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K-BALLET Opto (Kバレエオプト)『シンデレラの家』を観て参りました。
https://www.k-ballet.co.jp/performance/kballetopto3.html
シンデレラ:小林美奈
母:酒井はな
祖父:森優貴
伯母:白石あゆ美
義妹:岩井優花
青年医師:杉野慧
演奏:エレクトロニコス・ファンタスティコス!
(和田永 山本颯之助 田中啓介 辻祐)
演出振付舞台美術:ジョゼッペ・スポッタ
作曲編曲:クリストフ・ヒットマン/和田永 (S.プロコフィエフ「シンデレラ」)
企画構成:高野泰寿
原案・詩:最果タヒ「シンデレラにはなれない」
予習一切無しで鑑賞に臨みましたが、私の脳味噌、感性に欠陥があり過ぎたのか8割は理解に至らず失礼。
プロコフィエフ作曲の『シンデレラ』音楽やバレエのあらすじの土台を崩さずに現代に置き換えて展開していくかと思いきやだいぶ斜めから突っ切る演出。
ヤングケアラーに焦点を当てた視点に大きな関心を持っておりましたがシンデレラ本来の話と
ヤングケアラーの実態をリンクさせた部分が見え辛く、疑問符が脳内延々と通過する中で終演してしまった印象でおります。
使い古した家電を楽器に再生して演奏活動をしているエレクトロニコス・ファンタスティコス!が奏でる音楽も私には刺激を超えて攻撃性が強く思えてしまい
プロコフィエフの音楽ももっと生かして欲しかったのが正直なところでございます。
ただ、酒井はなさん母による精神を蝕まれそうになる錯乱の踊りが強烈で、胸が締め付けられそうに何度なったことか。
小林美奈さんが複雑な親族関係のど真ん中で日々虚しく過ぎていく生活を送るシンデレラの胸中を物哀しくもパワフルな描写で披露。
認知症で身勝手な行動をとってしまいシンデレラを更に困らせる祖父(見た目は祖父には見えないのだが)を森優貴さんが怪しく絡まるように踊る姿も驚きの連続でした。
群舞は大人数構成で、学校での舞踏会シーンもありましたが、今ひとつ響かず。
ただ先にも述べたようにヤングケアラーに光を当てた案は興味を持たせる要素で、高野泰寿さんのプロダクションノートにも書かれていたように
経済の低迷や貧困といった現代の日本で再び起こり始めている、若者が未来への希望を失いかけている問題を
おとぎ話をヒントにして舞踊作品で語るのはとても意義深いことと思っております。
また過去2回のOptoのトリプル・ビル企画がどれもユニークで舞台機構を駆使しての演出振付や選曲にも惹きつけられましたので、企画継続は願っております。
今回ばかりは、私の脳味噌では理解咀嚼に殆んど至らず、申し訳ございません。
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帰りは池袋にて食事。当ブログレギュラーの我が後輩と後輩を通して知り合ったお方と3人で乾杯。作品について、難しいと感じたのは3人共通だったもよう。
お2人とも酒井はなさんの長年の弟子。そして2人のおすすめのお店らしい。池袋の達人!
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回しながら氷で冷やすサラダ。そしてドレッシングの種類豊富。こちらのお店、福岡市の天神が本店らしい。つい最近行った地域ですので親しみ沸きました。
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薄い生地の隅までチーズたっぷりなマルゲリータ。
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海老のオーブン焼き。カリッとしていて、ワインに合います。
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名前に惹かれた、絶望のスパゲティ。絶望の最中であっても美味しく味わえるからだとか。
鰯の旨味がペペロンチーノとよく馴染んで食が進みました!
そういえば、池袋も上野も初台も、結末は様々であれどヒロインが絶望の淵に立たされる運命は共通。
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デザート。私には似合わぬがブリュレチーズケーキを注文。ほろっと香ばしく美味しい。
そしてバレエハイレベル者なお2人から、変わり者にもほどがある私のレッスン習慣を否定せず受け入れ励ましの言葉を貰い、4月末日の件に関しても救われた私であった。
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