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2023年12月7日木曜日
チャコット代官山スタジオ特別講座初級レッスン
12月2日(土)、チャコット代官山にて特別講座初級を受講して参りました。講師は新国立劇場バレエ団の渡邊峻郁さんです。
この代官山特別講座シリーズも今回で4度目の受講。(渡邊さんが講師を務めてくださるから行っております。理由はそれだけです)
今年6回目、そして恐らくは最後であろうズンドコドッスンでございます。
レッスン告知が開催1週間ほど前で、11月上旬における新国立劇場バレエ団名古屋公演飲食で肥えた身体を7日漬けで軽く細くしようにも
滞在の3日間で海老フライ8本は堪えたか時既に遅く汗、されど当方にとってはレッスンイコール学校でいうならば修学旅行や文化祭に匹敵する人生大行事。
事前に最大限の努めを果たせたかどうかはさておきひとまず床には穴を空けないよう気をつけようと、
これ以上重量が増えぬよう毎度の通り、実年齢と照合すると不相応であろう中学生のような簡素な格好で受講参りました。
バーのときから細かな点の指摘が多々あり、その都度お手本を一層じっくり見せてくださり毎回思います、私はよく卒倒せずに帰宅できるものだ笑。
バランスの軸の保ち方や立ち方のポイント、角度の向け方、アクセントの付け方等こまめに説明あり。
それからセンターも含め、直すべき箇所も絶対に前向きな言葉を選びながら声をかけていらして
捻くれ者な性格な私は1、2箇所くらいはつい後ろ向きな言葉も出てしまうときも生じるのではないかとじっくり耳を傾けておりましたが見事に皆無。
恐らくは渡邊さんの脳内には大手出版社も仰け反る級の前向き表現大辞典が備わっていて、状況問わず受講者達が萎縮しないよう
レッスン場も受講者の心も明るく照らす言い換えが自然と飛び出してくるのかと思います。
同時に渡邊さんが付けていらした赤鉢巻(実際はバンダナです、しかし眼力のある和顔でいらっしゃるためかいつも鉢巻と申してしまいます笑)が
太陽光にも見えかけ、ならば管理人、自ずとエネルギー発電です。
決して広々としたスタジオではないため(東京都港区のアーキタンツや東大阪市のガレージアートスペースさんに行ってしまうとどうしても感じてしまいます)
センターのある箇所は少しでも移動距離が確保できるよう正面の向きを変えた箇所があり、大きな鏡が横側にあると大混乱汗。
でも渡邊さん、受講者達が苦手意識を持たぬよう楽しい笑いに変えながら声かけしてくださり、変に引き摺らないよう心配りを忘れず。
またジャンプにおいては力強い滞空や放物線を描くように跳ぶお姿にこの度も拍手発生。
皆さんがやるんですよー!と笑っていらっしゃいましたが、拍手、したくなってしまいます。しかも同じ部屋の中で間近で見ている中で跳んでくださるのですから。
また私なんぞ毎度ですがこの度も覚えは沈没状態にあったものの、センターのときうっかりタイミングで前になってしまうと
覚えられていませんと言わんばかりの曇り空表情を浮かべていたせいか、ただでさえ醜い容貌を陰鬱な膜で覆う見苦しいにもほどがある顔で立っていたでしょうに
全部お手本見せて一緒にやってくださる優しさにも何度も救われました。
お手本たくさん見せてくださるのは、常にクラスの最下層レベルで平均値を一気に下げている問題点集積所且つ単純人間な私はつい幸せに浸ってしまいがちですが
ある上級者から以前言われた、受講者側の覚えが悪い、覚えられていない人が多い証拠でもあり(すみません、全て犯人は私です…)
先生にとっては心身ともに大変なご負担になっているのではないかとも少々危惧もしてはおります。
短気な先生であれば私なんぞ物が飛んできたり退室処分になってもおかしくない出来の悪さながら、
繰り返しにはなりますが全てにおいて前向きな言葉選びでクラスを導いてくださり渡邊さんの偉大さにも再び触れたレッスンでした。
ピアニストは馬場美和さん。バレエ音楽やミュージカル音楽、そして時節柄ウィンターワンダーランドや
アンダーソンのそり滑りを始めクリスマスな曲も弾いてくださり、選曲も豊富。
後者は管理人、勉強会か何かで子供の頃やりましたが今も疑問に残るのは音楽の世界観完全無視な宇宙人のような衣装であった理由であるものの
(教室内では可愛らしい衣装に巡り合わせないネタ組に私は配属だったため。
まあ、実力ビジュアル双方が劣等生だった私に対して甘い夢を見させるよりも現実の見据えを重要視してくださった当時の先生に対して恨みは一切ございません)
太古の記憶もどうでもよくなる喜びが生まれたのは、渡邊さん馬場さんが織り成す楽しき空気に清浄されたおかげでしょう。
センターではガーシュインのアイ・ガット・リズムもありましたがジャズに寄り過ぎないよう明快で澄んだ伴奏で楽しませてくださったり
そうでした、あるバーのときは渡邊さんが曲を聞くときのポイント説明時に馬場さんも巻き込み笑
お2人のちょっとした掛け合いのようなやりとりもほっと和むひとときでした。心身弾んだ90分でございます。
そして渡邊さん、バーのときに今回もお上手なお歌を披露されながら教えてくださる箇所があり、私が一番好きなミュージカル映画の中の1曲でしたから喜びもひとしお。
思わず京都に行きたくなったのは私だけではないはずです。
以上、2023年の我がズンドコドッスンはこれにて終わり、のはず。今年は9年ぶりに年間6回に到達。
渡邊さん4回、酒井はなさん1回、イガール・ペリさん1回、主役級ダンサーや、
山本隆之さんのニューヨーク時代の先生であり世界規模で指導にあたっている先生に習う機会に恵まれました。
鑑賞中心人間であるのは不変ですのできっと来年もこれくらいの回数かと思います。
6回全てに共通していたのは90分のレッスンを終えても疲れ及び筋肉痛も一切なく、
終了直後にはすぐにでも丸々もう1回受講したい気持ちが呼び起こされたこと。
誠に不思議なもので、6回のレッスン以外にこれといった運動習慣もなく事前調査をもとにした健康診断の結果上は
メタボ予備軍所属であろう慢性的運動不足人間にもかかわらず、疲労を感じない筋肉痛も起きない理由を考えると、先生方の導きの優しさしかございません。本当にありがとうございました。
また、渡邊さんレッスンの詳細を今か今かとひょっとしたら携帯を手にしながら待ち構えていたであろう!?虜仲間の皆さんからもどれだけ励まされたことか。
あれもこれも出来なかった云々反省文のような内容を時折送ると、途端にそれで良いの、初級でしょ、
出来ないから行っているのだから先生も把握した上で指導に当たっているんでしょうが、と
痛烈な激励をもらったことも数しれず。次回もきちんと行くように、と発令が毎度出ております笑。
レッスンに一生懸命取り組んでいらっしゃる方々からすれば年間10回にも満たない回数なんぞ習っているには入らないとのご意見もあると察しますが
人それぞれのペースですのでご容赦ください。総決算はいずれ行いますが、今年は鑑賞約90回、レッスン6回の結果となるでしょう。
今年このあとは今週末から始まる『くるみ割り人形』全幕鑑賞行脚やくるみを伴う北南グルメ大都市への出向きがあり
両都市共にこってり系麺類が名物。我が重量はうなぎ上りな増加間違いありません。
クリスマス仕様なチャコット代官山外観。駅からの途中にはマトリョーシカをたくさん販売するお店も見かけました。
常日頃からレッスンに通っていらっしゃるお2人と。年間回数は私の◯十倍!?綺麗でお上手な方々です。
代官山の貴重な!?赤提灯店舗にて。お茶と称してお2人は可愛らしい喫茶な飲み物を、私はビール1択です。
地元にて。レッスンで夜遅くなるとなぜだか食べたくなるラーメンです。真っ赤な看板やテーブルからこの日の鉢巻を思い出します。
ラーメンコショー、なぜのばし棒かは分からず。スープは濃い味でしたが美味しくいただきました。
しかしラーメンといえば、福島県白河市のとら食堂。3年連続で訪問でき、特に今年は予期せぬご縁もあり、歓喜を思い出します。
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