2025年1月13日月曜日

バレエ・クロストーク 振付家矢上恵子の世界




順番前後いたしますが、1月13日(月祝)江東区の森下文化センターにて、バレエチャンネルさん主催のバレエ・クロストーク 振付家矢上恵子の世界を聴講して参りました。
https://yagamikeiko-gala.com/TOKYO2025/?p=2267


芸術監督の福田圭吾さん、そして福岡雄大さん、小野絢子さん、木下嘉人さん、池田理沙子さんが登壇。
過酷なまでに心身を削がれる振付についての叫びが訴えかけ、
一音一音のみならずその間にも振りが入る複雑さや矢上メソッドの厳格さ等、いかに難しい挑戦であるかひしひし伝わるお話満載でした。
また福田さん福岡さんといった愛弟子達と、小野さん池田さんの初挑戦者達の意見の違いも納得。
小野さんからは、早う本番用の装置を用意せい!と言わんばかりの要望も福田芸術監督に対してちゃっかり笑。
木下さんは昨年大阪のKバレエスタジオの舞台に客演されたときに矢上作品に初挑戦され、今回上演される『多重人格』に出演されました。
未経験者がご自身のみで食らいつきがハードだったとのことですが、現地で観た者としての印象は愛弟子達と遜色ない仕上がりでびっくりでございました。

残り約1ヶ月、只今追い込み真っ盛りなようです。2007年からほぼ毎年Kバレエスタジオの舞台に通い、今回の上演予定作品7本全て大阪や出雲で既に鑑賞済な者からしても
パ・ド・ドゥ、ソロ、そして大所帯の大作まで、東京での一挙披露が楽しみな強力作品が揃っています。
作品ごとに趣きは異なれど、観ると息をグッと呑みつつもこちらの心身までもが研ぎ澄まされて昇華していく、ときには放心状態にもなるそんな心持ちになる作品ばかりです。
当日は眼をギランギランに光らせる鑑賞者になりそうな私ですが笑、心待ちにしております!
本当のところ各作品についてあれこれ語りたい気持ちは山々ですが、基本恵子先生の作品は上演プログラムにも
詳しい解説がなく、大概はタイトルのみ記載。観る者の感性に委ねてくださっていたのかもしれません。

弟子達教え子達には指導時は猛烈に厳しく怖かった恵子先生ですが、毎年毎年東京から観に来る私のような呑気な観客にはいたく優しく(そして豪快笑)に接してくださいました。
あるとき恵子先生に対して、先生の作品を観るとパワーがじわっと沸いてきて、と訳の分からぬ感想を伝えてしまったときのこと。
コンテだからと難しく考えず、感じたままに楽しんでくれるのが1番嬉しいんや!ありがとう!!と返してくださったにこやかな笑みは今も忘れられません。
本日のレポートは、バレエチャンネルさん及び文章力のある聴講者様が解説してくださるはずですので当ブログはここまで笑。是非会場にてお楽しみください。
ケイスタでの恵子先生作品に助演経験ある、恵子先生からバレエ団のコンテクラスで直に学んだ大阪の佐々木美智子バレエ団の団員の方々や
ケイスタでも学び、現在谷桃子バレエ団で活躍中の梶原麗菜さん、ケイスタでの活動後スタダンでも活躍されてきた井後麻友美さん、
恵子先生の申し子であり作品指導もあちこちでなさっている石川真理子さんら関西拠点或いはご出身の強力な面々が集結します。
売れ行き好調で残席も少ないようで、ご覧になりたい方はお早めにご購入を!

https://yagamikeiko-gala.com/TOKYO2025/

後半は集中緊張等、バレエ全般についての質疑応答も聴き応えある内容でした。
トークを企画してくださったバレエチャンネルさん、そして公演の芸術監督として取りまとめてくださっている福田さん、登壇の出演者の皆様、ありがとうございました!
どの作品も楽しみですが、『Cheminer』主軸を小野さんがラヴェルのボレロに合わせてどう踊られるか、周りを率いるか注目しております。
私が観たときの主軸は山本隆之さんで、凄みやカリスマ性がこれ以上にないほどの迫力でした。山本さんと小野さんが同じポジションを踊られる機会が巡るとは不思議な感覚です。




集合写真、上手く撮れず失礼。皆様素敵な表情です!


駅近にタイムリーな名称のコーヒー店。



アイスコーヒー、すっきりと喉に通り美味しい。ブレンドコーヒーやコーヒーゼリーも量たっぷりでした。





その後は西側へ移動!東京ビールを飲みながら。



次回以降の新国立公演チラシも配布されましたので記念に。



到着早々に漫才パンダ菓子を買ってしまった笑。メモリアルガラ、難波のグリコも本家大阪から応援してますねん!

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