2025年5月28日水曜日

熊川さん版の伝統作品17年ぶり!  K-BALLET TOKYO『白鳥の湖』5月24日(土)




5月24日(土)、K-BALLET TOKYO『白鳥の湖』を観て参りました。Kバレエの白鳥は17年ぶりの鑑賞で、
前回鑑賞時はリーマンショックの数ヶ月前。主演は松岡梨絵さん宮尾俊太郎さんでした。
Kバレエの白鳥は3月上演が多く、初台と重なっていてなかなか観に行けずであったのかもしれません。
https://www.k-ballet.co.jp/performance/2025swanlake.html








オデット/オディール:日髙世菜
ジークフリード:石橋奨也
ロットバルト:栗山廉
王妃:戸田梨紗子
ベンノ・王子の友人:栗原柊
家庭教師:ビャンバ・バットボルド
パ・ド・トロワ:木下乃泉  武井隼人  岩井優花
4羽の白鳥:塚田真夕  辻梨花  梅木那央  大坪明日香
2羽の白鳥:岩井優花  小林美奈
6人の姫:大久保沙耶  弟子丸智絵  長尾美音  木下乃泉  島村彩  海老原詩織



日髙さんのオデットはしっとり艶かしい羽ばたきが絶品で、弧を描くしなるラインを生かしつつも過剰な仕草に走らず
あくまで品を保ちながらの踊り方であったのも好印象。視線や表情の付け方も明確で、
王子と出会ったときに弓に恐怖を感じてすぐさま顔を背けて走り出す流れもごく自然に映りました。
オディールはもっと悪女になるかと思いきや、企みの声が美しく響いてきそうな気高い姫。スペインの最中に姿を現すときもこれ見よがしにアピールせず、
さらりとしかし撫でられているような不思議な感覚に襲われて背筋ゾクゾク。
それでいて視線や踊りは妖艶な魅力を纏っていて、これは王子も罠に引っかかってしまうのも無理ありません。
説得力があると思わせたのは、舞踏会後の湖畔の場で、王子の謝罪に対して怒りは見せないもののすぐには許しを示さず、
その後も目線を合わせぬよう顔を横に向けていて、終盤近くの飛び込みの辺りまでは心をすっかり閉ざしていたと見えたこと。
大概のオデットは王子の過ちをすぐに許して包容していますが、考えてみれば世紀の大失態を王子はやらかし、
しかも20人以上はいる侍女達の運命も背負っているオデットの立場からしたら、即座の受け入れは困難な事柄でしょう。
重たいワルツにのせたパ・ド・ドゥが、もう僅かな希望の光すら見えずずっしりと悲しみを引き摺る効果をより強めていた気がいたします。

石橋さんの主役は恐らく初めて拝見。能天気坊ちゃんではなく、少し翳があり皆と騒ぐタイプではなさそうな王子で、家庭教師とも終始落ち着いた会話を披露。
オディールに騙されていたと知ったときの絶望時も王妃に泣き縋ることなく(熊川さんはなさっていたのでしょうか。機会あればDVDで確認いたします)、
自力で何としてでも助けに行きますと言わんばかりに切り替えての全力疾走で湖畔に向かっていきました。
Kには珍しい明快なゴージャス感は控えめ系かもしれませんが、踊りもサポートも着実に決め、
日髙さんのラインをより大きく華々しく見せて舞台を彩ってくださっていた印象です。
そうでした、最後の決死の飛び込みのとき、身体にドラマティックな血が充満し過ぎたのか、
片脚を反るようなフォームで飛翔していたのは思わず笑ってしまいました笑。脚も愛を叫ばずにいられなかったのでしょう。

他日の王子と兼任でロットバルトを務められた栗山さんの敵役は恐らく初見。好みは別として容姿からして王子様な雰囲気が真っ先に浮かびますが
スッと抜けるような妖しい魔力で支配し、目の辺りも隠れる装飾もありながら、眼光もなかなか鋭く、黒い役もよく似合うと思えました。
(ひょっとしたら、ご贔屓の観客からしたら敵役系のほうが良いとか?)
ただ思い起こせば2023年の新制作『眠れる森の美女』王子にて、カラボスの罠にかかって黒いオーラを漂わせながらオーロラに迫るローズ・アダージオにおける
オーロラと惹かれ合いながらも冷たい不気味な物質に身体中が弄られかき乱される感覚がもたらされた衝撃が強烈で、ダーク陰鬱路線な役柄はお得意なのかもしれません。

それからキーパーソンと今回気づかされたのは家庭教師。国の繁栄のために常時カリカリ神経質な王妃と異なる、
亡くなっているであろう王子の父親代わりにも見て取れる会話の温かさ、弓で遊んでしまうお茶目な魅力、
麦茶の如くお酒を立て続けに飲み過ぎて泥酔してしまうおっちょこちょいな愛嬌、
また王妃に花束贈呈を終えたワルツの女性のためにさりげなく道を開けて導いたりと、引き締めと和ませ役として大活躍でした。
実は第1幕からロットバルトの存在に誰よりも早くに気づくも信じてもらえず、オディールとの結婚の誓いにもストップをかけたりと
怪しさを早期の段階把握していた人物として描写されているのは初めて知りました。
8月の国際バレエアカデミアの『シェヘラザード』では再び宦官役にお目にかかれますように。

全体を通してテンポ速いスペクタクル展開で特にベンノが大忙しな踊り祭り。栗原さんの身体が捥げないか心配になるほどで、
舞踏会の始まりも幕が開くと既にブンブン回転を続けていて、しかしコントロール力が切れず常に場を沸かせる技量に天晴れでした。
1幕のワルツも激しいステップやフォーメーションの交差てんこ盛りで、若き日の団長のギラギラとした魂が吹き込まれた演出でしょう。
団員達の食らいつきが目に浮かびます笑。
トロワも身体の捻りをシャープに効かせる振付が多く、それでもいとも易々とこなしていて
木下さんの端正な中から長く美しい四肢を自在に操る踊りや岩井さんの軽やかで音楽にぴたっと吸い付くような見せ方、腕の使い方の優雅さも目の保養。
謎のヘアバンドだけが疑問であったが笑、秋のドンキでは主役デビュー?の武井さんのパワーや淀みないキレ味も宜しうございました。

舞踏会の民族舞踊はどれもグイグイと押しが強く、マズルカでは小柄と思わせぬ世利さんの上体の使い方の雄弁さが目を惹いて全体を力強く統率。
チャルダシュには小林美奈さんもいらして華々しくリードされ、肩の使い方の粘りも麗しや。
スペインはオディールの見せ場を盛り上げて支える謎めいた集団の設定なのか全員仮面付き。
ロットバルトの仮面にも似ているため、手下までとは言わずとも関係性はありそうです。
スペインの途中、曲調が落ち着いたところでオディール出現やコーダの使用曲や振付はブルメイステル版と似通っていますが
ロットバルトのヴァリエーション終盤にリフトされながら対角線上を走る振付は熊川さんオリジナルでしょうか。オディールが終始罠をし掛け続けて王子を眩ませているようで
ヴァリエーション間もぶつ切り感がなく、これはこれで面白みがあると思え、隙なく畳み掛けるコーダも興奮を誘いました。

1幕の幕開け、流線状の装置の迫力に、そしてスピーディーに踊りながら駆け抜ける振付に初めて観たかのように圧倒され、17年の歳月の長さを再確認。
そこへ登場する1幕王子のブルーとシルバーで彩られた衣装もきらっと華やいで見えました。
それから怪我で舞台から離れていらした杉野さんの、全体に目を配る儀典長の存在感も光り、少しずつ復帰してくださいますように。
オデットや白鳥達の頭飾りの向きが後ろ側に向いていてよく見る形とだいぶ違っているのはきっと理由があるのでしょう。
湖畔の場面だったか、ロットバルトのお腹の素肌が見える点も含めて 色々疑問が沸いており、
詳しい方や熊川さんの過去のインタビューで知識を得られたらと思っております。
羽が立体的にたっぷり付けられた、黒一色ではないチュチュの作りも独創的なオディール衣装はデザインに負けてしまいそうな、着こなしが難しい衣装ですが
今回の日髙さんも、前回観た松岡さん共に一層姿がゴージャスに映えて、主役オーラの輝き十二分でした。

振付が詰め込み急速テンポ過ぎに見える箇所もあり、白鳥達はチュチュ派であるため
好みにぴったりと嵌まる作風では決してありませんが、しかしまた観たくなる魅力を感じており
次は17年と時間を空けず笑、再演も足を運びたいと思っております。















秋公演『ドン・キホーテ』衣装も展示。バルセロナに行ったことがある親族曰く、熊川さん版はどの版よりも街並みを忠実に再現しているとのことです。










頭飾りも凝っています。







帰りはオーチャード向かいのお店にて、ドイツビールで乾杯!緻密な紋章なラベルもじっと眺めてしまいます。
肌寒い日でしたが、美味しくいただきました。



ウォッカもあります。

2025年5月23日金曜日

オーストラリアでの成果を短期集中で披露   東京バレエ団『ジゼル』 5月18日(日)








5月18日(日)、東京バレエ団『ジゼル』を観て参りました。
https://www.nbs.or.jp/stages/2025/giselle/





※キャスト等はNBSホームページより
音楽:アドルフ・アダン
振付:レオニード・ラヴロフスキー(ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー、マリウス・プティパの原振付による)
改訂振付(パ・ド・ユイット):ウラジーミル・ワシーリエフ
美術:ニコラ・ブノワ


ジゼル:足立真里亜
アルブレヒト:生方隆之介
ヒラリオン:岡崎隼也

- 第1幕 -

バチルド姫:加藤くるみ
公爵:中嶋智哉
ウィルフリード:大塚 卓
ジゼルの母:奈良春夏
ペザントの踊り(パ・ド・ユイット):金子仁美-南江祐生、涌田美紀-加古貴也、工 桃子-樋口祐輝、安西くるみ-鳥海 創
ジゼルの友人(パ・ド・シス):伝田陽美、三雲友里加、政本絵美、中島映理子、長谷川琴音、長岡佑奈

- 第2幕 -

ミルタ:平木菜子
ドゥ・ウィリ:加藤くるみ、長谷川琴音

指揮:ベンジャミン・ポープ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


足立さんのジゼルは踊りも表現もくっきりと愛らしく、優しく落ち着いた接し方でアルブレヒトの心をほぐして導いている少女。
一見余りに可愛らしく小柄なため、もっとチャキチャキ溌剌かと思いきやしっとりした風情を醸す魅力あるヒロインでした。
アルブレヒトよりも強く賢そうな印象もあり、1幕の段階から精霊になっても命懸けで守りそうな予感すら募らせます。
踊りのコントロール力も自在で美しい仕上がりで、1幕ヴァリエーションでは空間を大きく使い、身体も目線の運びもより伸びやかになっていました。
バチルドの婚約者がアルブレヒトと知ると顔が徐々に歪んでいき、信じたくない葛藤や怒りが入り混じったように狂乱へ。
2幕登場でのぶれぬ回転や高いジャンプも目を見張り、しかもあくまで精霊らしくふわっと舞い上がる軽やかさや
打って変わってアルブレヒトとの再会でのゆったり佇みながら語りかけるポーズの腕や肩のラインにも注目いたしました。

生方さんはアルブレヒト初挑戦。若く世間知らずで少し内向的そうなアオブレヒトの誕生です。
緊張からかおとなしそうで感情の振り幅が少ないかと序盤は思ったものの、お城で窮屈な生活を強いられていて
ジゼルと一緒にいても心を一気には開けない若様であろうと想像です。ジゼルの導きに優しく微笑みながら懸命に応えていく様子も青さが一層引き立っていました。
ちょいと髪型が若い頃の堺正章さん風に見えましたが、2幕での苦しみ踊りでは綺麗な脚のラインを生かした跳躍を拝見。
勿論全編通してみるとジゼルやウィルフリードとのやりとりもまだぎこちない部分はあれど、経験重ねてどんどん洗練されていくことでしょう。

全体をぐっと引き締めていたのは岡崎さんのヒラリオン。顔つきも芝居もしっかりとしていて仕草や間の取り方も雄弁に嵌め込んでいた印象です。
ジゼルへの迫りもそこまで強引過ぎず、村人達とも踊りの輪で楽しんでいたりと周りからの好感度も高く、信頼度も万全そうな森番でございます。
圧巻であったのはミルタに踊らされる場にて、今にも倒れそうなほどに疲労困憊であっても脚が勝手に動いてしまう訴えを
脚を押さえつつ奥底から発していて、しかしミルタは断固拒否。その呼応が落下死へのカウントダウンを強調していて、身の毛がよだつ場面でした。

大塚さんウィルフリードはおっとりお坊っちゃまの強力監視員で、ツンとした目つきで常時冷静に物事をこなしていそうな有能従者。
しかしジゼルがバチルドから首飾りを貰い喜んでいる姿にはその後の悲劇を予期する不穏な表情を隠せず。
またジゼルが息絶えるとアルブレヒトがすぐ駆け寄ったのはウィルフリードで、
貴公子と従者にとどまらない分かり合える関係性が見て取れる場面でした。閉鎖的で窮屈なお城での生活ぶりをずっと見てきたのでしょう。
朗らかに場を沸かせたのは加藤さんのバチルド。描き方によってはキツめの女性のときもありますが
東京バレエ団ではあくまでにこやかな貴族女性で、ジゼルへの接し方も優しいお姉さん風。
ジゼルの婚約を我がことのように嬉しがっていて、だからこそウィルフリードの顔がみるみると曇っていったのも納得。
他の貴族達もそこまで傲慢そうでもなく、上野の森貴族奥様会はきっと温厚な会なのでしょう。初台の森貴族奥様会は序列制度設けていて怖しです笑。

直近で観た他団の『ジゼル』と比較すると、例えばウォーリーを探せ状態で人も芝居も凝った装置も隅々までわんさか詰め込まれている新国立に対して、
東京バレエ団は古き良きロシアな版で、1幕前半の人数も少なく踊り中心の進行でシンプルな演出。
新国立が乗り物で言うなら急流川下りな勢いやスリルを持ち合わせている点に対して
東京バレエ団は遊覧船に乗ってゆったり味わう気分。それぞれに良さがあります。
背景美術は必要最小限であっても遠くに見える山々やお城、こじんまりとしたジゼルのお家やパ・ド・ユイット女性陣の色違いパステルカラーのお衣装も
御伽噺の1頁のよう。リアリティ重視型の方からすると村人はそんなテカリある派手な服を着ていないとお思いかもしれませんが
村の収穫祭を描いたバレエ作品としては華やいでいて良かろうと捉えております。
ジゼルの青いグラデーションが美しい衣装も、清らかさと深みが混ざり合っていて好きでございます。

東バ名物のウィリー達の統制の取れた群舞のピンと張り詰めた集中力も昇華して、ただ揃っているだけでなく
冷たい空気を腕や肩から一斉に放っていくような哀しみの湛えも鳥肌もの。
統率する平木さんのどしっと構えた貫禄で、ティアラもなく全員同じ衣装と頭飾りであっても抜きん出た女王様っぷりも見事。
元祖リニアモーターカーと思わす地に足がつかずにひた走るパ・ド・ブレの滑らかさもゾクッとさせられました。
アルブレヒトを守ろうとするジゼルを前にして、時折除く寂しそうな表情もまた、嘗てはジゼルと同じ恋する乙女であった過去を持つ精霊であると考えさせられます。

『眠れる森の美女』から僅か2週間少々での上演で、短期集中練習であったでしょうが、オーストラリアでの長期公演での踊り込みで鍛えられた成果がよく見える公演で
ゆったり味わうオーソドックスなロシアの版の魅力に再度気づかされるきっかけになりました。
そうこうするうちに『ラ・シルフィード』そして『ドン・キホーテ』のキャスト発表。
前者は2日間のみですが、同月中に上演の後者は多彩な組み合わせ。この日の『ジゼル』ではジゼル友人を乙女度充満させながら楽しそうに舞っていらした
伝田隊長のキトリ、待ち切れません!!!もしや東京バレエ団での全幕本公演では主役デビューでしょうか。主演日に居合わせたい思いでおります。




百合の花達



お墓が巨大です。



6月公演『ザ・カブキ』告知。新国立劇場オペラパレスに討ち入りです!!



説明パネル




カブキの2幕討ち入り四十七士場面は大人数を要するため毎回助演者も入っているようですが、どうでしょう。新国立劇場バレエ団から募ってはいかがでしょう??
劇場の構造を知り尽くしていて、しかもベジャールの大作の大掛かりな見せ場ですから、希望者多数集まりそうな予感。勝手な想像ですが。
加えてNBSと新国の上層部達、少し前から関係性に変化が出てきて舞台興行者同士仲良く手を取り合っていくようになって安堵しております。



この日5月18日(日)は国際博物館の日のため隣の国立西洋美術館の常設展が入場無料。
鑑賞前に立ち寄って参りました。昨年8月の企画展、中世の写本展で来て以来です。殆んどの作品は撮影可。
短時間でしたのでまた次回上野へ行ったときも鑑賞に出向く予定です。
1400年代後半のアウグスブルクの教会史料。色味が品良く鮮やか。























ダイアナとアクティオン。東バ札幌ガラで秋山さん二山さんが踊られます!



帰りは毎度の我が後輩と、終演後もドイツに浸ります。後輩はお洒落にビアカクテル、私は白ワイン。
さっぱり絹引きに近いヴァイスヴルストと淡路玉ねぎに生ハムのせたグリルです。どんどん食べてしまう我々でございます笑。
しっかし後輩のスタイルの良さよ~。本当に身長そう変わらないのだろうか、腰位置の高さよ、同じ昭和生まれか笑?
満席に近い文化会館の中にいても、ラピュタのシータほど視力が良いわけではない私でもすぐ分かる華やかオーラの持ち主でございます。



ジャーマンポテトです。表面がカリッと、中はほくほく香ばしい。ゴールデンウィークはお互い遠出したりと充実であった期間を振り返り。
酒井はなさんを観に高槻市と名古屋市へ行ったそうなのだが、名古屋では私の大好物・喫茶店コンパルの海老フライサンドを朝に食べたそうだ。
海老フライ3本使った独特のソースも塗られたボリュームあるサンドイッチ、気に入ったそうで仲間が増えた~!!!
私が昨年京都での観劇前日に、一昨年は新国立ドンキ名古屋公演日の朝に食べた、愛おしいメニューです。



中世らしい器のデザインが気になって、1人では食べ切れそうにないため今回注文したロングガーリックトースト。
お互いに最近は新国立のジゼルも観ており、東京バレエ団と新国立それぞれに良さ、魅力があると確認し合い
足繁く通うバレエ団公演はあっても、あらゆる団体をこれからも観ていきたいと話も弾みました。



備え付けの鋏で後輩が切ってくれました。優しい。サクサクした軽い食感で美味しくいただきました。
さてジゼル大当たりの2025年、次回は来月牧阿佐美バレヱ団です。
青山さんのラスト全幕、しっかりと観て参ります。

2025年5月21日水曜日

コッペリウスもめでたしめでたし  スターダンサーズ・バレエ団『コッペリア』  5月11日(日)《神奈川県川崎市》




5月11日(日)、新百合ケ丘にてスターダンサーズ・バレエ団『コッペリア』を観て参りました。
https://www.sdballet.com/





スタダン・鴻巣さんと林田さんによるインタビューシリーズ。中川郁さん編。
中川さんのサッパリした性格が出た気持ち良いインタビューです!



スワニルダ:冨岡玲美
フランツ:池田武志
コッペリウス:鴻巣明史
スワニルダの友人:
秋山和沙  阿部裕恵  石山沙央理  勝木萌香  早乙女愛毬  馬場彩  前田望友紀  山内優奈
村長:福原大介
宿屋の主人:友杉洋之
コッペリア(人形):塩谷綾菜
ジプシー:中川郁
時の父:宮司知英
暁:秋山和沙
祈り:中川郁
仕事:岩本悠里  早乙女愛毬  鈴木就子  髙橋麗  山内優奈  相澤仁那  小杉瑠々  元吉日菜多
婚約:三澤由華   加地暢文
戦い(ソリスト):飛永嘉尉



ピーター・ライト版は観たいと願いながらも早30年!?バレエ雑誌での記事は度々目を通しておりましたが
ようやく初めて鑑賞し、予想以上に絵本を開いたかのような温かな世界が出現。最初から心を持っていかれました。
前回2021年に当初は鑑賞予定でしたがスエズ運河の事故影響によって装置到着が大幅に遅れる事態に。
日程延期となって初台の中世フランス歴史絵巻物と重なってしまい、今回念願叶っての鑑賞です。

スワニルダは初役の冨岡さん。以前からマラサングレやThe Dance Houseといった現代作品における身体能力の高さにはたまげておりましたが
スワニルダも初役とは思えず。どの場面を思い起こしても余りに余裕綽々と物語をリードしていて
身体の芯は強靭されどふわりと優雅さを放つ踊りも何処を切り取っても安定性抜群。
コッペリアに夢中なフランツに対してバルコニーから本を投げつけるわコッペリウスとのバトルではワルツにのせてさりげなくバシン!と張り倒すわ、
なかなかおっかないヒロインです笑。しかし嫌味に映らないのは、踊りも芝居も
ナチュラルに音楽と調和していて怒る場にしてもやり過ぎぬ品もあり、踊り方もクリアで美しや。
コッペリウスの家での人形達へのいたずらがこの版ではだいぶ大掛かりで、色々な人形に触れたり蓋を開けたりと慌ただしくなりそうな箇所も
とても自然な仕草でいたずらを試したり友人達との掛け合いも音楽とのタイミングがよく合っていて、
全幕主役はそう回数は多くない(昨年12月のくるみが主役デビューかと思います)ことを思うとたいそう驚かされた次第です。

池田さんのフランツは駄目っぷりもチャーミングに出して生き生きと踊られ、スワニルダの尻に敷かれていく生涯が目に見える青年。
チャルダッシュもたっぷり踊る設定で、周りを率いての力強いステップや、ジプシー女性に益々のめり込んでしまうどうしようもない浮気性もいよいよ頂点へと達して
スワニルダの怒りも最高潮へ。ドタバタ展開がエネルギッシュに、同時に微笑ましく進行していきました。
チャルダッシュの中心を務めるジプシー女性の中川さんの、スワニルダに対する見せ付けアピールや集団の牽引力、視線も雄弁でダークな熟女っぷりも見事。
スタダンヘの移籍以降すっかり大人の女性や変わり種キャラクターの担当になられたのか、これからの活躍も目が離せません。
いつかチューダー振付『火の柱』ヘイガーも観てみたい役柄です。

そしてコッペリウスの鴻巣さん。偏屈になり過ぎず、おかしみと優しさと愛情深さが合わさって
実験器具を駆使しながらコッペリアに命を吹き込もうと懸命に作業している様子がいたく健気です。
年老いてはいても人形作りで忙しい毎日を過ごしているのであろう、腰を屈めつつもシャカシャカと動き回る歩き方も妙にリアリティがありました。
これだけ愛情注いで製作したコッペリアが不法侵入したスワニルダ達に騙されて壊されて、
ラストは一旦再び静けさが訪れると元通りに直ったコッペリアが愛らしく登場。
人形ではあってもコッペリアはコッペリウスが注いでくれる愛情をよく分かっていて慕っているのでしょう。
2人仲良く踊りながら再度フィナーレの賑やかな曲が響き渡る中で幕が下り、コッペリウスに救いが与えられる結末に胸がほろっと温かくなりました。
前日スワニルダ役の塩谷さんのカクカクと軽快で可愛らしい人形ぶりからも目が離せず。

3幕は発表会でもお馴染みな様々な踊りが披露されますが、除夜の鐘どころではない巨大な鐘の荷車や仙人の如く現れる時の父にも仰天。
しかし鐘の行進曲と名が付いているだけあって、本来ならばこれくらいの大きさが望ましいのでしょう。
チャルダッシュとは打って変わって、中川さんの祈りが清らかな威厳を広げて空間を満たす舞であったのも安らぐような印象を残しました。
戦いはいきなりダイアナとアクティオンですか状態な光景を目にする機会が多く疑問に思っておりましたが、裸体系で無い笑、男性群舞で見応えあって不自然さなし。
年季と味わいが染み渡って隅々まで凝った美術装置、衣装の繊細な作りにも感激。

村の庶民達の物語であっても全体に品が行き届き、例えばスワニルダ達がコッペリウス家に侵入してのガクガクブルブルと怯える箇所は
スカートの裾を上げて脚の震えを伝えるときも上げ過ぎずにふくらはぎのあたりで抑えていて、その辺りの加減も好印象でした。
衣装の細やかなデザインも惚れ惚れで、特に3幕スワニルダのきらりとした金色を含んだレースの彩りや、暁の細い線で組み込まれたティアラも品ある輝きです。

2日間のみの上演であったのは寂しく、近々の再演もお待ち申し上げます。発表会を除き、『コッペリア』の全幕公演はどうしても2023年の2月を思い出してしまうため
あのとき以来避けて通っておりましたが、スタダンのライト版はずっと観たいと願っていた版のため、また冨岡さんの初役スワニルダも注目しており今回鑑賞。
衣装装置だけでなく踊りも振付も、古くも美しい絵本の世界が優しく広がる演出でとても好きになりました。

開演前のプレトークでは芸術監督の小山久美さんによる作品解説があり、分かりやすい聞き取りやすいお話を楽しく拝聴。
また日曜日公演日においては昼前に発生した小田急線の事故影響を受けての遅延に配慮して
少し遅らせるスタートとなる旨も説明され、着席している観客にお詫びを伝えて理解を求めていらっしゃいました。
作品の歴史や知識だけでなく、安心して楽しい鑑賞に繋げてくださり、毎回欠かせぬプレトークです。




行きの電車内にて、11:15分頃に柿生と鶴川の間にて事故発生と放送。公演は少し遅らせてのスタート。



駅前を少々歩いてマプレ専門店街を真っ直ぐ進むと現れたイタリアンのお店。青葉が眩しい。



サラダもボリュームあり。



限定のスモークカジキとカラスミのパスタ。カジキから燻した良い香り、カラスミの塩加減もちょうど良く彩りも元気カラーで綺麗です!



今後の公演。どちらも興味あり。卒業記念舞踏会、まだ全編鑑賞したことがない気がいたします。
ドラクエはゲーム音痴でも楽しめます!ヒロインの姫をピーチ姫と思い込んでスーパーマリオと混在していた2018年の初鑑賞時は忘れられません笑。
もっと遡れば、ドラクエとドラゴンボールの違いが分からずにおりました汗。



コッペリウスの実験室のような装置も印象に残って、ビーカー思わすクラフトビールの飲み比べセット。
苦味強いものから果実味のあるものまで、楽しい飲み比べです。元々冨岡さんに注目なさっていたスタダン通な方々とお話しでき、豆知識もたくさん!


2025年5月18日日曜日

異例の春大型連休を飾ったフィナーレ  YUNO BALLET  20周年記念発表会『ドン・キホーテ』 5月6日(火祝)




5月6日(火祝)、東京都北区の北とぴあでYUNO BALLET 20周年記念発表会を観て参りました。初めて伺った発表会です。
https://www.yunoballet.com/

節目発表会でゲストが豪華、全幕ドンキにはキトリに根岸祐衣さん、バジルに渡邊峻郁さん、ドン・キホーテが菊地研さん、サンチョ・パンサが八幡顕光さん、
ガマーシュに小柴富久修さん、ロレンツォに森本晃介さん、エスパーダに浜崎恵一朗さんで、新国立劇場バレエ団や牧阿佐美バレエ団関係の団員、元団員の方々が集結です。

まずはバレエ・コンサートがあり、1本目の『ライモンダ』よりグラン・パ・クラシックにはタイトルロールが主宰の藤井由乃先生、ジャンが八幡さん、
そして4つの男女ペア構成で披露されました。藤井先生は小柄な容姿ながら美しいヒロインで、
八幡さんのジャンもなかなかお目にかかる機会は少ないため新鮮。テクニック安定で、ヘアバンド付きでした。
パ・ド・カトル男性陣が今までに観た日本の団体のどのライモンダよりも平均身長が高く、
菊地さん小柴さん森本さん浜崎さんの4人。(グランパペアも兼任)イチョウの木が4本並んだかのような光景でございました。
抜粋上演の場合、女性ソリストヴァリエーションが他の幕からも選曲されていることが多く、使用曲も楽しみの1つ。
夢の場2曲に2幕のゆったりテンポ(多分クレメンス?)、3幕のカエルぴょんぴょこの4曲で、きっちりと折り目正しく踊られている生徒さん揃いでした。

小さな子供の生徒さんが大勢で踊るショスタコービッチ・スイートはそれはそれは可愛らしくチュチュの色分けもパステルカラーで色とりどり。
全員のオープニングからおおよそ年齢分けしての見せ場を順々に設けての構成で、少し風変わりな曲も色々あれど、
発表会でこの手のショスタコービッチ曲集な作品を観るのが以前から好きであるためフィナーレまで楽しく鑑賞いたしました。
ジョコンダ 時の踊りは全員同じお揃いの紺系のチュチュだったかと思いますが、コール・ド・バレエがきちんと出来ていて拍手。

池上直子さん振付のコンテンポラリーも2本あり、バレエを師事した先生が藤井先生と同じ、高木俊徳さんでいらっしゃるそうです。
8人で踊るResonant Chaosと4人で踊るEchoの2本が続き、癖が出過ぎぬクールでスタイリッシュな作風でした。

さて『ドン・キホーテ』全幕は主要キャストに新国立を始めプロを集めた豪華版で、初台では叶わぬであろう組み合わせも実現。
根岸さんのキトリは美しいお姉様な雰囲気120%で、勢い任せに踊らず少し抑えながらポーズを決める踊り方も上品な印象。
渡邊さんは今回は全幕バジル。調布市でのオリジナルキャラクターで雑務?もこなしつつ常に群衆内にいた
「バジルの友人」もそれはそれは貴重で珍しい役柄で喜ばしかったわけですが笑、北区では洗練された爽やかなバジルとしてご登場。
技術もキレキレに冴え渡って攻め度強し。
キトリ友人とのトロワでのザンレールの嵐も、3幕のヴァリエーションにおける限界挑戦級の斜め跳びも鋭い決めっぷりで、全編通して技術の万博を開催。
しかしあくまで品を崩さぬ点は渡邊さんらしい魅力とも思えた次第です。
初全幕キトリであろう根岸さんが踊りやすいよう心砕いてのサポートも光ってのご活躍でした。
一昨年に亀有にて根岸さん渡邊さんが踊られたコッペリア3幕がアダルトキュートなスワニルダとフランツでしたので
お2人が組む機会に再びお目にかかれて、しかも全幕主演として実現するとは喜び一杯でございます。
踊りの節々に繊細なレースを纏っていそうなお洒落な空気感に包まれた大人なキトリ&バジルのペアが誕生です。

ただ、一昨年の結婚式抜粋と今回の全幕では勝手が違うのは当たり前で今回1幕に関しては根岸さんが全幕主役に緊張してお互いまだ手探りな印象もあったものの
踊って芝居して周りともコミュニケーションを取りながらの全幕主演任務は実に大変なこと。しかも指導もしながらの務め上げですから、
両立しながら慣れない主役を頑張った根岸さんにも、根岸さんが伸び伸び踊れるようしっかり支えられた渡邊さんにも拍手で讃えたい思いでおります。
あくまでお姉様なキトリにサラリとあしらわれたときのバジルの逃げっぷりは一昔前の漫画を彷彿させて笑いを誘い、
一方で狂言自殺場面では皆が顔を背けて怯えているときも冷静状態を保っていて目が合ったドン・キホーテを
真っ先に味方につけて、婚約漕ぎ着けのために一芝居やる旨をそっと伝えて僕は死にません宣言していたのはなかなかのやり手です笑。
そうでした、酒場では席が少ないキトリを腰掛けさせてバジルは立ち飲みでしかもワインボトルラッパ飲み。
すぐさま酩酊状態となって目が泳いでフラつき、新橋駅SL広場の酔いどれサラリーマン風になっていたのはご愛嬌。
人柄が良さそうですからテレビ局からのインタビュー対象になること間違いない笑。
それはそうと、このときは一層キトリがしっかりと介抱していたか。帰途につきながら仲間達に挨拶するときもバジルは千鳥足気味で、キトリが支えてくれていたのでした。
しかしそのあと狂言自殺でいかにして朦朧とした意識を戻したのか、密かにしじみ汁ならぬムール貝汁を酔いさましのために飲んでいたのか、今も想像が巡ります。

スタジオの規模に合わせた演出もよく練られ、1幕は闘牛士達不在の部分を街の娘達が踊って
エスパーダの浜崎さんを両手に花畑状態に演出していたりと、自然な流れで生徒さんの見せ場を後押し。
またサンチョが冒険の道中にロレンツォ達に遭遇してうっかりキトリ達がいる居酒屋を教えてしまい頭を抱えるシーンも挿入して
いかにしてロレンツォ達が場所を突き止めたかを示す経緯も盛り込んでいて、随所に工夫が見られました。
菊地さんのドン・キホーテは上品で美しい仕草で楽しませ、夢の場はさりげなく生徒さん達を導いていらしたのも好印象。
八幡さんのナチュラルでお茶目なサンチョも懐かしくも嬉しく、退団後初めて舞台姿を観た浜崎さんは変わらぬスラリ体型維持や花形っぷりを放つエスパーダ。
最たる驚きは森本さんロレンツォで、ゲストの中では最年少とは思えぬ徹底した頑固親父で、
大先輩であろう渡邊さんバジルをおっかなびっくりさせる芝居やキトリにはデレデレな溺愛もおてのもの。
魚持って(お魚は業者からのレンタルかそれとも誰かが水族館のお土産で買ってきたのかフカフカ具合が丸!)
食い逃げサンチョを追っかけ回すのも、行方不明の愛娘探しも一生懸命で同情したくなるお父さんでした。
まろやか優しそうな小柴さんガマーシュ、うっかり居合わせたためにロレンツォから魚で叩かれてしまうも起き上がり方も品があり、チャーミングな貴族さんです。

それから、プログラムの中のイラストデザインは生徒さんが手がけられたそうで、お名前と顔写真見る限り小学校中学年頃のご年齢でしょうか。
水彩画のような柔らかな色合い、描き方でキャラクター達の優しげな表情も素敵。バレエも出来て絵心もあって、羨ましいばかりです。

前半にはYUNO BALLET20年を振り返る映像も流れ、子供のみ少人数で始めた頃から全幕ができるようになるまでの軌跡が分かり、
オリジナル演出の取り入れといった、新しいチャレンジが伝わる映像でした。20周年おめでとうございます!それにしても毎回の全幕上演実現、エネルギーも大消耗でしょうに
それでも全幕の中でバレエを踊る大切さを皆で学んで欲しいと構成を考える藤井先生のエネルギーなも脱帽です。
この日は大雨で、朝から会場入りされたスタッフも出演者も大変だったことと思いますが、
受付でのチケット引き渡しや傘袋のお声かけも丁寧で、おかげさまで気持ち良く鑑賞。
初台に行かず、しかし初台の舞踊家をあちこちで観る異例のGWとなりましたが、連休最終日は都内でめでたい締め括りができました。




2009年に新国のボリショイ劇場公演を観にモスクワに行ったときに訪れたチャイコフスキーが白鳥の湖構想を練ったとされる中庭があるノヴォテヴィッチ修道院の
隣の墓地にてショスタコーヴィチのお墓。お花に囲まれ五線譜が彫られ、今までに見たどのお墓よりも愛らしいデザインでした。



田端駅。以前に営業で訪れておりました。お世話になっていた企業の皆様、お元気でいらっしゃいますように。



路面電車都電荒川線。一度乗車したことあります。早稲田大学の演劇博物館に行きました。
車内に俳句投書箱が設置されている松山市の路面電車がとても好きですが、都内をゆったり移動も良いものです。



鑑賞前に、王子駅近くのコーヒー店へ。王子珈琲焙煎所。



飛鳥山公園の桜をイメージしたパフェとコスタリカのコーヒーです。アイスから桜のいい香り、キュッと爽やか目のコーヒーでございました。カステラも桜型。
コーヒーの淹れ方も様々、メニュー見ていても迷いましたがフレンチプレスにしてみました。赤ポットが可愛らしい。



パフェ拡大!桜型カステラも。



歩道橋好きです。都内で一番ワクワク胸躍るのは飯田橋駅前。



北とぴあ到着!まだ雨が賑やかに降っていました。晴天ならば飛鳥山公園も散策してみたかったが。



小人さん達が夜8時をお知らせです。



帰り、バジル三昧。



帆立拡大



国産バジルたっぷり使用とのこと。ワイン進みます。
4/25(金)夜の東京バレエ団公演の上野で始まり、調布市、杉並区、福岡市、北区、と初台ではない場所での観劇三昧。楽しきGW2025でございました!
公開レッスン、アリ、バジル友人、ボレロ、くるみ王子、くるみ王子、フランツ、バジル、大満喫です。

2025年5月16日金曜日

癒しの東市民センター  みんなで発表会  5月3日(土)《福岡市東区》





5月3日(土祝)福岡市の東市民センターなみきホールにて、アンテプリマ、アンテプリマ・インコントロ、A-BALLET合同みんなで発表会を観て参りました。
福岡県での鑑賞6度目ですがこれまでは猛暑、暴風雨、極寒粉雪といった極端な気候の最中に行っており、この度初めて過ごしやすい時期に上陸いたしました。
されど、太宰府天満宮にしても市内中心部にしても何処へ行くにもスムーズ行動できたのは
過去5回訪問時に毎回素敵な舞台を届けてきださっていた山本隆之さんの存在あってこそです。

昨年はKバレエトウキョウのダンサーを迎えて全幕シンデレラを上演されたようで、
今回は新国立から2名を迎えて場面抜粋やグラン・パ・ド・ドゥ、ヴァリエーションといった構成。
生徒さん達の一生懸命に頑張る姿がとても響き、客席の大半は生徒さんのご家族ご親族ご友人が占める中で応援させていただいて心洗われる時間となりました。

小さなお子さん達も大勢出演で、幕開けの『ドン・キホーテ』より夢の場のワチャワチャした賑やかさがいたく可愛らしく
移動経路があれれ??な箇所さえも微笑ましく映り、舞台袖から声かけして指示出す先生は大変そうでしたが目に入れても痛くないであろう愛おしい生徒さん達でしょう。
3幕キトリヴァリエーションを踊られた上級生の生徒さんが、集合時のポーズやレヴェランスも取り仕切っていて、
またとても幼い生徒さんをいざとなったら導いてあげるしっかり者な生徒さんが何処のスタジオにも必ず1人はいて、お姉さんぶりが頼もしいばかりでした。

第2部からゲストご登場。まず宇賀大将さんが第2部の中の3本に出演され、1本目の創作のワルツと思わしきフローラリアでは
共演の生徒さん6名全員を違う形でサポートなさっていて凄腕達人なご活躍でした。
『海賊』のメドーラとアリのパ・ド・ドゥではアダージョのみであってもお仕えの姿勢だけでなく
惚れ込んでいますと言わんばかりの表情でメドーラを受け止める支え方も光り、生徒さんも一緒に丁寧に作り上げる描写が印象に残っております。
もう1本第2部の締め括りであった『海賊』ギュリナーラとランゲデムのグラン・パ・ド・ドゥではおっかな過ぎないしかしパワーもある奴隷商人で、
観客にギュリナーラのアピール時も、生徒さんを是非観てくださいとの引き立てる心が伝わる主張で、生徒さんと共に2人で伸びやかに舞っていらした印象です。

もう1人のゲスト渡邊峻郁さんは第2部中盤の『くるみ割り人形』グラン・パ・ド・ドゥにまずはご登場。
金平糖の生徒さんのピンク衣装着けたほわっと可愛らしい踊りや、茶色と金色が混ざったような透け素材なふわふわ袖衣装の王子の並びが
あとに紹介しますがこの日鑑賞前に大濠公園近くのカフェKURUMIにて食べたいちごとピスタチオのケーキのお色が
そのまま表れたような柔らかな甘い夢が広がる雰囲気満点。コーダが独自振付だったのか、
王子が立膝付いて、どうぞ!と金平糖に対して礼を尽くしつつ
上体捻りながら両手を掲げるところも最後の最後で更にぱっと華やいで新鮮でした。

第3部はコッペリア第3幕より。鐘の行進曲が流れていると幕が開き、何と既に出演者全員勢揃い。フランツ1人だけ大人です。
手前から幼児さんと含むブライズメイドや結婚の生徒さん達が並んでいて順々に舞台袖へ捌けていく様子を中央に立つスワニルダとフランツが見届けていくとき
スワニルダは愛くるしい笑みで、フランツは最初は優しそうな村のお兄さんであったのが、
お子様達が晴れ舞台をきっちり務めることができるか懸命に見守る保育士に、そして目が徐々に垂れ下がってきて笑、最終的にはムツ○ロウさんに見えたのは気のせいか。
コッペリア第3幕抜粋は発表会でも大定番ですが、主役2人は大概はひと呼吸置いてから皆に迎えられて登場
或いは最後の平和のパ・ド・ドゥの段階になってようやく登場するパターンも多く、まさか最初から出現なさるとは思っておりませんでしたので
幕開け早々から可愛らしい生徒さん達や、皆に囲まれて楽しそうに佇んでいる渡邊さんフランツを目にでき、目の保養でございました。
パ・ド・ドゥ中はスワニルダを優しく解きほぐすように接して声もかけていたように見受け、
テクニックも冴え渡っていらして跳躍のみならず減速コントロール回転力にも拍手が沸いていました。
舞台面積が広くはなかったため、危うく最寄りの千早駅しかも会場から見て近い西鉄より奥側に位置するJR改札側まで跳んでいきそうな勢いもあり笑。

コーダはそのままフィナーレも兼ねて出演者全員が登場。始まって暫くすると生徒さん達の両手キラキラ仕草に迎えられて
まずは奴隷商人のままの宇賀さん、続いて渡邊さんも登場。生徒さん達の輪に囲まれるとゲスト2人揃って直立不動のまま妙にモジモジと戸惑っていて笑笑
(フィナーレは生徒さん達が堂々とリードしていました!)
最後は皆で両手を腰に当てながら足踏み移動したのち、直立ガムザッティを掲げるようにゲスト2人がスワニルダを両側からリフトして閉幕でした。
ゲストお2人モジモジ⁈写真は、A-BALLETさんの2代目インスタグラムの発表会関連写真ご投稿記事に含まれていますので、宜しければご覧ください。
大きい大人男性2人しかもバレエ団の中ではベテランの域に入りつつあるお2方に対して申し上げて良い表現であるのか分からずですが、
両手を腰に当てながら足踏み移動可愛らしかったです笑笑。

スタジオや担当ピアニストさんのご投稿によれば渡邊さん宇賀さんともに昨年秋頃から合同ワークショップで何度か福岡のスタジオを訪れていらして
生徒さん達と打ち解けていらっしゃるご様子であったのも嬉しく、東京と福岡の距離を考えると、
東京近郊の教室発表会に比較すれば合わせ稽古時間確保も難しいはず。短期集中で生徒さんもゲストも皆で頑張った成果が表れていたと思います。
楽しい癒しのひとときとなった、晴天に恵まれた新緑の福岡での観劇となりました。

会場のなみきホールは約800席収容で、最近完成したのか実に綺麗な作りでした。
市民センターと聞いて当初我が地元にあるだいぶ年季の入った狭く古い、今にも軋みそうな建造物施設の想像が過ぎりましたがレベルが別次元に違っていて笑
図書館、ガラス張りの調理実習室、学習スペースもあるお洒落で立派な教育文化複合施設でございます。福島県白河市のコミネスと似た雰囲気であったかもしれません。

福岡では5度あることは6度あるのか最後の最後、この度も交通機関トラブルに見舞われ帰りは23時過ぎの羽田空港を全速力で走っていたわけですが笑
鑑賞の他天候にも観光にも恵まれ過ぎた今回、まあ仕方ないかと言い聞かせております。



※以下、写真が60枚ほどございます。何しろ過ごしやすい時期の福岡滞在は初めてで、渡邊さんが5月に福岡で踊られると知ったときから
小躍りするほどの喜びようであった私です。しかも2日間とも晴天!猛暑や極寒、暴風雨時の訪問が難しい場所に積極的に行って参りました。
このブログを始めた頃は、例えば京都での観劇ならば銀閣寺の写真と湯葉御膳の写真計2枚程度であった初々しい時代もあったのだが今や遠い日の出来事です笑。




羽田空港にて。飛行機見るとワクワク。



まもなく搭乗!定刻通りの出発でした。



福岡へ向かうときは極力右側の窓側を選んでおります。今回は残念ながらマリンワールドが見えずでしたがみずほpaypayドームや、
隣接の高所アトラクションはよく見渡せました。ももちビーチ、福岡タワー、ヒルトン見えます。



福岡空港到着。いいお天気!朝は曇っていましたが東京はこの日大雨だったとか。



福岡空港到着後、シャトルバスで所要時間約10分、国際線ターミナルへ移動。建物に入ってすぐの場所に大宰府行きのバスが到着します。
前回は地下鉄移動して博多駅近くのホテルに荷物を置いたあとに博多からバスで行きましたが今回は予定が詰まっており、荷物もそう重くないため、
加えてお腹も空いてきたため笑、空港からまずは大宰府へ。約25分で着きます。博多駅行方面行列できていましたが大宰府行きは空いていました。ただ博多駅バスターミナルから来るバスですので乗ると既にほぼ満席です。
太宰府到着!まずはひろしょうの明太子しゅうまいと明太子卵焼き!特にシュウマイの皮のヒラヒラや明太子との塩加減のバランスも良く、おすすめでございます。



隣のトトロ~。サツキちゃんとメイちゃんの誕生月である5月に参りました!



ジジとリリー。海の見える街が爽やか。劇中曲のかあさんのホウキはバーレッスンにも適しています。
10年程前ですが東大阪でのゆっくりタンデュのとき伴奏してくださいました。



梅ヶ枝餅!ハフハフ熱々です。小豆のほっくりとした食感も良し。



鳥居をくぐります。雲1つない青空です。



牛さん。鉢巻の形からして、新国立のソロルに憧れているようです。パッション帝王ソロルから学びたいとのこと。このときはなみきホールでゲネプロ中でしょうか!?



橋と新緑。絵葉書のような晴天と輝くような新緑の饗宴です。前回は2024年3月末に来た時は粉雪混じりの雨が舞っていました。



香菓の期間限定あまおうモンブラン!ふわふわと溶けるような繊細さです。すぐに食べましょう!



大宰府飛行船。ジブリ、好きです。先日は金曜ロードショーにて紅の豚をつい全部観てしまった。



明太フランス。焼きたてのフランスパンに明太子バターがたっぷり塗られていてじゅわり。
実は今回アンテプリマさんA-BALLETさん合同発表会の開催日時や会場を知った当日夜に飛行機等を調べつつたまたまテレビを見ていたら
友近さんと中川家の礼二さんが出演の番組にて博多や大宰府を特集。ゲストが内藤剛志さんで、大宰府での食べ物もレポートしていて
これはもう単なる偶然ではないご縁であろうと笑。
大宰府は福岡訪問時は再び必ず訪れたい場所の1つでしたが、しゅうまいやあまおうモンブランも食べに行きたくてたまりませんでした。



ミッフィーもいます。



これまた幸運にも、短距離ですが旅人に乗車。 平安宮廷の絵巻物な柄が美しや。こちらも番組で視聴、車両内部には川柳を書く場所もあったかと思います。



四季折々の絵も。紅葉が艶やかでございます。



字は異なりますが素敵駅名。ピカリと光っています。2019年以降の福岡訪問時から気にはなっておりました。



博多で下車。駅内部はごった返していましたが駅の東側、東比恵公園付近は穏やかでお洒落なスポットも。今回の宿はこの近くです。



博多から海の中道駅へ到着。まずは海浜公園へ。中に入るのは初めてです。大変広大で、レンタルサイクルが全て出払っていたのも頷けます。
駅から歩いて約30分、やっとこさ到着ネモフィラの丘。常陸の海浜公園には及ばぬかもしれませんが壮観です。



アニメのナウシカの終盤、王蟲の大群が穏やかになったときを思わすネモフィラブルー。



隣にはバラ園もあります。来月には新国立アリスも開幕。ファーストジャック~。
ゆっくり回りたいところですがいかんせん陽射しが強く日除けもないため、またこの日のプログラムはまだまだありますため笑、ほどほどに退散です。



海の中道駅到着。ああ、ラッコのリロくんが今年1月に17歳で旅立ってしまい、マリンワールド看板がラッコではなくなった涙。Webチケットも今まではリロくんがトップページにいて、
購入はこちらからと案内。今はペンギンさんが引き継いでいます。



マリンワールド外観。



ちょうどコビレバンドウのユキちゃん(ベテランのお年頃だそうで、滅多に登場しないとか)がいました。空も海も青色です。



チケット売り場にはリロくんの絵も。長らく愛されてきた、紳士なラッコでした。
隣には亀と浦島太郎。バレエ竜宮もまた観たいものです。次の上演時には、翌日の千早でのくるみ王子及びポーランド村青年は
ベテラン年齢に達していると思いますが、野球ではない侍ジャパン殿堂入りダンサー代表として、太郎役再び拝見したいと願います。
忘れもしない2020年の初演時、予想はしていたが髷と着物が怖いくらいに似合い過ぎると話題でしたなあ。



ラッコ飼育史。これが一番見たい展示でした。リロくん~。



骨。水にもぐっているときの姿勢です。



マリンワールド目の前にある桟橋から船に乗ってももちへ。20分弱で到着です。



海に面した結婚式場とももちビーチ。ここに到着します。17:20頃。



広いビーチ。観光客よりも地元の方々の憩いの場のようで、学校帰りの生徒さん達もいたり、青春していました。



地図見る限り到着地のももちビーチとみずほpaypayドームは近そうに思えたのだが速足で20分はかかりました笑。
ドームが見えてきたら途中で道路を渡ってドームの側面階段を上っていきます。


お目当てはこちら、BOSS  E-ZO。写真は帰りがけに撮影。1人で吊るされたまま、一般のジェットコースターと同じぐらいの猛スピードで駆け巡るアトラクションです。
建物の屋上のスタート地点は地上60mらしい。2段階受付を済ませたら外へ出て鉄鋼吹きさらし空間を1人で更に歩いて(この時点で55mくらいの高さ?)
最後の階段上ってスタート地点にいるスタッフのもとへ行きます。高所恐怖症の方はこの時点でガクガクになるかと思いますのでお気をつけください。
そもそもやらないか笑。



1人で吊るされた状態、その名も吊りZOですので、衝撃や浮遊感覚はダイレクトに1人で受け止めることとなります汗。
ぐらんぐらんとする揺れや遠心力、たっぷり感じてくださいませ。
あまりにスピードが速いため、レールは見えていてもコースを予測している暇はなく、ほぼ90度での下降はお尻がふわっと浮く感覚です。
写真の通り、みずほpaypayドーム屋根や海を眼下に見下ろす高さでございます。写真は一応私本人です笑。
昨年訪れる予定が午後から雨天予報が出て断念。今回は晴天の下でできてめでたしめでたし。



ドームに向かって歩いているとこの日はソフトバンクの試合日でした。ドームに沿ったスペースのあちこちに美味しそうなキッチンカーやお店も出ていて、
選手名を冠したお弁当も販売。鯉のぼりではなく鷹のぼりも色とりどりに舞っていました。
鯉ですとカープになっちゃうからか。



試合に来る観客と逆行して唐人町駅へ行き(ドームから徒歩13分)、地下鉄で天神へ。
三越1階にある観光案内所で屋台きっぷ1枚1100円購入して今回はお得そうなメニューの組み合わせで出してくださる1店舗目に行ってみようと思い立ちました。
提携している屋台は何軒もありますが、お店によって切符メニューはまちまちです。マップにも詳細が載っています。
1店舗目はこちら、喜柳へ。平日19時前頃はまだ人も疎らでしたが退店の19:30頃は列が出来ていました。



梅ヶ枝餅の生地を使ったハーフサイズの餃子。(フルサイズですとかなり多めかも)
もっちり香ばしく美味しい。福岡の地酒と一緒にいただきます。
福岡滞在の一番の目的がもう分からなくなりつつあります笑。



大将おすすめの1品とあり、待ち侘びていたら一番食べたかった明太子卵焼き!!明太子たっぷり入って卵はしっとり。



最後はハーフサイズラーメン。さっぱりとした上品な豚骨ラーメンです。
喜柳で1人で色々いただきたいときは切符、便利かも。



今年閉館した福岡市民会館を受け継いだ、福岡市民ホールの幟。今夏行く予定でおり、楽しみです。
しかしなんで京都バレエガラ(大ホール)とSHIVER(中ホール)を同じ日の同じ時間帯に同じ建物の中でやるけん笑???
京都バレエガラ、マチュー・ガニオも出ますが、2022年の京都バレエロミジュリのマキューシオが印象深いトゥールーズで長く踊っていらっしゃる金子稔さんをもう一度観とうございます。
まあしかし中ホールでは渡邊さんと、2025年7月末東大阪マキューシオの共演もあり、こちらは大変楽しみでございます。



屋台街。日が落ちるとともに賑わってきました。



同じ天神にあるレミさん家へ。ノルマンディー出身のフランス人レミさんが切り盛りしています。陽気です笑。
運営のサポートなさっているスタッフはレミさん◯号と名札に記載。



カリッとチーズが香るキッシュと赤ワイン。日曜日はお休みのようで、また訪れたいお店です。レミさん、お客さんに向けての投げキッスもお手の物でした。
しかし先月の初台クズブレヒト或いはクロブレヒト、いい音出していましたがな。



地下鉄で博多駅へ、一旦ホテルへ。前回は天神から歩いて博多に戻ったが今回は地下鉄で参ります。
その後、ホテルから近く直進距離にある人気ラーメン店一双へ。前回祇園店に行き、クリーミー豚骨スープが好みでまた訪れたいと思っておりました。
今回宿探しのとき、GW期間中でも破格且つ安全綺麗そうな宿を博多駅付近で見つけ、ふと地図を見ると一双本店のすぐそば。即決でした!
ちょいと並びますが、猛暑極寒大雨でもありませんからなんてことありません。
並んでいる間に食券購入し、巡回スタッフに渡すと希望の硬さを聞かれますので、バリカタと伝えました。これ言いたいのです笑。
東京でうっかり、福岡系のお店ではないところで言いそうになったことあります。
あと私はラーメンを食べるのスピードは遅めのため、硬いほうが望ましいのです。



着丼!来ました、ふわふわクリーミー豚骨スープです。辛子高菜もピリッとしていて好きで、盛ってしまいます。
今回はアルコールは注文しませんでしたがビールのおつまみにも最適です。



煮卵割ったラーメン!



一晩でラーメン1.5杯分食べまして、お腹いっぱいです。真っ直ぐ歩いてホテルに戻り、ラウンジのコクのあるコーヒーで締め。おやすみなさい~



おはようございます。鑑賞本番日です。この日も晴天。(東京も晴れたようです)
ラウンジにてのんびりコーヒーで目覚めです。前夜に食べ過ぎて食べ物は何も入りません笑。遅起きです。友人へお誕生日お祝い連絡もベッドの上でゆったりしながら。
札幌と新千歳空港、、西郷と白河、福岡と大宰府は食べ過ぎ注意報を毎回発令しますがどうも懲りない私です。



ホテルの中庭。ハンモックもあります。私が乗ったら千切れそうです。ホテルはドミトリーの部屋宿泊でしたが大変快適で、恐らく満室だったと思いますが本当に寝るだけで
また女性専用部屋でカードキー完備でしたので安心感がありました。
誰かとすれ違うこともなかった気がいたします。部屋に入ってすぐのところにロッカーもあり、便利です。ラウンジが広く明るく落ち着いていて、美味しいコーヒーがあるのも丸!




10:30頃出発。青空と新緑が眩しく清々しい天候です。地下鉄で赤坂駅へ行き、そこから歩いて13分程度で鮮魚市場会館の建物に到着。真夏の日中は大変そうな道のりかも。
赤坂駅、地名が東京都のTBSがある赤坂と同じであるのは何か関連があるのでしょうか。
福岡銀行の看板が目立ち少々分かりづらい外観ですが、祝日でも午前中から開いているお店、何軒かあります。ざっとメニュー見ておきよに入店。



お刺身定食にミニ胡麻鯖を追加。お刺身が宝石の如く、自己主張強めボリュームで並んでいます!



拡大。厚切りで、見た目以上に迫力大で勿論鮮度も抜群。胡麻鯖もたっぷりです。



鮮魚市場会館を出て大濠公園方面へ徒歩移動。過ごしやすい晴天のこの季節ならではの移動です。地名がこの辺りは平和台。



結婚式場な外観。平和な結婚式、コッペリア?!



一歩奥に入り、お目当てのカフェKURUMIへ。古い家屋を改装した小さなお店が立ち並ぶ通りです。



イートインの場合は2階へ。イチゴとピスタチオのケーキとコーヒーです。ピスタチオの味もしっかり。金平糖さんはこんな感じのお衣装かなと想像も巡りました。



歩いてすぐの大濠公園へ。大らかな景色です。



松と白鳥



白鳥群舞付きです。来たいと思っていたが前回は寒く曇り雨模様な天候であったため、今回足を運んでのんびり過ごせて良かった。



浮見堂



中にも入ってみた。離れな雰囲気良し。



名前が良い味わい。



千早駅、電車ではマリンワールドへの移動で何度も通っていながら下車は初!



市民センターレベルではない洗練された外観。我が地元にも欲しいのう笑。
(それより報道で映る度に廃墟なお化け屋敷と思う区庁舎を何とか、、、。良く言えばゴシック趣味か。工事取り掛かりが遅れるとか汗)



なみきホールロビー。ガラス張りで陽光が差し込む明るい空間です。



反対方面。結婚式場があるようです。



帰りの地下鉄。福岡らしいデザインです。



空港にて。大掛かり看板。国際線ターミナルグランドオープンは福岡市民ホール開場と同じ2025.3.28とのこと。わお!



目にも華やかなチョコレート。撮影スポットとして案内があります。



拡大すると博多人形。



さてここも来たかった、ラーメン滑走路!



締めの食事は海鳴のラーメン。そこまで癖がなく、しかも明太子ドドン!ああ、福岡での食事も暫くおさらばです。



2年前の新千歳空港での撮影写真を拝見して以来、敬意を表して笑、福岡でも実行。あまおうのソフトクリーム!さっぱり酸味もあるデザート。



遅延やと?結果として45分出発が遅れましたが、福岡空港は保安検査も待ち時間ほぼなしで混雑状態ではなかったものの
東京での混雑が影響して福岡への飛行機着陸が遅れたためらしいがGW期間中ならば尚のこと想定内。
それにせっかく翌日が休みですから空港でゆっくりして遅めの便にしたのはこちらの都合です。
しかしふと心配事が。終電、間に合うか???



帰りの機内にて、コッペリア3幕で上部に立派に掲げられていた鐘を思い出しながら聴く、和田アキ子さんの代表曲。
5度あることは6度ありで、この度も福岡では交通トラブルに見舞われました!どうも福岡とは特殊な宿命にある私らしい笑。
飛行機、帰りは結局45分遅れで出発。機体が福岡に向かう前の地点でのゴールデンウィーク混雑による出発遅延影響とのことで、時節柄仕方ない。
安全運航のために尽力してくださっている方々に頭が下がります。
しかし問題が!45分遅れとなると終電が心配に。 結果、22:30羽田着予定が着陸して機体から足を踏み出せたのが23:16。
さあ、23:21発の京急線に乗車出来なかったら終電逃し決定汗。タイムリミットは5分!
移動だ〜と心の中で叫びながら機体から出た瞬間から全速力で走り、オールスター感謝祭かと思う、赤坂ではなく23:00過ぎに羽田マラソン笑笑。
結果ギリギリ間に合ったー! 動く歩道より速く、預け荷物受け取り場隣を猛スピードで走り、運動部での活躍経験なし且つ日頃運動習慣なしの我ながら1
時間半以上の機内着席状態から準備運動もなく、よく走ってホームまで距離ある京急線乗り場に間に合ったと
自分で自分を褒めてあげたい笑笑。しかもめんべいの紙袋持って。福岡、きっと7度目もこんな感じになると目に見えております〜。
さらば福岡、また真夏!(予定)