2026年10月16日金曜日

川越の祝宴 日本バレエ協会関東支部埼玉ブロック 第33回バレエファンタジー『眠れる森の美女』よりオーロラ姫の結婚 9月20日(日)《埼玉県川越市》




9月20日(日)ウエスタ川越にて、日本バレエ協会関東支部埼玉ブロック
第33回バレエファンタジー『眠れる森の美女』よりオーロラ姫の結婚を観て参りました。
https://www.j-ballet-kanto.jp/area/saitama/

前半は各教室ごと、或いは合同の作品を計7本上演。中でも新村純一さん振付でグラズノフのヴァイオリン協奏曲イ短調作品82第3番に振り付けられた
三好恵美バレエスタジオと腰塚なつ子バレエアトリエによるEternal Symphonyの大人数で畳み掛けてくる展開や、複雑であっても統制が取れた出入りのフォーメーションといい見応えがありました。
音楽もほんのり哀愁を帯びつつも華々しい曲調で、クラシックチュチュ姿で一斉に舞う光景も壮観。


『眠れる森の美女』よりオーロラ姫の結婚
再振付・演出:高田宏子
バレエミストレス:菊池紀子 三好恵美

オーロラ姫:木村優里
デジレ王子:渡邊峻郁
王様:佐藤良寛
王妃:関口祐美
リラの精:横山柊子
フロリナ姫:根岸茉矢
ブルーバード:新井悠汰
白猫:中島玲奈
長靴をはいた猫:坂爪智来
赤ずきん:新谷梨紗
狼:岡本尚之

プロローグと第3幕を組み合わせて結婚式場面を上演。眠りは数ある古典作品の中でも最長丁場で名作であるのは分かっていても全幕観るのはかなかなか大変笑。
そのため、3幕にプロローグの妖精達もお祝いに来た設定でのハイライトな結婚式演出はパ・ド・シスや宝石が音楽も振付も非常に好きな私としては誠に喜ばしく、
新国立劇場バレエ研修所公演と同様にリラと部下達のソロ踊りも挿入されていると華やぎも倍増でございます。
今回は冒頭にオーロラ姫の誕生祝いの場も少し取り入れていて、あたたかな祝福を受けて誕生した様子を王様、王妃様が表現。
とりわけ関口さんのにこやかな愛情に満ちた視線や鷹揚とした仕草に惹きつけられ、NBAバレエ団では以前よく観ていたダンサーを久々に目にでき、
喜びもひとしおでした。結婚式での腰掛け姿、横顔も麗しい気品が漂いうっとり。

そしてオーロラ姫誕生からやがて116年後!?、愛らしい姫君は美しく成長してデジレ王子と結ばれましたとの展開を
中央後方の階段上に置かれた丸窓のような空間に手を取って見つめ合うオーロラ姫とデジレ王子が登場。
森の幻影の場面は上演されずとも、リラの導きやオーロラ姫がデジレ王子に出会う想像を掻き立てる絵巻物が始まって
眩くも温かな光に包まれたお2人の立ち姿が一層祝福感を誘い、結婚式の前触れを優雅に景気づける演出でした。
式が始まると各キャラクター達が登場し終えたところで、先ほどの中央階段上にお2人が今度は正面を見渡しながら現れ、いよいよ華麗なる結婚式の幕開けです。

まずは妖精達のパ・ド・シスが色鮮やかに繰り広げられ、リラの横山さんの抜群に美しいライン、コントロールカに大驚嘆。
空間の使い方も大きく、手脚が以前より何倍も長く見え、妖精達のリーダーらしい場を引き締める風格禄の備わりにも目を見張り
指先脚先が隣のヤオコーを越えて川越駅の改札まで届きそうな伸びやかさ。装飾控えめなシンプル衣装であっても踊りと存在感が突出していて、
新国立退団後はフリーで活動なさっている中でいかにして技術や身体管理をなさっているのか読み解きたくなるほどの統率力ある舞台姿でした。

妖精達の中では新国立バレエ研修所出身で現在東京シティで活躍中の岡田百音さんの度胸の精の、嫋やかさと強さを兼備した踊りが目を惹きました。
リラの精達は様々な教室から集まっていながら、ただ揃っているだけではなくクリーンで爽やかな踊りの呼吸がよく合っていて、式を優美に彩る妖精達。
グラン・パ・ド・ドゥの最中もずっと舞台に立っていて、誰もが綺麗で品ある立ち姿です。
宝石達はダイヤ、金、銀、サファイヤ、ルビーの5人構成で王道クラシカルなチュチュで、各々の煌めきも十二分。
眠りでルビーは珍しい気もしたが、活気付くめでたい趣がありますから良いのでしよう。
私の中ではNBAレパートリーでアイリッシュダンスを題材にした作品の主軸としての印象が強烈で「ミスターケルツ」と勝手に呼んでいる
新井さんのブルーバードの飛び具合も勢いがあり、端正で愛らしい根岸さんのプロリナも好印象でした。

さて木村さんのオーロラ姫と渡邊さんのデジレ王子のグラン・パ・ド・ドウでは、前奏の部分から再び妖精達が大勢入っていたりとお祝いを溜めに溜めてのご登場。
お2人の眠りのパ・ド・ドゥは今年8月に秋田県由利本荘市での発表会で鑑賞しており真っ新無背景であっても瞬時に舞台を王宮化させたプリンシパル組の底力に恐れ入ったわけですが
今回は宮殿の大広間の美術に囲まれあらゆる招待客達の個性溢れる踊りが披露された直後であっても更に麗しさで満たすオーラの眩しいこと。
またきらきらしているのみにとどまらず、王宮の盛大な式に臨む姫と王子らしい品位を持ち、自己を律しながら格調高さを放っていらした点も感激を強めた次第です。
殊に渡邊さんデジレ王子の歓喜と勇壮さが入り組んだ、ラインを力強くエレガントに描き出すヴァリエーションもさることながら
背中の流線模様や後ろ姿に至るまで高貴な立ち姿が気高さを感じさせ、王家を背負う強さや覚悟が滲んだお姿もまた壮麗な王朝絵巻物に相応しうございました。
貴族が不在である分、通常は貴族達が担うコーダのマズルカもリラの妖精達や宝石達もエネルギッシュに対角線上を往復しながら盛り立て、目の保養。
やがて荘厳なアポテーズにて幕が下り、全体を通して爽やかクリーンでテンポ良く、且つ上品な彩りに満たされるオーロラ姫の結婚でした。

埼玉バレエファンタジーは初鑑賞でしたが、チケット申し込み時の広報担当者の方の丁寧で分かりやすいご案内、
前日にも当日のチケット受け取りまでの流れの再案内までいただき、痒い所に手が届くとはこういうことかと唸らすお仕事ぶりにも心から賛辞を申し上げます。ありがとうございました。
営業エネルギー爽快な販促広報もこまめで、入魂の残席状況発信にも拍手でございます。





川越といえば、時の鐘。しらかわん、初めて来ました!白河の城下町な通りに少し似ているところもあり親近感を持ったようです。



さて少し遅めのお昼ご飯を。奥の通りに入ったところにある手打ちうどんのお店へ。大きくも愛くるしいうさぎさん達がお出迎えです。



コエドビール、そしてさつまいも粉を練りこんだほのかな甘みがある手打ちうどん。さつまいも天ぷらはサクサクと甘くてほっと和みます。
川越に来た!気分が高まります。(目的はバレエ鑑賞です笑)



よく見ると、COEDOの文字が向きを変えながら散りばめられています。視力検査のようにも見えますが。
そして眠れる森の美女を観るにあたって祝福感のある名称と薔薇印でございます。



こちらはオランダのうさぎさん。ミッフィーのパン屋さんです。電球もミッフィー。うさぎ型のパンも、パン屋さんの格好をしたミッフィーも可愛らしい。
そういえば妹がミッフィー好きなのですが本人もミッフィー系の顔をしております。しらかわんとミッフィーを足して2で割ったような顔です。
(つまりは私とは何処も似ておらず可愛らしい容貌です)



川越のどんぐり共和国。店舗によって造りが全く異なるため、近くに立ち寄る用事があればつい出向いてしまいます。川越の店舗は渋く古めかしい蔵造りです。
福岡のキャナルシティ店に行きそびれたのは後悔、、、。福岡、今年2回も行ったのだが笑。過去にも何度も福岡観劇しているのだが。



所沢や狭山など、トトロの舞台設定地域に近いためかトトロのものがリアルに展示。



ねこバスが隠れていました。メイちゃんからのとうもろこしもあるかしら??



ガーデニング業にも精を出すラピュタのロボット。劇中ではお墓に供えるお花も用意してシータの涙を誘っています。良い場面です。
直後に映る、征服欲丸出しの将軍の表情も強烈です。(天空の城ラピュタ公開40周年記念事業を1人でやっております)



伝統、歴史の息遣い感じられる理容室を見るとつい観察。隣は掛軸と額縁屋さん。



渋い家並みが続きます。当方鰻が苦手で土用の丑の日は毎年悩みどころでございますが(名古屋で櫃まぶし食べておりません)
今年は7/26且つ人魚姫のタコクイーンフェスタ状態でしたので、何時の間にか終わっていた気がいたします。
牛タン、ソーキそば、とご当地名物で苦手なものが実は何種もあり、仙台行く用事は今のところないのだが、
後者は、年内に何処かしらで味わってみる予定でおります。どの店舗へ行くか考えが巡る、安室奈美恵さん節目日であった2026年9/20でございます。



高品質間違いないであろうお布団屋さん。創業116年の老舗です。



地元の王子様、髷結って着物姿でお店から颯爽と出てきそうと想像するしらかわん。この後はフランスのおとぎ話の王子様です。しかし着物姿もお似合いなのは確実。



会場のウエスタ川越に到着。2022年年末のウクライナ国立バレエ団雪の女王以来です。



ヤオコーの文字が力強い。



夜空に輝くヤオコー。雨が強まってきましたのでさっさと帰りましょう。



帰り、川越駅で電車を待っているとナマケモノのポスター!
2020年春、福岡雄大さんのインスタグラムトークにて木村さんのナマケモノに対する愛情の深さを語る対談を思い出します。手脚の筋力、強靭です。



土砂降りの中、やっとこさ自宅到着。ヤオコーのヤッポーゼリーで一息です。
しらかわんも眠りの余韻に浸りつつ、ヤッポーとジャンタンで遊びたがっています。9月の鑑賞はこれにておしまい。



埼玉バレエファンタジー、私にとっては4年越しの鑑賞でした。2022年も足を運びたかったものの、大阪のKバレエスタジオと重なったためこのときは大阪へ。
2021年、2022年、2023年は3年連続足を運びたい舞台が遠方同士2本重なり、行った先の名所でチラシ2枚掲げて撮影し、
出向けなかった地域へ声援を送っていたのは今となっては記念です笑。2022年は大阪の通天閣でこの写真でございます。
(2021年は福島県白河市の小峰城、2023年は大阪の道頓堀にて撮影)
ただ今年と2022年の共通であったのは、天候不順。関東も関西も暴風雨の予報が忍び寄るヒヤヒヤ天候で、 埼玉組の友人達が終演後無事帰途についていると知ったときは一安心。
大阪は翌日朝まではぎりぎり落ち着いた天候で、連休中であったため1泊したものの午前中の帰京が望ましいとの予報でしたので朝食終えたらさっさか新幹線で帰京。
私は自由席でしたのですぐ改札を通って乗車できましたが午後以降の指定席を取っていた方々の時間変更希望の行列が新大阪駅の窓口に出来ていた記憶があります。
無事帰京できそうか、新幹線動いているか等、東京の友人達も随分と心配してくれていました。
歴代の鑑賞を振り返っても、9月は天候に振り回されやすい季節です。ああ。

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