2024年1月19日金曜日

新風吹いた連続リフト小説  新国立劇場バレエ団『くるみ割り人形』2023年12月23日(土夜)〜2024年1月8日(月祝)





だいぶ更新が滞り遅くなりましたが、2023年12月23日(土)夜〜2024年1月8日(月祝)、新国立劇場バレエ団『くるみ割り人形』を6回観て参りました。
今回はクリスマスから翌年の成人の日にかけて全17回公演でございました。全てに足を運ばれた方は何名かは恐らくいらっしゃいます。
https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/nutcracker/


大千秋楽カーテンコールの様子。無事17公演終演でき安堵。



12月23日(土)夜
クララ/こんぺい糖の精:木村優里
ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子:渡邊峻郁 ドロッセルマイヤー:中島駿野
ねずみの王様:渡邊拓朗
ルイーズ/蝶々:奥田花純
雪の結晶:渡辺与布、広瀬 碧
スペインの踊り:花形悠月、山本涼杏、仲村 啓 
アラビアの踊り:益田裕子 中国の踊り:五月女 遥 ロシアの踊り:山田悠貴* 花のワルツ:飯野萌子、原田舞子*、原 健太、森本亮介


12月29日(昼)
クララ/こんぺい糖の精:木村優里
ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子:渡邊峻郁
ドロッセルマイヤー:中島駿野
ねずみの王様:渡邊拓朗
ルイーズ/蝶々:奥田花純
雪の結晶:渡辺与布、広瀬 碧
スペインの踊り:花形悠月、山本涼杏、仲村 啓
アラビアの踊り:益田裕子
中国の踊り:五月女 遥
ロシアの踊り:小野寺 雄
花のワルツ:飯野萌子、原田舞子*、原 健太、森本亮介

12月31日(日)大晦日
クララ/こんぺい糖の精:柴山紗帆
ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子:速水渉悟
ドロッセルマイヤー:清水裕三郎
ねずみの王様:小柴富久修
ルイーズ/蝶々:池田理沙子
雪の結晶:渡辺与布、広瀬 碧
  スペインの踊り:花形悠月、山本涼杏、仲村 啓
アラビアの踊り:関 晶帆
中国の踊り:赤井綾乃
ロシアの踊り:上中佑樹
花のワルツ:飯野萌子、原田舞子*、原 健太、森本亮介

1月3日(水)
クララ/こんぺい糖の精:小野絢子
ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子:福岡雄大
ドロッセルマイヤー:中家正博
ねずみの王様:木下嘉人
ルイーズ/蝶々:飯野萌子
雪の結晶:金城帆香、花形悠月
スペインの踊り:原田舞子、朝枝尚子、中島瑞生
アラビアの踊り:渡辺与布
中国の踊り:奥田花純
ロシアの踊り:福田圭吾
花のワルツ:中島春菜、吉田朱里、渡邊拓朗、仲村 啓

1月6日(土)昼
クララ/こんぺい糖の精:廣川みくり
ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子:速水渉悟
ドロッセルマイヤー:清水裕三郎
ねずみの王様:小柴富久修
ルイーズ/蝶々:五月女 遥
雪の結晶:金城帆香、花形悠月
スペインの踊り:花形悠月、山本涼杏、仲村 啓
アラビアの踊り:関 晶帆
中国の踊り:赤井綾乃
ロシアの踊り:上中佑樹
花のワルツ:飯野萌子、原田舞子*、原 健太、森本亮介

1月8日(月祝)
クララ/こんぺい糖の精:木村優里
ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子:渡邊峻郁
ドロッセルマイヤー:中島駿野
ねずみの王様:渡邊拓朗
ルイーズ/蝶々:奥田花純
雪の結晶:金城帆香、花形悠月
スペインの踊り:花形悠月、山本涼杏、仲村 啓
アラビアの踊り:益田裕子
中国の踊り:五月女 遥
ロシアの踊り:小野寺 雄
花のワルツ:飯野萌子、原田舞子*、原 健太、森本亮介





※2017年の初演からかれこれ7年観ており、初期時期に比較するとさらっとした内容な感想かもしれませんが悪しからず。


年始の最初に鑑賞歴をした小野さんは戦闘中も怯えるよりも参戦しそうな闊達さを見せていて、兵隊達を鼓舞するようなパワーを放っていた印象。
2幕後半では一変し、とりわけ金平糖ソロ冒頭のソフトで繊細な足取りに目を奪われ、ただポワントで突きながら歩くその姿だけでも甘やかな香りが漂うように魅せられました。
福岡さんは今何歳ですかと年齢問いたくなる体力にこの度も脱帽。中でも松林のパ・ド・ドゥでのリフトとジャンプを繰り返しての振付も
今も尚いとも簡単そうにこなしてしまうのは異次元レベルの身体能力としか思えずです。
また終盤に近づくほど疲弊するどころか全身から楽しそうな迸りまでもが感じられ、
また意見は色々としたきなるイーグリング版ですが、松林の場面含め小野さんとの強固で滑らかなパートナーシップの凄みを最も感じさせる高難度作品かもしれません。

大晦日に鑑賞した柴山さんは、横断走りする子供クララからのバトンタッチがよりナチュラルに見える可愛らしいあどけなさを見せながらの登場と、
2幕での大人びた様子を一層振り幅広く体現。感情表現も細やかで、リフト三昧で忘れがちになりそうであろう
憧れの甥っ子に触れるだけでもキラリとしたときめきを踊りから示して、パ・ド・ドゥやソロも精緻な輝きで魅了。
速水さんは前回は初役でこなすだけでも手一杯、ひとまず無事故ならそれで良しなところもありましたが(失礼)
柴山さんクララと調和したパ・ド・ドゥを作り上げていてだいぶスムーズになった印象です。4階席からもメッシュは気になったが、きっとお気に入りなのでしょう。

そして今回の大注目でしょう。廣川さんがクララ役で清々しく全幕主役デビュー。
全幕初主役しかもこの難しさの詰め合わせセットなイーグリング版にもかかわらず余りに堂々としていて座長な貫禄すら漂わせていたほど。
全幕を引っ張る力を十二分に持っていると証明していたのは明らかです。上階隅から観ても舞台姿が大きく、客席に語りかけながら音楽とも呼応していて
目線の送り方も雄弁で踊りも縮こまらず立体的。ネグリジェで登場したときの怯え方やネズミ達に囲まれての恐怖も可愛らしく
且つ動き方が大きいためか美術や装置に負けぬ迫力があり、甥っ子との出会いにおける恋心の昂ぶりもリフトされたときのポーズを伝って急上昇。
ぶつ切りになりがちな(イーグリングさんすみません!)連続リフト小説な展開をもくっきりと物語を浮かばせながら踊りこなす力量、度胸の据わりも驚かされました。
主役デビュー者と組む大役を任され、今回は2人のクララと組むこととなった速水さんの功績も大きく
廣川さんクララが伸びやかに輝くよう安心感を持たせる明るい支え方や受け止めも全体をパッと照らして勿論ご自身の踊りも万全。

木村さんは、2023年のお正月公演での転倒による怪我で長期離脱を余儀なくされた演目であり、
最初は少し慎重に見えましたが徐々に煌めきが増して、まずは昨年12月23日夜はくるみ全幕復帰安堵。
ドンキのときにも感じましたがトレーニングによって体幹が一層しっかりとして
踊りの1節1節の輪郭が強くなっていた印象です。特に金平糖のソロのマネージュ部分は私の周りの観客も息を呑みながら見守る緊張気味な呼吸があり、
無事通過するとほっと胸を撫で下ろすタイミングもコール・ド・バレエ並に息が合っていたと思えたくらいです。心から祝福したいくるみ全幕復帰でございます。

渡邊さんは1幕パーティーの場面から振る舞いや芝居も非常に細かく、凛々しい軍服姿にも7年連続ああ毎度うっとり。
ドロッセルマイヤーの人形劇準備手伝いにおける、マントの蝶々結びを入念に確認するなど丁寧な仕事ぶりも花丸で親族であり主従関係も垣間見える間柄です。
招待客の子供達にかかりっきりで1人プレゼントを貰えず悲しみに暮れるクララをずっと心配そうに見つめ隣近所にも事情を伺う様子も毎回丹念な描写で
だからこそくるみ割り人形を貰うクララの喜びや、去りぎわにクララが追いかけて頭飾りのリボンを手渡しする流れに辿り着く説得性が生まれると再納得。
今回一段と目を見張ったのは品性が香る所作で、去りぎわにピアノの上に置いてあった帽子を取りにきたとき、
持ち方や埃の払い方が頗る品があり、このシーンは観たどのキャストをためしてガッテンの調査員並に凝視しておりましたが
渡邊さん甥っ子の仕草の美しさ、しかも王侯貴族ではなくあくまで士官学校卒業した若者らしい、無理のない爽やかな品があったと見受けております。
打って変わって戦闘場面でのねずみの王様と対峙しての行進の腿上げは随分と潔くて鋭く
気球に乗ってから地上に錘を落とす場面におけるねずみ達に遠慮なしに投げつけるなど攻撃性も同時に強く、場面によって優しさと強さの振り幅が実に広く思えた次第です。
グラン・パ・ド・ドゥのシャンパンゴールドなお衣装姿はいつ観ても眩く、また年齢を重ね(初演から7年ですから)
初演時から貫禄はありましたが成熟した厚みが一層加わっていらしたのも、例え特別好きなプロダクションではないながらずっと観続けている喜びにも繋がっております。
ふわっと高い跳躍から最近はぐっと強度が増した印象も抱いており、時間軸戻りますが
腕が捥げそうな振付のサポートも含め、スイスイと滑らかに見せる術にも恐れ入りました。

出会い、松林のパ・ド・ドゥは私としては心の距離が少しずつ近づく描写のほうが好んでいるものの
最初から捻り上げな振付満載である点がそれを許さないのか未だよくわからぬままではありつつ
出会ってぱっと恋の花が開く描写な木村さん渡邊さんの練り上げは振付ともよく溶け合っていて、心の昂りが最初から止まらぬ疾走感を描出。
この版だからこそのスピーディーな展開ともいえますが、しかし後にも述べるがリフトが半減すれば尚良いのだが。

ドロッセルマイヤーも三者三様で、中家さんは最も奇怪な魔術師。手品披露や人形劇の導きもゆったり取る間のあとに豪快な動きではっとさせ、
魔力で封じ込めるパワーもたっぷり。ヘンテコリフト連続な場や蝶々とのパ・ド・ドゥもいともスムーズで盤石。
清水さんは廣川さんクララの天真爛漫で無邪気なところを見守る様子がそれはそれは優しく、
時には甥っ子置いてけぼりで笑、2人の睦まじいやりとりがまた物語に面白みを加えていた気がいたします。
大晦日のフィナーレとなったメッセージ投影や紅白歌合戦風のテープ発射を合図する仕切りもまた2023年最終日の特別感を演出。
中島さんはスタイリッシュですっきりとした所作も綺麗で、甥っ子との結びつきは最も強そうであり
人形劇の準備の着替えでは甥っ子は付き人のように手伝いし、マントのリボン結びを入念に確認。落語の師匠と弟子に見えたのは気のせいか。
それからドロッセルさんの白塗りが無くなったのは宜しく、魔術師だからといって白く塗って滑稽に見せる必要性はないと思いますので一安心。
それを思ったら昨年のコッペリウスさんもだが。プティさんが好むとも思えぬが白塗りは。(2023年の二・二三事件については触れるときりがないため次行きます)

ねずみの王様も個性色々。木下さんは1コマ辺りの描写が非常に細かく指先の動かし方もくっきりしていて、俊敏な上に全体の舞台運びもボリューム満点。
渡邊拓朗さんはまずクララのベッド前に現れたところからしてガリバー旅行記な迫力を示して(背丈の高さに加え上下左右全方角への移動距離も大きい)
クララの少し手を持ち上げたり覗き込んだりする行為からして観ているこちらがおっかなびっくりするほど。
ここ数年の名物にもなった、くるみ割り人形との兄弟対決も年々強度が増していて
大掛かりな装置に囲まれスモークが立ち込める空間であっても闘争心がぶつかり合い炸裂。
小柴さんは何処かまろみがあって可愛らしく、雪の場でのリフトだったか部下を叱るときもソフトにピシャリ。
そしてネズミ王の皆様、アドリブ舞踊は誰一人として分からず終いでした。申し訳ございません汗。
歴代の志村けんさん、DA PUMP、ニジュウの縄跳びしか分かりません。あああ。
戦闘の中盤にお城から飛び出してくる石山さん騎兵隊長のパリッとした切れ味も目が冴え渡り、宜しうございました。

パーティー名物客人達の振る舞い観察も今回も連日楽しく、両親がホスト業務で多忙で1人プレゼント貰えず悲しそうにしているクララは泣き喚いていた日もある一方
クララの異変に一足早くに気づいてそっと慰める客人もいたり、以降は夫と目を合わすと夫からさっと促されてクララ励まし係となっていたりと
表現も様々。小川さん吉田明花さん演じる夫婦が、クララが悲しみの暮れないよう気遣う様子に救われ
クララちゃん、日によっては明花ママと話すことで悲しみが和らぎ、笑みも浮かべていたときもありました。
23日夜だったか、泣き喚いていたときはさすがに両親気づかんかいとコールしたくもなったものの
甥っ子はいたく心配そうに見つめていて(そりゃそうだ)、後から思い切り優しくしてもらえたことでクララも気持ちが晴れたに違いありません。きっと。
大晦日は再び客人達が一斉に登場してシュタルバウム一族が中央に集合する場にて、客人の樋口さんが躓いたのか登場しながら転がるように大移動しながら転倒してしまい
あわやな状態になりましたが、先に出てきていた客人隊や妻役の吉田朱里さんが介抱しつつ
樋口さんもこの役は熟練者なのでしょう。飲み過ぎてしまった、と思わしき表現を芝居に取り入れながら話は自然に進行。
大晦日にびっくり且つ咄嗟の対処の上手さ、結束力に一層触れた気がいたします。
年明けは一時中島駿野さんが休演された関係で陳バレエマスターがクララ父を代演。
もう代役を団員で立てられないギリギリの人数だったと察しますが、颯爽とした、威厳あるお父様ぶりでございました。
初役、関優奈さんのシュタルバウム夫人の貫禄ある雄弁なマイム、邸宅の支配力、仕切り上手なマダムなお姿にも仰天。
近年ソロの役が付いてきて嬉しくもあり、ただ踊る役でのソロももっと観たいダンサーです。
そういえば初めて気づいたのは、幕開けにピアノを演奏しているのがルイーズと青年であったこと。(この7年私は今まで何を観てきたんだ笑)

何度も通いたくなる大きな理由の1つである雪の結晶達の場はダイヤモンドダストが散りばめられたような細やかさと
移動やジャンプの多い振付のダイナミックな味がブレンドされ、うっとり。
上階席から観たときにまさに全員が放射状に広がって行く形状が巨大な雪印マークに見え、私が特に好きな部分でございます。
衣装がクラシックチュチュで、銀色の模様や立派なティアラ型頭飾りも照明に反射しては
きらりと目に飛び込んでくる瞬間はどれも心をきゅっと煌めきで満たしてくれます。
何処かの1日だったか、舞台袖での待機の様子が見えてしまい(待機場所を間違えてしまった?)どうか今後お気をつけ願いたいところです。

全て男女ペアで構成され、パワフルな要素をもたっぷり盛り込んだ花のワルツも、目が慣れてきたのか衣装のオレンジも温暖な花々に見えてきて
これはこれで良いかとも思えてきたものです。女性だけでなく男性も大忙しで、サポートしては踊るそしてまたサポート、と慌ただしい振付ながら
またコーダでは男性群舞のみで魅せる隊列変形も毎度見応えがあり、各々のテクニックが
余程しっかり備わっていないと瞬く間に緩んだ出来になってしまうであろう難しさでございます。

おとぎの国(魔法の国?)の各国の踊りの方々とクララが一切顔合わせ挨拶もしないまま踊りの披露が始まるすれ違いな2幕や
モデルルームの如くスッカラカンな舞台も寂しい印象は拭えず、各柱に付けられた椅子は結局ドロッセルマイヤーしか使用していない点も考えもので汗
終電後や始発前の駅の地下広場かいと毎度思うわけですが、そういうものと思っておきます。

それからイーグリング版でしばしば話題の中核となっている「リフト」。再度脳内で分解分析しながら観察しておりましたが例えば松林のパ・ド・ドゥは
互いにアラベスクしながらジャンプしてスライディングしてからのリフト、辺りまでは高揚感がまさって胸が高鳴るものの
その後も延々と腕が捥げそうなほどに繰り返されるので何度観てもこちらまでが息切れしてしまいそうになってしまいます。
2幕冒頭の空中ブランコあたりまでは気球に乗って雲間を突き抜けて降下してのふわふわとした浮遊感引き継いでいてまずまず楽しき振付に見えるものの
その後もぶつ切りな様子での持ち上げ振付が続くため、首を傾げた次第。リフトが全体から半減すれば、もう少し気に入りそうな版に感じてきた2024年初頭でございます。

あとはクララと出会ったあとの甥っ子のお面も、魔法が再びかかった設定とはいえつけ外しの煩わしさのほうが前面に表れる上に
甥っ子は汗塗れで。2幕冒頭も装着の必要性について疑問が残ります。イーグリングさんの意図はあるのでしょうが今ひとつ伝わらずです。

ルイーズが蝶々に変身して葦笛踊る展開も未だ分からず、背中に羽が付いていながら腕からの垂れ布の必要性も毎度疑問視。引っかかりそうで危険です。
ただ謎な衣装を忘れられるくらいに奥田さんの超人級な、しかもこれ見よがしにせずに
さりげなく高難度なバランス、回転を微塵の隙も粗もなくこなす姿には平伏したくなりました。
エピローグで、クララとフリッツが例え少し外に出るだけとはいえども甥っ子とドロッセルさんが(夜通し宴会やっていたのでしょうかその辺りの時間展開も気になるが)
完全防寒な格好で別れを告げている気候を思うと、お洋服を着て欲しいと願ってしまいます。
あとはやはりくるみの最後はあの終曲が聴きとうございます。

あれやこれやつらつら書き連ねてしまいましたが、7年前のバレエ団初演時から主演ペアほぼ不変の摩訶不思議作品に
今回は廣川さんの新風が吹き、バレエ団としての1作品の公演としては最多であろう17回を無事上演。
コール・ド・バレエの方々は毎回何かしらで登板され、心身も限界に近づいていたと察します。まことにお疲れ様でございました。


※上の写真、12月29日(金)昼公演ぴあデーの特典クリアファイル。ツリーと一緒に撮影。
この日は初の、仕事納めからの観劇!ロビーの合唱がクリスマス季節感残す演出でした。





初回マエストロ、クリスマスイブの前夜祭。乾杯!



前菜



ペンネ。粉雪のようにチーズがふわふわ舞い降りています。



胡桃のヌガーグラッセ。くるみ割り人形なデザートです。



くるみ割り人形たち



マエストロ2回目、前菜。ポークリエット、鴨の生ハム、スモークサーモン。
この日は福岡帰りに羽田空港から初台へ直行!シャンパンで乾杯!ちょうど公演終了して暫く経った頃の時間帯に到着し、
お世話になっている常連な方々に劇場前でお目にかかれました。この日の鑑賞客と間違われたがそりゃそうだ笑。ただ年末の挨拶ができ、嬉しいうございました。




タリアテッレ 和牛のボロネーゼソース。もっちりとした麺にソースたっぷり絡んでいます。



真鯛のポワレとポタージュ



熟成牛の薄切り



大晦日はツリー眺めながらお蕎麦!立ち食い蕎麦オペラパレス庵です。



あけましてくるみ割り人形!(千秋楽の王子様がインタビューで仰っていて、名文言です)。
クリスマスは続きます、成人の日まで。海老とトマトクリームのチーズリゾット。白ワインと合います。ネズミ王達のチーズの食べ方、応用方法が気になります。
王族ですから、三角柱な塊のまま毎日食しているとは思えず。王宮食堂の週間献立を見せてほしい。(社食かい)



廣川さん、全幕主役デビューおめでとうございます!終演後所用で訪れたお店でハウス白ワインとゴルゴンゾーラソースパスタで乾杯。
ソースが面白い質感で食べ始めた前半はさらりとしたトロトロソース、後半は徐々にパスタに馴染んでこってり。2種の質感楽しめました。
くるみ割り人形に出てくるネズミたちは敵側ですが、本当はクララとも仲良くなりたかったのかもしれないと、
怯える廣川さんクララに対してどこか憎めない楽しそうなネズミたちを見ていてふと思いました。



いちごのパンケーキ。可愛らしい形です。どら焼きにも見えるが。
(管理人、お店でどら焼きを注文し頬張っていたところ どら焼きが似合うとお世話になっている方から褒められました。
かの猫型ロボットに体格は似ておりますが四次元ポケットは持っておりません。手助け道具は出せませんので、困ったときは自己解決願います)



成人の日。自身にとって成人式の日は人生を大きく揺るがした日となりましたが、今年は今年で嬉しい日。客人気分でシャンパンで乾杯!



帰り、オアシスで。カウンセラー且つストイックレッスン人と会えましたので乾杯です。
今年は、この場所で悲しむことがない年になりますように。(昨年2月はここでどれだけ色んな方に、関西からいらした方々からも含め昼夜や日替わりで励まされ慰められたことか)

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