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2023年6月11日日曜日
東京文化会館バックステージツアー舞台編
5月31日(水)、東京文化会館で開催されたバックステージツアー舞台編に参加して参りました。
https://www.t-bunka.jp/stage/18621/
大ホールでの催しがない平日に年に数回開催されているようで、偶々チケット発売日のお知らせを3月末に見つけて購入。
半休暇を取得した甲斐ある、2時間みっちり巡るツアーで、大変な充実度でした。お勧めでございます。
これまでに劇場バックステージツアーは2箇所で参加経験があり、新国立劇場とワシントンD.C.のケネディ・センター。
新国立劇場では以前は2種あり(多分)、1つは舞台開催日でない平日に巡るもの。奈落やバトン、舞台裏にて丸見えであったセルゲイエフ版ジゼルの大掛かりなお墓や
ワイノーネン版くるみ割り人形のどんぶらこな小舟といった大道具も目にできました。平日開催のツアーは今は行っていないかと思われます。
もう1つは公演終演後に巡るもので、再演時のエイフマン版『アンナ・カレーニナ』や、主役途中降板に加え馬車の横転事故が発生した波乱に満ちた2008年のアシュトン版『シンデレラ』で、
シュレッダーダストを使用してエイフマンさんが思い描く重たいロシアの雪に近づけた雪や
思えば横転事故による破損直前であった銀色に煌めく馬車も間近に見て一斉に歓声が上がったり
四季の精のソロ前の紗幕上げも再現してくださったりとシンデレラや妖精になった気持ちで眺めておりました。
ケネディ・センターのツアーは現在は分かりかねますが当時はほぼ毎週末行われていたようで、新国立劇場バレエ団のワシントンD.C.公演日も同様。
当時のガイドブックの記載によれば無料且つ予約不要とあり、当日行ってみるものの受付が見当たらず。駄目もとで近くにいたスタッフに尋ねたところ
ここの階段おりていけば分かるからと案内され行ってウロウロしているとステージツアー?と参加希望者であると伝わったもよう。
日本語の案内も借りて貴賓席や屋上も含め、米国国内、パキスタン、韓国、日本、と出身国多国籍集団で賑やかに巡った良き思い出です。
新国立の『ライモンダ』公演日で、夢の場の背景が既に搬入されていた状態でした。
話を戻します。東京文化会館のツアーは先述の通り、舞台開催日でない日に巡るもので
客席からの照明やバトンのデモンストレーションを眺めたり舞台上や奈落、オーケストラピットの降下体験や楽屋の内部見学に
カーテンコール体験、照明スポットの操作体験までよりどりみどりな内容。出演者とスタッフ両方の気分を味わえました。
特に貴重体験に思えたのはまずカーテンコール体験。横並びになって一斉に前進する全員バージョンとまさに上手側カーテンの前に出ていき挨拶するソリストバージョン2種体験できました。
当然客席は空席だらけだったわけですが笑、拍手音声を流してくださり、気分はバレエダンサーでございます。
ソリストバージョンにて、カーテン前に出て5階席まで見渡しながらのお辞儀、例え空席ばかり且つあくまで模擬体験であっても
ああすぐ横には主役パートナーがいたり、共演者がいたり、すっかりダンサー気分に浸っておりました管理人でございます。そして、拍手は何よりの宝物と感じ入りました。
幕を素早く摘んで持ったり、終わりかと思いきやまだ続くときのスタッフの慌てようの再現もしてくださったりと縁の下の力持ちな役割をこれでもかと知った思いがいたします。
それから照明ピンスポ体験。5階の照明室に入り、巨大な機材を動かしながら行いました。舞台上を歩くあるスタッフの方に光を当て追っておりましたがこれが大変!
想像以上に機材が重たく、なかなか言うことを聞いてくれないのです。徒歩移動者を追うのもこれだけ難しいのですから
跳んで回ってのバレエダンサーなんぞいかにして追って当て続けているのか、不思議でならず。
実際、バレエとなると振付やタイミングをしっかり頭に入れていらっしゃるようで、職人芸に天晴れでした。
他にも、別次元へと移動する錯覚を与えられたオケピの降下や上昇、幕を下げるロープ結びのコツや舞台袖のサイン、楽屋の使われ方に至るまで
巡りながらその場所ごとに質問も快く受け付けてくださり、参加者の雰囲気もほんわか且つ熱心。伸び伸び楽しく、大充実なツアーでした。
搬入やセッティングの様子は以前はボリショイシネマの幕間インタビュー場面で映し出され、人の手で行う作業の多さに驚かされたものですが、今回のツアーで再確認。
また是非参加したいと思っております。
近場を何度も通っていながらようやく訪問、上野駅近くの老舗にてクリームあんみつ。さっぱりといただけました。
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2 件のコメント:
いいですね!
参加してみたいです!
Akiさま、是非見つけましたらご参加ください!舞台機構を知り尽くしたスタッフの皆様がユーモアも交えながら濃い内容をたっぷり教えてくださいます!
参加者の皆様も穏やかで熱心な方々で質問もしやすい空気であったため、1人の質問を皆で唸りながら共有し合ったりと楽しいひとときでした〜。
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