2021年4月12日月曜日

【速報でもないが】新国立劇場バレエ団山形公演『白鳥の湖』




4月10日(土)、新国立劇場バレエ団山形公演『白鳥の湖』を観て参りました。バレエ団初の東北公演であり、私自身人生初の山形上陸です。
https://yamagata-bunka.jp/event/2021/04/10038469.html

詳細内容はまた週末あたりに書いて参る予定でおりますので簡単に。まず、1年延期を経ての無事上演で出演者、オーケストラ、スタッフ、
観客の喜びがぎゅっと凝縮した、大盛況な公演でした。主役から群舞に至るまで実に気持ちが入った披露で、
公演頻度も高かった牧版最後の上演を悔いなく終えようと力を尽くした舞台であったと見受けます。

それから山形交響楽団の演奏が見事なもので、非常に高いレベルを誇るオーケストラと噂には聞いておりましたが想像を遥かに超え
序盤からゴージャスで厚みと張りのある演奏を届けてくださいました。 地元で根強い人気で定期演奏会もチケットの売れ行きが良いらしく、山響ファンも大勢いらしていた様子です。
お目当ては異なっても結果としてバレエ好きと山響ファンが互いの愛着ある分野、団体を讃え合っているような喝采に包まれたカーテンコールでした。
昨秋の札幌公演と少し似ていて、拍手が鳴り止まず客電がついてもなかなか観客が帰りたがらず。1年待ち侘び、依然として緊迫な状況が続く最中に
無事上演できた喜びがそのまま表れていたのでしょう。全国公演名物の珍配役もいくつかあり、その辺はまた後日。

それと1点だけどうしても。主演以外は当日発表で入場しプログラムを開くと、牧版締めのトロワに歓喜。
何度か申しておりますが私が初めて劇場で観たバレエがABTの来日公演『白鳥の湖』で、帰りの電車内でも同行者にはっきりと伝えていたほど
最も印象深かった役がトロワでした。昭和であった(では無かった、平成元年)当時から30年以上の年月が経過いたしましたが、
最後の牧版白鳥となる節目公演にて嬉々たる配役であったこと、幸せでございます




ひとまず山形で味わったものを紹介。クラシック音楽が優雅に流れるお店米沢牛の案山子にて、1人静かに焼いた柔らかな肉質の米沢牛。朝日町の赤ワインで乾杯。



帰りは地酒を。魚いち分店で米鶴で乾杯。



豪勢なお刺身、これで1人分。心は浦島太郎です。今夏の竜宮再演も楽しみで、昨夏に続き髷の違和感が無さすぎるサムライ太郎にお目にかかれますように笑。
お通しの県産野菜のシャキッとした瑞々しさも美味しく、お店の方の素朴で優しい語り口も好印象なお店でした。

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