2025年9月19日金曜日

新国立劇場バレエ団『ジゼル』ロンドン公演滞在期間2025年7月22日~28日(月) 第4回:滞在3日目7/24編 米沢唯さん&井澤駿さん主演 両極端な観客に挟まれてロイヤルオペラハウス鑑賞デビュー 大英博物館と名店の伝統フィッシュ&チップス にロンドンのジブリ好きに会えた







※さて大変お待たせいたしました。いよいよ初日、新国立劇場バレエ団『ジゼル』がロイヤルオペラハウス登場です。主演は米沢唯さん井澤駿さん。
https://www.nntt.jac.go.jp/ballet-dance/news/detail/77_029712.html


ジゼル 米沢唯
アルブレヒト 井澤駿
ヒラリオン 中家正博
ミルタ 吉田朱里
ウィルフリード 中島瑞生
ベルタ 関優奈
クールランド公 小柴富久修
バチルド 関晶帆
ペザントパ・ド・ドゥ 池田理沙子 水井駿介
モイナ 花形悠月
ズルマ 金城帆香
バッカスの子供 WILLIAM BRIERLEY(ロイヤルバレエスクール生徒さん。指導はイアン・マッケイさん)



通常よりもバラバラと綴っております。加えて客席で遭遇した、世間の報道とは違って厳しめ暗い話も出てきます。
精神衛生上よろしいとは言い難い気分になりたくない、絶賛喝采一色であったと信じたいお方は以下当方の感想をお読みになるのはお控えください。
既に5公演分全てアップしてくださっているバレエチャンネル阿部さや子さんによる非の打ち所が無い完璧な細やか美しいレポートをお読みになるか、
ロンドン公演鑑賞にいらした方々の感想をお探しくださいませ。


米沢さんのジゼルは序盤珍しく緊張が窺え、慎重で少々硬さがあるように思えましたが、ふわっと優美な仕草や儚い愛らしさ、恋する喜びも丹念に表現。
椅子に腰かけてスカート広げる箇所はいたずらっぽい笑みをアルブレヒトに向けて、ちょこっとからかっているような表情もいじらしく益々アルブレヒトもジゼルに首ったけでしょう。
井澤さんアルブレヒトのお茶目なジゼル受け止めがとりわけ優しく、常日頃から笑みが絶えない甘酸っぱい駆け引きを楽しんでいる恋人同士であると思うと
展開が分かっているだけにジゼルを待ち受ける残酷な運命を呪いたくなったものです。
2幕ウィリーとなっての登場シーンでは旋風のように片脚で高速回転する見せ場にて軸がずれてしまったのか横に大きく大移動。
観客も驚きと心配そうな声を発していましたが米沢さんの強みは軌道修正して元の位置に戻ってきたこと。即座の修正力に対しても観客からは賛辞の込められた拍手が沸いていました。
その後は全身で静かにされど優しく語りかけるように詩情豊かな踊りで魅了。中でもパドドゥ終盤のミルタに許しを求めながらの舞は雑味が微塵も無く、
跳躍を繰り返しながらも清らかな祈りを捧げるような空間支配にも引き込まれました。

井澤さんは純愛を貫こうと優しく接するアルブレヒト。登場時からミステリアスな雰囲気纏っての、マント翻すお貴族さまなお姿も、オペラハウスにしっくりです。
純愛系とはいえ、誰かに見つからないかそわそわしたり、村人の身なり準備に落ち着かない様子はリアリティあり。
驚かされ、もっと注目し讃えて欲しいと思ったのが、終始堂々と舞台に佇んでいらしたこと。先に述べたように、米沢さんが登場からの序盤がやや音楽に乗り切れず硬い印象があった中
井澤さんは最初から落ち着き払った物腰で、がしっとした受け止めも万全。
ジゼルの恥じらいも、何処か心配そうな呼吸もおおらかに吸い取ってはたっぷりの愛情で返す。このあたたかな会話の生み出しにはたいそう救われました。
この日客席にいらした前の新国芸術監督であり、ご自身の就任と同時期に井澤さんを採用した大原永子さんの感激が目に浮かび、
入団したあの頃は米沢さんがリードしながら子鹿のような笑、おとなしい井澤さんが必死についていっていたペアを思い出すと、
井澤さんが米沢さんを頼もしく支える、しかもバレエ団初の英国公演初日での勇姿に目頭が熱くなっていたかと想像いたします。
不思議の国のアリス時に比べると身体も締まり(6月はなぜふっくらしちゃったか汗)、1幕の短いソロは端正優雅で村娘達が見つめたくなるのも頷け、
2幕での死に際踊りも命尽き果てそうになりつつも鋭さもあり。

1幕冒頭、どんなバレエ団だ⁈とまだまだ緊張に包まれている最中に威風堂々と登場したのが中家さんヒラリオン。
ゴツい風貌でありながら手作り花束を手にジゼル家に向かう可愛らしい面を東京公演以上に強調してアピールなさっていたのも宜しく、
物語の始まりにアクセントを付けてくださいました。アルブレヒトに対しジゼルに近寄らないように遮る行動も
堅固な壁を作るように阻止していて、後にも触れますが現地の観客の心に刺激を与えたのでしょう。
豪快強面のヒラリオンからの挑発に対して荒ぶる噴火を見せたアルブレヒト。背丈や芝居のバランスも良く、修羅場対立がより恐ろしい濃い争いに繋がっていました。
そしてヒラリオン一番の見せ場⁈沼へのダイビングも対空時間が妙に長く笑、これまた後ほど触れますが連日の観客大沸騰のスタートダッシュを盛り上げた中家さんです。

空気をキリッと変えるきっかけを作ったのはペザントの池田さん水井さん。お2人が交わす活気立つテクニックで観客との距離が近づいた気がいたします。
とりわけ水井さんは昔からロイヤルオペラハウスで踊っているかのような場慣れぶりで
日本ですと綺麗に上手く踊る人、として私の中にはあるものの(失礼)、満員御礼の、しかも呑まれそうな客席構造の中で
観客とお話しするように楽しげにしっかりと魅せる踊りに天晴れでした。

初日で関係者が多数と聞いておりましたが私がいた上階は見渡す限り、また耳に入る声からして地元の方々が集結していたもようです。
1幕はまだ出演者と観客がお互いに緊張している空気感はあり、幕が開いて村人達がせっせと祭りの準備に勤しむ生き生きとした光景のはずが、妙におとなしい印象。
しかし日本では笑いがまず起こらぬベンチに座るジゼルのスカート広げ、
花占い、花むしり、花投げ、ヒラリオンの遮りで笑い声が溢れて新鮮な反応でした。
恋のやり取りにムフフと観客もからかいたくなるのか、加えてなにしろ王貞治さん以上に華々しいお花のホームラン王の井澤さん。
遠くへ放物線を描きながらの投げっぷりには観客も笑うしかなかったのでしょう。
2幕では滞空時間長いヒラリオン沼落ちも大笑いが発生。中家さん、ナイス高跳び込みです笑。
命題けな修羅場での笑いを含む受け止めは英国王室スキャンダルを土台にしたオーストラリアバレエ団の『白鳥の湖」が英国本国で支持されていた話も思い出しました。
来日公演で2回鑑賞いたしましたが、もし皇室スキャンダルをバレエにして日本で上演したら非難轟々でしょうに。

ジゼルに話を戻します。
日本と違う演出がいくつかあり、バッカスのお父さんは途中から登場だったか。最初シングルマザーになったかと心配に。
舞台下手側にずっといる麦わら帽子の通称カールおじさんも途中から現れていたかと記憶。他役と兼任だっかと思います。
エキストラさん達が務めていた鷹匠はダンサーが2名ずつ日替わりで務め、水井さん上中さん石山さんだったかと思います。ペザント兼鷹匠!

2幕はウィリー達への評価が高く、吉田さんミルタは東京よりもテクニックも立ち姿や威厳も強度が増した女王で、登場からハッとさせられる細やかされど長距離大移動。
登場から一段落するとコールドはカーテンコール並みの大喝采。横の交差よりも跳んではパドブレを繰り返すX文字の交差へのどよめきが会場のあちこちから聞こえました。

以下はやや後ろ向きな話が続きますが、正直1幕前半はバレエ団の私ですら全体の大人しさにびっくりしておりました。
幕開けは大勢の村人達が生き生きと生活する光景が広がっていながら幕が開いて、息を呑む感激には至れず。上階席だったからと思いたいところですが。
また私の心境による部分も大きかったかもしれません。宿到着後から実質たった約48時間であっても日本の方と接する機会がなく、
飲食店や博物館、トトロの劇場のスタッフや交代で撮影し合ったお客様との交流、アニメショップ店員さんとのジブリトーク、
道案内してくださった方や店舗のドアの開閉時の来店者同士に生じる会話にしても
イギリスの方々と接していて感情の細やかな振り幅や、感謝お詫び関係なくこまめな声のかけ合いの海をどっぷり泳いでいたゆえに感じた印象かもしれません。

それから全くの個人の事情ですが、ワシントンD.C.やモスクワとの決定的な違いが、ロンドンは滞在日程も精神状態も非常にゆったり気分であった点。
序章でも触れたとおり、ひっそり気味に渡航して帰国後もし嘘がばれたら床に額つけて管理職に謝罪するしかないだろうかともよぎっていたワシントンD.C.や
治安が不安定だから観光ビザは下りづらいらしいと話が出ていたり、渡航はできたが命からがらな事態にも遭遇したモスクワ。
しかし緊迫事態と隣り合わせな、或いは抜け出した状況下での鑑賞は、幕が開いただけで舞台の上の何もかもが希望の灯りの如くきらめいて見えた記憶があります。
ボリショイ劇場での椿姫なんて、暗い始まり方にも拘らず。

ところが今回のロンドン。職場の人達は優しく送り出してくれて休暇もたっぷり取得でき、到着後2日間でバッキンガム宮殿にヴィクトリア&アルバート博物館、大英博物館、
お洒落カフェの英国式朝食に名店のフィッシュ&チップス、トトロも鑑賞してパブは2晩とも行き、夜空に光り輝くビッグベンも観光。
怖い思いや美味しくない料理にも無縁で、満ち足り過ぎている時間をジゼル初日開幕前に既に満喫してしまっておりました。
そんな経緯からか、初台では爽やか上品な美に感じる新国立劇場バレエ団の持ち味が、
もしかしたら出演者の緊張や不安も加わってしまったかロンドンに来た途端物足りないと感じてしまったのです。
オペラハウス特有の客席や舞台周り丸ごと壮麗な美術館なる内装も、木材のシンプルな色味の新国立オペラパレスとは全く異なる趣きですから、
出演者よりも劇場の内装のほうが遥かにオーラがあると思えてしまい、馴染みづらく感じてしまったのも一因かと思います。

それから敢えて申し上げると、右隣の観客は全体の2%も拍手なさっておらず。こればかりは好みでしょうがあからさまに厳しい評価をなさっていた方もいらしたのです。
好みは人それぞれですから仕方ないこととはいえ、真横での露骨な反応には私も気持ちが沈んでしまい
幕間に友人に話して少し心は楽になっても、2幕はきっと、と前向きな気分での鑑賞にはなれなかったのです。

しかし救世主が出現。2幕開演前に反対側の隣男性客から楽しんでいますか?と声をかけられ、
(どうやら諸外国では1人客に対して話しかけるのが習慣付いているのか千秋楽も同様な出来事あり)
はい、とまずは回答。そして思い切って聞いてみました。この舞台どう思いますか、と。先入観なく回答して欲しかったため、日本から来た旨やバレエ団好きな旨は伏せて。
すると、褒め言葉連発。しかも具体的にわかりやすく、学校の先生のように説明してくださり、主役も良いがペザントカップルの溌剌とした踊りも良い。 皆エモーショナルでムーヴメントも滑らかだね!としきりに語ってくださいました。
そこで恐る恐る、バレエ団のファンで観に来たと話すと、最初はどうやら私が英国在住日本人とお思いになったらしく、 この壊滅的英語力ではとても住むなんて無謀な話ですが、もしや48時間とはいえ1人ロンドン大満喫な過ごし方によって
客席に、イギリスに馴染んでいるとお感じになった、ならば光栄ですが。
しかし日本から来た旨が伝わると、嬉しそうなご反応。広島と京都に旅行したことがあるそうで、思い出を懐かしそうに話してくださいました。
そして「ミヤコが若い頃からの舞台観ているよ」とも。昔からのロイヤル常連客達に愛され続けている吉田監督の偉大さに触れたひとときに。
あと何回ジゼル観るのかと聞かれ、全部ですと答えると案の定驚かれ笑、このバレエ団のモスクワとワシントン公演も過去に行った、
今回は1週間仕事休んで初めてのロンドンですと付け加えるとワオ、ドリームホリディ〜と喜びの声を上げてくださいました。

その方は2幕開演後、ミルタのパ・ド・ブレ登場で感嘆の声を漏らしていたほど見入ってのご鑑賞。
カーテンコールでは、その方から向かって左側のお隣の男性も一緒にVery nice stage!を連発され、
2人初対面同士なご様子でしたが新国ジゼルですっかり意気投合なさっていました。
あっ、私の右隣の不満そうなご反応の方は2幕も拍手ずっとなさらず。しかし最後までは観てくださっていました。
カーテンコールになると即刻お帰りにはなっていましたが最後まで観てご判断なさったのならばまあ良いか。

カーテンコールは喝采に包まれ、吉田監督が登場すると劇場が揺らぎそうなほどの熱い拍手で迎えられました。
長らくオペラハウスで愛され続けてきたスターが、母国で率いるバレエ団を古巣に連れてきてくれた歓喜が一気にクラッカーの如く噴射していたように思います。
とにかく初日無事終演に安堵。ファースト組は国内現地共に取材続きで重圧もさぞかしあったはずで、特に米沢さんはお病気からの復活が過剰な注目を集めてしまっていたかもしれません。
カーテンコールでのほっとしながらのお2人の抱擁に、更に歓声が重なっての喝采が止まらず。
帰り、左隣の方にお礼を申し上げるのが精一杯な私に対して、明日以降も舞台とロンドン楽しんで!と声かけてくださり、
精神メーターが上昇気流に達したまま劇場をあとにいたしました。

さあ、翌日は小野さん福岡さん組です。またレポート綴って参ります。



キャスト表



ジゼル映し出された画面とお菓子。1階カフェです。



現地入りしてからの記事にて吉田監督がお気に入り飲み物と知り、カフェモカと、ケーキも注文。
このとき近くから聞き覚えある歯切れ良いお声が、新国スタッフと再会喜び合う大原先生でした!
ピーター・ライトさん、デヴィッド・ビントレーさんら吉田監督と縁ある方々も大集結。



コールド整列!写真撮影が下手ですみません。画質良き写真が公式SNSなどから多々出てきますのでそちらをどうぞ。



ドゥ・ウィリー。



米沢さん井澤さん。



以下はこの日の観光日記です。朝から大英博物館。宿から1分かからず敷地には着きますが予約していなかったため開館少し前に着いて裏側から入場。
荷物検査あるため少し待ちましたが、入ってしまえば広く展示室も作品数も膨大。ロゼッタストーン付近以外はさほど混み合わずゆったり見学。



ミイラ達。



ミイラ色々



謝罪会見⁈



エジプト色々



家にポスター飾ってあったウルのスタンダード。



混雑エリア



東洋系展示。



正面玄関側



正面玄関の柱の後ろ



博物館近くの本屋窓辺。名作文学の絵がずらり。



お土産さん表側に十字軍人形。吉田監督は当初は牧阿佐美さん版ライモンダを持って行きたかったそうですが、
世界情勢特にヨーロッパでは上演困難な内容で取りやめた、といったお話が会見にあったはず。お土産屋さんですと、案外堂々と置いてあるものなのですねえ。



ジブリキャラクター達が!



拡大!トトロ〜。



さてフィッシュアンドチップス名店ロックアンドソールプレイスにて開店待ち。オペラハウス近く、バレエショップブロックの隣です。



エールがきたで!



フィッシュアンドチップス!わあ、こんがり狐色美味しそう。思っていたほど巨大ではなく一安心。レギュラーサイズです。
サクサクとしたシンプルな揚げ方で、そのままでも美味しく、味変グッズもあり。
チップスはホクホク系からカリッと系まで、大きさが違うだけ食感様々、飽きません。難なく美味しく全て完食いたしました!
店員さんも親切で、注文確認や会計確認時もゆっくり丁寧。帰りにお店のポストカードをいただき、グッデイ!!と朗らかに言葉をかけてくださいました。



ロンドンには日本のアニメを取り扱うお店があちこちに。ロイヤルオペラハウス近くには少なくとも3軒。
舞台版トトロ鑑賞後、誰かと感想分かち合いたいジブリ話したいなあと思ったものの1人で行っており、
また翌日午後のバックステージツアーやジゼル鑑賞で合流するであろう日本から来る新国常連な方々はジブリ熱はそう高くはなく私の熱弁はご迷惑になるに違いない笑。
そこで!!ロックアンドソウルプレースでフィッシュアンドチップスを食べて出ると向かいにアニメタルと描かれたアニメショップ。
よりホルボーンに近い場所にも店舗がありましたが、ひとまず向かいの店に入店。バレエショップブロックの斜め向かい辺りです
外観は魔女の宅急便のポスター、しかし店内商品はジブリものは無さそうかなと思っていたが、まずはトトロを鑑賞した話を誰かにしたいと気持ち昂るばかり。
店内は落ち着いていたため、また何かあれば声かけてくださいねと気さくに挨拶してくださった店員さんのお言葉に甘え、壊滅的英語力の私から店員さんに質問。
日本のアニメはこんなに人気高いのですか〜と当たり障りない質問をしたら嬉しそうなご反応。
そこで、初めてロンドンに来たこと、目的はロイヤルオペラハウスでの日本のバレエ団のジゼル鑑賞だが昨日はトトロを観た、
30年以上前から好きな作品がイギリスで舞台化されて今や世界中で人気で嬉しいと話すといよいよ店員さん大喜び!良かった。
すると店員さん、ご自身が好きなジブリ作品や、他のお気に入りアニメ、そして久石譲さんコンサートにも行ったときの感激をそれはそれは情熱一杯に語ってくださいました。
ジブリの中ではハウルの音楽が特にお好きで(馴染みあるワルツを一緒に歌いました笑)
千と千尋公開を機にジブリ、日本のアニメが一気に広がるきっかけになったといった旨を説明してくださり、(聞き間違いあるかもですが)
Spirited Awayとの発音に、千と千尋?と日本語で返すと、日本での呼び名も流暢に発音。センチヒとはおっしゃっていなかった笑。
そして久石譲さんはマイライフ!!と愛おしむように語るお姿も忘れられません。
ただ舞台トトロやジブリの話をしに来ただけの、しかも壊滅的英語力な私の話をじっくり聞いてくださった上に、
オペラハウスでの鑑賞楽しんでね!!と優しく送り出してくださった素敵な店員さんでした。
退店時に日本語でありがとうございました!!と挨拶すると、どういたしまして!とこれまた綺麗な発音。
アニメを通して懸命に覚えたのであろう日本語を大事に口になさるご様子にも心洗われました。
まさかロンドンで、現地のジブリ好きと語り合えるなんて!感激を胸に、そのまますぐ近くに位置するロイヤルオペラハウスバックステージツアーに向かいました。



バックステージツアーへ!到着直前、つまりはジブリトーク後にお店を出てオペラハウスに向かい少し歩いていたところこの日に到着した新国常連、ロイヤル大精通者達に遭遇。日本人にようやく会えたとのこと。
私も、前々日夕方以降は何処へ行っても日本語を話す機会がなく日本語もほぼ聞こえず。
ツアーは劇場内のロビーからスタートし、内部スタジオを窓から見学したり眠りの衣装も見せていただいたりと充実。ちょうどバレエ団はゲネ最中で、2幕への転換途中に客席も見学。壮麗な宮殿に来たかのような内装、きのこの連なりな客席灯りにも感激。



ドリーム!後ほど左隣のお客様に言われた言葉!



シンデレラなど。



座席は迷路



着席した席に台詞が。



初日無事終演。帰り道に1人でパブへ。花がたくさんな可愛らしい外観。



花々達とも乾杯!さて、翌日はどんな舞台になるでしょう。また観光日記と共に綴って参ります。
小野さん福岡さん主演日に続く。

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