2021年7月4日日曜日

【短文記事】【何だかんだ役に立つ】バレエ101物語





今回は大変短い記事です。ご安心ください。
調べたい事柄が発生すれば機械音痴で人生の諸先輩方よりもスマートフォンの操作が時々危うい私もインターネットでまずは検索する時代となりましたが
今でも書籍で調べる機会は多々あり。また購入せずに借りて済ませる習慣である私にとって図書館は大助かりな場所です。
つい最近も重宝すると再確認した書籍があり、こちらでございます。

https://www.shinshokan.co.jp/book/b567817.html


上記の『白鳥の湖』湖畔写真表紙のほうは初版で、現在新書館で取り扱いは既に終了したと思われ1998年の新装版のみかもしれません。


在住地域の図書館で取り扱いのある初版しか読んでおらずですが発売が1992年。かれこれ30年近く前で近年初演作品は載ってはいないものの
作品で知りたいことがあればすぐさま頼りにし、今も尚活用しております。
図書館入荷は1994年頃だったか、以降は30回近くは借りており、ひょっとしたら地域で貸出回数最多利用者かもしれません。

特に重宝した時期はABT来日公演記事をきっかけに知り『マノン』に関心を寄せた1996年。
バレエに興味を持ち鑑賞するようになって早7年近く経った頃で、『マノン』を知ったのは非常に遅かったのです。
来日公演では『白鳥の湖』も上演されましたが、ジャフィ、マッケロー、アナニアシヴィリらのインタビューの大半はマノンの話題であったため一段と関心を抱いたのでした。
ところが、記事を読んでからすぐに図書館へ向かい101物語を開いたものの、何の話だかさっぱり頭に入らず。
四半世紀が経った今も覚えております、解説文の中に記されていた「高級女郎」とは「いかさま」とは何ぞやなどと
閲覧席にて首を左右交互に傾げ続け、国語辞典も取りに行った25年前当時の管理人でございます。
執筆者はケイコ・キーンさんで、吉田都現新国立劇場舞踊部門芸術監督が英国ロイヤル・バレエ学校卒業公演でのフロリナ王女写真が掲載された書籍にて
生徒時代の吉田さんについて詳細に書いていらした方であるとすぐ思い出し、『マノン』についても
キーンさんが分かりやすく解説してくださっているのであろうと感じつつも我が理解力及び知識教養の乏しさに肩を落としたものです。
そして当時から思考回路の速度が遅い上に蛇行しやすかったのか、五十音順に記載された目次にふと目を向けると『マノン』はあるにも拘らず
吉田監督がマチルダ・クシェシンスカヤ役を踊られ、なかなか厳しい批評が並んでいた記事に驚き『マノン』と同時期に知った
同じくマクミラン振付作品『アナスタシア』が載っていない点に疑問も生じ、結局何を調べに来たのか目的未達成のままであった、初『バレエ101物語』活用ございました。

話を戻します。この後にもバレエガイド関連本は多数出版されていますが3桁台に及ぶ作品を一挙掲載した書籍はそうそう無いと思われ、今後も重宝しそうです。
何しろ『青汽車』や『巨匠とマルガリータ』、フォーキン版の『クレオパトラ』も掲載しています。

つい昨日も、2週間前に舞踊生活35周年記念公演『トスカ』を踊られた、東京バレエ団で長らく活躍され
現在はご自身のカンパニーの芸術監督を務めていらっしゃる井脇幸江さんと、井脇さんの後輩で『トスカ』振付演出を手がけられた高橋竜太さんの対談を視聴する中で
ベジャール作品やノイマイヤー作品で東京バレエ団に振り付けられた作品が話題に上った際にも、再演は鑑賞していながらうろ覚えな箇所もあり
もう貸出何度目か分からぬちょうど借りてきたばかりのこの書籍を開きながら聞き入っておりました。

ところで初活用から早25年、今回借りてきた目的であった『ヴェニスの謝肉祭』は載っておらず。
インターネットで調べて色々出ては勿論くるもののどうにもこうにも綺麗に繋がらず、書籍にしっかりと纏められたページがあればと思い借りましたがございませんでした。
※恋する悪魔、で載っていたか⁈後ほど確認だ。
全く踊れぬにも拘らず4枚も所有しているグラン・パ・ド・ドゥ集のCDにも収録されておらず。
そうかと思っていたら一番奥にしまい込んでいたロシアものパ・ド・ドゥ集CDに発見!
その話を含む井脇さん舞踊生活35周年記念公演『トスカ』公演についてはまた後日。

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