2021年11月26日金曜日

【大半は不要不急内容】【以前から気になっている】バレエ鑑賞での消費カロリー





実は以前から気になっている事柄がありまして、自身で踊るときではなくバレエ「鑑賞」での消費カロリーはいかほどかであること。
ざっと目を通したところミュージカルでは何年か前に実証実験がなされたようで、1回の鑑賞でエクササイズ30分程度に相当したようです。
ただ当方の調査不足もあり、実験にて採用した作品の上演時間や相当するエクササイズの具体的な種類までは把握できず。
ともあれ、有酸素運動ではなくてもまずまずの消費量である点は間違いないのでしょう。
それならばバレエ鑑賞は如何か。台詞や歌声を浴びることはない分ミュージカルほどは消費しないのか
それとも視覚作用がより働いて寧ろ大消費しているのか、気になるところでございます。

コンサートでの実験結果は随分前に目にした記憶もありますが、但し静かに腰掛けて鑑賞するクラシックではなく
所謂団扇や光る棒(世間ではペンライトと呼ぶのであろうか)手に黄色い歓声を上げる類でしたので比較対象がだいぶ違ってきそうです。
またバレエの中でも作品は多岐に渡り、上演時間は同じ2時間半から3時間程度の作品であったとしても
例えば『シンデレラ』と『ラ・バヤデール』であれば後者の方が怨恨や憎悪、欲望渦巻く修羅場の沼にどっぷり浸かり、エネルギーもより消耗しそうな気がいたします。
また作品や出演者に対する鑑賞者自身の思い入れも作用するでしょう。(これが一番の肝かもしれぬ。つくづく身に沁みて感じております笑)

何年も前から疑問には思っておりましたがとりわけ意識したきっかけは昨年の4月から6月末頃までの時期。
東京都内も劇場が閉鎖されて公演は軒並み中止となり、外出も極力しないよう日々行政からもお達しもありましたので
休日は自宅で過ごすようになりました。仕事はどうしても在宅勤務が不可能な業務であるためほぼ通常通り出勤しており、つまりは過ごし方が大きく変わったのは休日のみ。
当時は国内外問わず世界各地の劇場から配信が活発となり、普段なかなか鑑賞する機会のない団体の公演映像の視聴は
面白くも学びの時間となって今も関係者の方々への感謝は尽きずにおります。
ただ配信映像を観た後に、劇場での鑑賞後と同様に一杯引っ掛けたいかと聞かれたらそうでもなく愛飲していたのは焙じ茶。
やはり生で観た後のアルコール一杯に勝てるものはございません笑。
そんな心境から飲酒量は激減。また外食もしなくなって甘味も含め、食事量も随分と減った時期でもありました。
ところが飲食摂取量は大幅減少にも拘らず体重は増加が止まらず、人生最重量級時代ほどには辛うじて至らなかったもののだいぶ冷や汗な増量発生。
原因を辿りあれこれ巡らせていくと、前年と(正確には2020年2月末まで)大きく変わったのは劇場での鑑賞が無くなった点のみで
スポーツジムにも行かずレッスンは2019年と2020年合わせても3回にも及ばず(これで良いのかとのご指摘、おありかと重々承知しております)
前にも後にもこれといった有酸素運動の定期的習慣もありませんから、鑑賞回数の急激な減少に身体が対応しきれなかったことが原因としか思えなかった次第です。
当ブログを以前からお読みの方は呆れ返っていらっしゃるかと存じますが、前々から観劇後には1人であってもアルコール1杯は欠かせず
或いはたらふく飲食、加えて日によっては感想談義及び妄想膨張語りが定着していたわけですから
着席しての静かな鑑賞とは言えども消費エネルギーは飲食摂取量を上回っていたのかもしれぬと昨年春から初夏にかけての増量事件が生じて初めて気づかされた思いがいたします。

先ほどNHKのチコちゃんに叱られるを視聴していたところ、宇宙空間体感実験の為よみうりランドにて
絶叫マシンや高所アトラクションにスタッフが乗っての実験が行われていましたように
管理人も随分前には、高所「好意」症な性分が意欲を募らせ、ジェットコースターに乗った際の脳の働き云々を調査する実験には参加経験がございます。
ただ乗っても絶叫もせず、仏頂面で満喫していた身でしたので期待されていた効果は出ていなかったかと存じます笑。
バレエ鑑賞中の脳の動きや消費エネルギー等の実証実験がもしなされたら、結果を知りたいと興味津々でございます。何なら参加も喜んで。

さて閑話休題。基本出演者は舞台に立ち、観客は静かに腰掛けての鑑賞が基本であるバレエですが、時には出演者が客席にやってくる演出もあり。
そのうち1本が10年前に新国立劇場で観たナット・キング・コール組曲。中盤に差し掛かると
男性ダンサーのお一人が客席にやってきて、投げ接吻だったかお花渡しであったか、そんな粋な演出がございました。
ただ現在は状況を鑑みると困難に思え、演出変更がなされるかもしれません。10年ぶりとなる再演、この週末堪能して参りたいと思っております。





配信はそこまで興奮しないと2020年は新国立劇場からの『ロメオとジュリエット』パリス出演部分を除けば感じておりましたが、2021年これは別格。
ゴールデンウィークにおけるプティ版『コッペリア』千秋楽。視聴後シャンパン摂取が止まらず
祝福のご連絡も多数いただきながら早寝してしまった管理人でございました。




上記の配信視聴後(それ以前もだが)、そして後日制作されたダイジェスト映像を視聴するたび主要キャストはそのままに
運命を狂わすドラマティック作品でも観たいと妄想止まらず。
何しろカレーニンとヴロンスキーが互角に魅力がないと成立せぬエイフマン版の演出、もうこのお2方しか想像できず。管理人、実現はまだ諦めておりません。
つい先日も夜にこの映像を視聴し、想像の翼をはためかせ心掻き毟られ魂揺さぶられておりました。
新国立での再演お待ちしております。
私の中では、チャイコフスキーの弦楽セレナーデはバランシン振付の『セレナーデ』よりも
アンナがヴロンスキーと出会い運命が狂い始める不倫の号砲を象徴する曲としての印象が今や強まってしまったほどです。

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