2024年2月2日金曜日

人生初の山口県 バレエと演奏の駆け足ハイライト集 バレエ!バレエ!!バレエ!!! 防府公演1月21日(日)《山口県防府市》







1月21日(日)山口県防府市でバレエ!バレエ!!バレエ!!!を観て参りました。人生初の山口上陸です!
http://aspirante-hofu.com/event/ballet/


シアターオーケストラトウキョウさんのフェイスブックより

『 バレエ!バレエ!!バレエ!!!』防府公演 📷防府公演の様子 #齋藤友香理 #シアター オーケストラ トウキョウ #伊藤範子 #沖香菜子 #宮川新大 #小野絢子 #速水渉悟 #池田理沙子 #渡邊峻郁 #杉野慧 #栗山廉 #中井皓己 #髙橋芳鳳 #山田博貴 #二山治雄 #日髙有梨 @theater_orchestra_tokyo @yukarisaito_2020

Theater Orchestra Tokyoさんの投稿 2024年1月23日火曜日



※出演者 アスピラートホームページより
指揮:齋藤友香理
演奏:シアター オーケストラ トウキョウ
沖香菜子(東京バレエ団/プリンシパル)
宮川新大(東京バレエ団/プリンシパル)
小野絢子(新国立劇場バレエ団/プリンシパル)
速水渉悟(新国立劇場バレエ団/プリンシパル)
池田理沙子(新国立劇場バレエ団/ファーストソリスト)
渡邊峻郁(新国立劇場バレエ団/プリンシパル)
杉野 慧(K-BALLET TOKYO/プリンシパル・ソリスト)
栗山 廉(K-BALLET TOKYO/ファースト・ソリスト)
中井皓己(K-BALLET TOKYO/ファースト・アーティスト)
髙橋芳鳳(K-BALLET TOKYO/アーティスト)
山田博貴(K-BALLET TOKYO/アーティスト)
二山治雄(元パリ・オペラ座バレエ契約団員)
日髙有梨(牧阿佐美バレエ団ファーストソリスト)

アーティスティックディレクター
伊藤範子
(谷桃子バレエ団/シニアプリンシパル・附属アカデミー芸術監督・振付家)
 
プログラム 防府公演配布プログラムより
M.グリンカ:オペラ「ルスランとリュドミラ」序曲
杉野慧、栗山廉、髙橋芳鳳、中井皓己、山田博貴

「レ・シルフィード」より ワルツ

H.レーヴェンショルド:「ラ・シルフィード」第2幕より パ・ド・ドゥ
日髙友梨、二山治雄

P.I.チャイコフスキー:「白鳥の湖」第2幕より ワルツ 情景
P.I.チャイコフスキー:「白鳥の湖」第3幕より グラン・パ・ド・ドゥ
池田理沙子・渡邊峻郁

P.I.チャイコフスキー:「眠りの森の美女」序曲とリラの精

P.I.チャイコフスキー:「眠りの森の美女」第3幕より グラン・パ・ド・ドゥ
沖香菜子・宮川新大

ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲「四季」から"冬"より第1楽章
杉野慧、栗山廉、髙橋芳鳳、中井皓己、山田博貴

M.ラヴェル:ボレロ(特別編曲版)
二山治雄
 
P.I.チャイコフスキー:「くるみ割り人形」第2幕より 花のワルツ
P.I.チャイコフスキー:「くるみ割り人形」第2幕より グラン・パ・ド・ドゥ
*バレエ:小野絢子・速水渉悟
 

ちょいと長いですが前置き。
この企画公演、何度か開催されているようですが今年は当初前日1月20日(土)大阪府岸和田市公演のみが発表されていました。
思えば、昨年9月に東大阪市へKバレエスタジオさんの舞台を観に出かけた会場にて大きな告知広告が置かれていて
そのときの発表も出演者は第一段階のメンバー。池田理沙子さん渡邊峻郁さんは未掲載だったはずです。そのうちに追加発表されました。
しかし管理人、1月20日(土)は前々記事でも紹介した通り、11年前から通っている五反田の清泉女子大学生涯学習講座ラファエラ・アカデミア「バレエへの招待」の最終回
(一斉休止の為本当に最終回。次期開講今のところ予定無し涙)且つ4年ぶりの打ち上げ食事会幹事も務めることが夏場には決定していたため
何が重なろうと講座優先を考え、岸和田は諦めるしかございませんでした。
ところがどっこいどっこい事態は急転!!あれは10月半ば、Kバレエトウキョウ眠りや
新国立ドンキ、東京バレエかぐや姫の開幕前には渋谷で日本酒を味わう会を観劇仲間と行った日の
お店到着前に駅ビル周辺を散策していたときのこと。同志の友人2人から連絡が入り、岸和田の翌日に山口県でも開催決定が発表されていると吉報が届きました。
講座と食事会は1日だけでしょ?山口県なら翌日に行けるでしょ??と事情が事情とはいえ渡邊さんが出演なさる面白そうな公演を既に諦めていた私に対して
我が事ように喜ぶ文面で伝えてくれたことは今も覚えております。更には、目指せ伊能忠敬や水戸黄門、松尾芭蕉と掲げているわけではないが
全国観劇旅三昧な私でも山口は未上陸の県と伝えたところ一段と喜びは湧き上がったようで
ならば寧ろ良かった、飲食含めて山口の報告が楽しみになると互いに嬉しさを分かち合った山口発表のあの日でございました。
但し、その時点では「防府市」の読み方及び場所は全く知らずにおりましたが。
それから先に記した通り、講座を最優先するために岸和田公演鑑賞を見合わせる旨を知って
当初随分と心配してくださっていた守山先生始め講座受講者の方々も翌日の山口公演開催を大変喜び安堵してくださり
幹事は五反田に宿泊して羽田空港に直行し山口に飛ぶと記載して参加者に送信した食事会の当日詳細メールへの返信や
当日はお店にて参加者の方々からあたたかい声をかけていただき、幹事の弾丸翌朝の長州行きを心1つに⁉喜びの輪が広がっていた気がいたします(多分)。
そんなわけで大勢の方々の祝福を背負って行って参りました、人生初の山口県上陸でございます。


さて本題。プログラムは恐らく岸和田公演と同じ構成で、複数団体から数名ずつ出演。
舞台にのったシアターオーケストラトウキョウをバックに同じ舞台上でバレエが披露されました。
振付構成は伊藤範子さん。バレエの披露もあれば演奏のみの披露もあり、バランスよく組み込まれていたプログラムです。
幕が開くと『ルスランとリュドミラ』より序曲にのせて、オーケストラ手前側に並んで1脚ずつの椅子に腰掛けた
Kバレエトウキョウの杉野さん、栗山さん、高橋さん、中井さん、山田さんの5人が華々しく披露。
黒いお洒落なジャケットを着用され、開幕を盛り上げてくださいました。Kバレエの公演は時々足を運んでいながら、キメ顔やキメポーズにしても
初台を庭としている者からすると随分と派手な印象も持ったものの、バレエジェンツの流れを汲んでいるのでしょう。
横と縦の移動を生かしたダイナミックな振付で、開幕をぱっと盛り上げてくださいました。

そして指揮の斎藤さんが振り返ってご挨拶。大人の事情で東京では実現不可能な公演といった内容を仰っていて
バレエ団によって諸々取り決めがあるのかと推測。大阪の岸和田と山口の防府で実現ができ、再度祝したい思いでおります。
斎藤さんの語りは初めて聞き、司会でありつつも即座に次々と指示を出す、現場で取り仕切る
イベント会社のチーフプロデューサー風の歯切れ良い口調で自然と背筋が伸びた気分。
続いて斎藤さん、頭の1文字違いの作品披露を紹介し、演奏のみで『レ・シルフィード』ワルツ。次に『ラ・シルフィード』よりパ・ド・ドゥ。
2本のロマンチックな妖精ものを繋げる構成は伊藤さん或いは主催元の妙案なのか定かではありませんが、レとラ違いの面白さを味わいました。
そういえば、16年ほど前『徹子の部屋』に現東京バレエ団芸術監督の斎藤友佳理さんが出演されたとき、
当たり役の件でレ、ではなくラ・シルフィードと徹子さんが強調なさっていたかと記憶。混同されやすいのでしょう。

山口に話を戻します。「レ」のシルフィードでこのとき演奏された華麗なる大円舞曲を始め、
バレエ鑑賞を趣味と自覚して間もない頃に観ていたします作品の1本であったため
お恥ずかしい話、このバレエで使用されているショパンの曲は元から管弦楽曲と思っておりました。
ですから華麗なる、もノクターンも、オーケストラ演奏で聴く方が耳に馴染みやすい管理人でございます。
レ・シルフィードはとても好きな作品ながら上演機会は近年減少傾向にあり、音楽だけでも生で聴けたのは幸運でした。
続けて「ラ」のシルフィード。牧阿佐美バレヱ団の日髙さん、現在フリーで活躍中の二山さんの珍しい組み合わせで
日髙さんは硬質で艶かしいシルフィードで、視線の送り方や仕草がどきりとさせられる色っぽさ。
二山さんのジェームズ役は2022年2月に京都バレエ団公演での鑑賞以来で、風を切るように舞う様子が拍手をさらっていました。
恋愛真っ只中な妖精と青年の空気感はもう気持ちあれば尚良かったかもしれませんが、なかなか観ないペアでのお披露目は目にも楽しく映った次第です。

お次は白鳥の湖の世界。まず演奏でワルツと情景、そして新国立の池田さん渡邊さんによる黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥ。
池田さんがグイグイと誘惑する小悪魔なオディールで、豪華な頭飾りに黒いチュチュの模様も大きく、機敏なテクニックで魅せてくださいました。
渡邊さんはジークフリート王子としては珍しいであろう上下濃いブルーの衣装で、そういえばトゥールーズ時代の『ジゼル』2幕アルブレヒト衣装に似た色だったかもしれません。
カチッとした少々戦隊風な上部分含め、まず衣装から目が離れず笑。されど抜粋であっても、全員共通ですがスペースに配慮して移動抑えめ振付対応であっても
初心で王妃の言うことを全く聞かなそうな笑、されどスケール大きく貴い純情な王子。
オディールの一挙手一投足に夢中に反応してのめり込んでいく様子や、爽快な大きな跳躍と公演仕様に抑えた部分に移動する過程も粗がなく
全幕の世界と踊りの精度を合わせてじっくり堪能いたしました。大ジャンプに防府の観客も沸いていて思わずニンマリ。
尚、ヴァリエーション池田さんはオーボエで始まる曲、渡邊さんはチャイコフスキーパ・ド・ドゥで使用される曲でした。
これまたなかなか目にしない組み合わせで驚きつつも視界に万全におさめた私です。

休憩挟んで第二部は『眠れる森の美女』の世界で幕開け、序奏とリラの精の曲でおとぎ話の世界へ。(プログラム表記は眠りの森の美女)
そして11月の新版眠り上演も記憶に新しい東京バレエ団から沖さんと宮川さんがグラン・パ・ド・ドゥを披露。
本拠地でこの作品では組んでいないペアかと思いますが、鷹揚に歌うように調和したペアで
沖さんの伸びやかな姫っぷりや宮川さんのパワーと盤石さのある技術もぴたりと決まって見応え十分でございました。
またオーロラ姫のヴァリエーションはアチチュードで始まる振付のほうが好みな私でございますので、沖さんの最初のくっきりとした美しいフォルムにも惚れ惚れ。

そして再びKバレエチームの登場。宮尾俊太郎さん振付のヴィヴァルディ四季より冬で、何度も聴いている曲ですが
シリアスな要素を含めながらも男性のみでのパワフルなショーダンスな趣きも出しながらの踊りで、
普段目にする機会が無いタイプの振付であるせいか妙に新鮮。団体の垣根を越えた企画の面白さを一段と体感です。
続く二山さんのソロ『ボレロ』では滞空時間の長さを生かした振付や柔軟性のみならず張りも出てきた身体能力も隈なく披露されました。

今度は『くるみ割り人形』の世界へ。旅で言うなら、駆け足ハイライトチャイコフスキー三大バレエ満喫プランでございます。
まずは花のワルツが演奏され、昨年末から今年にかけて既に6回は聴いていながら目の前でオーケストラの方々が演奏する光景を鑑賞できるのはこれまた貴重経験。
ハープ奏者の職人なポロンポロンと奏でる冒頭の手つきもしっかり観察です。
気分も高まったところから続けてグラン・パ・ド・ドゥ。小野さんと速水さんのご登場です。
外部では何度か組んでいらっしゃるだけあって安心できるペアに思え、小野さんはシュガーピンク色のチュチュ、速水さんは金白王道王子衣装で名作古典で締め括り。
指先や脚先が優しく語りかけるように紡ぐ小野さんの金平糖を久々に間近で鑑賞でき(牧版くるみ以来かも)匂い立つ気品にくらり。
速水さんはとにかく愛想良く笑、さらっとこなすテクニックも無駄がなく柔らか。

最後はくるみ割り人形のフィナーレ曲で全員登場。オーケストラそしてダンサーのボリュームが舞台に集結してのフィナーレは絢爛で個々が放つオーラの強いこと。
駆け足三大バレエとロマンチックや近年の振付まで、そしてバレエ音楽の演奏と様々な楽しみが詰められた長州のお重箱でした。
繰り返しになりますが、面積の都合上特に男性は移動抑え目振付で対応して大変であったかと察します。
例えばこの舞台のための狭い空間対応型オリジナル振付ならばまだしも、元はオペラパレスや東京文化会館大ホールといった大劇場で踊る振付をアレンジして
前後左右に移動し過ぎない披露はもしかしたらもどかしい部分もあったかもしれません。
それでもバレエの楽しい魅力を存分に伝えてくださって、ダンサーと演奏すぐ近場同士で共鳴しあう光景にどっぷり。
また観客からするとオーケストラとダンサーが同じ高さにいるのが不思議で新鮮で
お馴染みのバレエ音楽において、演奏者の手つきや楽器の活躍する箇所を観察したりと興味津々でした。

そうでした、司会進行は1部最初は指揮の斎藤さんで、以降はKバレエの杉野さん、栗山さん、東京バレエ団の沖さんの交代制。
皆さんお上手でしたが、特に杉野さんはNHKうたコンの司会もできそうな聞き取り易い穏やかな語り口でした。
昨年の台詞付きバレエ『白鳥の湖』にてあちこちの箇所で、ときには橋田壽賀子さんもびっくりであろう
長台詞も披露された新国2王子の司会業は拝見できずでしたがいつかの機会の楽しみとして取っておきます。
配布のプログラムは紙一枚と聞いた岸和田に比較すると立派な冊子型で、出演者顔写真や作品解説もあり。
作品解説イラストがキャラクターによっては違う作品に見えるデザインもあったものの
黒鳥パドドゥにおいては王子がライト版な黒い衣装を着用していた点は好感を持ちました。

前日に岸和田公演、翌日には防府市公演で、防府公演のみ鑑賞客の私なんぞのんびり滞在でしたが出演者関係者の皆様にとっては
現地での準備や本番の時間よりも、バレエや演奏よりも、移動!移動!!移動!!!なスケジュールであったと察します。
過密日程にも拘らず、防府でも上質なステージを見せてくださり、本当にありがとうございました。

それから、オーケストラとバックに古典バレエの名場面を踊るプログラムを含む構成の舞台を生で鑑賞するのはひょっとしたら初見かもしれません。
古典バレエでない作品では、下村由理恵さん篠原聖一さん、アンサンブルの方々とオーケストラの共演で同じ舞台上で
1回目はシンデレラ、2回目はロミオとジュリエットを鑑賞。(逆だったかもしれないが)
オーケストラではなくオペラ歌手の方々の前で踊るシーンは2019年1月に藤原歌劇団『椿姫』1幕バレエ場面にて、
闘牛士と踊り子の濃密且つ颯爽とした恋愛模様を今回と同じく伊藤さん振付で約10分間で描写。
このときの闘牛士が渡邊さんで、周囲の高らかな歌声に包まれながらステップ大濃縮場面においても
1つ1つを潔くこなして野心満々で豪快で美しい闘牛士を披露されていた記憶は今もよく覚えております。
映像では、新国立劇場バレエ団が19年ほど前だったか題名のない音楽会にて名作シーンを踊る放送があり、確かオケをバックに同じ舞台上であったはず。
またオケは一段上の舞台上での演奏でしたが、当ブログで何度か紹介しておりますソ連崩壊後間もないモスクワ赤の広場特設ステージでのガラ映像も強烈で
モスクワ放送交響楽団のド迫力演奏とプリセツカヤ、アナニアシヴィリ、マクシモワ、ファジェーチェフ、ワシリエフといった
ロシアを中心とした大スターダンサー達の競演に胸が高鳴ったものです。その中で、ボリショイの大名花アナニアシヴィリが
パリオペラ座のベラルビと組んでボリショイ版ドンキを国を象徴する場所で披露され、
ボリショイスタイルに馴染もうとしている頑張り屋さんな、洗練されたオペラ座ダンサーだなあとこの映像をしばしば観ていた26、7年前でしたが
まさかのちに監督に就任したバレエ団の愛弟子の虜になるなんて、人生何が起こるか予兆となるか分からぬものです。

そんなこんな、滅多に劇場では鑑賞機会がないオーケストラとバレエの同じ舞台上での共演
しかも複数団体からなる出演者構成舞台、初上陸の山口県にてたっぷり堪能いたしました。
各団によって舞台メイクや踊りの質感の違いも目に見えてよく分かり、好みは色々あれど一度に立て続けに観る楽しさは間違いなくございました。

会場は防府の歴史ある公会堂で、ロビーや客席も年季が入っている点も合わせて魅力に映る空間。(お化粧室は改装したばかりなのかピカピカ)
後方席まで客席もほぼ埋まっていた印象です。バレエや演奏は勿論、司会者のお話にも
即座に拍手で反応を示したりと舞台と客席の会話も楽しく明るい雰囲気に満ちていました。
尚、オーケストラ手前の踊るスペースがいかほどの面積であったかは管理人、把握できず終い。
いかんせん伸ばせば我が短い手も舞台に届くほどの1階最前列近距離 席鑑賞でございました。
明日は節分、恵方巻きを食する習慣のない私の中では、未だに先月半ばの山口県防府市におけるかぶりつき席鑑賞の余韻が抜け切れずにおります。
初山口、大満喫!!!



※以下、写真が約40枚ございます。お時間に余裕がある方のみご覧ください。
そんな暇があればさっさと豆撒きや恵方巻きかぶりつきをなさりたい方は恐れ入ります、読み飛ばし願います。
鑑賞前は自転車で防府天満宮、鑑賞後は電車で下関移動し1泊して観光飲食も楽しんで参りました。
下関では山口での観劇時に行きたいと願っていた巌流島も訪問。2021年新国ライモンダ平日昼決闘場面観て興味が沸き、
西洋の宮廷発祥の芸術を観て、プティパ古典大作バレエ観てなんで巌流島やねんとお思いでしょうが、
そのときのキャストからして中世フランス宮廷と同時に浮かんだ旨を周りの数名に話したところ納得されました笑。
また今回偶然にも当の2人が揃って山口の舞台に出演となりましたから、またとない機会でございました。
下関ではフグのピチピチとした鮮度や瓦そばの香ばしさ、分厚いむっちりネタのお寿司の美味しさも忘れられず。空港滞在含めて楽しい思い出ばかりです。
それではお時間が許す方のみ、以下どうぞ。



おはようございます。前夜五反田での用事を無事終え、そのまま宿泊。早朝の五反田駅を出発です。



まもなく搭乗!


雨天でガラス越しに見え辛いのですが、黒い機体のスターフライヤーです。



機内、妙にスタイリッシュ。



前日にいただいたお菓子、そのまま山口へ。一部は朝からコーヒーと一緒に味わいました。ありがとうございます。



黒い鳥の羊羹、金平糖や雪の結晶型のクッキーなど、チーム新国の2演目が過るお菓子も。チョコレートは創業が新国開場と同じ1997年。



青空と雲と空色チケット。サルビアホール、どんな場所か楽しみ。



モノクロデザインと機内内装がよく合います。



山口!?見えてきた!!



山口宇部空港到着。まずまず晴天です。



ユニークなキャラクター達がお出迎え。



ふくの国、山口!フグも早く食べたい。



空港の階段。



空港最寄駅の草江駅へ。



椰子の木が連なる道。



白鳥マンホール!?



防府駅に到着。開演前には防府天満宮へ。朱色が鮮やかです。



階段を上ったところからの景色。



夢が叶う牛さん。



辰年です。



防府天満宮へは駅からレンタル自転車を利用。1回300円だったかと思います。スイスイ。天満宮に駐輪場もあり。



防府駅前。



サルビアホール到着!



競輪が盛ん。



終演後、防府駅前の山口郷土料理店にて宇部の銘酒である貴と、ふぐ刺し。長州に来た気分が増します。ふぐの切り方も美しい。少しコリっとした食感がまた嬉しい。
お通しの、アボカドと数の子と思わしき和え物もお酒にぴったりでした。



電車でそのまま下関へ移動、ホテル目の前は桟橋や船着場。夜景も綺麗だが誰も歩いていません。殆どの店の閉店が早いらしい。



おはようございます。ホテルから徒歩3分、唐戸市場へ。



関門大橋。フォルムが美しい。



市場食堂よしにて、ふぐ刺し定食で朝食。これは是非召し上がってください!ピチピチな鮮度!!煮付け魚もご飯が進みます。



ホテルと桟橋の近距離なことよ。ホテルの海側ドアを開けて30歩くらいです。



いざ!!!午前中はまだ観光客疎らなのか、フェリー乗客3名でしたが、ワクワクが止まりません。かなり揺れながらの約10分間短時間舟旅です。



巌流島到着。記念碑があります。



ありました、宮本武蔵と佐々木小次郎像。観光ガイドは大概真正面からの撮影写真ですので、斜めから撮ってみます。臨場感あります。大迫力!!



違う斜めの角度からも。力強い躍動感と綺麗事ではおさまらぬ修羅場な凄みがあります。
そして2021年新国立劇場バレエ団平日公演『ライモンダ』決闘を思い出します。
ここには載せませんが、バレエチャンネルさんによる写真入り決闘場面練習取材記事を印刷し持参して掲げ、照合検証も行いました。ぴったり嵌まりました。
プティパの古典バレエを観て巌流島に興味を持つなんて予想もしておりませんでしたが、
西洋の宮廷で花開いた舞踊芸術から日本史の出来事への関心を高めさせ、扉を開けてくださった渡邊さん速水さん、本当にありがとうございます。
山口での観劇で訪れたときに行こうとは計画しておりましたがまさか今回お2人揃って県内の舞台にご出演とは
初山口及び巌流島訪問満喫を一段と底上げしてくださいました。
そして大きな船がひっきりなしに横切る風景が下関、門司らしさを感じます。
島、殆ど貸切でした。観光客3人はいたはずだが。



説明書き。妹が井上雄彦さんの漫画が好きで、バガボンドについても詳しいはず。持っていそうなら借りてみようか。
これまでの人生、漫画で全話読破した作品は2本しかない私だが、うち1本は井上さんの代表作品スラムダンク。
安西先生の名言が刻まれており、私がアーキタンツに行くとき極力公園側の通りを歩いて行くのは
バスケットボールを楽しむ人々の光景を眺めながらあの台詞を反芻するためでもございます。




霧から船が覗きます。



鍵もフグさん



ホテル1階。私にはお洒落過ぎた。



ふぐ!ふぐ!!ふぐ!!!ピチッとしています。



昼食はカモンワーフにて、いちばのよこ。下関名物の瓦そば、食感と味のバランスが面白く、おすすめでございます。
瓦上で茶蕎麦に更に火が通され、柑橘の薄切りや練り辛味ソースなる味で変化も付けつつ、香ばしく食が進む味わいです。
ある俳優さんが映画撮影で来たときに夢中になって召し上がっていたことを店員さんが誇らしげに教えてくださいました。これは夢中になるのも頷けます。
そしてお店の名物であろうネタ二段型お寿司。ネタがすべて分厚くむっちりな上に、二段型。
札幌市の四季の花まる寿司にて味わった二階建て帆立以上にパワフルなのっかり具合です。お腹をしっかり空かせた状態でご注文を。



下関駅、天井をふぐ、ふぐ、ふぐ。来客にはようこそ、帰る客にはまた来てねと語りかけていそうに見えます。食べるも良し、見るのも良し。



草江駅から山口宇部空港へ徒歩移動。気づけば他のお客さん達とも車道側を歩いてしまい、皆大慌て。電車で空港へ向かわれる方はお気をつけください。
椰子の木が気持ち良さそうに吹いています。



防府公演では冊子型プログラム配布。(岸和田鑑賞組から羨望の眼差しが長州に届いておりました。岸和田は紙1枚だったとか)
空港のレストランココスにて。山口の銘酒やおつまみも取り揃えています。ひれ酒で乾杯。



チーム新国を拡大。ああ、大好きなダンサーを山口で観た後に余韻に浸りながら呑むひれ酒は格別の美味しさ!!
中でも未上陸の山口の扉を開くきっかけとなった渡邊さんには、ありがとうございますと再度申し上げたい次第です。



窓から眺める景色。椰子の木祭りです。



購入したお土産。ふぐのプリントに癒されます。4年ぶりに職場に持って行きました。
繁忙期中ながら休暇を貰い、またいざ持って行くとそうでした今の場所に異動してきたのが2020年秋で、私が全国津々浦々行っていることを余り話しておらず
近場の水族館で買ってきたと思った人もいたくらい。しかし思いの外好評で、味のほどは分かりませんが
もしグッズがあれば欲しい、キャラクター人気投票があるなら間違いなく一票入れるなど、まん丸く可愛らしいデザインに和むとの感想。
私のイメージがふぐになってしまった笑。
包装紙も処分できず、折り曲げて使用しております。



もうすぐ搭乗。オフシーズンの平日月曜日であったためか空港はかなり静けさに包まれ、保安検査場も一定の時間のみ受付。
同じ時間帯に飛行機が2機以上入ってくることもなさそうな予感がいたしました。
ただお土産屋さんやココスの店員さん皆さんとっても感じ良く穏やかな接客で、空港滞在時間も心和んでおりました。
楽しくて仕方なかった初長州の防府と下関滞在。鑑賞、観光、飲食大満喫いたしました。
離陸が名残惜しく、職場にお土産を早く持ってはいきたいがレッスンと同様に時計を見たくない笑。さらば山口、また会う日まで!!!

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