2025年9月11日木曜日

ふるさとでタリスマン! バレエスタジオプラネ創立45周年記念第39回発表会 8月30日(土)《福島県白河市》





8月30日(土)、福島県白河市でバレエスタジオプラネ創立45周年記念第39回発表会を観て参りました。5年連続5回目の鑑賞です。
新国立劇場バレエ団の渡邊峻郁さん拓朗さん兄弟のご出身スタジオでお2人は恒例の里帰りゲスト、2022年から毎年出演の仲良き同僚の中島瑞生さん、
そして初出演の同僚小川尚宏さん、と今回はゲスト4人体制での舞台となりました。
小川さん、パ・ド・ドゥ演目が増えての対応要請があったのかと思われます。あとにも述べますがプラネさんのカラーにぴったりな嬉しいご出演でした。

https://www.instagram.com/plane__1980?igsh=d2FydnZuMWN6aDM4
プラネさんのインスタグラム。本番までの楽しいカウントダウン、身体で数字を作ったり団扇やイラスト持ってきたりと、個性の花が咲いています!



まずは生徒さん全員出演のオープニングから。初めて観に行った2021年はお揃いのレッスンウェアで呼名される流れだったかと思いますが翌年以降は演出を変え、
しかも年々振付も衣装も踊りの雰囲気もお洒落度が増していて今年は喜歌劇『こうもり』序曲。色違いのパステルカラーに装飾細やかに彩られた提灯袖チュチュにティアラ付きで
キュートで華やかな光景が広がりました。男子生徒さん達もクラシカルな装いで統一。
グループごとの出入りや段階ごとに変わっていく振付レベルの変化もとてもしっくりスムーズで加えて音楽ともよく合っていて
楽しく華々しく高揚するオープニングでした。最後、全員集合しての後ろ向きで締めるポーズはビシッと壮観。

そのあとはリハーサル映像と出演者紹介。リハーサルは真剣な中にも笑みが溢れていて、先生の導きもあるのでしょうか。
ゲスト不在時の撮影だったようで、パ・ド・ドゥのパートナーを全て鈴木寿雄先生が代役で担当なさっていて、大変でしょうに
喜びの気持ちが前面に出ていらっしゃる先生の若々しいこと!嬉しくてたまらないご様子が伝わります。生徒さん達も楽しそう!あちこちに声をかけてまわる麻矢先生もパワフルです。

それから2年前あたりから始まった出演者紹介。大スクリーンに2人ずつ程度カラー写真と名前入りで紹介され、バレエ・アステラスも世界バレエフェスティバルもびっくりでしょう。
文字やBGMの入れ方もスタイリッシュで画質も綺麗。皆さんウェアもお洒落です。
ゲストは1人ずつ紹介で、いやあ、全員顔立ちのタイプは異なれどよくぞこんなにも端正で、しかもスラリとした美男子が4人揃って出演とは。
友人達とも声を大にして訴えておりますが白河の皆様、東京の発表会においても当たり前の光景ではありません笑!!
次の演目まで休憩がないため準備時間確保も兼ねた映像時間とはいえ、今回も単なる時間稼ぎには終わらない上質な編集でございました。

さて今回はパ・ド・ドゥ、トロワ演目が増え、初めて足を運んだ頃に幼かった生徒さん達がコツコツと続けて着実に上達してきたからこそでしょう。
おおよそ高校生くらいの年齢で初挑戦しているようで、偶に上手いけれども幼すぎるお子さんにポワント履いてのパ・ド・ドゥはどうかと思う発表会もある中、堅実なご判断かと思います。
トップバッターには早速「眠れる森の美女』より宝石のトロワで生徒さん2人と小川さんの組み合わせ。ピュアにキラキラっと、
白地に煌めく装飾がついたお衣装以上に初々しい輝き一杯な生徒さんに、
爽やか清らか落ち着いた折り目正しさも備えた小川さんがもうぴったり。3人仲睦まじい雰囲気も観ていてほのぼのいたしました。
小川さん、コッペリアのグラン・パ・ド・ドゥにも出演され、生徒さんがとにかく伸び伸び楽しそうに恋する少女そのものな可愛らしさで、
大舞台で全身からの笑みが絶えない生徒さんの度胸も、引き出す小川さん共に素敵に感じた次第です。
どなたによる人選かは把握しておらずですが、純朴で愛らしい雰囲気に満ちた生徒さんが多きプラネさんのカラーに小川さん、よく合っていました。

渡邊拓朗さんは1本目が『ファラオの娘』。プーニ作曲だったか、所謂ズンチャッチャ系音楽でアントレの部分は一度聴けばおおよそは覚えられる単調旋律ながら(失礼)
題名の通り古代エジプト浪漫炸裂で私は結構好きなパ・ド・ドゥです。
2006年のボリショイ来日公演にて全幕版をキャスト違いで3回観に行ったほどですが、連日空席だらけで大赤字だったと想像いたします。
きりっと美しく踊る生徒さんと、本来の設定はイギリスからタイムスリップした探検家だったか、拓朗さんの勇ましくも軽やかな踊りで楽しい相性を目にした気分でおります。
拓朗さん、古代エジプトの帝王な役どころも似合いそうですが笑。
もう1本はアレルキナーダも踊られ、若手の可愛らしい路線な人が踊るイメージがありましたが、
愛嬌たっぷりにコロンビーヌ役の賛助出演の方と作り上げていらして、役柄の振り幅の広さにも感じ入りました。

中島さんはまずはパリの炎。ジャンヌ役の生徒さんがプラネさんのインスタグラムカウントダウン投稿にて宣言していた通り、堂々と格好良く踊るヒロインで、華々しいばかり。
革命へと邁進する青年に一見とても似合うとは思い難いキラッと美形な中島さんは笑、失礼いたしました。
踊り出すとパワフルな強さも出て、呼吸の合う2人で疾走感たっぷりに描き出していた印象です。
2本目は「ジゼル」第2幕のパ・ド・ドゥで、前回白鳥トロワで組まれたことのある渡邊兄弟のお姉様とのお披露目です。
すらっと背が高くそれはそれは美しいお姉様で、2022年発表会では『ジゼル』第2幕上演時に毅然とした美に溢れるミルタを踊れられた記憶は今も刻み込まれております。
ジゼルはどんなお姿になるか楽しみでしたが、ポーズ1つ1つが柔らかく深く余韻を残していらして、すっと抜けるように美しい精霊でした。
ジゼルの佇み姿勢も首から肩にかけてのラインも古い絵を見ているような流れ方です。
中島さんアルブレヒトも雰囲気のみならずそっと溶け合うようなサポートも光り、お2人のバランスも麗しうございました。
パ・ド・ドゥ後半のジゼルが揺らめくように腰の上辺りにリフトしながらの移動はここはロンドン千秋楽を飾られたアルブレヒトの名演や福岡や名古屋でのシヴァトークにおける
渡邊さんによる職人芸な実演説明が刷り込まれておりますためもう一歩な気もしたもののこればかりは経験あるのみ。
後悔に引き裂かれそうにある心境を秘めた貴公子ぶり、中島さんによくお似合いでした。
そうでした、西郷白河が生んだロンドン千秋楽アルブレヒト渡邊さんがもしかしたら熱血指導もなさったのか?細かい修正指導等、想像が勝手に巡ってしまいます。

渡邊峻郁さんは1本目が「タリスマン」。後にも述べますがチラシ裏側の演目一覧を目にしたとき、故郷で踊ってくださるなら何でも嬉しいが可能なら新国立レパートリーにないもの、
その中でも「タリスマン』を拝見するのが長らくの夢で、ようやくようやく叶いました。
ファラオも興味ありでしたがタリスマンのほうが王者感もあって、色気も必須で笑。また若く溌刺とした超絶技巧系な派手なテクニックお披露目作品と思われがちですが
心身が成熟した今の渡邊さんの身体にかかれば単なる跳んで回っての披露にはならないであるうと一層観たくなっておりました。
その点「ダイアナとアクティオン」は昨年は東京で今年は群馬県前橋市で鑑賞叶い、タリスマンもいつかはと最早チラシをお守りにして前日のとら食堂待ち時間から願っていたわけです。
そしていよいよ白河本番。疾風と化しての飛翔登場も質感に張りと厚みがありその時点で魂持っていかれました。
森を支配し、風を切るように飛び交う2023年初台オベロンも名演でしたが嵐を呼ぶ男、今度は白河にも出現です。
また作品通して起承転結がきちんと描き出され、隙なく格高い、隅々まで練り上げられて勿論テクニックもただ跳ぶ回るではなく相手との語り合いや音楽を大切に、
きめ細かくもダイナミックに品格は維持して披露されていて雑味もなく、もう天晴れ。色気も眼力もメラメラで、筋肉標本のような背中、肩部分も手を合わせて拝みました。
作曲はドリゴかと思いますがこうも忠実に、気高く膨らませるように、奏でるように踊る人がいることにさぞかし喜んでいるはずです。
踊りやすいバレエ音楽屋に終わらぬ成果を観た思いに駆られることでしょう。
南湖森林公園での風の谷ではナウシカには会えずでしたがコミネスでは風の神様(そんな設定の役柄だった気がいたします)には出会えた白河2025でございます。

数ある男性衣装の中でも最たる謎に満ちているであるう1/4裸体な衣装姿も、他の発表会やガラで観るものよりも地味目な淡い茶色っぽい色味で露出度高く、
胸の辺りはフリルカーテンのサンプルの如しフリルな作りにも拘らずギャグにもなゆったりした長いパンツもパジャマにならず。
この衣装を凛然と着こなせるのは本州に1人いるかいないかの確率でしょう。
頭の茶色っぽい鉢巻も運動会や選挙活動や応援状態にならず、昔のアイドルや高度経済成長期の企業戦士にもならず。
但し「熱血漢」の文字は浮かび上がっていましたが笑、威厳ある険し目のお顔も神秘的に物語っていましたから良いのです。
ガラや発表会でも大定番なパ・ド・ドゥながらスケールある物語が弧を描くように滑らかに伝わり、
装丁に至るまで緻密に作り込まれた分厚い文献を開いて物語をじっくりと熟読し味わったようない心持ちになれた思いでおります。
そして凛々しくも熱血色気ムンムンな渡邊さんを相手に踊られたニリチの方にも拍手で、
いつも組まれている賛助出演の方で安心感もあり。華やぐように晴れ晴れと踊る姿や渡邊さんと生じる雄弁な語らいも生き生きとしていて素敵でございました。

もう1本は「サタネラ』。久々の拝見で2021年の井脇バレエ公演にて新国立の奥田花純さんと踊られたとき以来かもしれません。
打って変わって爽やか要素が濃くなり、単調旋律なヴァリエーションの中でも躍動がくっきりと、コーダでは更に一捻り高難度な技も盛り込んでこられたりと見応え一杯。
いつも幕物の主演で組んでいらっしゃる、ドイツ留学から帰国された生徒さんがまた小悪魔な色っぽさが艶やかに光る踊りで、
初心な青年との悪戯っぽいやりとりも音楽の強弱と呼応して、本来の単純曲調(失礼)が芽を出すように立体的に聴こえたほどです。
ところで前からの疑問で、アントレにおける男性の登場の仕方は何通りあるのか。颯爽と飛び込んでくる振付もあれば、
ウクライナ国立では優雅なバランスポーズでで魅せる振付もありました。
今回は飛び込んでくる版でしたが2021年の新宿文化センターで渡邊さんが踊られたときにお目にかかった
カーテンからニョキッと微笑む顔を出して登場する、突撃となりの晩ごはん風な振付も忘れられません笑。

パ・ド・ドゥ、トロワ以外にも見どころ盛りだくさんで飽きさせない構成もよく考えられた小品集で
特に小学校中学年くらいの生徒さん達が踊ったゲーテパリジェンヌのお行儀良くお洒落な踊りも印象に残っております。
順々にお花を渡していく男子生徒さんのジェントルマンな振る舞いにも拍手です。また曲が太古の昔に妹が子犬役で踊った曲でもあり、
(しかも顔立ちがしらかわんそっくりで破壊級に可愛かった)、同時並行で思い出しながら鑑賞せずにいられませんでした。
それからサタネラ踊られた生徒さんがドイツの学校での振付コンクールで最優秀賞を受賞された作品の洒脱で粋な踊りや
高い身体能力を生かしての何処から手や足が飛び出してくるか予想全くつかぬスリル満点で舞台空間をたっぷり使った振付展開も面白く、もう一度観たくなりました。

第3部は生徒さん達のみでの「みにくいあひるの子』。初演は21年前で、今回10年ぶり3度目上演のオリジナル作品とのことです。
衣装がどれも可愛くカラフルで、動物系の役柄ですと稀にコントですかと言いたくなるようなデザインも見かけ、
生徒さん達の心を案ずるわけですがプラネさんの場合あくまでリアル過ぎるあひる達ではなくチュチュを基盤にしたお洒落衣装。
あひるお母さんは黄色い村娘風なスカートで、あひる達は黄色いチュチュっぽい形。横一列に並んだ卵から1ずつ登場するのも愛くるしい演出です。

そして主人公のあひるは灰色がかったがたくさん付いたチュチュで頭も一杯な帽子なデザイン。
醜さを出し過ぎない、不思議な可愛らしさのあるあひるの子でした。仲間に溶け込めない場面もあからさまないじめ描写はなく、
狼達もびっくりしながら追いかけてくる程度に抑えていて、観ていてキツさを和らげた演出であったのも好印象。
狼は全員男の子の生徒さんで、ボーイズが4人もいて嬉しいこと。年代は中学生から幼児さんまで様々なようですが
中学生の生徒さんが優しく導いてあげていた印象も頼もしく残っております。
衣装も着ぐるみ系ではなく品があるクラシカルな装いも宜しうございました。
あひるの子の孤独や寂しさもしっかり表れていて、務める生徒さんのお芝居もとてもナチュラル。あひるの子の行く末を見守りたいと思わずにいられない健気さでした。
場面転換もスムーズで、あひるの子の悲しみを包み込んで励ますような森の妖精達や白鳥達の導きがとても優しく、
白鳥の湖湖畔を思わす白鳥のコール・ド・バレエも綺麗な仕上がり。振付も変化に富んだ展開でした。

いよいよ盛り上がりが最高潮に達しそうなところで早替えトリック、白鳥達に囲まれて隠れた一瞬であるの子が白鳥に変身。あっという間の変貌です。
白鳥達に迎えられたあひるの子が白鳥に囲まれて幸せそうなポーズをとった幕切れで、清らかな空気の中での終演でした。
ほどよい上演時間でしっかり1幕に纏められて、最後は綺麗なハッピーエンドな結末も魅力的なプラネさんオリジナル作品です。

毎回ぱっと目を惹くハイセンスなポスターやチラシ、プログラムデザインはMYクラス(大人)の生徒さんが手がけていらして楽しみの1つ。
お母さんとあひる達は湖の反対側で遊んでいて寂しそうであっても可愛らしさがキラッと光る、
そして花々や蝶々達がしく見守っていてくれているようにも見えるみにくいあひるの子、インパクトを与えてくださるデザインです。
それからプログラム内の出演者紹介の写真、誰もが屈託ない自然な笑みがこぼれる表情で撮影者はどなたかと思ったら
ファラオの娘を踊られた生徒さんのお名前が小さな文字で表記。趣味で写真をされているのか学校で写真部に入っていらっしゃるのか、大変な腕前です。
心を楽しく通わせながら撮影しているからこそ引き出された生徒さん達の笑顔が紹介欄に広がっています。
過去のプログラムにも、宣伝写真撮影者欄に生徒さんのご一族と思わしき方のお名前が載っていて、心許した者同士で生み出される笑顔写真もプラネさんプログラムの名物と思えます。

元はといえば渡邊さんの待ちに待った里帰り凱旋舞台を観に行き始めたのがきっかけでしたが気づけば地図も見ずに観光へ出向いたりとすっかり西郷白河に、
そしてプラネの皆さんの踊りからも癒しや和みをいただいております。
カーテンコールに登場された寿雄先生の若々しさ、麻矢先生のパワーに満ちた笑顔が、バレエを頑張り楽しむ生徒さん達への愛情や
教え子ゲスト達の活躍への喜びを物語っていました。来年も伺えますように。

2025年私の夏が終わりました。7月末以降の約1ヶ月間でロンドンと東京23区、多摩地域、鎌倉、名古屋、福岡、さいたま市、そして白河で渡邊さんを拝見。
西村京太郎さんや十津川部始めトラベルミステリーの刑事も犯人も仰天な移動距離でございます。
3日に1回は舞台を拝見していたと思うとなんて幸せなことか。そして頭が下がり続けた夏でございました。


※今年も前日朝から西郷白河入りして参りました。西郷と白河滞在での宿泊の必要性を尋ねられるのですが、
2018年のNHKプロフェッショナルで視聴し、渡邊さんの里帰り舞台鑑賞時には必ず行きたいと決意し2021年以降は毎年訪れているラーメンの名店とら食堂等、
滞在中の行き先は毎回ほぼ同じながらやりたいこと多々あるのです。朝一で白河駅で自転車をレンタルし、計3時間は自転車漕いで移動しておりましたが、
日頃典型的運転不足人間にも拘らず疲労も筋肉痛も一切無し。西郷白河の景色や出会った方々が心身をほぐしてくれたからこそです。
鑑賞旅先では長時間徒歩移動や自転車行動もいたしますが、幸いなことに疲労筋肉痛皆無で、恵まれております。
そんなわけで、写真多数ございますが宜しければご覧ください。




新国立劇場バレエ団「ジゼル』ロンドン公演ネタ小出しシリーズ、ファラオの娘にちなんで大英博物館古代エジプト編。
この手の展示がどこまでも続きます。



新幹線火の鳥!6:40の新幹線でいざ、出発!火の鳥も良いセンス!渡邊さんを象徴する要素です



しらかわんも里帰り。地元ご兄弟の凱旋舞台が待ちきれないようです。そしてこの後に行く南湖公園特集!



到着、ただいま〜。7月にイギリスへ行ってきたよ、と誇らしげなしらかわん。



新白河からバスで行けるブリティッシュヒルズ。気になっていたが先に本物の英国へ行きました!西郷白河ゆかりあるお方のおかげです。



電車乗ります!



白河駅前に鐘。



小峰城!ふるさとの景色にホッとするしらかわん。 あと15分で観光ステーション営業開始します。



毎度の通り朝一で自転車借りて、3年連続13番の自転車にて一旦コミネス行ってチラシ入手!詳細熟読はとら食堂着いてからにしましょう。いざ出発!



好きな交差点。ここ過ぎたらあとはほぼ直進! ところで通り道にあるはずの山田パンが見当たらず、一時不安に。



ここを渡ればとら食堂!



到着!しらかわん、公式プロフィールには白河ラーメンが好物とあり、嬉しさもひとしおです。5年連続5回目の訪問です〜。



いざ、予想屋。とら食堂に早々にいらした方々はお車にて過ごす又は車で出掛けて外出なさる方が大半のため、
9時半過ぎからずっとベンチに腰掛けている人は少なく、暫くは私1人でした。
1時間半ずっと予想に明け暮れ、故郷での舞台姿拝見できるならどんな作品も喜ぶが、可能なら新国レパートリーにない作品ならばと望む東京組笑。
私はタリスマンを渡邊さんで拝見するのが随分前からの夢で、タリスマンタリスマンともはやチラシをお守りにして呪文唱えておりました。
ロシア系のズンチャッチャ系なガラ鉄板演目って、渡邊さんのような表現の奥行きもあるトップクラスが踊るとただのテクニック屋にならないので、観てみたくなるんです。
あとは、整理券発券に不安そうな様子をなさっている方がいれば助言して、お話ししたりして過ごしておりました。自ずと店番も笑。



14番、第一グループに入れます!レッスンではあまりに無残なレベルのため
(今年は1回しか行っていないため益々無残になっていそう汗)センターにて第一に入るのはまず厳禁な私ですが、とら食堂ならお任せください笑。
コミネスから自転車で20分で到着です。昨年より5分タイムが縮んだが、今になってカール・ルイス魂(詳細はパークサイドバレエスタジオ感想を)が働いてくれた??



今年は奇数年のため、手打ち中華麺選択。一番スタンダードですが、やはりこれが好き。ボリュームもちょうど良し。手打ち縮れ麺のコシも良い感じ!



ご覧くださいこの純度の高いスープを!! 飲み干しさずにいられません。シンプルながら焼豚の味わい深さも良き。
煮卵はトッピングとして購入。北海道でも福岡でも東京でも名古屋でも、ラーメンは大概卵付きで注文しております。
それから卓上にあった味変玉ねぎが有料化に。一口50円だったはず。物価高騰のご時世やむを得ないのでしょう。
プラネ発表会前日に自転車で来る客としてある店員さんが覚えてくださり、この日も再会を喜びあいました!



さて南湖公園に向かって出発。ひとまずセブンイレブンの交差点まで直進します。田園風景に癒されます。



坂道がちょいと長い。しかし自転車利用者見かけません。



坂を登り切り、右折すると南湖公園!



立派な切り株。ラ・シルフィードパドドゥにどうでしょう。それよりも、みにくいあひるの子もこの景色バッチリ合います。



南湖神社。少し前に、NHK歴史探偵にて放送されていました。白河市街地も映り、中町商店街がだったか、しらかわん旗が映像にもありました。



真横を通ってこちらも昨年に引き続き南湖森林公園へ の案内図。風の谷ですと⁈ナウシカいるかな?



坂をそのまま登っていくと、昨年見つけた絶景ジゼルベンチに到着。南湖見渡せます。



しらかわん、花占い場面ジゼルになりきってみます。 隣には地元が生んだ、
今夏はロンドンの観客をも魅了した美しくも好色皮肉屋なアルブレヒトがいると設定して、しらかわんの恥じらいも可愛い。



多分この辺りが風の谷?ナウシカには会えなかったが、緑深き素敵な場所。
映画版にて、終盤にペジテ輸送船ブリックから飛び立ち、その後ガンシップに乗ったナウシカの台詞、風の神様〜を思い起こすと
翌日のタリスマンは単なる偶然ではなかったのかも。(ジブリネタ分からない方、すみません)



南湖団子。昨年の隣のお店にしましたが、艶々モチモチ食感でこちらも美味しい。



新白河駅方面へ向かう途中のふわラッコ。いつも目を留める外観です。



さて、昨年は南湖でのんびりしておりましたが今回はまるごと西郷館食事イートインに間に合わせたいため、
早めに再度自転車で出発! コミネスを通り新白河駅方面へ、いざ高原口側へ。



なだらかな登り坂が続くためか行きは時間かかっているように思いましたが、帰りは楽々でございます。



到着!新白河駅からは自転車で20分です。



ニシゴーヌ撮影スポット出現!しらかわん、ご挨拶。



これも食べたかった、西郷村産メイプルサーモン!厚切りでたっぷり。旨みもしっかり。ああ、日本酒が欲しいが笑、帰りはまた自転車ですから夜まで我慢笑。



恒例のニシゴーヌマグネットガチャもやりました。1回100円!雪割橋、迫力ある名前です。



山田パン、白河駅側から新白河駅側に移転していたのでした。 まるごと西郷館へ行く通り道にあり、びっくり。
面積広くなり、ゆったりスペースに。イートインも可能になりました。デカルト似の看板、見ると安心します。 パン2個購入!



そのまま自転車で毎度のホテルに立ち寄ってチェックインし、購入品の一部は冷蔵庫に入れてから再び自転車乗って白河駅方面へ。
冷蔵庫、ロンドンの宿には無かったため助かりますー。日本のビジネスホテル、天国級に色々揃ってます。



かわらばんの武士。この格好もいつか見てみたいお姿です。



再び小峰城へ。 毎度恒例の、明らかにおのぼり観光客な雰囲気で写真撮影。お散歩中の方、ありがとうございました!



一部は工事中ですが、制限はありながらある程度は見学、散策可能です。仮設階段は今だけ!



毎回この階段と堅固な門の辺りに来ると、刀差したお侍さんが悪党退治に颯爽と向かっている光景が毎回浮かびます。
チラシゲスト欄の左端のお方、お顔立ちからして着物や袴も間違いなく似合います。あっ、着物モデル経験おありです!



自転車返却。今年もありがとうございました!



自転車を返却したら、とら食堂へ行く道を少し進み、駅から約5分、カフェEMANONへ。
2年前から毎年伺っています。高校生向けコミュニティカフェで、一般利用も可能。但し高校生は割引など特典色々あり、勉強するのも寛ぐのも良しな、居場所カフェです。
こういう学校でも家庭でもない居場所なスペースは大切と思っており、売り上げの一部は高校生達の活動費にしているとのコンセプトにも共感しており毎回利用させてもらっています。




コーヒーが深みがあり美味しく、矢祭町で焙煎しているお豆だそうです。しらかわんも、一息ついてリラックス。
昨年声をかけてくれた英語教師志望のスタッフ方とは会えずでしたがゆかり深い方々に会えて楽しいひととき。
それからプラネ発表会観に来てくださいとのメッセージが掲示板に書かれていて、とても綺麗な字!
スタッフに聞きましたら出演者の方がチラシも置いていってくれて、渡邊さんの魅力についても解説してくれていたとか。
東京から毎年白河に来ている目当ての発表会で、この方観に今年はロンドンに行った旨も打ち明けたところスタッフの皆さんも仰天なさっていましたがそりゃそうだ笑笑。
チラシ見せながら、兄弟でダンサーでロンドン公演では主要役同士で対決する役どころだったこと、
西郷村はバレエ界の至宝を生んだ街ですからねー!と強調し、そんなこんな今年も会話が楽しく弾んだEMANONでのひとときでした!
スタッフの皆様、ご親切に、そして東京からの喧しいバレエオタクと話してくださり笑、ありがとうございました!
また鶴瓶さんの番組のようになってしまった笑。



しらかわんの旗。考え事かな、ああ可愛い。



さて新白河駅側のホテルへ。



毎回ホテル1階のレストランで地酒味わうのも楽しみ。なにしろレジすぐ近くにエレベーターがあり、部屋に戻りやすい笑。
和の空間で掘り炬燵式、半個室作りのため寛げます。今回は花泉をいただき、ああ、つやっと口当たり良く辛口味でお通し3種ともよく合います。



地元野菜サラダ。みずみずしくシャキッと美味しい!
店員さんが気さくにお話ししてくださる方で、バレエ観に東京から来た旨を話し、
西郷村ご出身のこの方の里帰り舞台が目当てで、ロンドンまで観に行きまして、とつい再びペラペラ笑。
優しく明るい反応で聞いてくださり、ありがとうございました!



さて気持ち良く部屋に戻り、西郷館や山田パンで購入したデザートやらおやつやら並べてウハウハ。
お風呂はユニットバスではない独立式のため小浴場気分で入浴できるのも嬉しいポイントです。



おはようございます〜。夏空です。



窓辺丸々机で、カウンター席にも見えます。



森の妖精ニシゴーヌ。みにくいあひるの子にも妖精役で出たがっていたかも。



新白河駅通路。観光案内!



白河駅ホームにて、ラーメンなどイラスト追加!



夏空広がる白河駅前。この駅舎はずっと残して欲しい。



コミネスしらかわん



しらかわん、柵にもいます。



安全第一!



いよいよ発表会!しらかわんも早く観たくて仕方ないようです。ロンドンで兄弟対決は観てきたがやはり地元舞台は格別と言っています。



どんな、お話かな〜。



東京から当日に来る友人達と合流し、コミネスのレストランへ。何食べても美味しく、毎回皆で楽しんでいます!
初めてグリーンカレー注文、野菜たっぷりなコクがあり辛すぎず、上品な味わいでした。



新白河駅階段、豪華な絵が!



ホームに名所の紹介。しらかわん、名残惜しいかな。



新幹線到着。



さて帰京。余韻に浸ります。品ある色鮮やかなデザインの地ビールいただきながら乾杯です。
渡邊さんの2025年8月を振り返り、金ピカ奴隷からコンテ、貴公子に王子、海賊、
床屋に風の神様、悪魔に誘惑される青年まで、缶のデザインに重なる色味図鑑の如き多彩な役柄でご活躍でした。
場所も東京23区に東京西部、さいたま市、鎌倉、福岡、名古屋、そして白河、と西村京太郎さんも驚く全国移動でしょう。



遠くに離れていく那須の山々を眺めながら。さらば西郷白河、また来年!!
しらかわん、1週間後には京都どすえ〜。


※次の次あたりから新国立劇場バレエ団『ジゼル』ロンドン公演に入ります。
プロローグや序章もあり笑、脂肪過多内容になると思いますが辛抱強さの鍛錬に励みたい方は楽しみにお待ちください。

0 件のコメント: