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2025年5月15日木曜日

新国立劇場オペラ  『蝶々夫人』








順番前後いたしますが、新国立劇場にてオペラ『蝶々夫人』を観て参りました。
https://www.nntt.jac.go.jp/opera/madamabutterfly/


オペラは滅多に鑑賞いたしませんが、初心者にもおすすめであると教わり、またバレエでも全幕版や抜粋、
スピンオフ風のコンテンポラリーで鑑賞した作品でもあるため久々に足を運んでみました。
新国立劇場でのオペラ鑑賞は2023年の『ラ・ボエーム』以来、『蝶々夫人』は2007年3月の新国立劇場以来18年ぶりの鑑賞でございます。

精通者によれば2007年と演出は変わっていないそうですが、いかんせん記憶の彼方にあり、装置がシンプルであった点だけはうっすら記憶にある程度です。
まず、字幕が英語表記も追加され、近年の海外からのお客様の需要を思うと自然な流れでしょうか。
日本にオペラをご覧に来日される方や、観光に合わせて劇場にいらっしゃる方も増えているのかもしれません。

以下、普段から頻繁にオペラをご覧になっている方からすると首を傾げる感想でしょうが悪しからず。
まず驚いたのは、全幕通して装置が全く同じで転換がないこと。終盤になって少し装置抜き出し転換はあれど、ずっと同じなのです。
精通者によれば、歌で聴かせるから装置はこれくらいでもちょうど良いらしく、
蝶々さんのお部屋が開演から終演までずっとそのままであるのは目を疑いましたが
終わってみれば歌で上手いこと纏め上げていて、3時間弱不動のお部屋装置であってもそう違和感は感じなかったように思えます。
しかし話も音楽も甘美でドラマティックである構成に対して装置の場面転換が一切ないのもううむ。
オペラ愛好者からすれば、歌でしっかり聴かせることが最重要なのかもしません。
バレエ版ではKバレエで初演と2023年の再演で観ており、船着場から遊郭、結婚式、結婚生活、と
めくるめく展開で今思えばかなりよく出来た構成だったのだろうかと回想。
オペラにはそうスピーディーな展開は求めませんが、身体表現で訴えるバレエとなるといかに変化に富んだ進行であるかを再確認です。

オペラで気づかされたのはピンカートンの狡さや無責任ぶりもとことん描いていて、もしやアルブレヒトよりクズではと思いました笑。
蝶々さんにとっては自身はあくまで現地妻だなんて知る由も無いとはいえ、3年待ち侘びた挙句に母国の妻を連れて夫が帰国です。
シャープレスの存在がせめてもの救いと思えました。板挟みのスズキはお辛いであろうと心境を察します。

Kバレエの熊川さん版はそこまで重たい悲しみに浸らぬような結末で、蝶々さんは最後まで儚くも美しかった印象で終わっていたと記憶。
再演時に私が観た日は飯島さんマッケイ主演で、ジュリアン・マッケイのピカピカピンカートンだから許された、そんなことではありません笑。
昨年鑑賞したプッチーニの生涯を描いた朗読歌舞踊合体劇では、少しだけ蝶々夫人もピンカートンも登場するも
さくらさくらにのせて春爛漫な美を奏でながらのパ・ド・ドゥがあったりと、両作品ともに澄んだ部分を掬い上げた路線で描いていたと捉えております。
水色軍服でメルヘンアイドル風衣装にも驚愕したピンカートンはそのまま『星は光りぬ』の曲にものせて踊っていらした、なかなか謎演出な企画でしたが。

それはそうと、偶にはオペラも良き、そしてバレエとは客層もだいぶ違って出勤の如く通い詰めている劇場であってもアウェイな気分になったのも妙に新鮮でございました。
そうでした、高所から迫り出した、登場人物達が度々行き交う大きな曲線描いた階段。
落下防止柵も何もついていないが、皆様高所は平気な方ばかりとは限らないでしょうに。しかし柵があると歩く姿が見え辛くなる、うう難しい装置です。




来期オペララインアップを眺めていると、オルフェオとエヴリディーチェ再演があるようで、バレエダンサー出演も話題になりました。
しかしオルフェオ、、、といえばエメラルドプロジェクトで誕生したドミニク・ウォルシュさん振付版が
バレエ団オリジナル作品として2007年に初演以来再演なし。18年以上も衣装装置を眠らせているのは勿体ない。どうか再演お待ち申し上げます。
特にオルフェオはコンテンポラリー踊りながら物語伝える能力が不可欠!妻に先立たれ、苦悩する中で冥界へ行くも
目を合わせてはならず、もがき苦しむ20分超えのパドドゥはそれはそれは抉るような迸りがありました。今、適任者いますー!!






















ブラックジャックの病院が初台に⁈テラスから見えました。来月はハートのジャック、初日から楽しみです。

2023年7月5日水曜日

新国立劇場 オペラ『ラ・ボエーム』6月28日(水)








※今回は短めです。お急ぎの方もご安心ください。

6月28日(水)、新国立劇場でオペラ『ラ・ボエーム』を観て参りました。
https://www.nntt.jac.go.jp/opera/laboheme/

オペラ鑑賞は2021年の新国立劇場オペラ・演劇・舞踊部門合同制作『スーパーエンジェル』以来、
全幕作品本公演としては2019年の藤原歌劇団『椿姫』以来の初級鑑賞者でございます。(しかも両公演ともにバレエ場面目当て)
18年前前後には『イドメネオ』『コジ・ファン・トゥッテ』、『運命の力』、『さまよえるオランダ人』、『蝶々夫人』
5年前には『アイーダ』は観ておりますが、相変わらずの初級者同然。
『ラ・ボエーム』に関しては音楽はプッチーニ、主人公はお針子のミミ、この知識のみで着席した私です。

平日中日の夜に3時間の上演時間、しかも数年に1度のオペラ鑑賞、眠たくなりやしないか、疲労困憊になりそうと心配も過ぎりましたが見事なまでに全くの無用。
出演者もよく分からず、主役登場のタイミングも把握せず知識皆無に等しい状態でのんびりとした心持ちで観たのがかえって良かったのか
プッチーニの甘美な音楽にゆったり身を任せて時々字幕追いながら鑑賞していると瞬く間に時間が経過し
写実的な美術や装置、派手過ぎずされどぱっと目を惹く華やぎある衣装も好みでございました。藤原歌劇団『椿姫』と同じ、粟國淳さんの演出だったようです。

珍体験もあり、2幕冒頭にて照明トラブル発生により合唱と演奏が中断。どうやらライティングが上手くいかなかったとのことで
恐らく指揮者の大野さん?(私の席から見えず)が事情説明を始められ、対して観客が既に歌われていた歌詞の焼き栗の如くほっくりした笑いと温かい拍手で応え暫し待機。
そして再び客電を明るめにしてから出直し再開!オペラ精通者曰く滅多に遭遇しない出来事であるそうで、数年に1度の鑑賞ながら珍体験した夜となりました。
街のお祭りの風景は見所も盛りだくさんで、奥行きが見えるように設置された街並みの装置がビントレー版『アラジン』思い出す大掛かり設計で
カフェのテラスの様子はダレル版『ホフマン物語』を彷彿。建物を出演者が動かしつつ
更に視界を広大化させる演出もスムーズで、出演者の1人となった気分で堪能いたしました。
日本語字幕を観ていると、美しい日本語が次々と表示されときには声に出すのも恥じらうような
甘く優しい言葉が続き、日本語の面白さにも気づけた思いがいたします。

今回オペラを勧めてくださった方は日頃新国立のバレエ公演も多々ご覧になっている方で、米沢さんと小野さん両方がお好きでお2人の公演は1回ずつは足を運ばれていて
バレエ偏愛な私の性分及び男性ダンサーの好みにも理解を示してくださっていています。
(歌舞伎のポスターに載っていそうな人だけど、パートナーがこの人だとどこか安心する、とは言ってくださっています)
結局幕間の半分は白鳥総ざらい、レパートリー英国寄り志向の今後について等の話に持っていってしまいましたが、
せっかく初台の大劇場で開催されているのですからオペラもときには鑑賞に足を運びたいと思っております。

それにしても、生の声で上階席まで届くのはオペラ歌手という職業柄当たり前かもしれませんが、今月末から始まるエデュケーショナルバレエ白鳥の湖では
おけぴ記事の冨田実里さん木村優里さんインタビューによれば王子に台詞があるとか。
職業柄声ではない部分で日頃観客に舞台を届けているダンサーの方々がどれくらい響かせてくださるか、楽しみでございます。






ミミといえば、姫路市のレンタル自転車こと姫チャリ、ミミちゃん号です。
100円で1時間以内ずつ(街のあちこちにある指定の駐輪場にとめる)であれば加算料金なしで利用できます。※2023年4月時点
英国ロイヤル・バレエ団姫路公演会場アクリエ姫路横の高架下にもあります。
姫路へお出かけの皆様、宜しければ現地でご活用ください。そしてアーモンドトースト、生姜醤油を使った姫路おでんも是非お召し上がりください。



アクリエのすぐ横、姫路にロンドンのタワーブリッジがあります。結婚式会場のようです。アクリエのロビーからも眺められます。


2023年6月11日日曜日

東京文化会館バックステージツアー舞台編





5月31日(水)、東京文化会館で開催されたバックステージツアー舞台編に参加して参りました。
https://www.t-bunka.jp/stage/18621/

大ホールでの催しがない平日に年に数回開催されているようで、偶々チケット発売日のお知らせを3月末に見つけて購入。
半休暇を取得した甲斐ある、2時間みっちり巡るツアーで、大変な充実度でした。お勧めでございます。

これまでに劇場バックステージツアーは2箇所で参加経験があり、新国立劇場とワシントンD.C.のケネディ・センター。
新国立劇場では以前は2種あり(多分)、1つは舞台開催日でない平日に巡るもの。奈落やバトン、舞台裏にて丸見えであったセルゲイエフ版ジゼルの大掛かりなお墓や
ワイノーネン版くるみ割り人形のどんぶらこな小舟といった大道具も目にできました。平日開催のツアーは今は行っていないかと思われます。
もう1つは公演終演後に巡るもので、再演時のエイフマン版『アンナ・カレーニナ』や、主役途中降板に加え馬車の横転事故が発生した波乱に満ちた2008年のアシュトン版『シンデレラ』で、
シュレッダーダストを使用してエイフマンさんが思い描く重たいロシアの雪に近づけた雪や
思えば横転事故による破損直前であった銀色に煌めく馬車も間近に見て一斉に歓声が上がったり
四季の精のソロ前の紗幕上げも再現してくださったりとシンデレラや妖精になった気持ちで眺めておりました。

ケネディ・センターのツアーは現在は分かりかねますが当時はほぼ毎週末行われていたようで、新国立劇場バレエ団のワシントンD.C.公演日も同様。
当時のガイドブックの記載によれば無料且つ予約不要とあり、当日行ってみるものの受付が見当たらず。駄目もとで近くにいたスタッフに尋ねたところ
ここの階段おりていけば分かるからと案内され行ってウロウロしているとステージツアー?と参加希望者であると伝わったもよう。
日本語の案内も借りて貴賓席や屋上も含め、米国国内、パキスタン、韓国、日本、と出身国多国籍集団で賑やかに巡った良き思い出です。
新国立の『ライモンダ』公演日で、夢の場の背景が既に搬入されていた状態でした。

話を戻します。東京文化会館のツアーは先述の通り、舞台開催日でない日に巡るもので
客席からの照明やバトンのデモンストレーションを眺めたり舞台上や奈落、オーケストラピットの降下体験や楽屋の内部見学に
カーテンコール体験、照明スポットの操作体験までよりどりみどりな内容。出演者とスタッフ両方の気分を味わえました。

特に貴重体験に思えたのはまずカーテンコール体験。横並びになって一斉に前進する全員バージョンとまさに上手側カーテンの前に出ていき挨拶するソリストバージョン2種体験できました。
当然客席は空席だらけだったわけですが笑、拍手音声を流してくださり、気分はバレエダンサーでございます。
ソリストバージョンにて、カーテン前に出て5階席まで見渡しながらのお辞儀、例え空席ばかり且つあくまで模擬体験であっても
ああすぐ横には主役パートナーがいたり、共演者がいたり、すっかりダンサー気分に浸っておりました管理人でございます。そして、拍手は何よりの宝物と感じ入りました。
幕を素早く摘んで持ったり、終わりかと思いきやまだ続くときのスタッフの慌てようの再現もしてくださったりと縁の下の力持ちな役割をこれでもかと知った思いがいたします。

それから照明ピンスポ体験。5階の照明室に入り、巨大な機材を動かしながら行いました。舞台上を歩くあるスタッフの方に光を当て追っておりましたがこれが大変!
想像以上に機材が重たく、なかなか言うことを聞いてくれないのです。徒歩移動者を追うのもこれだけ難しいのですから
跳んで回ってのバレエダンサーなんぞいかにして追って当て続けているのか、不思議でならず。
実際、バレエとなると振付やタイミングをしっかり頭に入れていらっしゃるようで、職人芸に天晴れでした。

他にも、別次元へと移動する錯覚を与えられたオケピの降下や上昇、幕を下げるロープ結びのコツや舞台袖のサイン、楽屋の使われ方に至るまで
巡りながらその場所ごとに質問も快く受け付けてくださり、参加者の雰囲気もほんわか且つ熱心。伸び伸び楽しく、大充実なツアーでした。
搬入やセッティングの様子は以前はボリショイシネマの幕間インタビュー場面で映し出され、人の手で行う作業の多さに驚かされたものですが、今回のツアーで再確認。
また是非参加したいと思っております。




近場を何度も通っていながらようやく訪問、上野駅近くの老舗にてクリームあんみつ。さっぱりといただけました。

2023年2月5日日曜日

新国立劇場 舞台美術展で巡るオペラ・バレエの世界2023




東京スカイツリータウン東京ソラマチで開催されている舞台美術展で巡るオペラ・バレエの世界2023へ行って参りました。本日2月5日(日)までの開催です。
https://www.nntt.jac.go.jp/release/detail/23_024731.html

ここ何年か開催されている定例化企画と思われ、3年連続で鑑賞。バレエにおいては一昨年は『竜宮』、昨年はピーター・ライト版『白鳥の湖』の衣装や舞台美術を紹介。
今回は昨年10月に新制作上演したアラスター・マリオット版『ジゼル』で、個人使用の目的ならば写真撮影も可(フラッシュは禁止)。
ジゼルの1、2幕の衣装、アルブレヒトの2幕の衣装、1幕の舞台美術装置の模型も展示されていました。
入口から古代エジプト浪漫の世界へようこそと言わんばかりのスケール大な『アイーダ』衣装装置の行列や
『ラ・ボエーム』も展示されたオペラに比較するとバレエの規模が随分と小さく思えたものの
バレエは2021年に竜宮が大々的に展示されましたし、何より今回は写真撮影可になっただけでも良きことと思いましょう。
(1幕のアルブレヒト衣装も間近で見たかったとの思いは募るが)
『ジゼル』舞台装置模型は見事なほどに緻密な作りで、葉っぱや木材の質感や実にリアル。
これまでに見たどのドールハウスよりも細部まで凝りに凝った作りにじっと目を留めてしまったほどです。
カメラに収めこちらでも紹介したいところでしたがどうしてもガラスに椅子達が写ってしまい、不可思議な写真しか撮れず未掲載にいたします。ご了承ください。
綺麗に撮影なさった方がいらっしゃるでしょうから、気になる方は各自でお探しください。

展示は本日5日(日)まで。昨日に続き晴天に恵まれ、スカイツリーも青空に聳えくっきり見えることでしょう。お時間のある方は是非足をお運びください。
オペラミニコンサートも大盛況で、立ち寄った時間帯は満席。オペラからアニメ、日本の曲まで、多ジャンルの曲目で楽しませてくださいました。

※以下写真載せて参ります。見学客よりスタッフ人数の方が多い、人が疎らな早い時間帯でしたのでゆったり撮影。
ついアルブレヒトの衣装の写真ばかり撮ってしまいました。勿論、昨年10月23日公演と29日夜公演を思い出しながら。





入口から真っ直ぐ進む道中はアイーダ行列。古代エジプト史に興味ある方も血が騒ぐかもしれません。



ミニコンサート客席とジゼル、ラ・ボエームを見渡す図



ジゼル衣装。水色のくすみ具合や素朴で細かなレース刺繍も愛らしい。ベルタの手作り感も表すデザインです。



2幕アルブレヒト、正面から。



斜めから。1幕の茶色村人扮装衣装も見とうございました。ジゼルが腕を絡ませたお袖や背後にジゼルが隠れたときの背中部分を
昨年10月23日公演と29日夜公演、特に1幕に関しては23日の傲慢狡猾されど惹かれてしまうアルブレヒトを思い出しながら観察したかった欲が募ります。



肩部分拡大。高貴な宝石の如き金色装飾模様に目を奪われます。ここから靡いていたマント姿の美しかったことよ。(昨年10月23日公演と29日夜公演を思い出しながら)




袖部分拡大。こちらにも百合の紋章。額に手を当て大懺悔していた姿も哀感も美しかったことよ。(昨年10月23日公演と29日夜公演を思い出しながら)


昼はソラマチ1階、ニダイメ野口鮮魚店へ。野口スカイスパークリングで乾杯。綿菓子な雲を溶かしていただきます。



4種漬け丼、豊洲から直送。



晴天に聳え立つスカイツリー。



東京ミズマチ、お店が並びます。



更に歩けば隅田川。そして浅草に到着。しかし都内の観光地に疎い、寧ろ大阪の観光地の方が詳しい管理人、
雷門の場所すら分からず。(生まれも育ちも東京でこれまで都外在住経験無しなのだが)
人波の方角でようやく把握。懐かしい浅草公会堂も見かけました。
下村由理恵さん、永橋あゆみさん、島添亮子さん、堀口純さんが踊られたパ・ド・カトルを鑑賞したホールです。



展示会会場に置かれていた中国語案内。作品の中国語表記に興味津々です。
音への当て字と思わしき漢字表記もあれば、くるみ割り人形はネズミ王も題名に含ませていたりと一字一句読みたくなります。
そういえば3年前に偶々見つけた、中国でのバレエコンクールだったか、審査員達の名前も全て漢字表記がなされ
委員長?がフリオ・ボッカ、審査員に名前を連ねていたのがシルヴィア・アツォーニ、カデル・ベラルビ、
ウリヤーナ・ロパートキナ、ヴィヴィアナ・デュランテら、もう少し前ならガラコンサート開催可能な面々が勢揃い。
当てた漢字を見ると響きやイメージにも合っていて、いかにして付けられていくのか、関心を持たずにいられずでした。

2022年5月20日金曜日

合唱も踊る壮大空間   O.F.C. 合唱舞踊劇『カルミナ・ブラーナ』5月14日(土)





佐多達枝さん振付O.F.C. 合唱舞踊劇『カルミナ・ブラーナ』を観て参りました。
https://www.choraldancetheatre-ofc.com/

佐多さんの作品は初鑑賞。カルミナは身体中の細胞が騒ぎ出すほど心から好きな音楽で、佐多さん版は過去にも何度も上演を重ねていながら
機会を逃して行けずにおり、舞踊と合唱の構成も気になっておりましたが序盤から驚愕の連続でした。
まず独唱歌手も舞台中央に登場したり合唱も踊る群舞兼任な大掛かり演出に驚嘆。実のところ、壮大で1時間以上はある音楽に対し
ダンサーの人数が少なめな気もしておりましたが心配は無用で、青空時には星空にも変化する円形照明の下に実力者が次々登場。
捻りやユーモアも散りばめられた振付を全員が音楽を身体で目一杯奏でていて、透けた素材のシンプルな衣装であっても物足りなさは皆無でした。
春を謳歌する前半が遂には天体讃美かと見紛う宇宙なる空間への変貌も目に響き、スケール感を満喫です。

そして最たる驚きは舞台の左右に大勢のコロスが立ち、群舞の役割も果たす演出。例えばゴスペルのような、手拍子や少しリズムを取る風ではなく
身体の曲げ伸ばしを行ったり、方向転換や前進後進もこなしながら歌い続け、舞台全体が作り出す舞踊と合唱一心同体な空気にひたすら圧倒されました。
舞台両脇の出っ張り?ような場所の合唱団と舞台上のコロスともにマスクを着用。約1時間強、壮大と言う他ない作品を全曲歌うと考えただけでも
息切れしてしまいそうですが、好条件とは言い難い中であっても堂々とした立ち姿或いは
大人数で息を合わせながら踊り歌う合唱の方々に今一度拍手を送りたい思いでおります。

そして独唱歌手の方々も舞台中央まで登場しダンサーと向き合って呼応しながら歌ったりと、舞踊、独唱、合唱、演奏全てが主役とも見て取れる演出。
声楽界については大変疎くあれこれ感想を綴るべきではないかもしれませんが中江早希さんの、頂点に達したかと思えば更に膨らみを帯びて響き渡る声量は
天まで届きそうな迫力と艶で、東京文化会館の5階末端席で鑑賞していても今にも声に引っ張られる感覚を呼び起こされました。
各地から複数の団体が集結して臨んだ子供達の合唱も、ピュアな中に陰が落ちていくような孤独感を秘めた歌声で会場を包み、耳がぞわっと反応。

ダンサーの中ではとりわけ酒井はなさんと島地保武さんが印象に残り、 大所帯の中であっても埋もれず、音楽を身体でくっきりと描き出しながら舞う酒井さんと
長身を持て余さずしなやかな軌跡を残して行く島地さんのパ・ド・ドゥを目にできたのは大きな喜びです。

カーテンコールに佐多さんも登場され、残念ながら当方の席からは殆ど見えずでしたが車椅子に乗っていらしたとのこと。
日本のバレエ創成期から続々と作品を生み出してこられたエネルギーに平伏し、プログラムに掲載された
作品の記録を眺めているともっと前から観ておくべきであったと後悔すら募ります。
中でもベートーヴェンの『交響曲第9番』は約20年前のバレエ雑誌にてリハーサル記事を読み、坂本登喜彦さんや高部尚子さん、安達悦子さんや柳瀬真澄さんといった
所属の垣根を越えての稽古写真を目にし、何が飛び出すかわからない面白さがあって大好きとの高部さんから見た佐多さん作品の魅力についてのご発言や
日本では1回きりの公演が多いため作品もなかなか残らず振付家も観客も育たないと思う、と
佐多さんご自身が日本のバレエ公演事情の難しさについて語る内容にも関心を持っていたはずが行けず終いであったのは悔やまれます。

カルミナのバレエは3人の神学生が踊り繋ぐ展開を見せる、刺激度の強い衣装が大半を占める演出に大変な衝撃が走った新国立劇場でのビントレー版、
京都では女神に気まぐれで神出鬼没な性格を加味して描いた石井潤さん版を鑑賞しておりますが佐多さん版鑑賞ができた今回は誠に幸運。
ダンサーからソリストの歌手、合唱まで舞台を埋め尽くす壮大な合唱舞踊劇を堪能いたしました。これからも踊り継いでいって欲しい作品です。





鑑賞前、東京文化会館目の前の国立西洋美術館の常設展へ。いくつもの部屋に跨って展示作品多数。
常設展は初めて訪れ、作品数や製作時代の幅広さにも今更ながら驚かされました。個人の使用においては写真撮影も可能とのこと。
特に目にしたかったのが中世時代の詩集で、昔から教会史料や色づかい、文字の形に興味もあり。カルミナ・ブラーナ鑑賞前で好タイミングでした。



金色の文字と抑えた青色の組み合わせが美しい歌集。5線譜ではなく4線譜です。



鳥と植物の渋めな色彩模様にも魅せられ、綴られている内容をいつの日か読み解きたい。



こちらも感激、テオドール・シャセリオー作『アクタイオンに驚くディアナ』。37歳で生涯を終えた画家であったらしい。
まさにアクタイオンが水浴び中のディアナに見つかり、鹿に姿を変えられた瞬間を描いています。ディアナの頭に三日月あり。
少し前までならば、この絵の鑑賞中はギリシャ神話の中で3本の指に数える好きな物語であり、絵について、話について再度本で調べようと思う或いは
グラン・パ・ド・ドゥ抜粋なら晴れ晴れ爽快な作品に思えるが全幕の中の余興に入れるのは無理矢理感が拭えずであった云々
バレエにおける鑑賞時の記憶掘り起こしにとどまったのでしょうが、今回は生活習慣の変化の兆しが表れつつあった今年3月中旬を思い出し
アクティオンコーダのジャンプもう1回やってみたいと某日の有酸素運動終盤が脳裏にて再生。
何しろ突如ふわっと勇ましく舞う目の前のお手本に眼福でございました。音楽も爽快で宜しい。



帰りは当ブログレギュラーの後輩と、後輩と同い年でバレエの歴史や作品について学ぶ講座を検索するうちに当ブログに辿り着いてくれた方と食事へ。
ひとまずビールで乾杯。
今年3月の管理人2年2ヶ月ぶりのレッスン受講において、都内一等地での移転オープニング記念であるからズンドコ人間ではなく踊れるお綺麗な方々が行くべきと
断固不参加を明言していた私に対し、是非受講するよう約1日がかりで説得してくれたお2人です。
踊れる女子なこの2人は酒井はなさん指導クラスで知り合って以来の仲だそうで、私も1度6年前にクラスを受講。2人の存在が心強かったものです。
2人とも見るからに「バレエ女子」な風貌容姿で、例えるならば大輪の薔薇と涼やかな菫といった雰囲気を持ち
カルミナの第1部春の一節にある花いっぱいの気高き森、花は咲きほころび、の歌詞がそのまま当て嵌まります。
私と違い、レッスン後に大衆酒場へはまず行きそうにない、子供時代から現在に至るまでブランク無しのバレエ歴を誇る2人組でございます。
私の良き理解者でもあり、鑑賞やバレエ史等の座学講座受講が中心である我が習慣を尊重及び
レッスン回数が極端に少ない割にはクラス選択や受講時の格好が大胆にもほどがある点⁉も優しい反応を示してくれています。



鎌倉ハムフェア中。鎌倉は酒井さん所縁の地域で2人も嬉しそうな笑みを浮かべていました。
ピザはチーズ控えめでハムが前面に出た味わい。リエットも旨味があり、ビールに合う料理ばかりです。



ベーコンフリットは肉汁が溢れました。衣はサクサク軽い。ハムカツはレギュラーメニューで、ゆで卵も挟まっていてまろみもあり。



お店名物のロースビーフもいただきました。豪快なボリュームです。
スタジオは広いところがいい、床はリノリウムがいい、音楽は生伴奏がいい、と踊れぬ素人にも拘らず
レッスン環境の理想を八代亜紀さんの代表曲『舟唄』風につらつら並べても耳を傾けてくれる優しきお2人です。


デザート、春らしいパフェが似合う2人。私はプリンと赤ワインで締め括りです。

それにしても新国立劇場で久々に観たい、ビントレー版。特に性欲に溺れる神学生3は名演者が、そしてこれから観たい人も脳裏を過って止まらず。
我が目が黒いうちに実現しますように。

2020年9月14日月曜日

アステラスの代替合同企画 新国立劇場研修所 ヤングアーティスト オペラ&バレエ ガラ 9月12日(土)




9月12日(土)、新国立劇場にて新国立劇場研修所 ヤングアーティスト オペラ&バレエ ガラを観て参りました。
https://www.nntt.jac.go.jp/opera/opera-ballet-gala/

指揮:
第1部 井田勝大
第2部 柴田真郁

管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団


『トリプティーク~青春三章~』
  音楽:芥川也寸志
振付:牧阿佐美

服部由依 中島瑞生(新国立劇場バレエ団アーティスト/研修所第11期修了)
菅沼咲希 渡邊拓朗(新国立劇場バレエ団アーティスト/研修所第12期修了)

加藤里佳 狩俣瑠風 吉田朱里
青山悠希 安達美苑 根本真菜美 福田天音 山本菜月
縄田花怜 久我音寧
青木恵吾 𡈽屋文太 髙橋隼世 竹花治樹

2012年のバレエアステラスでの初鑑賞以来、和洋が織り交ざったほんのり哀切さを含む歯切れ良い曲調も気に入り生演奏での鑑賞を待ち侘びておりました。
どの研修生達が折り目正しい初々しさが好印象で、バレエ団から客演の中島さん、渡邊さんも大活躍。
2人だけで舞台で並び踊ると個性の違いが引き立ち、特に渡邊さんの力強さのある頼もしい存在感は観ていて爽快でした。
以前のぴっちり斜め分けに比較すると丸みある前髪で整えた髪型も二重丸。(兄弟で髪型考察お許しを)


『海賊』第2幕より パ・ド・ドゥ
音楽:アドルフ・アダン
振付:マリウス・プティパ
石山蓮
阿部裕恵(牧阿佐美バレヱ団ソリスト/研修所第11期修了)

阿部さんの清らかなメドーラが愛らしく、正確な技術から繰り出すすっきりとした踊りが目を惹きました。
ヴァリエーションはシェル男爵作曲のアレグロな『シンデレラ』より。
研修所公演で代々着用されていると思われる、牧版ライモンダ2幕に似た濃い青と金色を基調としたチュチュは一度舞台で観てみたかったためじっくり観察。
(2016年頃の研修所のチラシにて廣田奈々さんか廣川みくりさんが着ていらした舞台写真が掲載されていたと記憶)
そして驚いたのが石山さん。まだ細く体格はこれからの段階ですが美しく上品でメリハリの効いた踊り方で魅せ、次のパに移る過程も実に丁寧で
阿部さんに心を尽くして(先輩ですから尽くし立てるしかないとは思いますが)サポートも変に危うい箇所も見当たらず。今後が楽しみです。


『眠れる森の美女』第3幕より パ・ド・ドゥ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
振付:ウエイン・イーグリング(マリウス・プティパ原振付による)

小野絢子(新国立劇場バレエ団プリンシパル/研修所第3期修了)
福岡雄大(新国立劇場バレエ団プリンシパル)

お帰りなさいとの気持ちが込められた拍手で迎えられ、看板ペア久々のオペラパレス登場。
本拠地復帰の喜びがそのまま祝祭感と重なり、視線の合わせ方も吸い付くような通わせで
抜粋での披露ながらこれまで以上にクリアーで輝きに満ちたパドドゥでした。
衣装はイーグリング版のままでしたが小野さんのティアラがカチューシャ型ではなく真珠のクラウン型を採用し
翌日はバレエ団公演着用のカチューシャ型に戻ったもよう。
マリインスキーのセルゲイエフ版でのグラン・パ・ド・ドゥ披露前に一端宝石の精達やお小姓達が登場し前座及びオーロラと王子のお出迎え係を務める導入部も
長めにたっぷり聴かせる幕開けであった点も喜々たるもので、(ボリショイ版にもあったかと記憶。ロシア系ではお馴染みか)今か今かと待ち焦がれる期待感の高まりと
宮廷の世界に入り込む入念な心の準備に繋がった気がいたします。但しやや長め、加えて
イーグリング振付と明記されたプログラムでの演奏は賛否両論分かれるかもしれません。


『パキータ』より グラン・パ・クラシック
音楽:レオン・ミンクス ほか
振付:マリウス・プティパ ほか

パキータ:吉田朱里
リュシアン:小柴富久修(新国立劇場バレエ団ファースト・アーティスト)
パ・ド・トロワ:加藤里佳 安達美苑 𡈽屋文太

岸谷沙七優(新国立劇場バレエ団アーティスト/研修所第15期修了) 加藤里佳 狩俣瑠風 服部由依 安達美苑 菅沼咲希
松宮里々子(新国立劇場バレエ団登録アーティスト/研修所第15期修了) 青山悠希 根本真菜美 福田天音 山本菜月
縄田花怜 神谷歩乃加 久我音寧

ガラにて、複数作品終えてから休憩挟まずの上演の『パキータ』と知ってすぐさま浮かんだのは
アントレ、アダージオとフィナーレ抜粋でヴァリエーションもカットされていた
ダイアナ妃も臨席されていた1990年代初頭のキーロフ・バレエによる英国ロイヤルオペラハウス公演の映像。
(主演はオリガ・チェンチコワと現ボリショイ・バレエ団監督のマハーク・ワジーエフ。古い話ですみません)
同路線で上演かと思いきや、パ・ド・トロワやヴァリエーション付きのボリューム有り版で
パキータ役の吉田朱里さんの大らかでパワーもある踊りが主役に相応しく、 コール・ドも品のある綺麗な研修生達が揃い、素直で一生懸命な様子に応援せずにいられませんでした。
音楽はさらさらと流れる印象でもう少しキビキビと締まりある演奏の方が好みに近かったものの、晴れ晴れとした気分になれる作品です。

プログラムには未掲載でしたがフィナーレはオペラ『エフゲニー・オネーギン』よりポロネーズ。
華麗な曲調に合わせて全員集合し、最後に登場した小野さん福岡さんへの拍手はひときわ沸いて大喝采。



第2部

出演:オペラ研修所 第21期生、第22期生、第23期生

序曲
W.A. モーツァルト交響曲第38番『プラハ』より、第3楽章

G. ロッシーニ 『チェネレントラ』 よりカヴァティーナ「四月の日々に飛ぶ蜜蜂のように」
仲田尋一

W.A. モーツァルト 『コジ・ファン・トゥッテ』 よりアリア「愛のそよ風は」
鳥尾匠海

W.A. モーツァルト 『魔笛』 よりアリア「愛の喜びは消え」
原田奈於

間奏曲
J.オッフェンバック『ホフマン物語』より「ホフマンの舟歌」

W.A. モーツァルト 『フィガロの結婚』 より二重唱「ひどいぞ!どうして今まで」
河田まりか、大久保惇史

G. ドニゼッティ 『ランメルモールのルチア』 よりカヴァティーナ「激しい苦しみ」
程 音聡

C. グノー 『ロメオとジュリエット』 よりアリア「私は愛に生きたい」
井口侑奏

フィナーレ
J.シュトラウス2世『こうもり』より


オペラにつきましては鑑賞機会が非常に少なく割愛。しかし知識不足でも歌や音楽をゆったりと聴くだけでも想像以上に楽しく
間奏曲とフィナーレが新国立劇場バレエ団レパートリーでも馴染み深い曲で懐かしさに歓喜いたしました。
演奏も良かったのか、ホフマンの舟歌では港の海の揺らめきがそのまま眼前に出現したかと錯覚して吸い込まれそうになり
2018年のバレエ団公演『ホフマン物語』での官能坊主客人を思い出しながらニンマリ。少数派であるとは思いますが
ダレル版『ホフマン物語』はいたく好きで、2015年のバレエ団初演時から全編通して見惚れ聴き惚れた作品であるため再演を待ち望んでおります。
フィナーレではプティ版『こうもり』も思い起こしつつ日本人名演者のヨハンを回想しそして
まだ観ぬヨハンを妄想。(勝手に設定、役所の中間管理職あたりで新聞が似合うお父さんでありましょう笑)
それから女性の衣装にも注目し、原田さんの水色とグレーが混在した上品な色彩にうっとり。
演奏会は余り足を運ぶ方ではありませんが、2年前の3月にトゥールーズキャピトル管弦楽団の演奏会へ行った際に隣席の方より
突如足を運んだバレエ好きだからこそ一層楽しめるポイントを伝授していただきその1つがヴァイオリニストの衣装観察でした。
それにしても、滅多に来場しないと言いながらこんな大雪の日に当日チケットを入手して
トゥールーズの火の鳥を聴きに来たバレエオタクを当初は不思議がり、理由を知って物珍しい目且つ親切にしてくださった隣席の方は
お元気でいらっしゃるだろうかと気にかかる今日この頃でございます。

ところで、偶然なのか歌は6曲中3曲が題名に「愛」の文字入りで占有率高し。
第2部開演前はプログラムを見開き、『愛の水中花』冒頭部分が脳裏を過っていた管理人でございます。

話が大分右往左往して失礼。当初は昨年に続き2日間バレエ・アステラス開催を予定していましたが海外で活躍中の日本のダンサー達は来日が見込めず中止。
代替として急遽企画された公演ながら、バレエとオペラ両研修生達の晴れ舞台が実現したのは喜ばしく
しかもオーケストラ演奏付きで堪能できたのは誠に心潤うひとときでした。
バレエ研修所所長の牧阿佐美さん、オペラ研修所所長の永井和子さんのお話から数ヶ月に渡って踊りを直接見てあげられない歌を聴いてあげられない
対面での指導ができぬ苦しさもどかしさが伝わり、観客の前でしかもオペラパレスにてオーケストラ付きの披露は自信や励みになったに違いありません。
事態が早期に収束し、研修生達が思い切り練習を積める日が訪れるよう切に願います。



中劇場では半沢直樹朗読劇。感動したら拍手する、喝采だ!
かの決め台詞をバレエに置換しようと試みたが我が軽脳ではこれが限界。良案求む。
因みにドラマ主演の堺雅人さんは吹奏楽部にてホルン経験者でいらっしゃいます。



記入台、今回はこちらで記入。『ドン・キホーテ』では予め用意して持参する予定でおります。(何しろ7回鑑賞予定)



2月末の『マノン』以来の訪問、ビールで乾杯。1杯にとどめましたが十分でございます。
ところでチラシやプログラム、ポスター上部のトリプティークには間違いがありましたらすみません。関晶帆さんや木村優里さん
土方萌花さんに廣川みくりさん、横山柊子さんらしき方々が写っていらっしゃり、月日の流れを感じます。
2013年10月の新国立劇場バレエ研修所 第9期生・第10期生発表公演かと思われ、皆様あどけなく初々しい。




新国立劇場バレエ団10月31日夜公演の『ドン・キホーテ』(米沢唯さん速水渉悟さん主演)はNHKのチコちゃんとの企画で有料オンライン配信されます。
大英帝国勲章受章者の吉田監督に対してチコちゃんがあの決め台詞を口走ることは無いとは思いますが笑、共演も楽しみです。

※以下のリンクより、既に10名のダンサーによるインタビュー動画公開中です。
https://chicoissyo.com/special/ballet.html