2021年7月29日木曜日

【WOWOW加入者の方は是非 】連続ドラマW『黒鳥の湖』




7月24日(土)よりWOWOWにて連続ドラマW 『黒鳥の湖』の放送が開始されています。
全5話構成で、同じ回でも数日後には再放送日が設けられているようです。(第1話は7月31日午後0時にも放送予定)
https://www.wowow.co.jp/drama/original/kokucho/

原作は宇佐美まことさんの同名小説。題名からしてバレエが関わる話であろうと想像がつきますが、
18年前の事件を引き摺りながら生きる主人公の娘がバレエを習っている設定で、オディール役が事件の鍵を握っていくようです。

主演は藤木直人さんで、娘の美華役を映画『ミッドナイト・スワン』にて
ある日突然バレエに目覚め、プロを目指していく心を閉ざした孤独な中学生の一果を演じた服部樹咲さんが務めます。
予告映像を見ただけでも長期に及ぶ悲劇が次々と襲う重たい話のようで、バレエにおいては『マノン』や『アンナ・カレーニナ』、『アナスタシア』、
『ザ・インヴィテーション』や『レイクス・プログレス』など重厚で胸を抉る、時には泥沼化した関係をも露骨に描いた重々しい作品も好むほうではございますが
テレビドラマとなれば話は別で、極力幸福な結末が待っている或いは定番なる展開を好むため(だから2時間旅情サスペンスや水戸黄門に走るのか管理人)
継続視聴できるか心配なところです。しかしそれ以前に、我が家はWOWOW未加入のため視聴不可能。
宮尾俊太郎さんや小林美奈さんも出演された『カンパニー』のようなプロのバレエダンサーがわんさか作品ではなく
映画『ミッドナイトスワン』並の宣伝もさほどされていないのか現時点では私の耳には感想が舞い込んではおりませんが、ご覧になれる方はお時間あればご視聴どうぞ。

余談ですが私が長年の人生において連続ドラマで全話視聴した作品はたった2本で、それぞれに主演していたのが今回出演者に名を連ねている藤木さんと三宅さん。
かれこれ19年前と24年前で、お2人の虜だったわけではなく(失礼)作品に惹かれ、高視聴率作品ではなかったものの
双方痛快喜劇な作風で毎週放送を心待ちにし、気づけば最終回を迎えておりました。お2人はその三宅さんのドラマの
ある回で共演され、同じ高校に通う上級生と下級生の役でしたから時代の流れを思わずにいられませんが
今回絡みの具合は未知ではあれど楽しみではあり、図書館で借りてきた原作を読みつつ、映像を思い浮かべ謎解き含めて堪能してみたいと思っております。
そうでした、先週の連休辺りからテレビ市場を網羅状況にあるスポーツ大会を横目に、本日まで再放送中であった
萩尾望都さん原作で四半世紀前に放送された菅野美穂さん主演『イグアナの娘』も翌年あたりの再放送ではほぼ全話視聴した記憶がございます。
久々に見ましたが、母娘の確執を色濃く描いていて少女漫画原作とは想像し難い作品であると当時も驚かされたものです。
(そうは言っても管理人、昔からバレエもの含めて漫画も読まずですが)

それから念のため、楽しみな共演とは申せど今年5月のプティ版『コッペリア』4公演の千秋楽には到底及びません笑。あの日を超える共演はこの先もう無いでしょう。
管理人、既に人生の運を2021年上半期で使い果たした思いでおります。勿論、同作品でも他作品でも再びの顔合わせがあればと願ってやみません。
特にバレエにおいては管理人がいたく好む、理性の歯車が狂う濃厚重厚系統作品での共演お待ち申し上げます。
バレエダンサーが滅多にモデルを務めないであろう格式ある着物雑誌にて時期は異なれど品性と渋みが香る美しい着物姿を披露された(今考えても珍しい共通点)
御二方による『アンナ・カレーニナ』、まだ諦めておりません。

一部バレエから少し話がずれかけましたので次回予告。我が後輩の晴れ舞台鑑賞記をお送りいたします。

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