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2024年7月26日金曜日

節目2024





まことに不要不急な話ですが管理人、先日の日曜日に節目を迎えました。メッセージ等くださった方、ありがとうございました。
毎年この時期になると、中身の有無がはっきりとしない事柄をつらつらと綴っておりますので恒例として今年もやります。

今年は区切りの良き年齢を迎えるにあたり、例年よりは豪勢云々と企画を練ったりしておりましたが
いざ新年齢を迎えても生活そのものは変わらず。(当たり前だ)また当ブログを何年かお読みくださっている方はよくご存知かと思いますが
管理人、発言や内容が常日頃から年齢不詳とよく言われ、日本のバレエ黎明期を支えた貝谷八百子さんの全盛期を客席から鑑賞していそうと疑われることもあれば
今年はまだ2回の受講ですがレッスン受講時は身体をこれ以上重たくしたくないがために毎度中学生のような必要最小限の着用物の格好で受けており
そうかと思えば3人組と言えば思い浮かべるのはかしまし娘と言い走り(せめてアルフィーやキャンディーズを、とご指摘いただきました笑)
一方で今年も札幌に行くと育ち盛りの運動部の若者の如き量の飲食をしており、自身の年齢がよく分からずにおります笑。
そんなわけで、年代世代が話題になったときには明治維新以降の生まれで生まれたときにはお侍さんはいませんでした、と回答することもございます。
そんなこんなで何時の間にか○○年が過ぎ、年齢を重ねれば重ねるほど人生が楽しく、身体も小中高大生の頃より遥かに溌溂としており
自身が「もう年だ」と感じることも一切なく、疲れ知らずに過ごせているのは周囲の皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
今年でバレエ鑑賞歴は35年、新国立劇場バレエ団公演鑑賞歴は20年を迎えます。節目多き年です。

ところで私と妹は4歳違いで共に夏季五輪の年に生まれ、親のお腹の中にいるときから観戦していたようで笑、
スポーツは生まれてこのかた運動音痴(歌も学業も全てか汗)ながら、観るのは昔から好きでございます。
ただ今に始まったことではないでしょうが、利権争いが露出して報じられ、本日深夜から開会式が執り行われるパリ五輪も
根深い闇があるのではなかろうかと疑念を持ってしまうのは悲しきことでございます。
そうはいっても本日7月26日は五輪以外にも辿ればフランス経由する祝い事な1日であり、そしてセーヌ川での式がどんなものか、
舞踊系のパフォーマンスや、極力現存の建造物を用いての大会運営も含め興味津々です。会長の長い話は今回もあるのだろうか。

そうでした、当ブログは昨年春で開設10周年を迎えましたが、お待ちになっている方は皆無であろう10周年の挨拶もまだしておらず。何処かの機会で行う予定です。
しかし今月は明日から初台の海へ、来月は月初の7日間で鑑賞予定が5本、うち3本は確実に3時間半超コース。1本は4時間超えもあるか!?
自身が踊るわけではありませんから、疲労感なんぞ無く楽しさいっぱい胸に抱いて連日劇場を後にすることでしょう。8月は1ヶ月でいったい何本観るんや笑??

それよりも異常な暑さが続き、雷雨が日常になりつつある近頃。大雨の被害、また今月に入ってからは東海道新幹線の大きなトラブルも相次ぎ不安が尽きぬ夏です。
どうか皆様、ご体調等々お気をつけてお過ごしくださいませ。

2024年7月26日  管理人


※恒例のケーキ、今年はジーンです。ランプと宝石代表でルビー、そして何故かタニシとサザエもお仕えでございます。
カットした苺がザクザク入っていて、クリームはふわりとしつこくない味わい。
冷蔵庫に入れるときは、ジーンは別皿のベッドで涼しくお昼寝でございました。



節目日、銀座にて、郁(かおる)コースいただきました。検索していたら発見!
札幌や下関で出会った、ネタが豪快にのったものも魅力ありますが、こちらのお寿司は上品に大きすぎぬサイズで握られ、等間隔で整列。明日からは初台の海への旅です。



画伯な妹がデザイン作画した4頭のラッコポーチ。短い手を、蟹さんが手伝って繋げてくれています!

2022年1月7日金曜日

清々しい双眼鏡事件




昨日は東京も大雪となり今朝は路面凍結に悩まされた方も大勢いらっしゃるかと存じます。
普段は駅まで自転車利用の管理人も本日はペンギンを意識した徒歩で向かいました。尚、カフェではありませんからカクテルは運搬しておりません。
途中、すれ違う一回り以上はお若いであろう女性がツルッと前に転倒しそうになり、偶然なのかすぐさま受け止め転倒を未然に防ぐことができました。
その方からも、打ちどころが悪かったら怪我していたかたかもしれないと丁重にお礼を言ってくださり、お互い安堵した通勤の朝でございます。
ただ気がかりが一つ、受け止めたのが私ではなく素敵な王子様であったならばその女性にとって、朝から美しき銀世界を巡る、いい夢旅気分になったであったろうに。
状況としては似通っていたこのお正月の某舞台1幕ときめきハプニングを思い出しつつ、背中から廃れた哀愁漂わせ改札へ向かった管理人でございます。

さて相変わらず頭の回転が宜しくないため昨年末からの新国立くるみ感想は連休あたりに回しまして
本日も大寒波で雪解け困難な1日でしたので、昨年最終日の記事序文にて少し触れた、劇場の隣席にいたZ世代の方との心温まった話です。

新国立劇場でのとある日(詳細公演日はこの後の内容からすぐお分かりになるかと思いますが)のくるみ割り人形公演でのこと。
2幕開演前に、私の隣席の女性が、あのうすみません、、、と恐る恐る声をかけてこられました。
もしかしたら私の腰掛ける体勢が良くないのか、それとも体調が思わしくなくスタッフを呼んで来て欲しいのかもしれないと
まずは話を聞いてみると、少しだけで良いので可能であればオペラグラスを貸していただけないか、とのこと。
その席は4階末端エリアで、恐らくは1幕の最中は持参してこなかったことを悔やみ、しかし現在は貸出中止のため幕間に悩んでいたのかと思います。
そして意を決して、勇気を出して、隣席の私に声をかけてくれたのでしょう。隣席とは言え見ず知らずの他人に声をかける、
しかもオペラグラスを少しだけでも貸して欲しいと申し出て、機嫌を損なわれたらどうしよう、と大変緊張しながらの決心だったに違いありません。
私からは、勿論!少しだけなんて言わず終演まで使って欲しいと渡した次第。
すると、終演までなんてそれは申し訳ない、少しで良いんですと当初は遠慮がちな返答でしたから、私からとどめの二言。

私ね、あと5回はこの公演観に来るから。
それから今日の主演キャスト、お正月には1階の舞台近くの席で鑑賞するから、だから遠慮しないで最後まで使って!

尋常でないオタクな隣席者に驚いた様子でしたが何処か安心した表情も見せ、ズームは好みに調節して良いからと伝えると嬉しそうに受け取り使ってくれました。
5回は来るからとの箇所には、すぐそばに座ってた学校団体の生徒さんの1人も反応していたのは気のせいか笑。
若人達よ、ここでのバレエ観劇がある限り社会人生活は楽しき人生であると伝える契機になったか
それはさておき時折一生懸命駆使して踊りや装置、衣装の細かな部分も眺めていたようで私も我が事のように嬉しくなったものです。
帰り1階へ降りる階段の道中も含め少し話もし、ご両親の影響でクラシック音楽が好きになり、やがてチャイコフスキー三大バレエに興味を持ち始めたとのこと。
学校制服を着用し、スポーツシューズのケースを手にしていたためもしやと思ったら現在高校生で運動部に入っているそうです。
くるみ割り人形は前にも観たことはあるそうですがまだ観劇経験は少なく、この日はちょうど都合もつき
ようやく観に来ることができて今日はとても嬉しいと噛み締めるように語る姿に、管理人、心が清流のシャワーを浴びたような気分。
私が10代の頃を振り返るとここまで純粋で理知的な要素、無い。(現在もだが)高校生の頃には感性が廃れていた記憶すら過ぎります。
学業やスポーツに真面目に打ち込みつつ、寛ぎの時間にはクラシック音楽を嗜み、バレエ観劇も始めた素敵な高校生との出会いでした。
プログラムの配布袋に入っていたチラシを見てニューイヤー・バレエにも興味があると話してくれましたので、
チャイコフスキーの音楽が好きならばテーマとヴァリエーションはきっと気に入ると、勧めた次第です。

観劇回数はまだ少ない中、劇場の中に入るだけでもきっと緊張もあったでしょうし、何事もなく穏やかに終われば問題ありませんが
万一後ろ向きな気分にさせられる騒動に遭遇してしまえば、以降劇場から足が遠のいてしまうかもしれません。
私自身、既に通い詰めている頃であっても観客同士の口論がすぐそばで発生した際は、1幕で帰ろうかと本気で考えたものです。
一方で、嬉しい、ほっと心が安堵する出来事への遭遇ならばその劇場のイメージもより良好となり、また行きたいと足を運ぶ機会も増えることでしょう。
もしこのとき会った高校生がニューイヤーでも何でも、今後新国立劇場を訪れる機会が増えたならば、オペラグラスを貸したオタク気質な私なんぞの印象を掻き消すほどに
舞台パフォーマンスが上質であった点が影響したわけで、柴山さんや渡邊さん始め出演者の皆様や、彼女が観劇に関心を持つきっかけとなった
チャイコフスキーの音楽を美しく奏でてくださったオーケストラの皆様、制作に携わった方々のお力が高校生の女性の心に響いたからこそです。

ところで高校生の女性が私に話しかけようとした決定打を探っているのですが、年齢が近そう、では全くなさそうですし(ご両親より私の方が年上である可能性も大)
そうだ。声をかけてくれたタイミングが2幕開演前に着席後、入場前に購入したカレンダーを取り出し表紙を眺めながら
2022年は1年中『シンデレラ』の写真のページを開いて飾りたいと、目を細めながら見惚れていたときであったと記憶。
高校生の女性からしてみれば、隣の人、怖くはなさそうであるとの判断材料に繋がったのでしょう。もしそうならば渡邊さん、ありがとうございました。
そもそも私は当初発表の主演キャストではこの日は鑑賞しない予定でしたから、巡りに巡ってこの素敵な高校生に出会えたのです。
平日昼間ながら観に来た理由を高校生も気になったようでしたので、王子役の人が好きで
仕事は休みとって観に来たと話すと、情熱に再び驚きを隠せぬ様子でしたがそりゃそうだ笑。
とにもかくにも、心洗われ、清々しい気持ちとなった双眼鏡事件でございました。私も高校生を見習い、上手くいかぬことがあっても
彼女が打ち込む競技を題材にした人気作品の人物の名言「諦めたらそこで試合終了ですよ」を脳裏に浮かべ、2022年頑張って参りたいと存じます。

2021年7月23日金曜日

節目2021

いつも以上にぐうたら日記でございますので、猛暑の最中そんなもん読んでいられぬとのお考えの方は恐れ入ります、次回更新予定記事まで今暫くお待ちください。

管理人、一昨日人生の節目を迎えました。
毎年恒例と化しております、同時期の世相と合わせて以下あれやこれや綴っております世の中で最たる不要不急の内容でございますがご了承ください。
今年2021年の7月21日朝、ふとテレビを眺めていて気づいたのは開会式に先駆けた東京五輪の競技開始日であるため五輪関連の特番の放送も開始されていたこと。
自宅出発まで時計代わりにかけているNHKの番組曲が流れずおや?と思い確認してみて気づいた次第です。
更に携帯電話の表示の五輪仕様もこの日からと思われます。白昼にはブルーインパルス予行練習があり、青空にを駆ける雲をご覧になった方も大勢いらっしゃるかと存じます。
昨年の当ブログでも触れておりますが、私はある五輪の年生まれで妹も4歳違いであるため同様。
ともに開催期間と重なる夏場の生まれでもあり、親は育児の合間にテレビで応援しつつ楽しんでいたようです。
親族の中には1964年の東京五輪を間近で目にした者もおり、通っていた学校すぐ近くの青梅街道にてアベベ選手の走りを見たとのこと。
当時のマラソン観戦話も度々耳にしており、また私自身幼少期からバレエと同じくスポーツも自身で取り組むよりも観る派であったため
各競技の規定には詳しくなくても毎回満喫しているほうではあったと思います。
しかし、自国開催でネットの普及もあり粗が見透かされやすい事情があるとはいえ今回のトラブル続きには口あんぐり状態で
誰のための何のための開催であるのかそもそも夏開催にした点も疑問符が消えず。
57年前は10月であったため爽やかな気候の中で観戦できたようですが、主要スタッフ直前降板者続出の今夜の開会式はどうなることやら。

話を変えまして、ここ最近バレエの舞台には変わらず足繁く通っておりますがバレエ鑑賞以外でも今月は我が大きな出来事がございました。第1回目のワクチン接種です。
接種券未着ならば(のちに誕生日を祝うかのように今月半ば過ぎに到着)後出しで良いとのことで今月最初の月曜に打ち
腕が上がらなくなった程度でやや身体が重たくなったものの発熱も腫れも無く、副反応は殆ど無いほうであったと思います。
発熱、寝込み、出勤できず等あらゆる反応が世に溢れていますが1回目でも年齢や性別体質問わず、出る人は出るが出ない人は出ない、周囲を見ても様々でございます。
職域接種でしたが幸いにも日程を自由に選択できる体制でしたので、在庫切れになる前にと心配性も後押しして持病や基礎疾患の無い従業員の中では開始初日に摂取へ。
仮に自治体で申し込みの場合、送付されてきた手順記載書類を広げてスマートフォンやパソコンで順を追いながら
長いコード番号をも入力していくなかなか時間を要しそうな作業であると同居の家族が黙々と申し込み作業を行う様子を見て
歌に限らず機械も音痴な私には無謀であろうと不安が過っており、高齢者の方々の分を子供や孫たちが代理申し込みしている報道に
他人事ではなく私も人任せ状態になるであろうとかねてから感じておりましたので、希望日だけ伝えれば調整してくれる
しかも鑑賞に影響の無い日程を選べましたので職域接種は大助かりでした。接種3日後、無事にロックバレエ鑑賞です。
ちなみに妹は既に2回目を終えておりますが副反応ほぼ皆無であったそうで、対する同僚しかも先輩達は皆発熱なり何かしらある中で不安もあったもよう。
管理人はどうなることやら。間隔は空けておりますが2回目接種後最初の鑑賞も予定通りできますように。

そもそも人にもよりますが若年層ほど反応が出やすいとは言われていますから、第1回にてほぼ無しであったのは
もしも当ブログにAIを搭載して記事内容から年齢判断を行えば「70代以上」と感知されるであろう中身の年齢不詳ぶりが経過年齢を封じてむしろ良い方向に動いたか。
何しろ10代の頃に隣町に偉大なバレリーナがやって来たがどなたでしょうと質問形式で話をある方にしたところ、「アンナ・パヴロワ」と想像され
仮にそうであるならば著書にパヴロワの衝撃を記していらっしゃる淀川長治さんと管理人、同世代です。
そして報道でチラリと小耳に挟んだ、モデルナワクチンの3回目接種もあり得るとか何とか。第2回第3回、、、大企業の採用試験或いは十字軍かい。
いずれにしてもまずは2回目の接種後、無事帰還できますように。職場到着ないし帰宅後は脳内でジャンのテーマを流すことといたします。

十字軍と言えば、新国立劇場バレエ団『ライモンダ』開催された初夏、新国立劇場を利用したある団体が報告レポートとして劇場玄関付近の光景や感想を掲載。
鑑賞者の感想も純粋且つ隅々まできちんと観ている鋭い気づきもあり、私も大変学びとなる記事でした。
そして劇場玄関の写真に目を留めると、柱と一体化した管理人を発見。心から好きな劇場での鑑賞レポートの掲載は嬉しい限りですし
団体の関係者以外は画質を落としてぼかす配慮はしてくださっていますから何ら問題なく、むしろ第三者から見た我が容姿がよく分かったのはこれ幸い。
小学生の頃から度々指摘されてきた存在感の無さや壁紙と同化人間ぶりは相変わらずで太古の昔ながら指摘者は実に的を射る発言であったと再確認です。
まあ良いのです、人生こんなモンダ。

纏まり欠如な不要不急内容で失礼をいたしました。せっかくの4連休、満喫いたします。
こんな変わり者ではございますが、皆様また1年宜しくお願い申し上げます。

さて1歳年齢を重ねてからの最初の鑑賞は今年も新国立劇場バレエ団『竜宮」。第3公演目にまずは登板、25日昼のサムライ太郎の回でございます。
ああ、髷が似合うを超越して違和感皆無むしろ原作の時代を生き、桶に魚を入れて街中で運搬等々当時の生活感すら漂うお姿を愛でて参ります。




今年も作っていただきました、我が節目及び『竜宮』再演記念として浦島太郎円形菓子。今回は終盤の鶴への変身場面で、モデルは第三太郎でございます。
額の赤と凛とした目元を特徴として捉えて昨年と同じパティシエさんが作ってくださいました。
なぜかタニシとサザエもしぶとく居座っております。
そして鳥繋がりで移籍直前の2016年6月に踊られた『火の鳥』も観たいと欲や願望が止まらず。
カードは画伯な妹が描いてくれた、玉手箱にラッコの絵。


昨年の初演開幕前のインタビューリレーでは確か7月22日に登場され「侘び寂び」や「艶やか」等
美しい日本語が次々と飛び出す語りに耳も研ぎ澄まされ襟を正したい思いがいたしましたが
今年再演前のバレエ団公式インスタグラム(カーテンコールに撮影タイム有りの告知)投稿では海辺に登場場面でのサムライ太郎。
ふわっとした跳び方、温厚そうな眼差しに時代劇そのままな風貌もああ眼福です。しかも投稿日が「2021年7月21日」。記念として胸奥におさめました。

2020年9月4日金曜日

【お茶の間観戦】アルベールビル五輪のフィギュアスケート ペアとアイスダンス

9月に入りました。まだ残暑が続き、新潟では40度を観測するなど異常気象に目眩がしそうになりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
少しでも涼やかな話題を望んでしまう今日この頃でございます。
来夏東京五輪も開催できるのか、まだ見通しがつかぬ状況ですが調べていたところ
冬季五輪での競技の印象が強いフィギュアスケートは嘗ては冬季以外の五輪で実施していたと知り驚愕。
1908年のロンドンと1920年のアントワープ大会で、屋内外に関してはこちらの調査不足で定かでありませんが
アントワープ以降は冬季大会での実施となったもようです。
そんなわけで、冬季以外の季節しかも夏場に跨る時期の五輪で最後に実施されてから100年となる2020年、
多少は涼しい気分に繋がると願って本日はフィギュアスケートの話を。

氷上のバレエとの呼称を時々目にする機会もあり、バレエがお好きな方であればフィギュアをご覧になる方も多くいらっしゃるかと思います。
ダンスマガジンでも特集が組まれたり、今春に上野の森バレエホリデイでは上野水香さんと町田樹さんの対談も実現しました。
私はそこまで熱心に観るほうでもありませんが、五輪を始めテレビ放送されていれば視聴はいたします。
バレエ音楽が使用されていると嬉しさを覚える一方、どうしても見過ごせないのが曲のおかしな繋ぎ方。
ジャンプやステップを規定通り入れねばならぬ制約があるのは理解できますが物語展開がちぐはぐな順番であったり
ましてや生死を伴う話の場合キャラクターが生き返ってしまう流れはどうもいただけません。
以前ジゼルを滑る選手の映像を見た際、狂乱死したかと思ったら続いて1幕ヴァリエーション締め括りは収穫祭のコーダ。
ジゼル生き返ってしもうた、精霊が村に現れての復讐かと1人慌てふためく管理人でございました。

そんな私も観戦に熱中していた時期があり、遡ること28年前の1992年アルベールビル五輪。当時はソ連崩壊から日が浅く、国旗もない国もあり
一部の旧ソ連国はEUNとして出場し、旗は五輪マークであった時代です。
日本の報道では女子シングルで銀メダルを獲得した伊藤みどりさん一色な様子で、皮膚科や歯科に行った際の待ち時間に目を通す週刊誌の大多数が伊藤さん祭り。
確かに日本フィギュア界初のメダル獲得で大きな快挙でしたが管理人がテレビに噛り付いて見ていたのは、ペアとアイスダンスでございました。
開催当時は周囲に同じ話題で語り合える友人知人もおらず、2年前の平昌五輪開催中にハンブルク・バレエ団来日公演会場にて
昔からフィギュアも熱心にご覧になっている方と話していて人生初 家族以外とアルベールビルのペア、アイスダンスの話題で会話に花が咲き
何処かで綴れたらと思っておりこの場を借りて書いて参ります。

まずペア。優勝はEUNのナタリア・ミシュクテノクとアルトゥール・ドミトリエフで、フリーでのリスト『愛の夢』における
柔らかでロマンティックな香りを色濃く放出していた演技は訴えかける力が強く納得ではありましたが
私が惚れ惚れと見入っていたのは2位の同じくEUNエレーナ・べチケとデニス・ペトロフによる『くるみ割り人形』。
グラン・パ・ド・ドゥのアダージオ部分を使用しての演技で、 決して押し出しは強くはなく特別ドラマティックでも独創的でもないながら
音楽に調和して忠実、飾り気無くシンプルされど優雅な滑りで 馴染みある曲だから好みであったわけではなく
職人気質な持ち味がすっと目に心に響いたのであろうと思っております。
それから先にも述べた、バレエ音楽を不可思議に繋げたのではなくアダージオ部分のみであった点も好印象。
終盤の盛り上がりを考えればコーダの部分も取り入れる流れも想像できますが あくまでアダージオのみでプログラムを表現する姿勢にも注目せずにいられなかったのでした。




べチケとペトロフ組の『くるみ割り人形』より 再生が上手くいかなかったらすみません。
表示された「YouTubeで見る」の文字をクリックしていただきと再生が開始されるかと思います。



それからアイスダンス。地元フランスの期待を背負って出場したイザベル・デュシェネーとポール・デュシェネーの兄妹による
オリジナルダンスの『サウンド・オブ・ミュージック』より ひとりぼっちの羊飼いに乗せた、牧歌的に弾むように滑る2人に魅せられ
劇中の人形劇で演じられるダンスによく似た振付や足腰を思い切り上下させながらもスピードが落ちぬ姿に驚きそして心底明るい気分になったものです。
加えて村人風の衣装も可愛らしく、当時既に何度も観ている映画でしたが曲が益々好きになるきっかけとなりました。
高校の文化祭にて吹奏楽部でも演奏しましたが、珍しくチューバのソロがありクラリネットが引き立て役に回っている箇所も聴きどころです。




デュシェネー兄妹による『サウンド・オブ・ミュージック』よりひとりぼっちの羊飼い 再生が上手くいかなかったらすみません。
表示された「YouTubeで見る」の文字をクリックしていただきと再生が開始されるかと思います。



ただオリジナルでの躍動感が印象に残り過ぎてしまったのかフリーでの『ウエストサイド物語』があまりにシリアスで緊迫感が異常に強く感じてしまい
フリーを観た際にはG線上のアリアとトッカータとフーガの後半に乗せて滑ったEUNのマリア・クリモワとセルゲイ・ポノマレンコ組の
完成度の高い余裕ある流れるような演技が場を攫い、案の定優勝。
オリジナルではショスタコーヴィチのジャズ組曲(恐らく)のポルカで『となりのトトロ』メイちゃんのような2つ結びの髪型で登場したイメージから一転し
ただ滑っているだけでも艶めかしい色気を振りまくクリモワの変貌ぶりにも目を見張ったのでした。
マイヤ・ウーソワとアレクサンドル・ズーリン組によるヴィヴァルディ『四季』での緩急自在に音楽を体現した実に伸びやかで美しい演技も忘れられず
後年モスクワ帰りのアエロフロート機内にてウーソワそっくりの客室乗務員さんが接客してくださったときには思わず名札を確認し
ご本人ではないと分かってはいても腰を抜かしそうになった次第です。

似ていると言えば、デュシェネー兄妹の兄ポールがお若い頃のカデル・ベラルビさんに何処となく雰囲気が重なる印象。
しかもしばしば映し出される大会名及び開催地名を眺めるとAlbertvilleの前半6文字に思わずゴクリ。
まさか14年後以降この文字に途轍もない興奮を覚えるようになるとは、当時は何とも思っていなかった自身に今の状況を見せてやりたいものです笑。

ところでスケートを生でも鑑賞した経験はあり、17年前に東伏見アイスアリーナで開催されたアイスショーの招待券に新聞の応募で当選。
ソルトレイク五輪の翌年でプルシェンコや村主章枝さんら著名なスケーターも登場し
今思えば無料で鑑賞できたのはいたく幸運であったと思っております。
新聞での当選招待者は隅の一角に設けられたエリア内に着席してのんびり鑑賞に臨んだわけですが、ふと見るとリンク内にも客席が。
至近距離で出演者を鑑賞できる特等席のようで、値段もお高めであったでしょう。
プルシェンコが登場しサンバ調な音楽で滑り始めると、手が届きそうなリンク内席からは所謂黄色い歓声が沸騰。
当選者用自由席エリア内にいた管理人はお目当ての男性が間近に登場して心臓印に満ちた興奮なんぞ生涯無縁であろうと他人事のように眺めておりましたが
状況は2年後以降急展開。青山円形劇場やいわきアリオス、東京タワーの袂スタジオ、岡谷のカノラホールに新宿での着物トークショーなど
時には手が触れそうな至近距離での興奮事件は多発。人生何処で曲がり角となるか分からず、当時の自身が今の姿を観たらどう思うか問いかけてみたいものです。