2024年4月26日金曜日

新国立劇場バレエ団『ラ・バヤデール』ゲネプロ舞台稽古見学会




※まずは本番、2日目4月28日(日)昼夜公演を観て参りました。ざっくり感想はこちら。
https://endehors2.blogspot.com/2024/05/blog-post.html



明日4月27日(土)に初日を迎える新国立劇場バレエ団『ラ・バヤデール』ゲネプロ舞台稽古見学会を観て参りました。
https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/labayadere/

https://news.yahoo.co.jp/articles/7d4f1b835ad54e780cb874ac1b41f58f0ab1feb8


公演本番は明日からですので感想はまだ抑えめに。まずは開演前に吉田都芸術監督が挨拶。
観客からの支援への感謝、そして大スターフリオ・ボッカさんを指導に招き、厳しいレッスンの中で日々強くなっていくダンサー達の変化を誇らしく紹介なさっていました。
ボッカさんといえば、確か一昨年東京バレエ団マカロワ版『ラ・バヤデール』指導にいらしていて、充実ぶりが窺えるリハーサルレポートを読んでおりましたため
また、フェリやアナニアシヴィリら名花達が信頼を寄せるインタビューも目にした記憶があり、新国立ではどんな指導をなさっていたか興味津々。
お恥ずかしい話、シェリル・イエーガーと来日ゲスト出演された1989年の日本バレエ協会『ドン・キホーテ』の頃は
ここ40年の中でABTが特に好きな時代であったにも拘らずボッカさんをスターとは思っておらず汗
今となってはコーチに来てくださって私まで嬉しい気分に開演前から浸ってしまいました。

さて本日ゲネの配役は柴山紗帆さん速水渉悟さん木村優里さん組。指揮者のバクランさん、オーケストラの方々もカジュアルな服装で、ストップがかかることなく進行。
装飾品の落下物事件やパ・ド・ドゥでのタイミングにハプニングもあれど、柴山さんが強く美しいニキヤとして舞台を引っ張っていて、
しなやかなラインや奉納の情感の哀しみも目に残っております。初役の速水さんは胸をすく登場ジャンプや
ニキヤとガムザッティの狭間でオロオロする情けない面もなかなか面白く、本番も楽しみです。
木村さんガムザッティの場を支配するようなオーラや踊りも本番では更に光り輝きそうな予感がしております。

ただどうしても舞台上にいらっしゃると目で追ってしまったのはソロルの友人トロラグヴァ。
友人にしては貫禄あり過ぎまして笑、(ソロルの上官にしか見えません笑)お1人で10人分存在感を示していたといっても過言ではありません。
キャストが何組あるかは分かりかねますが、28日夜公演と4日昼公演にも配役されていたら、また違った物語が誕生か⁈そんな勝手な想像が過っておりました。
それはそうと、高所からのジグザグ坂を降りてくる影コール・ドの整った美しさ、そして私が特に気に入っており観る度に目の保養になっている
1幕の水色の舞姫達の涼やかな麗しさにも心が洗われ、ゴールデンウィーク中に複数回鑑賞できると思うと今から胸が高鳴ります。

話がドロドロとして愛憎劇が苦手だからと敬遠なさる方もいらっしゃいますが、人間の欲を色濃く描きつつも
全体が緻密且つ品良く壮麗な雰囲気に仕上がっていて、グランドバレエを観た!と心から感じる作品と捉えております。新国立では5年ぶりの上演、前回は平成時代でした。
是非ゴールデンウィーク、初台へ足をお運びください!

ところで当ブログ、暫く更新滞っておりましたが明後日辺り以降は速報でもない速報やら、活性化していく予定でおります。
初台からそのまま460キロの移動が生じる日もあり、他に上野、池袋、ゴールデンウィーク中はとにかく行き先を間違えないよう注意を払わねば。
しかも鑑賞ではないバレエの用事も含む大移動もありますため、慎重な行動を心掛けようと言い聞かせております。身体は、まあきっと持つでしょう笑。




あらすじ資料が配布されました。

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