

公演終了からだいぶ経ち、もう需要もない記事とは思いますが6月5日(金)~14日(日)、新国立劇場バレエ団『白鳥の湖』を6回観て参りました。
ほぼ全日程通ったライモンダと異なり今回は平日昼公演も多く、各キャスト1回ずつでの鑑賞です。
https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/swanlake/
オデット/オディール:
小野絢子(5日)米沢唯(6日夜)吉田朱里(7日)木村優里(11日)直塚美穂(13日)柴山紗帆(14日)
ジークフリート王子:
奥村康祐(5日)福岡雄大(6日夜)井澤駿(7日)速水渉悟(11日)渡邊峻郁(13日) 李明賢(14日)
最たる楽しみであった6/13キャストの直塚さん渡邊さんペアの写真掲載されています。古典全幕で組むのは初、新ペア誕生です。
小野さんのオデットは随分と慎重に踊られていて、それこそ水面をすっと辿るような静かな足運びに着目してしまいましたが
誰も近寄らせぬ、人間でもない鳥でもない精霊でもない不思議生物な印象持たせる神秘性がいつも以上に強まっていたと思えます。
オディールではいつもなら中家さんロットバルトと組めば猛毒な恐ろしさで魅せるはずが、生気に欠けていて回転も不安定で、
それでも魔力宿る美で迫る魅惑的な姿は健在であれどこの時点で体調がかなり心配に。
結果、4幕開演前に吉田都監督が登場して小野さんが体調不良で降板(パートナーリングの関係で奥村さんも降板)、代役は吉田さんと井澤さんが務める旨が発表されました。
無理をせず快癒に向かって欲しいと願う一方、2回目は無事出演されるか祈るように当日を迎えましたが無事全幕踊られたとご覧になった方より伺い、一安心です。
吉田さん井澤さんはあたかも最初から踊ってこられて続きを見せるように瞬時にスムーズに溶け込んで4幕から登場。音楽掻き消すほどの大拍手で迎えられました。
ただ気にかかったのは奥村さんの扱いで、カーテンコールの緞帳前には1回登場されたものの舞台上での挨拶はなし。
2024年アラジン札幌公演にて米沢さんが3幕降板され、やはり奥村さんも同時降板となってしまったときと同様に、
舞台上に2人の男性主役がいる状態でのカーテンコールではいけなかったのか、それとも舞台興行上の規定があるのか詳細は分かりかねるものの
予定通りに1幕からずっと踊られていた、しかも不安定そうな小野さんを支えようと、
とりわけ3幕グラン・パ・ド・ドゥコーダは盛り上げ隊長として活躍された奥村さんがちょこっと登場での挨拶のみであったのは心残りでした。
1幕は王妃に詰め寄られても拗ねて幼さ見せたり、湖畔でオデットを見つけると不思議そうに近寄って行く好奇心旺盛な若者らしい姿、
今思えばいつも以上に丁寧にそっとサポートなさっていたのであろうアダージョから3幕の盛り上げ隊長なヴァリエーションまで、好印象な場面続きでした。
米沢さんオデットは悲しみを帯びつつもクリーンな踊りで率いて、はばたきの動きが何処を切り取っても粗がなく美しや。
ライト版の場合は王子が見守る中で披露するオデットのヴァリエーションにて、王子とそっと視線を交わしながら更に全身が前後左右立体的に大きな弧を描きながらの踊りで魅せ、
踊りと感情双方が澄み切った状態を保ちながらも膨れ上がって、舞台が狭く思えたほどでございます。
オディールは悪の要素はチラッと覗かせていたく楽しそうに誘惑。随所に盛り込まれたニカッとした笑みが目に残っております。
米沢さんにしては珍しく一瞬フェッテで落ちかけたものの立て直しも素早いものでした。
福岡さんは登場から威厳あるも、いざ気持ち沈めばベンノに来てもらい、苦悩はしても立ち直りも早く未来の王としての自覚はありそうな王子。
舞踏会は各国の踊りや花嫁候補の姫君達にも釘付けで、気づいた点があればすぐさまベンノ呼んであれやこれや語り合うほどに異文化交流会を楽しむ王族。
それにしてもソロのテクニック部分も若さを維持され(令和の怪物笑)、しかも米沢さんと心から楽しんで踊っていそうでまたもやたまげた次第でございます。
ゲストプリンシパルに移行しても起用され続けるのは分かる気もするが、しかし今シーズンに入り奥村さんは出演せずの作品は何本かあれど
福岡さんは蓋を開けてみればシンデレラ以外は全てに出演され、新階級の意義を問いたくなるのも、正直なところです。
前回2023年公演時の白鳥の湖にて本番まで1ヶ月を切った段階で主演が決定し、木村さんの代役として主役デビューされた吉田さんは
今回は怪我明けであったためか序盤は慎重な箇所は見受けられるもバレエ団屈指の手脚の長いプロポーションを生かし実に嫋やか。
一度に描き出すフォルムがスッと高らかに長く伸び、特にオデットのポーズでは何度ハッとさせられたことか。
ロンドン公演ジゼルのファーストキャストとしてのミルタ役も大きな経験になったのでしょう。
オディールは無理に悪女にせず社交界デビューでお父さんバルト大好きな愛らしさもあり。
もう少し脚力、スタミナ、体幹、コントロール力が備われば時折目立っていた詰まり気味な部分が改善され、
オデット/オディール共により滑らかな美しさも増してくるように思います。
井澤さんはそれはそれは優しい包容力で吉田さんを導き、ソロも締まりある安定感。舞踏会では姫君達をじっと真剣に眺めていて、見守り方も妙にほのぼの。
吉田さんと井澤さんは全幕で組むのはお初ですが、塩とタレなる対照的な要素が隣り合ってよくお似合いでございました。
(焼き鳥のメニューを眺めるたびにお2人の並びが過ぎります笑)
マイムのやり取りで最も面白味があったのがこのペアで、情熱たっぷりに語りかける王子に対して、優しげに、中でも涙で出来た湖の下りは本当に指先から涙がこぼれ落ちるようなしっとりした仕草で訴えては、
パッション有り余って前のめりになる王子に対して一旦制止させてから話を続ける余裕のあるメリハリといい、音楽の抑揚ともよく調和していた印象です。
木村さんオデットは母性強くコントロール効いた踊りが非常に雄弁。オディールは悪の要素よりも気高い格好良さで場を圧倒し、各国の姫達も到底敵いそうにない説得力です。
恐らくは現在心技体が一番良い位置に到達していて、音楽を自一杯使うも単にポーズを維持し続けるのではなく、
音楽の響きに呼応する中で自在にコントロールをなさっているため舞台全体のスケールまでもが大きく変化。
30羽を率いるに相応しい白鳥の女王の格の持ち主です。王子達に弓で撃たないよう訴えるときも、悲しみの嘆きよりも
部下白鳥達を守ろうと盾になる強さを前面に出し、理想の上司なオデットでございます。
速水さんの王子はようやく(失礼)鬱屈な面も出てきて、表情のヴァリエーションも増えてきて、1幕にて王妃に口煩く結婚について
説かれてはしっぽり落ち込む悩める姿もやっと自然に見えてきた印象です。
トロワの合間に披露されるソロでの技術は美しく万全されど心情は暗雲状態なバランスの図り方もギクシャク感がなし。
一方で、オディール現れての能天気歓喜や、4幕湖畔にて上司なオデットの器の大きさに包まれながら過ちをオデットに詫びる表情も憎めず笑。
セルゲイエフ版踏襲のこども白鳥や牧版と、白鳥全幕やハイライト版の主演経験豊富な木村さんがリードしつつも
出会いの戸惑いやアダージョの響き合いにも速水さんがよく応えていて、2人で丁寧に物語を構築なさっていました。
前回2023年上演時は鑑賞が叶わなかった柴山さんは、オデットは端正エレガントな身のこなしが美しい姫。
他の版に比べドラマティックな表現が求められる中であってもポジションの正確さや滑らかな踊り方はそのままに、
仕草や顔の向け方も上品な香りが漂い、マイムの訴えかけは明確さもあって好感を持てました。
オディールは不規則に複数回数も盛り込んだ強いフェッテも安定性抜群な上に魔力そのもので、そうはいってもやり過ぎず姫らしい品も持ち合わせた高貴な美女。
井澤バルトとの並びはダークキングダム(初期のセーラームーンに登場した悪党にあったような笑)に君臨する王女と魔王な恐ろしさで、王子もたじろぐしかないでしょう。
李さんは初心な苦悩王子で、幼さ残るあどけない青い役どころは少なくとも十字軍騎士のジャンよりは遥かに適役でしょう。
1幕はいつものキラキラは頑張って封印して、将来への不安と今しか味わえぬ束の間の友人達との戯れる時間の歌、右往左往する様子がリアルな若者感がよく出ていたかと思います。
柴山さんとはテーマとヴァリエーションに続くペアで、優雅にリードする柴山さんとお星様背負って付いて行く李さんの並びはなかなかお似合いなこと。
湖畔での出会いでのマイム会話も張りがあり、悲しみを込めながらも落ち着いて経緯を語るオデットと、ひたむきに耳を傾ける王子のやりとりは後方席にまでよく伝わってきました。
鬱々とした1幕のソロでは静かに脚が伸び切るポーズもたっぷり見せ、3幕はお得意のキラキラ感を全開にオディールへのありったけの愛をぶつけていて微笑ましい展開。
王子に喜びの表情が増えるほどオディールとロットバルトの不敵な笑みもみるみると増加する双方の感情の積み上げも見所でございました。
今回ひょっとしたら最大の注目であったであろう、初台でのオデット/オディールデビューを果たしたのは直塚さん。
両役共に技術強く、しなやかなライン引き立つ孤高の姫として現れました。関節が大きく柔らかに可動していてただでさえ長い手脚が全方向によく伸び、
新国立女性の中では小柄に類するであろう背丈も感じさせぬダイナミックでエネルギッシュな踊りで魅了。
ただ英国系の版特有要素であろうマイムの部分や王子との細かなやりとりはやや焦り気味だったのかくっきりメリハリある仕草には映らず、
こればかりは経験積むしかなく、あともう1回あれば良くなっていたと想像いたします。(役デビュー者が1回のみであったのは今も謎だが)
ガムザッティやマノンの娼婦トップ2といった強めの役柄の印象がどうしても先行していた中で観た4月5月のライモンダでの花を持ってのチャーミングな登場や
竪琴弾くときの恋する乙女な表情を目にしてオデットも誠に楽しみになっていたわけですが、オデットの登場は強がりな印象はあったものの
王子とのアダージョでは秘めてきたであろう弱さも徐々にさらけ出して踊られ、渡邊さんの受け止め力も好影響したのでしょう。助けたいと思わす部分も見えた姫でございました。
オディールは姫を超越したハンターな眼も大迫力で、アダージョでのに上体がぐっと下から上へと伸びていくときののめり込むような凄みに驚嘆。
床から脚が生えているような力強いフェッテも恐ろしや。
渡邊さんは王子の曇り空な感情を何色にも、濃淡も自在に描き分けて伝えてくださり
ただでさえ黒い衣装でアウトドア或いは映画監督や演出家が愛用していそうな黒い椅子に腰開けた状態で内に秘めた闇な部分を真っ黒一色にならず多彩な描画は容易にはできぬことで
ちょっとした顔の傾け方やベンノへの話しかけといった細かな所作が心情を語り今回もお見事です。
踊れや踊れな演出ではないライト版ですから、1幕は特にふとした間や場面の繋ぎ目も1人で担う部分が何箇所にも登場するもぶつ切りに一切ならず、
立ち居振る舞い1つで全体を掬い上げるように空気をも変えて品位ある美しさで物語を力強く動かしていく力量には再度感嘆するばかりでした。
3幕、前回は花嫁候補の姫君達に無関心そうであったはずが、今回は保護者な顔つきで若手達を優しく見守り笑、
(井澤さんもそうでしたが、円熟期に差し掛かると保護者気分で見守りたくなるお年頃なのでしょうか)
Vaは高らかに歌うような跳躍から繰り出す端正溌溂な美が濃縮です。
本番1ヶ月切った段階にて代役主演である上に主役デビューを果たすこととなった吉田さんと組まれた前回2023年に続き、
キャリアは違えど今回は初台ではオデット/オディールデビューとなる直塚さんがパートナー。
2回連続で初役ダンサーのパートナーを任され、監督やバレエ団からの信頼度は非常に厚いと再確認です。
ロシアでの経験豊かながらライト版特有のマイム多用な表現やドラマ性の濃い重々しい4幕のパ・ド・ドゥではやや緊張が走りがちであった直塚さんが
全編通して堂々と踊れるよう感情をも引き出してあげながら盤石の更に上を行く、
物語豊かに動かすサポートも光り大貢献でした。よくよく考えたら古典の全幕で直 塚さんと組むのも初。どうしてもこれまでの役柄やダイナミックな踊り方から強い女性の印象も持ちがちな直塚さんが、
びっくりするほどに乙女な情感も覗いたのはパートナーへの確固たる信頼、安心感があってこそでしょう。
恐らくは直塚さんのオデット/オディールデビューばかりが話題になる気がいたしますが、
心身を支え、全体に目を配って率いて舞台に品格を与えていらした渡邊さんの立役者なる評価もどうか掲載されますように。
ロットバルトは三者三様。中家さんは(踊る役で無事復帰)は豪胆な悍ましさ、高笑いで魅せ、
3幕は不調であった小野さんを丁重に導く姿やカーテンコールでの兜取って毒々しい笑いも含めた余韻残すサービスも目に残っております。
小柴さんは何処か柔和な謎めく風貌にも味が一層出て、吉田さんとは和風で優しげな顔立ちの系統が似ていてロットバルトとオディールの親子設定に大いに説得力あ り。
初役の井澤さんは閻魔大王な濃さで場を圧倒し、柴山さんオディールとは高貴な極悪親子(褒め言葉)ぶりで李さん王子を叩き潰す勢いで追い詰めていらっしゃいました。
欲を申すなら、最後兜を脱がされて喚く場面はもっと正面を見つめて残像をはっきりと見せて欲しかった気もいたしますが
こればかりは経験の差が出てしまったのでしょう。そうはいっても大迫力な眼といい3幕の長髪といいラスプーチンもできそうに感じる不気味なオーラ満載でした。
王子と交わす友情も見所を散りばめたライト版にて、理解者のベンノも個性それぞれ開花。
木下さんは敏腕秘書な働きぶりで、我儘王子様の身の回りの世話からスケジュール管理まで万遍なくこなしていそうな有能マネージャー。
クルティザンヌ連れてきたときの空気を変えますと言わんばかりの仕切りも鮮やかです。
水井さんは愛嬌いっぱいで福岡さん王子とは大の仲良し、舞踏会最中も心配よりも一緒に多種の余興を楽しむ様子が朗らかに映りました。
トロワでの力みない跳躍から放つ飛距離も長し。上中さんは、王に即位して国を任せるには一番頼りなさそうな李さんの王子(失礼)を
大事に大事に支えては元気付け、爽やかなテクニックも冴えて場を湧かせました。
3人の王子にお仕えした中島さんは、11日は最後暫く幕が下りぬ事態になっても動じずにゆったりと歩き続け、
王子の死体を抱えたまま(重かったでしょうに)寧ろ深い悲しみの余韻広げる貢献に拍手です。
王子をそっと支え、心配しては励ましたりと足し算引き算の術が求められる役にて今回もセンスが光り、
前へ出るべき箇所と控える箇所の自然な振る舞いが抜群に上手く、王子を引き立てつつ会話が全体にしっかり響くように作り出す力に賛辞を送りたい思いでおります。
加えて失礼な言い方にはなるかもしれませんが基礎力が格段に上がったのか、踊りの粗がなくなりどの部分も締まりある仕上がり。
踊れば踊るほど姿形からオーラが消えかけていた時期も一時はあっただけに、この度は驚かされた次第です。
渡邊さん王子との並びや友情を超越していそうな関係性は、前回2023年公演中に放送されていたNHK朝の連続テレビ小説『らんまん』の万太郎と竹雄を今回も彷彿。
初役の方々の活躍も眩しく、クルティザンヌの小田さんの肩の使い方や視線が、これまでの清らか可愛らしい印象から想像つかぬ不気味可憐な色気ある踊りに惚れ惚れ。
堀之内さんによるポーランド姫のプライドの高さ、強度ありながら軽やかに舞う跳躍にも釘付けに。
大木さんの王妃も目に焼き付き、黒い大きなドレスでのご登場から冷たい近寄り難い鋭い威厳放ち、
国王亡き後の国運背負う厳しい空気感といい国政の焦りを説く姿といい王子、反抗一切不可能でごさいます。
マイムの鷹揚とした流れもメリハリがあり、花嫁候補の肖像画を見せていく箇所での王子への詰め寄りや
家臣達への命令もおっかない焦りが充満で、小林幸子さん風の巨大衣装にも負けぬ存在感で魅せました。
初役で息子役は井澤さん渡邊さんと大先輩プリンシパルにもかかわらず、堂々たる王妃さまでございます。
ベテラン若手混在であった四羽の白鳥キャストもあり、(飯野さん五月女さん田尻さん横井さん)OJTと呼ぶ常連さんもいらして納得。
先輩直伝の技をよく学んだのでしょう、よく揃って息ぴったりてした。
コール・ドの統制のとれた美しさはさることながら、4幕は幕開けから綿密に計算し考え抜かれた左右対称のフォーメーションを描き出しながらの移動で、
入り組みながらいつのまにか壮観な並びが出来上がる流れは何度観ても溜め息溢れ、
音楽は暗めでゆったりドラマティック。優雅さよりも力強い生命体の集まりなる白鳥達の嘆きが重々しく響き渡る幕でした。
監督が新国初演時にインタビューにて、ロジカルな作品と仰っていたが疑問に残る場もあり。3幕は大使、姫達と各国の応援舞踊団の関係性や競争心の交差もゾクゾク面白いのだが
スペインが黒衣装で関わり方を見る限りオディールとロットバルトの一味なのだが、正解はいかに。
花嫁選びで全員落選し、舞踊団は舞台上にいるが姫君達は何処へ?プライド傷ついてお城の控え室でしょうか。
あとは一部衣装のお国柄が分かりづらく、女性が巨大カチューシャな頭飾り装着のためかハンガリーがロシアに、赤が鮮やかなポーランドがイタリアに見えてしまったこの度も。
衣装の重厚感特に3幕はそれはそれは大掛かりなデザイン、質感。絨毯か、厚手の毛布かと見紛う衣装もあり。
各国の姫達の衣装は皆ほぼ均一なデザインでもう少し変化があったら望ましいが頭飾りはどれも凝った作りで、とりわけハンガリーの頭覆う宝石ティアラな装飾に見惚れます。
各役の中ではオディール衣装の品あるゴージャスなシルバー装節のチュチュ、頭飾りともに好みでございます。牧版のはシンプル過ぎて、物足りなさがあったのです。
暗闇に不気味に聳える装置もゴシック感後押し。湖畔の水面のギラギラした煌めきが
高台から見る夜景に似ていると話題になりましたが同感。私には札幌の藻岩山から見る景色を彷彿です。
湖畔での蔦に覆われた2本の柱はタワーブリッジに、3幕大広間のシャンデリアはロンドン塔の広間のものにそっくり。
ロンドン塔のひんやり厳か、閉鎖的な石組み建築の堅固な質感も思い起こされます。
昨年夏に新国ジゼルロンドン公演で現地訪問時にも想像巡らしましたが、願わくは6/13の王子様が鎖帷子着用して重たい剣を差した騎士且つ黒マント翻して佇んでいただきたい。
陰ある鋭い眼光、纏う締まった雰囲気、間違いなく絵になります。
そもそもジークフリート王子は弱々マザコンなんて話もでるが、ガス灯も電灯もない時代、ランタン持っていても肝試しの比にはならぬ暗闇である夜の森に狩りに出かける勇気たるや。
若さって恐ろしや。いくらお城からの近場ではあっても遭難しそうです。
話が白鳥の如くあちこち遠くへ飛びました。重厚、陰鬱さに焦点を当て過ぎて葬儀での重苦しいプロローグやトロワが娼婦女性の設定、
最後は親友が王子の遺体引き揚げた状態での幕切れ等、一部好みではない演出はあれど大作古典観た気分にはなれる作品です。
全公演ほぼ完売でしたから、きっと数年後には再演もあるでしょう。楽しみに待ちたいと思います。次回は吉田さん直塚さん井澤さん渡邊さんが2回ずつ登板ありますように。
クララ最新号にて新国立劇場バレエ団リハーサルレポートが掲載されています。颯爽と跳ぶ渡邊さんのお姿も!
本日発売のクララ7月号で、クラスレッスンから『白鳥の湖』リハーサルなど、劇場でのダンサーの一日をご紹介いただきました✨
— 新国立劇場バレエ団 The National Ballet of Japan (@nntt_ballet) June 10, 2026
山本涼杏と森本晃介のインタビューも掲載されています!ぜひご覧ください。 https://t.co/BW2TCgv3YG

ポスターとスワンシュー。

奥村さん、この角度からしか撮れず。しかし誠心誠意溢れる美しいご挨拶でした。

小野さんどうかお大事にと願うばかりであった帰り道。

ダンケシェーン。ソーセージサンドとビール。

米沢さん福岡さん、楽しそうに緞帳前へ。

白鳥達も一緒に。

手を取る2人。

吉田さん井澤さん
壮観なポーズ。
白鳥達全員
勢揃い
木村さん速水さん
コールドを従えて。

少し安心し合うお2人。

夜景スワンシュー。AIや機械ではなく人間が作り出す芸術だからこそ味わい毎回異なるのもバレエの大醐味だがスワンシューも共通でしょう。
日によって、或いはシューそれぞればたきや首の角度が違っていて白鳥黒鳥達の叫びも違って聞こえてきます。

いざ、マエストロへ。前菜盛り合わせ。タコを見ると早くも7月下旬を想像笑。

カルボナーラ、ふわふわと羽を思わすチーズがかかっています。

チキンのクリームソース。赤ワインと合います!
メロンとふわっとしたフロマージュクリームのデザート。
6/13キャスト

悲劇の余韻に浸りながらポーズ
笑顔で励まし!
今回も、役デビューの立役者!

緞帳前にて。
コールドを率いて。

コールドを率いて、手を取ろうとするお2人。
全体
冨田さんも登場。

手をとり見つめ合います。

可愛らしいお2人。

ひょい!
万太郎と竹雄、再び。

王子の衣装彷彿で飲み物はこれ一択、ギネスです。

柴山さん李さん。

幻想的なコールド。
2羽の白鳥。
みんなで前進


37年前の記事、サドラーズ時代の吉田監督。お若い頃から踊り込まれてきた作品です。

日本橋三越にあるカフェウィーンの白鳥器のパフェ。白鳥鑑賞前に訪問。
華やかにアイスクリームやフルーツを乗せてくれています。甘過ぎず、最後までアイスもフルーツもクリームも、口溶け良く美味しくいただきました。
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