バレエについての鑑賞記、発見、情報、考えたことなど更新中
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2023年2月5日日曜日
新国立劇場 舞台美術展で巡るオペラ・バレエの世界2023
東京スカイツリータウン東京ソラマチで開催されている舞台美術展で巡るオペラ・バレエの世界2023へ行って参りました。本日2月5日(日)までの開催です。
https://www.nntt.jac.go.jp/release/detail/23_024731.html
ここ何年か開催されている定例化企画と思われ、3年連続で鑑賞。バレエにおいては一昨年は『竜宮』、昨年はピーター・ライト版『白鳥の湖』の衣装や舞台美術を紹介。
今回は昨年10月に新制作上演したアラスター・マリオット版『ジゼル』で、個人使用の目的ならば写真撮影も可(フラッシュは禁止)。
ジゼルの1、2幕の衣装、アルブレヒトの2幕の衣装、1幕の舞台美術装置の模型も展示されていました。
入口から古代エジプト浪漫の世界へようこそと言わんばかりのスケール大な『アイーダ』衣装装置の行列や
『ラ・ボエーム』も展示されたオペラに比較するとバレエの規模が随分と小さく思えたものの
バレエは2021年に竜宮が大々的に展示されましたし、何より今回は写真撮影可になっただけでも良きことと思いましょう。
(1幕のアルブレヒト衣装も間近で見たかったとの思いは募るが)
『ジゼル』舞台装置模型は見事なほどに緻密な作りで、葉っぱや木材の質感や実にリアル。
これまでに見たどのドールハウスよりも細部まで凝りに凝った作りにじっと目を留めてしまったほどです。
カメラに収めこちらでも紹介したいところでしたがどうしてもガラスに椅子達が写ってしまい、不可思議な写真しか撮れず未掲載にいたします。ご了承ください。
綺麗に撮影なさった方がいらっしゃるでしょうから、気になる方は各自でお探しください。
展示は本日5日(日)まで。昨日に続き晴天に恵まれ、スカイツリーも青空に聳えくっきり見えることでしょう。お時間のある方は是非足をお運びください。
オペラミニコンサートも大盛況で、立ち寄った時間帯は満席。オペラからアニメ、日本の曲まで、多ジャンルの曲目で楽しませてくださいました。
※以下写真載せて参ります。見学客よりスタッフ人数の方が多い、人が疎らな早い時間帯でしたのでゆったり撮影。
ついアルブレヒトの衣装の写真ばかり撮ってしまいました。勿論、昨年10月23日公演と29日夜公演を思い出しながら。
入口から真っ直ぐ進む道中はアイーダ行列。古代エジプト史に興味ある方も血が騒ぐかもしれません。
ミニコンサート客席とジゼル、ラ・ボエームを見渡す図
ジゼル衣装。水色のくすみ具合や素朴で細かなレース刺繍も愛らしい。ベルタの手作り感も表すデザインです。
2幕アルブレヒト、正面から。
斜めから。1幕の茶色村人扮装衣装も見とうございました。ジゼルが腕を絡ませたお袖や背後にジゼルが隠れたときの背中部分を
昨年10月23日公演と29日夜公演、特に1幕に関しては23日の傲慢狡猾されど惹かれてしまうアルブレヒトを思い出しながら観察したかった欲が募ります。
肩部分拡大。高貴な宝石の如き金色装飾模様に目を奪われます。ここから靡いていたマント姿の美しかったことよ。(昨年10月23日公演と29日夜公演を思い出しながら)
袖部分拡大。こちらにも百合の紋章。額に手を当て大懺悔していた姿も哀感も美しかったことよ。(昨年10月23日公演と29日夜公演を思い出しながら)
昼はソラマチ1階、ニダイメ野口鮮魚店へ。野口スカイスパークリングで乾杯。綿菓子な雲を溶かしていただきます。
4種漬け丼、豊洲から直送。
晴天に聳え立つスカイツリー。
東京ミズマチ、お店が並びます。
更に歩けば隅田川。そして浅草に到着。しかし都内の観光地に疎い、寧ろ大阪の観光地の方が詳しい管理人、
雷門の場所すら分からず。(生まれも育ちも東京でこれまで都外在住経験無しなのだが)
人波の方角でようやく把握。懐かしい浅草公会堂も見かけました。
下村由理恵さん、永橋あゆみさん、島添亮子さん、堀口純さんが踊られたパ・ド・カトルを鑑賞したホールです。
展示会会場に置かれていた中国語案内。作品の中国語表記に興味津々です。
音への当て字と思わしき漢字表記もあれば、くるみ割り人形はネズミ王も題名に含ませていたりと一字一句読みたくなります。
そういえば3年前に偶々見つけた、中国でのバレエコンクールだったか、審査員達の名前も全て漢字表記がなされ
委員長?がフリオ・ボッカ、審査員に名前を連ねていたのがシルヴィア・アツォーニ、カデル・ベラルビ、
ウリヤーナ・ロパートキナ、ヴィヴィアナ・デュランテら、もう少し前ならガラコンサート開催可能な面々が勢揃い。
当てた漢字を見ると響きやイメージにも合っていて、いかにして付けられていくのか、関心を持たずにいられずでした。
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