2021年1月2日土曜日

謹賀新年2021




あけましておめでとうございます。昨年も訪問いただいた皆様、誠にありがとうございました。
世界全体が未だ光が見えず不安な状況にありますが、健康に気をつけ過ごして参りたいと思っております。
劇場での鑑賞が半減してオンライン配信や一昔前の映像鑑賞感想記に切り換えながらの更新となり
また昨年年始に現在の場所に移行しての再スタートとなった点が原因か否か、そうではなくもっと根本にあると自覚しておりますが
益々存在感埋没を突っ走る当ブログを訪問してくださった方は以前にも増して大変貴重な読者様です。本当にありがとうございます。
週1回程度の遅々たる更新になるかとは存じますが、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

ブログで最も重要であり強みであるのは「更新の速さ」であると思っており、発表会はそうあちこちの媒体には載りませんが
公演ならば終了から1週間もすれば新聞に、1ヶ月もすればダンスマガジン等にプロの批評家による完璧な公演評が掲載され、信頼度も強いのですから
それらの評を楽しみに目を走らせにいくのが当然な流れです。また早期の段階であっても現代は電子媒体も発達していますから
プロによる批評も一層素早いタイミングでの掲載も珍しい現象ではありません。
ですから素人のブログで大事であり読者の方や舞台をご覧になり気になった方々にとって重宝するのは
公演から日数が何日も経過しないうちに纏められアップされる「スピード万全」なブログであると思っております。
ところが当ブログ、国内の公演回数が少なかった昨年ですら鑑賞から1ヶ月経ち、
もはや誰も読みたがる人がいなくなった段階でのアップも1度や2度ではなく、続けている意義を自問自答する日もございました。
ただ待ち望んでいらっしゃる方が国内に3、4人ぐらいになるまでは継続し、また親族身内には7年前に一度予期せぬ形で
ブログが見つかったことがありましたが以降は関心を示していないようで未だ継続している旨も知らぬようですので
万一私が誰よりも先立ってしまったときのための忘備録としておくためにも変わらず続けていこうと思っております。

私の中で特に敬意を表すブログが2つありまして、スピード良し、中身濃く細かく、文章も見事な、言うなればファストフードと高級レストラン
各々の魅力を掛け合わせた内容であるため、我が脳内構造における元来の劣りと老いに伴なう衰えは致し方ないとしても、参考にして学んで参ります。

さて序文が長くなりました。年内最初の記事、誰も読みたがぬ路線増幅まっしぐらですが当ブログ年初め恒例、管理人の年末年始のぐうたら日記でございます。
お正月三が日にそんなもん読む気にならぬとのお方は恐れ入ります、2020年の締めと2021年の冒頭を彩った【お茶の間観劇】
或いは管理人の母によるイーグリング版『くるみ割り人形』鑑賞・忖度なし言いたい放題感想記まで今暫くお待ちください。

前年分にて触れた通り管理人は12月30日まで出勤のため朝は毎度のNHK報道番組を視聴しようとするも北野武さんドラマの再放送が始まり
他局の珍百景番組を視聴して駅へ向かうと休日ダイヤとなっている時刻表にヒヤリとしつつ無事仕事納めをして帰宅。
レコード大賞を途中から視聴いたしました。レコ大はここ数年は新国立劇場中劇場からの中継のため、舞台機構や客席の使い方が気になって観ておりますが
コロナ渦による観覧者入れずの開催であっても元々大勢は入れてはいませんし
スタッフの方々が細心の注意を払い神経を擦り減らしながら感染防止対策を図っていたであろう対応は重々承知しておりますが
出演者が着席時に間隔を取っていた点以外、目に見える大変化はなかった気がいたします。

無観客である条件をむしろ良い方向へと持って行っていた印象が強かったのが紅白歌合戦。
開始の19時半からゆく年くる年冒頭までチャンネル変えず見ておりましたが、毎度のオープニングでの客席ペンライトに代わり
客席上の特設舞台に内村さん、後方の本舞台上の左右に広がる湾曲した装置の上に間隔を空けて二階堂さん大泉さんが立ち、
立体感ある見え方。更には他のスタジオをも駆使し、余興排除のテンポ良い進行でこれはこれでシンプル明快で随分と好印象を持ったのでした。
曲目については、映画の影響でGENERATIONSはStar Travelingのほうが聴きたかったがヒットの具合など選定基準があるのでしょう。
五木ひろしさんの名曲と言えば『山河』よりも『千曲川』或いは『横浜たそがれ』
Mr.Childrenの曲ではTomorrow never knowsが傑作であると思っており、 こんなことばかりを言い走っているため年齢不詳と呼ばれるわけです。

ゆく年くる年を見ようとしていたものの、ジルべスターに変えて年越しはベートーヴェン。
ベートーヴェン生誕250周年記念行事が多数用意されていながら多くが中止となった2020年からの年越しに聴けたのはひときわ喜ばしいことでした。
そして2021年、順番失念いたしましたがシュトラウスのポルカ『雷鳴と 電光』『火の鳥』終盤部分2曲続けて鑑賞。
前者では元祖王子による欧州のダンサー以上に色男であった『こうもり』(プティ版)での名演ヨハンを、そして将来挑戦していただきたい新鋭王子による
役所或いは銀行勤務であり新聞がいたく似合いそうな 三面記事の隅々まで熟読しているであろうお父さんも想像。新国立での再演を待ち望んでおります。
そして火の鳥、そうであった諸々検索していてベジャール版のリハーサル映像に辿り着いた日こそ、
及び自身の中での公式なる虜の開始きっかけであったのはちょうど4年前の2017年元日であったと回想。
4年前のお正月後半仕事が入り、休憩時間中に動画鑑賞なんぞした経験がなかった私が衝撃が強過ぎた発見動画を繰り返し再生していた
それまでは考えられなかった行動は今も覚えております。
2016年の6月のトゥールーズに渡って観たいと渇望しており、タイムスリップできるなら鑑賞叶わせたい舞台上位3本に入っております。

さて話が鳥の如く飛びました。家飲みの習慣がなく、時々ちょこっと嗜む程度である管理人も元日のみ特別で、寝床へ3秒で着く狭き家の造りを良いことに
昼頃以降はテーブル上に置きっぱなしとなるワインや日本酒の瓶からお茶代わりに注いでは飲酒。
食堂のお茶状態と身内にも指摘されておりますが、気分転換且つ身体が温まるため洗い物を率先して行うも、
サッカー天皇杯決勝中のどこかの時間帯の約1時間は必ず昼寝に走る、どうしようもないぐうたら元旦です。

さて夜が訪れ、昔から元旦夜の楽しみといえば新春かくし芸大会、ではなくウィーンフィルニューイヤーコンサート。
こちらも無観客でしたが事前登録すれば第1部と第2部であったか拍手が演奏者達に聴こえるような仕組みを取り入れたり、
また恒例のバレエ場面は事前収録ができたようで華麗さに触れたひとときでございました。
今年は例年以上に賑やか晴れやかな曲が多かった印象です。
『春の声』などバレエ場面はさらっとしか観ておらず(出しっ放しの赤ワインを相変わらず味わっておりました…)
ラクロワによるデザインの衣装がお洒落やなあぐらいにしか鑑賞しておりませんでしたが
『春の声』を聴くと思い出すのはアシュトン版の振付における花咲か爺さんもびっくりな花撒きと
1987年のウィーンフィルニューイヤーでの指揮カラヤンと歌手キャスリーン・バトルによる共演。真っ赤なドレス姿のバトルの声量にたまげた記憶がございます。

話があちこちに飛びましたが、今年の干支「牛」は太古の昔私がバレエの発表会でも踊ったことがある役で、
半分黒歴史でありつつも半分はネタ扱いされて笑えた思い出深い役でございますが
その話は12年に1度の丑年である2021年の何処かの機会に綴って参りたいと思っております。
今年もぶっ飛んだ内容満載になる予感大でございますが、当ブログをどうぞ宜しくお願い申し上げます。


写真について、購入が遅れましたが既に3本は愛飲している福島の金水晶さん製造、
古関裕而さんをモデルに昨年NHK朝の連続テレビ小説にて放送された『エール』にちなんだお酒と
以前に展示会の仕事でお世話になった会津若松や会津坂下町の物産産業の出展者の方よりいただいた赤べこストラップで新春祝い。
赤べこさんは記念にずっと部屋のドアノブに掛けております。福島の飲食に興味があり、
ご自由にお取りくださいの文字近くに山積みになっていたグルメマップを1部いただければ幸いと話したはずが
赤べこストラップから喜多方ラーメン、起き上がり小法師まで手渡してくださり、恐縮しながらも感激でございました。
ここには写っておりませんが、我が家に2体あるうちの赤い白河だるまさんは、同じ展示会にて白河の産業機構関係の方からいただき大事にしております。

それから卒業した高校の校歌は古関さんが師と仰いだ山田耕筰さん作曲で、校歌では珍しい3拍子。
創立時は旧制府立女学校であったため優雅なワルツにしたとの噂ですが真相は分からず
ちなみに管理人は東京が府から都になった時代の卒業生ですので誤解無きように笑。
野球部の予選試合の応援演奏で出向いた球場にて耳にした勇壮な曲を見習い、校歌ももっと迫力のある歌のほうが
相応しかっただろうにと感じておりましたが、『栄冠は君に輝く』作曲者古関さんが山田耕筰を慕っていたと知ったのは『エール』放送にてでした。
山田さんがドラマでどう描かれるか気になっておりましたので、志村けんさんによる気難しい人物熱演が脳裏に残っております。

鏡餅は家族が近所で購入がしてきましたが、鶴の結び紐が嬉しく、『竜宮』第3浦島太郎を思い出してはニンマリしております。

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