本日は短めです。お急ぎの方もご安心ください。
前回ガラのパ・ド・ドゥの話題に触れ、この夏も多く開催されるであろう云々と綴っておりましたが
今夏来日する英国ロイヤル・バレエ団のガラの概要が少し前に発表されました。バレエ団の強みを打ち出した作品ばかりかと思いきや
『海賊』や『ディアナとアクティオン』、『グラン・パ・クラシック』も含まれており、意外にも王道物も取り入れられているようです。
1回は足を運ぶ予定でおり、恐らくどれかは目にすることでしょう。
パ・ド・ドゥと言えばふと思い出し、踊るご縁はまずないと言い切る自信がありながらパ・ド・ドゥ音楽を収録したCDは4枚も所有しており久々に鑑賞してみた次第。
購入当時は動画サイトもまだ今ほどは普及せず、ただでさえ情報技術の進歩に疎い私でございます。
また、購入したこの頃は発表会を見慣れ始めて定番のパ・ド・ドゥ音楽をしばしば耳にする機会も増え
解説書も付属していますから聴きたければCDを購入しようと思い立ったのでした。パ・ド・ドゥの他、
海と真珠やガムザッティとソロルの婚約式といった、抜粋上演でも馴染み深い作品が収録されているものもあります。
プーニやドリゴ、アダンら所謂バレエ音楽屋な作曲家が各々どの曲を手掛けたか未だ整理がつかず、購入した頃は特に男性ヴァリエーションやコーダ部分において
どれがどの作品か全く聴き分けができずにいたことが懐かしく思い出され、アレルキナーダやタリスマン、エスメラルダ等入れ替えても違和感が無いと捉えていたものです。
ただ、表紙がタリスマンのCDはドリゴ3連続その後はプーニ2連続で(タリスマン、アレルキナーダ、エスメラルダ、ディアナ、サタネラ)
仮にガラでこの順序の上演ならば、ズンチャッチャ拍子がこうも並ぶと異なる色味を求めたくなる予感がいたします。
それにしても、計4枚のCD裏側に記された収録曲を眺めていると、「想像」ならば全て踊れる管理人。理想の衣装や好みのテンポまで
脳内であれば出来上がっております。しかし現実はズンドコドッスン、まあ人生そんなものです。
ここ数年のパ・ド・ドゥの中でも思わず息を呑んだ舞台写真。昨年の産経新聞に掲載されていましたが、アステラス公演特設SNSにも登場です。
特に1枚目の写真は目線の高さ、何よりお2人の全身のフォルムが調和した美しさを見せ
尚且つ全幕の筋書きを彷彿させる、命懸けの試練や修羅場を経た空気感も強く安定性を超越し
めでたさのみならず覚悟や決意も伝わるパ・ド・ドゥでした。淑やか姫と愚直騎士で締め括った2021年夏でございます。
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