頃からボリショイ、マリインスキー(その頃はレニングラードだったか)、ABTと並んで同時に触れていたバレエ団であり
中でも、当時新人ながら『シンデレラ』主演で脚光を浴びた10代後半のエレーナ・フィリピエワさんに惹かれ
初々しく愛らしい容貌や優美な踊りを何度も録画で眺めておりました。可愛らしい印象が先行しておりましたが
『眠れる森の美女』勇気の精や『白鳥の湖』パ・ド・トロワといった手堅く締める役目も堂々たるもの。
『くるみ割り人形』『ライモンダ』来日公演ではキャスト変更に見舞われた関係で実際鑑賞が叶ったのは随分と時が経過して2017年のキエフ150周年ガラ。
そしてのちに芸術監督としてキエフ・バレエを率いる立場となられ、就任発表を知ったときにはそれはそれは嬉しく、舵取りが楽しみとなりました。

残念ながら昨年冬の来日公演は中止となってしまい、そのときは翌年2か月も経たぬうちにまさか戦乱状態となるとは想像すらしておりませんでしたが
どうか関係者の皆様が無事でいらっしゃること、そして来日が叶うことを願うばかりです。東京公演、足を運びたいと思っております。





再掲、再紹介ですが、バレエに興味を持ち始めた頃から愛読しているキエフ・バレエ『くるみ割り人形』書籍。昭和末期の出版物です。
スモルガチョワやヤレメンコなど、テレビ放送された公演時と同じキャストの現地レポートもあり、照らし合わせながら何度も読み返しておりました。
写真と解説ともに豊富でシェフチェンコ劇場の内部やバレエ団のリハーサル密着の記事もあり、
今や振付家として活躍中であるラトマンスキーが将来を嘱望された新鋭として紹介されています。
アンナ・クシネリョーワのレッスン写真が載っているのも嬉しく
姫がよく似合う典雅な雰囲気に惹かれておりました。

0 件のコメント: