2023年1月8日日曜日

メリー大晦日あけましてクリスマス  新国立劇場バレエ団『くるみ割り人形』2022年12月24日(土)夜〜2023年1月2日(月)昼




2022年12月24日(土)夜〜2023年1月2日(月)昼、新国立劇場バレエ団『くるみ割り人形』を計5回観て参りました。
https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/nutcracker/



前回公演時のハイライト映像。主演は柴山紗帆さんと渡邊峻郁さん。
パーティーにて、子供クララと踊る甥っ子の凛々しくも優しいことよ。※英語音声です。



2022年12月31日大晦日公演、主演は木村優里さん渡邊峻郁さん。大晦日特別フィナーレが披露されました。
一昨年の紅白歌合戦な豪華路線ではなくほっこり和やか。最後は指揮者の仕草な渡邊さん、三本締め等に見えなくもない、きっちりとした締め方でございます。
お衣装はシャンパンゴールドな洋装でも、どこか和の年末な趣き。そんなところも魅力です。





※キャスト等は新国立劇場ホームページより抜粋
12月24日(土)夜
クララ/こんぺい糖の精:木村優里
ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子:渡邊峻郁
ドロッセルマイヤー:中島駿野
ねずみの王様:渡邊拓朗
ルイーズ:池田理沙子
雪の結晶:渡辺与布、広瀬 碧
花のワルツ
飯野萌子、廣川みくり
原 健太、福田紘也*

12月25日(日)昼
クララ/こんぺい糖の精:柴山紗帆
ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子:速水渉悟
ドロッセルマイヤー:清水裕三郎
ねずみの王様:小柴富久修
ルイーズ:五月女 遥
雪の結晶:飯野萌子、廣川みくり
花のワルツ
中島春菜、吉田朱里
浜崎恵二朗、渡邊拓朗

12月25日(日)夜
クララ/こんぺい糖の精:小野絢子
ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子:福岡雄大
ドロッセルマイヤー:中家正博
ねずみの王様:木下嘉人
ルイーズ:奥田花純
雪の結晶
柴山紗帆、広瀬 碧
花のワルツ
飯野萌子、廣川みくり
原 健太、福田紘也*

12月31日(土)
クララ/こんぺい糖の精:木村優里
ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子:渡邊峻郁
ドロッセルマイヤー:中島駿野
ねずみの王様:渡邊拓朗
ルイーズ:池田理沙子
雪の結晶
渡辺与布、広瀬 碧
花のワルツ
飯野萌子、廣川みくり
原 健太、福田紘也*

1月2日(月祝)昼
クララ/こんぺい糖の精:木村優里
ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子:渡邊峻郁
ドロッセルマイヤー:中島駿野
ねずみの王様:渡邊拓朗
ルイーズ:池田理沙子
雪の結晶
渡辺与布、広瀬 碧
花のワルツ
飯野萌子、廣川みくり
原 健太、福田紘也*


※昨年末の速報でもないが記事と謹賀新年2023記事に類似部分多くございますが悪しからず。 2017年のバレエ団初演以来6年連続の上演で、振付や演出に関しては申したい事柄を並べ始めると
成人の日を過ぎても終わらぬ文字数となるため、感想は他公演に比較するとだいぶ割愛度高しです。順不同で綴って参ります。


柴山さんは前回初挑戦経験が生かされ、堂々溌溂可愛らしいクララ。登場時の少女感も違和感がない上に
盛大なクリスマスパーティーを開く家のご令嬢らしい楚々とした品もあって
話の展開は分かっていてもこの先々で待ち受ける試練を乗り越えて欲しいと応援目線に自然となりました。
そしてくるみ割り人形、甥っ子とのパ・ド・ドゥではこれまた前回の経験が大いに生かされたのでしょう、
何があっても動じなさそうなくらいに終始溌剌と頼もしい導きでリードしていました。
全幕主演は初となる速水さんは無駄に難しいリフト等も安全第一に乗り切り、破綻なく終えて一安心。
怪我なく終われば良し、欽ちゃんの仮装大賞で例えるならば得点パネルの合格点に少しでも到達すれば良し、のど自慢で鐘が2回鳴れば良しとしか言えぬ振付のため
この作品が全幕初主役は荷が重かったでしょうに、更には初演から6年目にしてようやく作品主演初挑戦の男性ダンサーとして名を連ね、
6年連続の猛者な先輩達に並んでよくやり切ったと思います。

小野さんはクララの眼前に現れたくるみ割り人形に対する怯えから人形が甥っ子へと変貌した後の徐々に目覚めていく恋の昂りを段階を丁寧に辿りながら表現。
上階の隅々まで行き渡る視線に毎度惚れ惚れしておりますが、リフトされぐるりと回される遠心力真っ只中であっても目が合った気がしてしまったほどです。
福岡さんはご年齢を考えると超人級かと思わす舞台姿で、ネズミや兵隊達がわんさか詰め込まれた場において
勇猛に駆け抜ける戦闘シーンも圧巻。若返りが止まらぬ!?恐るべき身体能力の持ち主でしょう。
小野さん福岡さんが繰り出す超人パートナーリングには再釘付けとなり、高難度なリフト4連続もあるであろうパ・ド・ドゥも滑らかで高らかに歌い上げる姿に感嘆。
一時期は組み過ぎな印象もありましたが、この作品においてはペアの盤石を超越した底力を発揮されていた気がいたします。

木村さんは憧れを募らす少女クララがぐっと色めいていく過程を色濃く描画し、戦闘場面であっても
恐怖心よりも好奇心沸きたっている様子でドロッセルマイヤーにとっても頼もしき存在であったかもしれず
一段と優雅さが増し丹念に紡ぐヴァリエーションにも見惚れました。

渡邊さんは士官学校主席卒業と思わす凛々しい軍服青年もシャンパンゴールド上着もサマになり
力強い張りが増した踊りも目に福。嬉しい楽しいクリスマスイブに大晦日、お正月となりました。
ドロッセルマイヤーが開く人形劇の準備もせっせとお手伝いしていて、マントを留める作業にやや手間取っていたかもしれず、
ひょっとしたら普段はおじさんからこき使われている関係性かもしれぬと背景の想像を膨らますひと幕でもありました。
お正月だったか、パーティーの去り際クララに貰ったパッチン留めを手にして歩くとき、見つめながらニヤッと嬉しそうに微笑む表情を管理人は見逃しておりません。
クララちゃんの部屋へと走り、報告に行きたい欲に駆られたものです。ところであのパッチン留めリボンはあの後甥っ子は机の引き出しなり何処かにしまったのでしょうか、
それとも自身の髪に試しに装着もしてみてドロッセルおじさんにお披露目していたか、これまた描かれぬ場面であっても想像を膨らませました。
木村さん渡邊さんによるパドドゥの醍醐味もとことん味わい、雪の前の出会いにて、振り子時計もびっくりなリフト多用振付も疾走感たっぷり且つ
夢見心地に見せたのは技量の高さの証でしょう。幸福のシャンパンゴールドに覆われる展開となった2幕のグラン・パ・ド・ドゥも
音楽を丁寧に掘り起こすように2人の呼吸が合い、各国の踊り手要員も一切不在である魔法の国のモデルルームの如くスッカラカンな舞台上であっても
眩い煌めきで満たし、上階から観ていても物寂しさを感じさせないのは華やぎのみならず、再演を重ねて積み上げた凄腕ぶりであろうと思います。
大晦日公演では最後木村さんが代表し挨拶。全幕を踊り切った直後の一生懸命な語り口に出演者も観客も大応援な視線を送り、大きな拍手に包まれました。
そして花のワルツ終盤部分が演奏され、出演者が手を振りながらお開き。大量の紙吹雪が舞い降りた一昨年とはだいぶ異なっていた演出ではあっても
ほっこり和む路線も宜しいと感じ、渡邊さんが指揮者の仕草兼賑やかな空気を取り仕切る感もあったお開きの手捌きは場を締める役目を果たされいました。
(拍手をびしっと締めるタモリさんにも見えた気が笑)

年内最後の鑑賞を幸せ一杯な締め括り、自宅に直帰しテレビをつけると吉田都監督が森保一監督と松本潤さんの間に腰掛け
紅白歌合戦審査員なさっていた2022年大晦日でございます。

年明け昼公演の2日は途中までは日本のお正月気分とクリスマス融合な幸福のシャンパンゴールドに覆われる展開でしたが
木村さんが金平糖のヴァリエーションにて転倒してしまい暫く立ち上がれない事態に。
そのまま続行し中断もなくコーダも踊り切っての終演でしたが、明らかにコーダでは脚がもつれかけ、主役2人はカーテン前に登場しての挨拶は無しで
一斉に揃っての前進も無し。極力短時間で終了させようと全員が木村さんを気遣い、観客も応えたのであろうカーテンコールでした。
木村さんをずっと支え、恐らくはその場での咄嗟の判断であったであろう、指揮者お出迎え役等の役割変更もこなし
陣頭指揮を取っていらした渡邊さんの存在がどれだけ心強かったことか。

とにかく木村さんの具合が心配になってしまい、転倒時ショックもおありだったでしょうに
優雅さを壊さぬよう、舞台進行を止めないよう気力を振り絞って最後まで務められたことと察します。大事に至っていないことを願っております。

主要役も個性様々で、ドロッセルマイヤーは中家さんは全身から怪奇っぷりも発揮されながら場を支配。
しかも小道具使いからパ・ド・ドゥまで、毎回楽しそうになさっていて、いつでも安心中家さんです。
清水さんは初役であっても終始どっしり構え、落ち着いた芝居運びで魅了。
2幕におけるスッカラカン空間(失礼)での1人司会進行の身体捌きも綺麗に決まって、次の出番の皆様を活気づける活躍でした。
中島さんは、前回の冒頭で披露する手品からして甥っ子のみならず乳母やクララ達からも心配そうな視線を集める緊張もすっかり無くなり笑
変な段取りも見えず、スマートな身のこなしで牽引。蝶々パ・ド・ドゥも、謎な振袖風な蝶々衣装に負けず(要改善ですあのヒラヒラ)
花畑を舞う蝶々さんを描き出し、見事でした。

ネズミの王様もそれぞれに魅力が更に開花。小柴さんは怒っていてもあまり怖くなく、角がまろやかネズミ王。きっと子ネズミ達にとっては優しい父親な存在と想像。
木下さんは指先迄遊び心満載で機敏な動きから目が離せず、ちょこまかミリ単位な細かさで
クイックターンもお手の物。常時愉快な事を考え王国を楽しませていそうな王様でした。
渡邊拓朗さんは巨大な被り物に押されてしまっていた感があった前回とはまるで別人で、身体の内側から解放させて踊り、威厳も倍増しで帝王なるオーラを放散。
ツリーを大きくさせる場でのガシッとした体躯から想像つかぬ柔らかな背中反らしには目を疑い、
マトリックス大会或いはリンボーダンスも易々とこなせそうな身体でした。
くるみ割り人形との兄弟ダイナミックバトルも前回に続き再実現し、興奮なイブ、大晦日、お正月でございます。
一見豪胆なネズミ王、本当ならばくるみ割り人形を王宮に招いてネズミ子分達をしっかり接待させて、チーズの宴を催したいところでしょう。

ところで、イーグリング版恒例の年末年始ネズミ王かくし芸大会の箇所は(戦闘場面前半、下手側で披露)今回何も分からず汗。
以前は井澤さんによる志村けんさんや、奥村さんによるUSAやNiziU縄跳びダンス等
流行に鈍感な私でも分かるものが目立っていたように思え、年々流行難易度が高度化しているのかもしれません。
大晦日、拓朗さんは格闘技のようなポーズを繰り返しなさっていて、この年を沸かせた選手でぱっと浮かんだのは井上尚弥さんくらいでしたが
直後に反復横跳びをなさっていましたから恐らくは違うか。大晦日でしたからRIZINの選手か。大晦日の上演中に暫く考え込んだものの
すかさず世にも勇猛なくるみ割り人形が斬り込んできましたから観る方こそ益々多忙になり考える時間もなく笑、
もし分かった方がいらっしゃいましたら一報お待ち申し上げます。

他にとりわけ印象深かったのはルイーズ五月女さんの蝶々の跳躍ポーズの格好の美しさ、
花のワルツでの吉田朱里さんが描く踊りの軌跡の鮮やかさや渡邊拓朗さんとのはっと目に留まる華やぎあるペア、
廣川さんの大らかで花が開くような腕遣いや、混沌とした戦場に新鮮な息吹を一気に注入した石山さんの騎兵隊長も心に残る場面です。

雪の合唱がバルコニー側に復帰も嬉しく、マスク着用で苦しいでしょうに客席に向かって温もり広がる歌声を届けてくださいました。
上階で聴くと自身をふわっと歌声で浮かせてくれるような気持ちに、1階で聴くと
天上から歌声が舞い降り包まれる気持ちとなり席位置によって違った響き方を体感できたのも幸せに思います。
時間軸戻って、私のみであろう、1幕にてパーティー場面に移り変わり、ツリーの下に置かれた羊滑車の位置や角度確認。正面に近い向きのときもあれば
大砲の中を覗いている状態のときもあり、グッズ化されたら直ちに購入へ走るに違いないと初演時から考えており、つい注目してしまう小道具です。

この版の最大の問題点と思えるのは繰り返しにはなりますがリフトの多さ。6年連続で観ていても、勿論踊りこなしは見事なものですが気になるのは毎年変わらず。
よく見ると、例えば雪の前のパドドゥはクララと甥っ子の交互のアラベスクや跳躍はいたく伸びやかで観ているこちらも心も躍るのも束の間、
その後リフトが何連続も続いて疾走感よりも疲労感がまさってしまうのが正直なところ。
リフトを大幅に除けばだいぶ見心地の良さも向上するのではないかと近年益々思うわけです。
温室効果ガスではないが、リフトも5割削減を目指す方向でご検討を。
くるみ割り人形のお面はつけ外しの回数も多く、魔法が解けたり戻ったりを見せるには至りません汗。
2幕は不要と思います。無駄に汗まみれなお顔を目にするたび、お気の毒にしか思えずです。
2幕のクララがお出迎えもされず各国の人々と接点がないままディヴェルティスマン開始は、紗幕は、スッカラカン空間は、もういいか笑。
雪国で戯れるネズミも、実は雪達との調和を目指して踊っているようにも見え、最近は愛おしく感じてきました。慣れって恐ろしい。

子役達の人数や出番の多さも発表会風になって気にはなりますが、近年は保護者達の観察が面白いのでリフトに比べれば許容範囲。
前回に続きお父さん達の見比べが楽しみで、威厳ある拓朗さんお父さんもいれば、にこやかに子供に手を振ったりと童心のままな太田さんお父さんの観察、
見応えありました。来客接待に忙しい両親に変わってクララの相手をするのが毎度よその親達で
今回は中でも吉田明花さんだったか、母親代わりにクララに付き添っている様子が優しく映りました。
客人達の全員異なるシック且つ洗練された衣装も毎度じっくり観察。

雪の完成度は特に上階から観ると溜息もので、大小様々な結晶を描いてはすぐさまフォーメーションを変えていく変化術は全員が職人肌だからこそ成し得るもの。
頭飾りやチュチュが反射してきらりとする輝きも銀世界に身を置いている心持ちとなりました。
花のワルツのパワーある趣き、初演時から綴ってはおりますがフィナーレにて男性のみで三角形を描きながら跳躍で展開する流れもいたく好きで毎回の楽しみな見所です。
最初は温州みかんや宮崎マンゴーにしか見えなかったオレンジ色衣装も、雪国から温暖な国に来たと思えばまあ良いでしょう。

前回今回と年末年始も上演し、上演回数が増えるのは観客としては大晦日もお正月も新国立劇場で過ごせる嬉しさに万歳したいものですが
ニューイヤーとの間隔が非常に短く、クリスマス後も28日や29日も上演を設け(29日は昼夜)
関係者は疲労困憊な事態になっていたであろうと推察。年始にクリスマスの夢も愉しいものの、出演者側は非常に酷であろうと一層察した今年のお正月でございます。
今年もこの版で年末年始にかけての上演実施かまだ分かりかねますが、祝賀のみには終わらなかった、
されど初台で過ごす年末年始がいかに尊いものか感じた2022年末から2023年始の初台クリスマスでした。




夜公演、光り輝くツリー。2階3階の壁にも装飾が連なります。



25日も行って参りましたマエストロ。シャンパンと前菜7種、気分はシュタルバウム家のパーティー。
注文したコースが前回と異なり、前菜の品数が多めに。



鱈とカリフラワーのトマトソースパスタ。ご一緒させていただいたお世話になっている方が、トマトが大好きと仰り、
私も今回はトマトソースを。果肉がしっかり入っていて食感も嬉しい。 2022年はジゼルのときマエストロで茄子とトマトソースパスタを、
そして6月には群馬県高崎市にて高崎芸術劇場レストランでいただいたトマトソースボンゴレパスタも美味しうございました。
東京バレエ団ベジャール版『火の鳥』上演含め、美空ひばりさんの名曲以上にまっかに燃えた2022年。



大山鶏と白隠元豆のカチャトーラ。トマト味に隠元豆のほっくりした食感が混ざり、これまたワインが進みます。



ガトークラシックショコラ。チョコレートぎっしりでございます。ゆっくりと味わいました。



メリー大晦日。和洋折衷、今年は天ぷら蕎麦。海老天が2匹、サクッと丈夫な衣付きです。
くるみの前に蕎麦といえば、2017年の長野県上田公演を思い出します。しかも上田城のすぐ近くにて胡桃蕎麦を食したのち、渡邊さん王子を鑑賞したのでした。
大晦日やお正月をも劇場で幸せな時間を過ごせるのは年末年始も出勤となってしまった劇場、公演関係者の方々のお力があってこそです。感謝尽きません。
これまでは大晦日はおせちの準備や蕎麦打ちを習慣になさっていた関係者も多いことと存じます。
この日の王子、鉢巻締めて真剣な眼差しで蕎麦打ちするお姿も絵になると想像いたします。



2日後、あけましてクリスマス。ツリーを眺めながらスパークリングワインとお汁粉。最早国が分からぬ混在状態で新年をお祝いです。
この日の王子、首から手拭い掛けてせっせと小豆を茹でるお姿も絵になると想像いたします。



銀座松屋で開催中のアニメージュ展。入口のねこバスを見ると、ライトのねずみがくるみのネズミさん達と目の赤い光り具合が似ています。
スペースによってはバレエでも耳にしたことのあるジブリの音楽も流れていました。
発表会では『千と千尋の神隠し』の主題歌や『魔女の宅急便』、『天空の城ラピュタ』ラピュタ到着時の「大樹」だったか、使用作品にお目にかかったことがありますが
『風の谷のナウシカ』は昨年3月に大阪で鑑賞したEsuko バレエアトリエ公演にて
佐々木大さんが踊っていらしたプログラムに含まれいたく喜びを覚えたものです。
この展覧会、1980年代のアニメージュ掲載の作品がほぼ網羅され、見応え十分。お若い世代の方々も是非どうぞ。
1990年以降の冊子は展示されていなかったと思いますが映画のポスターはジブリ中心に多々あり。
一昨年の年末に大阪開催時にも行きましたが(偶々梅田で広告を見かけ、すぐさま会場の阪急百貨店へ向かった次第)
今回のほうがよりゆったり見学できた気がいたします。

ところで1984年は吉田都監督がプロデビューした年でございますが、
映画界においては『風の谷のナウシカ』『うる星やつら2』『超時空要塞マクロス』が公開された、劇場アニメ映画史上大きな転換年であったとキャプションに記載。
どれも劇場で目にしたかった作品で、当時アニメ映画に関心を持っていなかった自身が悔やまれます。
しかもマクロスは公開日が7月21日であったらしい。管理人が生まれるちょうど◯年前!?
興味を惹かれてやみません笑。

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