2020年12月20日日曜日

客席に元気を運ぶバレエ版西条まつり 板東ゆう子ジュニアバレエオータムコンサート第4回お勉強会 11月29日(日)《愛媛県西条市》




11月29日(日)、愛媛県西条市にて板東ゆう子ジュニアバレエオータムコンサート第4回お勉強会を観て参りました。
初鑑賞は2007年、2014年の愛媛バレエ祭りも含めると今回で12回目の鑑賞で
今年は数少ない、予定通り遠方でのバレエ鑑賞に胸躍らせながら伊予の国に上陸です。
http://www.yukobando.com/バレエコンサート第4回お勉強会.html


当初はスタジオ設立25周年記念大掛かり企画の予定でしたが来年に延期。パ・ド・ドゥやヴァリエーションなど
小作品中心のプログラムとなりましたが大変な状況下においても無事開催に漕ぎ着け、出演者も観客も一体となって幸せな舞台を満喫いたしました。

第1部の幕開けは小さな生徒さん達による『ファニーフレンズ』。映画『魔女の宅急便』の音楽に乗せて
カラフルな衣装と大きなリボンを付けた可愛らしい姿でトップバッターを飾ってくれました。
私も気分は土地柄、瀬戸内海上空を箒に跨って飛ぶキキでございます。好きな映画の1本である曲による楽しい幕開け、一層心浮き立つばかりでした。

中盤にはアンサンブル付きの『タリスマン』を板東先生と福田圭吾さんが披露。
板東先生着用の柔らかく広がる花弁のような衣装がいたく似合い、華奢でどちらかといえば小柄ながら外向きのオーラが実に強く
驚くべきであるのは10年以上前に比較しても技術の衰えが一切無くむしろより軽やかに易々と踊っていらっしゃる印象。
優しい色彩で整えられたアンサンブルもそよ風の如くふわりとした調和が気持ち良く、舞台を春めく香りで満たし
福田さんの勇壮な雰囲気や堂々たる立ち姿、高らかに歌うようなジャンプも場を盛り上げてくださいました。

福田さんと言えば、後半には独自の味付け『タランテラ』を披露され、顔の訴える力に場内は西条まつりよりも笑いが走っていたほどでしたが
しかし顔芸のみならず、踊りはメリハリ富んでいてパートナーへの気遣いも忘れず、客席への視線の送り方と言い引き込む力と言いお祭り番長君臨なるタランテラでした。
パートナーの女性が誠に上品であったことも大きな救いでバランスが良く、こってりソースの浪速風お好み焼きを食しつつ
西条の自然遺産であろう清らかな湧き水で喉を潤しての口直しを交互に行っている心持ちで大笑いしながら鑑賞です。

惹きつけられたパ・ド・ドゥもう1本は『ドリーブ組曲』。近年はあちこちの舞台で目にする機会が増えた作品ですが、2006年の世界バレエフェスティバルにて
振付者ジョゼ・マルティネスと衣装を手掛けたアニエス・ルテステュの2人が組んだ元祖製作陣なる張本人ペアの披露を観ているためどうしても目を光らせて鑑賞してしまいがち。
これまでも青い縦縞模様上着の男性が売れない漫才師にしか見えなかったりと首を傾げる舞台がいくつかありました。
しかし今回西条では大変好ましい舞台に出会いまずドレープが効いた淡い青色チュチュの着こなしが自然に映る生徒さんで
立ち姿から思わず二重丸印を掲げたくなったほど。滑らかでポーズ1つ1つもお洒落で優雅、誠に驚かされた次第です。

ロシアで踊っていらっしゃる卒業生の晴れ姿鑑賞も嬉しく、しっとり悲哀が込められたエスメラルダのヴァリエーションに目を奪われました。
ガラやコンクールで頻繁に踊られるタンバリンのものではなく、恐らくは旧ソ連圏で振り付けられた全幕の中の踊りかと思います。(違っていたらご指摘願います)。
ドラマティックバレエと言うと世間では英国ロイヤル系の作品を想像しがちなのかもしれませんが、
モスクワ音楽劇場のブルメイステル版『エスメラルダ』を始め旧ソ連圏で制作された文学物題材のバレエも好んで観ている者としては喜ばしいソロでした。
25年表彰の挨拶文によれば板東バレエ1期生で現在ロシアで踊っているが、感染拡大による劇場封鎖で苦しい状態が続いているとのこと。
どうか平穏な生活に戻り再びロシアの劇場で思い切り踊れる日が訪れるよう祈ります。

お馴染みの客演佐々木夢奈さんによるワルプルギスの夜のソロも弾むように且つ正確なテクニックと場を晴れやかにさせる魅力に溢れ
バレエ鑑賞を始めた頃の31年前には愛聴していた思い入れのある曲なだけあって喜びもひとしお。
NBAバレエ団の工藤雅女さんによる『ライモンダ』第3幕ヴァリエーションの威厳と格のある趣き、
手を叩く音の響き渡りも良く思わず集中して見入る細かなパ・ド・ブレにも目を見張りました。
衣装は10年前の板東バレエによる『ライモンダ』結婚式場面で板東先生が着用されていたもので(2016年の3幕抜粋版上演ではアシスタントの生徒さんも着用なさっていたかと記憶)
胸元のカッティングが中世の装いらしく、平たい点にも嬉しさ倍増。
『眠れる森の美女』や『くるみ割り人形』では使い回しできぬ、ライモンダならではの独自色でしょう。(ライモンダの衣装には小姑の如く口煩い管理人でございます)

そして大トリ、何と言っても今年2020年になってようやく山本隆之さんが踊られた舞台を拝見でき感激の一言に尽きます。(こんな年もあるんやなあ)
福田圭吾さん振付kazeで、板東先生と山本さんを主軸に約20人の生徒さん達がそれはそれは爽やかに、
入れ替わり立ち替わり様々なフォーメーションを組んでは伸びやかな踊りを披露し、力をいただいた思いがいたします。
昨年の手術以降身体を動かせる範囲はまだ限られていらっしゃる山本さんを最大限素敵に見せる術を熟知された福田さんの山本さんに対する尊敬の念が伝わり
そして登場され少し踊り出しただけでも胸にぐっと迫る舞台を届けてくださる山本さんの神降臨な姿をひたすら拝むばかり。
流れるような美の連鎖、シンプルなベージュの上下ながら生来のお姿が益々引き立ち、手を合わせるしかありませんでした。
通常のレッスン回数も少なくなったであろう中、ゼロからの新作を覚えて作り上げて行くのは決して容易いことではなかったはずで
生徒さん達の持つ力を引き出す福田さんの指導や創作力、それに応える生徒さん達の努力やひたむきさにも心洗われた作品でした。

フィナーレはアニメ『鬼滅の刃』主題歌の紅蓮華。話をよく知らずでも(帰り飛行機内の座席モニターで初鑑賞笑)
このご時世パワフルな選曲は嬉しく、疫病退散に効きそうな曲調でのお開き。紅白歌合戦にて聴けたら、板東バレエを思い出しつつ口ずさみたいと思っております。
福田さんが、誰かのキャラクターを真似て刀を挿す格好で登場され、客席が一層沸くひと幕。
福田さんは時事要素を取り入れていらっしゃるときもあり、 2015年11月の板東バレエ20周年記念全幕『ドン・キホーテ』におけるサンチョ・パンサ役で出演時は
花束を客席に投げ入れる前、つい先日今季をもって引退を発表された 同年のW杯で大活躍を見せラグビーの注目度上昇に大きく貢献された五郎丸歩選手のルーティーンポーズで集中。
本拠地初台の新国立劇場でも、客演先でも何かしら独特の面白味を注入してくださいます。

行政の方針、会場の利用許可手続きにおける擦り合わせ、感染防止対策とこれまで以上に骨の折れる業務が続いたかと思いますが、
教えて踊って取り纏めてと、1人何役もこなす板東先生の年齢不詳なお姿にこの度も圧倒されました。心より敬意を表します。

今年西条まつりは止むを得ず規模大幅縮小での開催とのことでしたが、バレエ版は企画変更はあれど演者も客席も一体となって幸福感に包まれ。
不穏な情勢をも飛ばすように元気を届けてくださいました。
目標を持って突き進む大切さを教えてくださり愛媛訪問に大きな喜びを与えてくださる板東バレエの出演者、裏方の皆様全員に感謝を申し上げると共に
来年の舞台も今から心より楽しみにしております。



※以下、写真が多数ございます。もしお時間のある方はどうぞご覧ください。年の瀬にそんな時間なんぞ無いとの方は恐れ入ります、次回をお待ちください。



始発に乗って羽田空港へ。かれこれほぼ毎年愛媛に行き始めて13年経つが、飛行機を使うのは初。
前日の余韻を消し去ろうと頑張ったができそうになく、伊予に到着すれば問題ないであろうと結論笑。
朝7時過ぎ、乗客数が少ないためか(元々松山行きは少ない?) 搭乗口は空港内の最も端っこ。ちょいと遠かったが一駅分は歩いたであろうと考えれば良い運動になった。
定刻より少し遅れて出発、外にスターウォーズ機体が見えます。母がスターウォーズ好きですが、管理人は時代を行ったり来たりするシリーズの仕組みが全く分からん笑。
地上にいるスタッフの皆様には必ずと言って良いほど、手を振っております。いざ、伊予の国へ!



まもなく松山空港、瀬戸内海の島々が出迎えてくれました。3年前の板東バレエ丹原でのお勉強会当日に大三島の民宿に泊まって翌朝出発し
途中で乗船して尾道へ渡ったしまなみ海道サイクリングもまたやりたいものです。
自転車で走っている方々、皆さんツールドフランス並みの本格装備で驚いた記憶がございます。(管理人は茶摘みのような日除け万全な格好)



9時15分出発の特急しおかぜに乗車したかったが、飛行機が少しでも遅れれば松山駅行のバスも到着に合わせるため出発が遅れ、間に合わず。
松山駅前のビルのゲームセンター?脇にお一人様用ソファーがあり、小休憩しつつ約1時間電車を待ちます。想定範囲でしたので問題なし。伊予時間でのんびり参りましょう。
そして10時が過ぎて次の特急が到着、いざ乗車。



しおかぜからの景色。いつ眺めても風光明媚です。船と赤い塔らしきものが見えます。




伊予西条駅に到着、西条市では初めて自転車レンタル。駅前の観光案内所で受け付けています。
そして自転車を漕ぎ漕ぎ、西条市総合文化会館前を通り過ぎて西条港線通りを直進して約20分。
食してみたかった、マルトモ水産の海鮮丼でございます。一切れの厚みが大迫力です。
自称前世はアザラシである管理人、あっという間に平らげました。ごちそうさまです。愛媛らしく、鯛や柑橘類ものっている点も地元らしさが感じられます。



レンタルした自転車、約2時間限定名前は西条チャリ子。お世話になりました。港前で撮影。
西条港へ来るのは干支一回りの12年ぶりで、まだ愛媛2度目であったため土地勘もなくレンタル自転車の件も知らず、ひとまず行ってみようと徒歩で行きました笑。
1時間程度かかったかと思いますが、こちらの方々は徒歩20分という概念も無いに等しいとか。
周囲に歩行者が見当たらず、驚いた覚えがあります。車社会な四国の交通事情、今は慣れました。
ちなみに管理人は自動車の運転免許を持っておりませんので四国での生活は難しいと思われますが、バレエの旅行なら何度でも訪れたい地域です。



駅と反対側から会場を撮影。西条市の地形は面白く、眼前に港がありながら振り向くと間近に山並みが見え、海と山地が非常に近い。西条港線を走っていて再度感じました。
そういえば、随分前だがタモリさんが『笑っていいとも』にて高知出身の広末涼子さんと似たような四国の地形談義で盛り上がっていて、
ブラタモリ放映開始前ながら番組誕生の片鱗を見た気がいたしました。



西条市にて初めて、鑑賞帰りに松山へ。別子銅山(東洋のマチュピチュと呼ばれています)観光のため前日入りは何度かありましたが、
鑑賞後の宿泊は愛媛では初。今年ばかりは、日帰り往復夜行バスよりも 往復飛行機利用で1泊するほうが安上がり。
ただ同月の新国立札幌公演と同様手放しには喜べない事情があるわけですが、活用する以上は気をつけながら満喫いたします。



ようやく到着、夜の道後温泉駅。温泉近くに宿泊です。



夜の道後商店街。観光名所ながら穏やかな気質の商店街で、いつもゆったり眺めたりお土産を購入しております。



道後温泉本館の整理券配布がこの日は終了とのことで、6年ぶりに椿の湯へ。正岡子規の俳句石碑が浴槽中央に立っており、本館にも見劣りしない造りです。



ライトアップされた本館脇側。手塚治虫さんの名作『火の鳥』共同企画で光を帯びた火の鳥の神々しい飛翔がインパクト大。



道後温泉正面。こちらにも火の鳥の幕。



飛鳥乃湯泉。中央てっぺんに火の鳥君臨、羽ばたきが美しい。 バレエ音楽『火の鳥』はストラヴィンスキーの曲で最も好きで
新国立のレパートリーにあるフォーキン版、中村恩恵さん版、スターダンサーズバレエ団での遠藤さん版を鑑賞しておりますが
男性が火の鳥に変身して雄々しく神々しく踊るベジャール版も生で観てみたいものです。
何度も鑑賞している南仏のバレエ団のリハーサル映像はありますが、ここ愛媛やけんとみきゃんから警告が発令された気がいたしますので次行きます。



飛鳥乃湯泉敷地内にて火の鳥展示。手塚治虫さんはバレエ火の鳥を観て感銘を受け、同名の漫画を執筆なさったとか。
2013年の新国立でのバレエ・リュス ストラヴィンスキーイブニングにて大特集も組まれていました。
手塚プロダクション監修の新国立ダンサーガチャガチャも一時期は設置されていました。



湯上がり道後ビールと鯛の舟盛り。山本さんは神であった、お召しになっていた衣装と似た色合いのビールで乾杯!!
シンプルな衣装でしたがだからこそ、かえって生来の美しさが引き立つのでございます。
そして舟盛りを前に満悦の管理人、昼も夜も浦島太郎のような食事である。



道後温泉にて、またバレエ鑑賞旅にて初めて湯宿で浴衣に着替えて温泉街を散策いたしました。
下駄で坂道下りは足元に注意。転倒しても、1人ですから自力で立ち上がるしかありません。
模様が可愛らしく、蜜柑とのこと。色違いも宿に用意がありました。
今年6月は一昨年の新国立劇場バレエ団『眠れる森の美女』トークショーに続き きものSalon 創刊40周年記念『不思議の国のアリス』着物イベントに参加予定でしたが中止に。
ハートの女王をイメージした和モダンな大柄ハート模様の赤い着物の着用を考えており、似合うか否かは別として
着物は滅多に着用機会がありませんから楽しみでしたので、浴衣であっても少し取り戻せた気分です。



おはようございます。楽天トラベルにおいて、愛媛県のホテル1位との朝食でございます。特に野菜の種類が豊富、みかんドレッシングが爽やか。北条鯛飯もあり!
食器の殆どは愛媛の名物砥部焼で、選ぶのも楽しい。
ブッフェ式でしたが手袋着用必須で、密にならぬようスタッフの方々が目をしっかり配って対応してくださっていました。



じゃこてんや塩鯖など、一部のメニューは注文制。



みかんマシーン。みかんをまるごと機械に入れ、ボタンを押すと絞られていきます。果汁100%ジュースの出来上がり!



デザートや搾りたてジュース。本当はホテル特製カレーもいただきたかったがお腹が一杯に。
昨年福岡にて朝食無しプランで宿泊したホテルを早々にチェックアウトしてサンパレス周辺を散策後、
晴天に恵まれていたため別のホテル上階のモーニングブッフェへ行った時も、カレーまでは辿り着けず笑。
好物ながら、毎回食べ逃しております涙。



多種のみかん、全種類いただきました。小さく刻まれているため食べ易く、助かります。酸味や甘さが少しずつ異なり目や舌を研ぎ澄ませながら満喫です。蜜柑星人になりました。
サラダももう1杯いただき、結局野菜も全種制覇。瑞々しさでいっぱいでございます。
そしてホテル朝食の名物の1つがフレンチトースト。ふわふわでございます。一口サイズであるのも嬉しい。砥部焼の青薔薇コーヒーカップも好みなデザインです。



ホテル内の名所みかんジュース蛇口。3種類あり、宿泊客は自由に飲めます。
夜、温泉に行く前に飲んで帰ってからもまた飲み、やはり愛媛では蜜柑星人笑。
この他宿泊客へのサービスとして、カフェタイムにはクッキーやコーヒー、夜は夜食として鯛飯おにぎりや鯛茶漬け、コーヒーがラウンジに用意され、無料でいただけます。
温泉に浸かり、鯛の舟盛り食べて道後ビールを呑んでホテルに戻ったあと、締めに鯛茶漬けをいただきました。ホテル道後ややさん、大盤振る舞いです。


もっと泊まりたかったが(次は朝食時にホテル特製カレー必ず食べると決意)みきゃん柄の路面電車で道後温泉駅を出発。朝からみきゃん日和です。
ゆるキャラの中でも我が上位に入っているキャラクターでございます。 他に今治のバリィさん、群馬のぐんまちゃん、徳島のすだちくんが好きで、
今年6月は新国立の不思議の国のアリス群馬県高崎市公演へ出向く予定でぐんまちゃんに溢れているであろう高崎市内観光もしたかったのだが中止となり残念。
とある2時間サスペンスの再放送でぐんまちゃんの貼り紙らしきものと高崎駅前が映ったときは、殊更無念さが募ったものです。



愛媛訪問12回目にして初めて松山城へ。大街道で降り、ロープウェイ乗り場へ。



只今公演期間中、新国立劇場バレエ団のくるみを3年前に新振付したウェイン・イーグリングさんもたいそうお好きであろう「リフト」に乗って高台へ。
高所好意症、興奮でございます。
イーグリング版くるみ、花のワルツ衣装は愛媛に馴染み深いオレンジ色ですから、もし新国立くるみを愛媛上演の際には
みきゃんと監督が対談し、NHK松山放送局にて放送していただけたら宣伝効果大かと想像いたします。



登り坂から見上げると堅固な石垣。



瀬戸内海と松山城が同時に視界に入る絶景。この光景を指すわけではないのでしょうが、坂の上の雲を思い出します。記念ミュージアムはすぐ近くです。



松山城正面、写真撮影スポットです。そういえば師走に入ってから、バレエ物ではありませんが
愛媛県に縁のある方の主演作品を鑑賞いたしましたので、もしかしたら年内に紹介するかもしれません。



復路のリフト。ついくるみ割り人形2幕の序奏が脳内を駆け巡ります。新国立では雪国からの旅立ちも、魔法の国への降下も大きな気球です。


ロープウェイ入口前に立つ銅像、坊ちゃんとマドンナ。最近寄贈されたものらしい。
文学の街松山では、着物や袴姿のポスターや写真も至る所で目に触れます。
着物といえば、2014年のきものSalon14-15秋冬号にて山本さんがモデルを務められ、 それはそれは色気漂う文豪のような佇まいで心臓が溶けそうになったわけですが
(衝撃の余り書店で本を持ったまま、落ち着かず徘徊していた管理人…)
彫刻をも超越した完成されたあの美しさは努力しても誰も真似できません。
ところでこの坊ちゃん像、もう気持ち頬をシュッとさせて目眉をきりりと切れ長にするとむむ?
2018年春夏号にてモデルを務め大正昭和初期の若旦那のような出で立ちを披露したお方に似てないかと一瞬過ったが、
ここ愛媛やけんとみきゃんから再度警告が発令されましたので次行きます。



松山駅後方に覗く塔。気になり調べたところ、シータが幽閉されたムスカの要塞ではなく
(ラピュタの見過ぎ笑。ナウシカ歌舞伎は来年お正月にNHKで放送決定)松山総合公園に建つ塔らしい。
見晴らしも良いそうで、次回足を運んでみたいと思います。

空港へ向かうバスから見えた、しこちゅー。ねずみ年の年女ですので、可愛らしいねずみさんのキャラクターがいると嬉しくなります。
千葉県浦安市の夢の国のリーダー達はそこまで好きではないのだが、 板東バレエ伝統!?の子供達向けレパートリー、ディスコミッキーは好きです。
それからくるみ割り人形のねずみの王様も描かれ方や演者によっては絶品である。
何より、山本隆之さんもねずみ年でいらっしゃり光栄な限りでございます。
しこちゅーが鞄にしているのは俳句ポストらしい。市内には至る所に俳句ポストがあります。


空港にて、オレンジのお店。蛇口からみかんジュース。みきゃん柄のお土産も豊富に取り揃えています。



みかんタワー。ここまでやるか伊予の国笑。



みきゃんのクリスマス、みきゃんクロース。



みきゃんも呼びかけ、三密回避。



まもなく出発。さらば愛媛、また逢う日まで!



機内にて、普通席にもモニター付きの内部。クラシック音楽のチャンネルを楽しんでいると、アニメもあるとの文字が見え
せっかくですのでタイムリー、人生初鑑賞『鬼滅の刃』。
Lisaさんの主題歌紅蓮華がパワフルで壮大、前日の板東バレエのフィナーレを思い出しつつ、
疫病を壊滅させそうな勢いもあり作品の内容はよく分からずであったが主題歌はなかなか気に入った。
主人公の少年の着物が新国立劇場で今夏世界初演した森山開次さんが振付衣装美術装置を手掛けた『竜宮』の浦島太郎に少し似ていた点もポイント高し。(そこかい)
さあ東京に近づいてきた。数々のイベントが中止となり移動が困難になった2020年、愛媛は予定通り行けた幸運を胸に当て今年の遠征は終了です。



お読みいただきありがとうございました。愛媛、行きたいところがまだまだ多くあり次回の板東バレエ訪問も楽しみです。
そして板東バレエの舞台前日に新国立劇場にて優しく送り出してくださり、異口同音に重ならなくて良かったと
幸運にもほどがる管理人に安堵の言葉をかけてくださった皆様、ありがとうございました。
今年は一都三県以外での鑑賞予定が計7本(山形、兵庫、群馬、愛知、大阪、徳島、福岡)が中止或いは延期となり
来年は舞台に携わる方々にとって、予定通りの開催ができますよう願っております。

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