
10月26日(日)、めぐろパーシモンホールで開催された目黒区洋舞祭を観て参りました。当ブログレギュラーな大学の後輩の応援が目的でございます。
記憶が正しければ、恐らくは2012年以来の鑑賞かと思います。
https://www.persimmon.or.jp/performance/sp
目黒区に本拠地置く舞通団体が加盟している目黒区洋舞家連盟9団体が今年は出演。
今回で53回目を迎えるそうです。第2代目会長は谷桃子さんが務めていらしたとのこと。
まずセレモニーから始まり、開会の辞や代表挨拶、会長が代わるそうで任命の花束贈呈、格式ある開会セレモニーが設けられていました。
前回観たときもセレモニーはあったかと思われ、これといって何もなくサッサカ上演していく、私が子供の頃に出演していた地元の連盟とは大違いでございました。
さて後輩が所属する清水純子(すみこ)バレエスタジオは第一部の最後に上演。清水先生の振付で2本披露されました。
まずはMasqueradeで、ハチャトリアンの仮面舞踏会からマズルカとギャロップの2曲構成の作品です。
ノンストップに駆け抜けて出入りやフォーメーションの変わり方も振付も激しい、夜会のようなゴージャス感ある作風で出演者は12人ですがもっと多く見えたほど。
綺麗な幾何学模様を描き出すような統制美を重視し、更には舞台空間を大きく使っての人員配置や色違い衣装のバランスもよく考え抜かれているからこそでしょう。
女性陣は黒地にキラリとした紫やピンク、緑色等の色違いでスタイリッシュ且つ時節柄ハロウィンを彷彿させる宴な雰囲気。
唯一の男性出演者生徒さんは燕尾服で、対角線上の登場も颯爽と決まっていらっしゃいました。
私の中でのバレエ作品男性三大煌々としたインパクト登場があり、アシュトン版『シンデレラ』王子の登場
『ライモンダ』でのマントでジャン!な帰還、『パキータ』のアダージョでのリュシアン対角線登場と思っており
この洋舞祭前日までの約10日間に新国立劇場バレエ団公演にてタイムリーにもアシュトン版『シンデレラ』王子の登場は8回観ており
加えてどうしても対角線登場は目を光らせてしまうわけですが、堂々としたご登場と足取りでお見事でございました。
ギャロップは運動会のリレーや徒競走で使用されてもおかしくない急速テンポながら誰も音楽にも遅れずで大団円!
我が後輩は紫衣装で全体のツートップとして率いる活躍で、実は本番前は不安そうな内容を記して連絡をくれていましたがいざ観たら、何と艶やかに舞っていることでしょう。
見栄えする長い手脚と世界○大美女と私は数えているほどの華やかな美貌の持ち主であるだけでなく、努力と謙虚さの塊な性格であると再確認です。
ハチャトリアンの曲の中でもとりわけこのマズルカが好きで、格調高く潔くも何処か悲哀を帯びた、
中間部のほろほろと喜びと切なさが覆い合うような雫が舞い落ちる旋律といい再度聴き惚れておりました。
2本目の5人で踊られたLa Danse noirは民族音楽やモンティの音楽を用いた作品でこれまた踊り手泣かせな袖から袖へと素早い長距離移動も多し振付でしたが
講師の方々も大人の生徒さん達もスタミナ切れにならず踊り切ってしまう技量と体力にたまげました。
今年は後輩は発表会には出演せず私も鑑賞は見合わせてしまいましたが、洋舞祭は客席から応援。清水バレエの方々のお姿も眩しく映り、目の保養になりました。
そうでした、仮面舞踏会と入力するとハチャトリアンより先に少年隊が表示されると知った2025ハロウィンシーズンでございます。

鑑賞前に、パーシモンへの通り道で気になっていたお店にてほうれん草チキンカレー。ほうれん草の質感ぎっしりで好みな味でした。

拡大!古めかしい模様な渋みある器も良きです。

帰り、後輩も交えてコーヒー店へ。お店自慢の倉シックプリンとコーヒー。科学者になった気分で自分で注いでいただきます。

バレエの話の他、ロンドン(4人中3人が行ったことがあると判明)やジブリの話が尽きず。
ロンドン塔は真冬はそれはそれは厳寒らしく、夏に行ってゆったり散策し、重厚堅固な建造物に某舞踊家のお姿を重ねつつ
騎士となられたお姿を思う存分あれこれ想像できた私は改築工事に伴う遺骨発掘現場近くを通りかかるタイミングであったとはいえ幸運だったのかもしれません。
ハリーポッターゆかりの地を、まだ観光地として定着していない早い段階から訪れたときの恥ずかしかった体験談も伺い、
今や大観光スポットとなっている場所への訪問先駆者達の行動に拍手です。

倉シックプリンです。弾力あります!カラメルが苦味効いていて美味しい。

駅ポスターはグランジュテ!
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