2020年8月31日月曜日

2020夏の終わり

※夏生まれであっても暑さに弱い管理人、脳内溶解寸前な呟きな記事でございます。
月末にそんな内容読んでいる暇はない方が大多数かと存じますので、次回のお茶の間観劇或いは東京バレエ団公演まで今暫くお待ちください。
お時間のある方は、井上陽水さんの『少年時代』でもお聴きになりながら以下お読みください。

本日で8月も終わり、そして2020年の夏が終わりを迎えます。
公演は中止が相次ぎ、発表会も中止や延期或いは規模を縮小しての実施など
舞台関係者の方々にとっては苦しい悩ましい夏であったのは想像に難くありません。
舞台関連ではなくても、全国各地で「異例尽くしの夏」となった方が大勢いらっしゃることと思います。
一方待ち焦がれた公演再開もいくつかあり、7月末の新国立劇場バレエ団世界初演新制作『竜宮』上演実現は希望をもたらし
続いて関東圏内では牧バレエや松山、NBAも再開。清里フィールドバレエも1演目に絞り開催し来月は東京バレエ団も控えていて
少しずつ動き出している状況に喜びを感じております。
当初の予定では東京五輪2020も閉会式を迎えていた頃で、来年の延期開催に向けて明日から新宿の日本オリンピックミュージアムでの
聖火展示にあたり本日セレモニーが行われたようですが来年開催できる状況になるのかまだまだ不安や問題は山積み。状況の収束を願うしかありません。

さて管理人もこの夏を振り返りますと「異例の夏」でございました。何度か触れてはおりますが14年ぶりに首都圏から出ぬ夏を過ごし
発表会鑑賞も今夏は無しでしたので『海賊』、『ダイアナとアクティオン』、『サタネラ』、『ラ・フィーユ・マル・ガルデ』、『パリの炎』といった
発表会でも定番のグラン・パ・ド・ドゥ音楽も耳にせず。家では昨年までの鑑賞を回想しつつ聴いておりますが、不思議な季節でございます。
また毎日のようの旅行サイト眺めては次の旅の交通手段予約に追われていた例年の夏が幻にすら感じており
先日久々、新国立劇場バレエ団『白鳥の湖』山形公演が来年延期と告知された時期以来約5ヶ月ぶりに旅行サイトを閲覧いたしましたが検索方法に戸惑い
そして昨年お世話になったホテルの料金状況を確認してみると観光地のど真ん中に位置するビジネスホテルが
1泊3000円程度の設定で叩き売り。観光業界の厳しい状況が窺えます。

思えば昨夏の7月の主な来日バレエ公演を振り返ってみてもエイフマン、マシュー・ボーン白鳥の湖、フェリボッレと仲間たち?、パリ・オペラ座と仲間たち?と
今考えてみても異様な本数集結でしたが、東京では毎年こうにも来日公演が重なったり続けざまに開催されていた日々を思い起こすと
いかに恵まれた鑑賞環境であったか思い知らされるばかりです。

秋以降は管理人も首都圏外に出向く予定も立っておりますが、首都圏内の舞台も含め無事開催を願いつつ、
舞台に携わる方々が晴れやかな気持ちで本番を迎えられますように。
当ブログも鑑賞感想一色であった昨年とはだいぶ異なる趣向で続けておりますが、
鑑賞回数減少は寂しく感じながらも劇場での鑑賞ばかりがバレエではないと考え、引き続き書籍の感想やお茶の間観劇も並行して綴っていく予定でございます。

バレエ以外の分野にも再び触れる機会も自然と増え、子供の頃によく耳にした昔の流行歌(笠置シヅ子さん辺りまでは遡らずもう少し現代寄りでございます)を検索しては
懐かしみながら視聴する日もあり。しかし鑑賞予定であったものの一般公開できなかった発表会における一部公開動画を目にすると、
そちらばかりに目が行ってしまうのは毎度のことでございます。少数派かもしれませんが11年前の初鑑賞以来
ランダー振付『エチュード』の音楽も振付展開も元々誠に好みな管理人。2017年春にボリショイシネマで観たときには某ダンサーの連続ザンレール観とうございますと
オフチャレンコそっちのけ(失礼)で想像を巡らせており、違った振付演出であっても数日前より映像でチラリと拝見でき嬉々たる思いでおります。

話があちこち飛びました。今年は2013年から通っている清泉女子大学でのバレエ講座ラファエラ・アカデミアが前期後期共に中止となり
その分、自ら率先して書籍などを一層活用しながら学んでいきたいとも思っております。
在住地域は人口が多く、手短か利用を掲げられてはいるものの6月以降図書館の再開はいたく嬉しうございます。

それから管理人の飲酒量と同様に当ブログ、アクセス数も前ブログの1/4程度にまで大激減しておりますが、お越しくださる方がお1人でもいらっしゃる限りは更新して参ります。
メジャーなブログに埋没してしまいそうな当ブログに1秒でもアクセスしてくださった方には心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございます。

ところで、秋に鑑賞の全幕バレエの1本が『ドン・キホーテ』。東京バレエ団と新国立劇場バレエ団公演に足を運ぶ予定でおりますが、
どちらもボリショイベースな演出で東京バレエ団採用のワシリエフ版はスピーディーでお祭り騒ぎな
されど品良くまとめた展開が私も好きで久々の鑑賞を楽しみにしているところです。
新国立はファジェーチェフ版で以前は古色蒼然とした印象がありましたが変に手を入れられるよりはボリショイ直球路線の演出が妙に愛おしいと感じる今日この頃。
ただ両方、いや『ドン・キホーテ』全般で共通し心配な要素の1つが居酒屋場面。どの演出を観ても客入りは「密」です。
この際、風刺も込めて店名表記は「居酒屋風車」にでもしてまさかの虹色ステッカーを貼り出し、何脚かの椅子には罰点印を付けて入店制限を行うのか
或いは闘牛士にしてもキトリ友人にしても入店する客には体温計を手にした店主が各々のおでこに当てて検温する振付も取り入れるのか
本公演でそんなことはできるはずもありませんが、連日の報道を目にしていると我が脳内では勝手に現実味を帯びてくる妄想を繰り返しております。

話が二転三転して失礼。2020年の秋以降もどうぞ宜しくお願い申し上げます。




昨夏に訪れた徳島にて。本日37年の歴史に幕を下ろしたSOGOデパートを眺めながらの朝ワイン。
東京のとしまえんも閉園し、明治の呉服店が発祥の福島県の中合福島店も閉店。寂しいものです。
今月は大阪、徳島、福岡へ行く予定でおりましたため、ガイドブックを眺めては次回に向けて計画続行中でおります。



月末訪問予定であった福岡の気分を東京にて、一風堂ラーメン。
次回はまた福岡市民会館(恐らくこの会場か)から徒歩で移動し、中洲川端や天神の屋台で食べ歩く気満々でおります。

2 件のコメント:

Aki Ogawa さんのコメント...

今年は異例の夏でしたね。
地方遠征もせず、発表会も観に行かない夏だったのですね。
それは寂しい夏・・・
これからの舞台を楽しみにしましょう!
まずは東バのコレオの舞台からですね♪
東バと新国のドンキも楽しみです☆
新国バレエは、今日9/1から新しいシーズンが始まりました。
これから始まる新シーズン、秋からのシーズンも、たくさんの素敵な舞台が生まれます様に~
もう公演が中止になりません様に~
ダンサーの方々が、コロナと闘いつつ、元気に安心してリハーサル出来ます様に~

管理人 さんのコメント...

Aki様

こんばんは。大変お待たせいたしましてすみません。
コメントお寄せいただきありがとうございました。
はい、秋以降一層満喫して参りたいと思います!
東京バレエ団のコレオグラフィック、どんな作品にお目にかかれるか楽しみです。
そして東京バレエ団、新国立劇場、両バレエ団のドンキも待ち遠しいですね!
どちらも明るくパワー全開な舞台になる予感がいたします。

とにかく中止はもう避けたい事態ですよね。
舞台制作に携わる方々が安心して思い切り臨めるよう願ってやみません。