2022年7月24日日曜日

節目2022

毎年恒例の不要不急内容でございますが悪しからず。お急ぎの方は次回をお待ちください。管理人、先日人生の節目を迎えました。
世代につきましてはひた隠して早数十年!?話を始めるとここ最近は昭和初期どころか明治或いは
ぎりぎり大政奉還に居合わせた世代とも疑われ(ギネス長寿記録どころではないと思うのだが笑。私が生まれた頃にテレビはございました)

さて、ここ約1ヶ月の最たる衝撃な出来事は先月も触れましたが新国立劇場バレエ団公演を鑑賞した群馬県高崎市での宿泊先の大浴場にあった体組成計に乗ったところ表示された
体年齢が「18歳」。世間からみれば典型的運動不足人間ですし(その割には約800日ぶりに突如90分のレッスンを受講しても
その800日以前も年に1、2回の受講である特殊な回数でありながら全く疲れず
最初からもう一度受講したいと終了直後に考えが巡ってしまう、加えて筋肉痛とは無縁であったのは
案外自分若いんちゃうか。また一応はグランジャンプにて手本を見せてくださる講師つまりは
テクニックの中でも美しい浮遊感のあるジャンプを得意とする某お方と一緒に格好はともかく同じタイミングで跳べていたと
目撃証言を複数の受講者から入手したんやから、更には久々と言いながらも隠すべき体型であるにも拘らず
これ以上身体の線の隠しようがない格好で受講もできたんやし、と一時調子に乗りかけましたがその姿勢はあきまへん)
筋力も基礎代謝量も好数値とは思えず。機械の故障を疑い、結果を鵜呑みにしないようにしておりますが
我が齢の半分未満である18歳の頃をふと思い出し、高校3年生の頃の学校生活を振り返りました。
私が通っていた学校は都立高校共学の普通科でしたが制服無し髪型も色も自由で校則が皆無に等しい、外見も内面も個性大密集型校。
しかも進学校ではなく中堅校、はっきり申し上げてしまうと偏差値の面においては下から数えたほうが早い学校で
話によれば、進学校として定評のある学校では制服無し髪型も色も自由な学校は何校もあったそうですから我が出身校は珍しい校風を持っていました。

実は『不思議の国のアリス』コーカスレースの場面に差し掛かると高校生活をつい思い出し、髪型も服装も絵の具のパレットの如く実に色とりどり。
標準カラーが茶色状態で金髪も銀髪も赤髪も青髪もいて当たり前。この校風を先生方も誇りに思っていらしたそうで、
何年も内容未更新状態であったのだろう生徒手帳配布のとき、中に書かれていた標準服のページに触れ
今は標準服も制服も髪型や色の規定も無いと明言。用意はされていた校章バッチ配布時も、付ける必要はないから家の机の引き出しにでも入れておいてと一言。
そんな学校でしたから黒髪では寧ろ目立っていたほどで、現在もお洒落に無頓着な私は昔も変わらず校風に全く染まらず
約40名のクラスで女子は2人程度であった天然記念物と呼ばれた稀少な黒髪無化粧人間でございました。
現在も時々記事で目にする、悪しき慣習としか思えぬ、例えば事情で地毛が茶色がかっている色味であっても
黒に染め直すように言われる生徒も学校によってはいると聞く話に、少なくとも私が通っていた当時の高校の先生方は首を傾げるに違いありません。
なぜここまで自由な校風にできたのか、1960年代あたりから活発化していた学生運動の影響が公立高校にも及び
自由な風土の学校が増えたと耳にしたこともございますが、高校生の年齢で私が当時に居合わせたか否かはご想像にお任せいたします。
尚、私の卒業後は制服ができたそうで、恐らくはそれに伴い髪色の校則も増えたのではなかろうかと推察。

ところで高崎での出来事がきっかけで18歳、そして高校生を自然とキーワードとして意識していたのか今夏発見。
決してありきたりではない、私の世代では珍しい部類に属したであろう我が名前と漢字は異なれど同じ響きの女子高校生が主役であるドラマがあると知りびっくり。
連続ドラマなんぞ観る習慣がない私にもかかわらず渋谷駅にも大きなポスターやエスカレーターにも貼り紙がなされていた光景を目にし
しかも毎週木曜日放送ですから節目当日も放送。録画してちらっと視聴したところ
それはそれは美人でどこか翳りのある高校生で、しかも生真面目で鬱屈した教師と関係ができてしまうだいぶ危うい展開でございました。
当たり前ですが健全を絵に描いたような学校生活を送っておりました外見も地味校生であった私とは大違い。(同じでも困るが)
ただ興味を惹かれたのは、その女子高生は文章を書く行為が好きで家族に隠れて小説を書いている点で
親との関係にも悩んでいるようですから書く行為に走って心を落ち着かせているのであろうと他人事ながら見守っております。
もう1つ、運命の出会いなる場面なる音楽室にて、ピアノの下に隠れた状態からの出会いであったこと。
全くの別世界の作品で偶々のタイミングであったのは百も承知ですが、6月からずっと観続けていたバレエ作品も初対面ではないにせよ
主役の男女が舞台上の進行で初めて会う場面はヒロインがベンチに隠れた状態からひょいっと身体を出して驚かせる振付。
物陰からの姿の現しは喜劇悲劇や芸術の分野も問わず心を掴まれる要素が詰まっているのかもしれません。
6月以降計10回、しかも高校時代を振り返るきっかけにもなった高崎でも鑑賞した作品でしたから尚のことあれやこれや考えが脳内を旋回いたしました。

さて毎度の通り話があちこちに飛び続けましたが飛ぶと言えばそうです。東京バレエ団公演ベジャール・ガラが本日無事千秋楽を迎え
5年半前に「訳あって」作品の虜になったベジャール版『火の鳥』を念願叶って初めて生で鑑賞、3日間通い詰めました。
概要や日程が発表された瞬間に私の節目の翌日から3日間!と歓喜が止まらず、東京バレエ団からの贈り物として勝手に捉え大満喫。
時折置換しての想像もついしてしまいましたが、1つ年齢が増して最初に観る記念なる公演でしたのでお許しください。
うう、ドラえもんに出会えたらタイムスリップして2016年6月のフランスのトゥールーズに連れて行ってもらうことが私の夢です。

そんなわけであちこちにまた飛び散り収拾がつかなくなりました。当ブログは来年で開設10年。
相変わらず管理人自身と同様余計な脂肪分が多く、吸引や分解に努めるもすっきり且つ知性に富んだ記事には一向にならず年々アクセス数も低下を続ける中
それでも訪れてくださっている方がいらっしゃり、本当にありがとうございます。
いつの頃からか鑑賞と飲食がセット状態となり、延々と続く習慣となる勢いではございますが、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。





こちらも毎年恒例オリジナルデザインケーキ、今夏も構想図を持参して予約して参りました。
店主からも、毎年海の日近くの時期になるとバレエのチラシを持ってやってくる客として顔を覚えられてしまったもよう笑。
緑のクリームはミント味でございます。そして海であろうとブラジルの森であろうとタニシとサザエはお供がしたくなるそうです。
この3日間全日程鑑賞した、或いは5年半前に目にした映像にて大衝撃を受け運命の分岐点の象徴ともなった火の鳥さん及びケーキ上のウーリーモンキーさんのように
管理人、もう若いとは言い難い年齢ですが大きく舞って飛翔できる年となりますように。

※ところで7月21日放送回であったか、誕生日を迎えた主人公の様子が描かれ、自身で用意したバースデーケーキで祝う場面もあり。
偶然の連続に驚き(1人で祝っているとその後に憧れの教師がやってくる展開はやや無理があったがまあドラマですから)更には
演じる女優さんのプロフィールを確認したところ出身地と血液型は同じ、身長もほぼ同じ。
そんな人大勢いるでしょうがとのご指摘は重々承知ではあるものの、勝手に親しみと嬉しさを覚えた管理人でございます。

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