2025年11月6日木曜日

ピアノとコッペリアで10周年! Etsuko. BALLET School 玉造教室10周年記念発表会『コッペリア』他 10月13日(月 祝)《大阪市》





10月13日(月祝)クレオ大阪中央にてEtsuko. BALLET School 玉造教室10周年記念発表会を観て参りました。
http://etsuko-ballet.jp/studio/tamatsukuri.html

終演後の様子。紙吹雪がたくさん舞いました!
https://etsukoballet.jugem.jp/?eid=513#gsc.tab=0


第1部はバレエコンサートで、グラン・パ・ド・ドゥやヴァリエーションの他、ピアノのクリエーションプログラムもあり。
ピアノは山本規子さん、そして山本隆之さんと主宰の山本悦子さんがほどよく自由に踊られる、何が飛び出すか分からぬ楽しさに満ちた作品でした。
ちなみにタイトルは「ヤマモト』。シンプル明快です。ロミオとジュリエットを始め名曲が演奏される中で時折突如中断したり、
そうかと思えば優雅に再開したりと遊び心に富んだ展開で、下手な人がやると途端に崩壊するでしょうが
山本さんトリオな一流の方々の手に掛かれば面白いアートを観た!と満足度十二分です。
そうでした、序盤では赤いジャケットをお召しになった山本さんが登場され、するとルパン3世のキャラクター達に扮したダンサー達がちょこっと姿を覗かせてから高音裏声で、
ルパンザサード〜に代わってヤマモトサーン~と歌ってオープニングを演出。皆さん歌声もお綺麗でございました。

第2部、第3部はコッペリア。所々カットしつつも全幕羅な構成に仕上げていて、サクサク進行且つ見応えある演出でした。
1、2幕スワニルダが大輪の花が咲いたかのような可愛らしいオーラの持ち主で、フランツがコッペリアに浮気する必要性を疑ってしまうくらいな美しさ。
フランツは情けない役どころが想像しにくい青木崇さんでしたが、おっちょこちょいでお調子者なフランツでびっくり。
コッペリウス住居侵入で背後でのコッペリウス監視に全く気づかず見つからない見つからないと言い聞かせながら呑気に歩いていたり
いさ見つかれば大きな体をばたつかせて逃亡を図ったりと、『白鳥の湖」王子ですらそこまでメソメソマザコンになっていなかった青木さんが
身体中から懺悔の叫びを発しながら狼狽える様子が可笑しくも誠にチャーミングでした。

コッペリウスは山本さんで、腰の曲がった捻くれ頑固お爺さんな風貌でされど人形作りに情熱注ぐ勤勉な人形職人です。
見るからに怪しくも、誰もいない広場にふらふらと出てくるだけでも振る舞いからして空気が変わり、
ハンカチに包んでいた鍵を落としてしまう仕草もごく自然で、これまた職人芸を目にした思いでおります。
いよいよ怪しくぶっ飛びお爺さんと化し、せっせと睡眠薬ワイン作ってはフランツ眠らせ、スワニルダをコッペリアと思い込んで命が吹き込まれていると確信して見惚れて恋する表情や
コッペリアが生き生きと踊り出す様子に興奮すると阿波踊りが始まってしまうほど笑、お茶目な魅力もたっぷりです。
スワニルダが扮していたと知るや否や泣き崩れる姿が余りに可哀想でございました。
吊るされて揺れ動く、理科室にありそうな骸骨までもが寂しそうに見えたほどです。
時間軸戻りまして、広場でのスワニルダの友人達とマズルカの子供達が組んでの踊る場が多く、
またゲストの恵谷彰さん伊藤大地さんもフランツの友人としてすっと溶け込んで語らう場も豊富で一体感ある広場の雰囲気も好印象でした。
3幕の結婚式はスワニルダはテクニックの強い生徒さんがきりっと踊られ、青木さんのサポートも万全で盛大な式を締め括りです。

9月には京都府八幡市で20周年発表会を開催し、その前後には各支部教室の発表会も別枠で行っていて、主宰の悦子先生の総括力は恐るべしでございます。
ご挨拶文はいたく明るい内容で、優しく接し合っている生徒さん達の温かさや
合同練習にて違う支部の生徒さん達が交流を深め合っていたりと生徒さん達を誇らしく思う先生の嬉しさが伝わってきます。
これからもエネルギー全開で悦子先生も生徒さんも歩んでいくことでしょう!




この日は大阪万博2025最終日。開幕前からなんやかんや大騒ぎでしたが結果として盛況に閉幕でしょう。
電車に乗ると5人に1人はミャクミャクさんのキーホルダーをつけていた印象です。
しかも赤青のスタンダードカラーだけでなく黒いミャクミャクさんも見かけました



1日乗車券。夢洲は対象外らしい。そりゃそうだ。万博、大阪にはどの程度の経済効果があったのでしょう。



心斎橋隣の西大橋駅へ。1駅隣なだけでだいぶ閑静な雰囲気です。 お目当ては山本珈琲堀江直売所でございます。この辺り、お洒落な喫茶店やカフェが点在しているようです。



写真メニュー見る限り、パンと珈琲のシンプルなモーニングかと思いきや予想の5倍のボリューム笑!500円だったかと思います。
しかしパンはしっとりふっくらな焼き上がりで美味しく、珈琲は目覚めに嬉しいすっきりした後味で量もたっぷり。
スープは猫ちゃんカップでした。全てが猫柄かは分かりかねますが猫好きなお方、是非お越しを。 ご近所の常連さんが多いのか、ゆったりした空気感です。



さて移動、モノレールに乗ります。



到着、さきしまタワーです。11:00営業開始ですがなかなかの行列でした。



お目当ては、まずまず近くに見える大屋根リング。巨大でした!



訪問年月日



海遊館やユニバーサルスタジオジャパンも。大阪に行くと話すとUSJかと聞かれることが多いのだが、
大阪訪問唯一のバレエの用事でないときの開業間もない頃に1度しか行っておらず。今では到底考えられないでしょうが、
特別なパス等一切無しでも(そもそもファストパスなんて無かったと思う)どのアトラクションも待ち時間15分以内でガラガラでした。
ハリーポッターエリア完成後は行っていないがロンドンに先に行ってしまったので益々遠のきそうである。
大阪には何度足を運んでいるか近々数えようと思うが、そろそろ3桁台に到達しているかもしれません。



お昼は大阪で一番好きなお好み焼き屋さん、日本橋のおかるへ。4回目くらいです。
並びましたが店員さんの案内が一生懸命で丁寧でいつも好印象です。
朝、思いのほかボリュームあるモーニングでしたので遅めのお昼でちょうど良しでした。



ビール!



今回はイカ玉です。イカたっぷり!!鉄板で焼く前から綺麗な彩りでございます。



いい匂いです。お店の方がまめに様子を見に来てくださるので安心です。今回は女将さんが担当してくださいました。



そしていよいよおかるの名物、マヨネーズアート。万博開催中で、
ミャクミャクさんもレパートリー入りしているとのことでお願いいたしました。 こう見るとチャーミングです。



ビールとミャクミャクさんお好み焼き。



難波名物、3D看板、カニ!



串カツも巨大リアル。



くいだおれ人形。初大阪であった修学旅行時も撮りましたが。



会場最寄り駅。下車するたびに思います、漫画に出てきそうな駅名です。



会場外観



10周年記念寄せ書きも。



帰りは9月の八幡市での発表会「白鳥の湖』スペインに出演していた友人とJR大阪駅近くの大衆酒場で乾杯。
奈良のお酒、春鹿で開始です。友人はずっとビール!この日の発表会のコッペリウスやピアノのクリエーションの感想や
9月の発表会のこと、近況も伺いつつ、新国立ロンドン公演鑑賞話もたくさん耳を傾けてくれました。お酒も進みます笑。



宴です。友人は2年前に初めて本拠地オペラパレスで新国立劇場バレエ団初観劇でしたが、あのときのコッペリアで私が終始消沈してしまっており、
せっかくの上京機会にもかかわらず私はきちんとしたおもてなしもできず。ずっと励ましてくれていました涙。
2019年には大阪フェスティバルホールでの新国立こども「白鳥の湖」で直前に主役2人が降板してオデット/オディール、王子役に変更生じての代役ペア出演時も
急遽出先から駆け付けてくれたことも忘れられず。特に王子は地元大阪出身者の代役で大阪フェスティバルホール公演に主演という
とんでもアウェイな事態になってしまったわけですが友人始め、大阪在住者の顔見知りの方々が
ずっと応援してくれて私にまでおめの言葉をくださったりと心強かった記憶は今も残り続けております。



熱熱燗の美味しい季節になりました。



マス酒



さて帰京です。さらば大阪、また来月(11月)!