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2024年7月26日金曜日

節目2024





まことに不要不急な話ですが管理人、先日の日曜日に節目を迎えました。メッセージ等くださった方、ありがとうございました。
毎年この時期になると、中身の有無がはっきりとしない事柄をつらつらと綴っておりますので恒例として今年もやります。

今年は区切りの良き年齢を迎えるにあたり、例年よりは豪勢云々と企画を練ったりしておりましたが
いざ新年齢を迎えても生活そのものは変わらず。(当たり前だ)また当ブログを何年かお読みくださっている方はよくご存知かと思いますが
管理人、発言や内容が常日頃から年齢不詳とよく言われ、日本のバレエ黎明期を支えた貝谷八百子さんの全盛期を客席から鑑賞していそうと疑われることもあれば
今年はまだ2回の受講ですがレッスン受講時は身体をこれ以上重たくしたくないがために毎度中学生のような必要最小限の着用物の格好で受けており
そうかと思えば3人組と言えば思い浮かべるのはかしまし娘と言い走り(せめてアルフィーやキャンディーズを、とご指摘いただきました笑)
一方で今年も札幌に行くと育ち盛りの運動部の若者の如き量の飲食をしており、自身の年齢がよく分からずにおります笑。
そんなわけで、年代世代が話題になったときには明治維新以降の生まれで生まれたときにはお侍さんはいませんでした、と回答することもございます。
そんなこんなで何時の間にか○○年が過ぎ、年齢を重ねれば重ねるほど人生が楽しく、身体も小中高大生の頃より遥かに溌溂としており
自身が「もう年だ」と感じることも一切なく、疲れ知らずに過ごせているのは周囲の皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
今年でバレエ鑑賞歴は35年、新国立劇場バレエ団公演鑑賞歴は20年を迎えます。節目多き年です。

ところで私と妹は4歳違いで共に夏季五輪の年に生まれ、親のお腹の中にいるときから観戦していたようで笑、
スポーツは生まれてこのかた運動音痴(歌も学業も全てか汗)ながら、観るのは昔から好きでございます。
ただ今に始まったことではないでしょうが、利権争いが露出して報じられ、本日深夜から開会式が執り行われるパリ五輪も
根深い闇があるのではなかろうかと疑念を持ってしまうのは悲しきことでございます。
そうはいっても本日7月26日は五輪以外にも辿ればフランス経由する祝い事な1日であり、そしてセーヌ川での式がどんなものか、
舞踊系のパフォーマンスや、極力現存の建造物を用いての大会運営も含め興味津々です。会長の長い話は今回もあるのだろうか。

そうでした、当ブログは昨年春で開設10周年を迎えましたが、お待ちになっている方は皆無であろう10周年の挨拶もまだしておらず。何処かの機会で行う予定です。
しかし今月は明日から初台の海へ、来月は月初の7日間で鑑賞予定が5本、うち3本は確実に3時間半超コース。1本は4時間超えもあるか!?
自身が踊るわけではありませんから、疲労感なんぞ無く楽しさいっぱい胸に抱いて連日劇場を後にすることでしょう。8月は1ヶ月でいったい何本観るんや笑??

それよりも異常な暑さが続き、雷雨が日常になりつつある近頃。大雨の被害、また今月に入ってからは東海道新幹線の大きなトラブルも相次ぎ不安が尽きぬ夏です。
どうか皆様、ご体調等々お気をつけてお過ごしくださいませ。

2024年7月26日  管理人


※恒例のケーキ、今年はジーンです。ランプと宝石代表でルビー、そして何故かタニシとサザエもお仕えでございます。
カットした苺がザクザク入っていて、クリームはふわりとしつこくない味わい。
冷蔵庫に入れるときは、ジーンは別皿のベッドで涼しくお昼寝でございました。



節目日、銀座にて、郁(かおる)コースいただきました。検索していたら発見!
札幌や下関で出会った、ネタが豪快にのったものも魅力ありますが、こちらのお寿司は上品に大きすぎぬサイズで握られ、等間隔で整列。明日からは初台の海への旅です。



画伯な妹がデザイン作画した4頭のラッコポーチ。短い手を、蟹さんが手伝って繋げてくれています!

2023年12月20日水曜日

チケット入手の大変さと夢の時間の尊さ





師走も半ばを過ぎ、いよいよ2023年も残りが少なくなって参りました。先日自宅近くの仏教寺院兼カフェな建物を通りかかったところ
入口前にクリスマスツリーが設置されていた光景に目を疑った管理人でございます。
世間からすれば決して大きくはない目を(一族の中では圧倒的に大きいらしいが)見開いてしまった次第です。
ただ世界情勢を考えるとこの異なる宗教の友好と共存の精神、もしかしたら大事なのかもしれません。

私は一応、ある程度の規模のある職場でのフルタイム勤務の人間ですので社内には色々な趣味の方がいます。
しかし元々同僚同士で帰りに食事に行く、遊びに出かける文化がなく、加えて今の部署への異動がコロナ禍真っ只中で
その頃からは親睦会や食事会、昼食を一緒に摂ること等が一斉禁止となり、現在もその習慣を社内全体?引き摺っているため
仕事以外の話をする時間がなかなか無く各自の趣味など分からぬことが未だにあり。
私の場合バレエの卓上カレンダーをハードディスク上に置いているためバレエ好きなのかと稀に聞かれることはあれど
経験はあるかと尋ねられることは容姿や容貌からしてまずなく、(しょうがない。学業のみならずビジュアル偏差値も幼い頃から底辺組である)
バレエ鑑賞が趣味である旨も特段聞かれぬ限りは話さずにおります。
しかし中には伝道と言わんばかりに周囲にも打ち明け、結果として従業員同士妙にその方が応援する姿勢に対する見守り結束が高まったことも。

1人、今や飛ぶ鳥を落とす勢いにある韓国のグループの猛烈な虜になっている方がいまして
お好きなメンバーの名前や写真、テレビ出演情報等まめに知らせてくれております。
年末の紅白歌合戦に嘗ては大勢力で覆っていた国内のある大手芸能事務所から今回は一切出演者がおらず、
対して韓国のグループが続々と出演が決まり、この先も日本の歌番組においても一層重要なポジションに配されていくと思われます。
そしてグループ問わず、韓国のアーティストグループがお好きな人に対して絶対口にしてはならないことは「皆同じ顔に見える」。
管理人が行くスーパーのレジ横に何かのグループのガムが陳列されているものの皆さん同じお顔に見えてしまい、お好きな方々、申し訳ございません。
ただその方もよく言われるそうで、この人とこの人は違うんだよ等、嫌な顔せず仕事と同様丁寧に教えてくれています。

応援するにあたって何が一番大変か、それはライブのチケットがとにかく入手困難であることらしい。
ずっとバレエ鑑賞で約35年趣味を貫いている者からすると私の場合は頻繁にある、当日劇場にふらりと行って当日券購入なんてまずあり得ぬことで
抽選で当たらないと買えないとか。当たったと聞いたとき、バレエ鑑賞趣味人間からすると招待券でも当選したのかと思ったら全くそうではなく
買える権利?(イコール購入できたという意味合いと思われる)を遂に得たと歩く回覧板の如く嬉しさを知らせていた姿は
本当に微笑ましく、その分野に全く詳しくない私もたいそう嬉しくなったものです。
念願のライブ鑑賞を平日含む週末に迎え、ちょうどその方が休暇を取っていたとき、業務の確認時にて
週明け◯◯さん失神して出社できなくなっているかもしれずそのときは、と私が代わりにできる部分を担う仮定までも浮上し話題になっていたほどでした。
ええっと、管理人もその週末は2回『人魚姫』鑑賞のため失神の可能性も(それはないか笑)と、心の中では申しておりましたがその方にとっては
手を伸ばしても容易には叶わぬ年に1回あるかないかの人生一大事。私の鑑賞の詳細を知ったら恨みつらみまで言われるのではなかろうかと思って
特に夏場の15時早退や半休の多さの理由は伏せ、あちこちの旅に関しては観劇目的である旨は
コロナ禍前からチラリとは話していたため理解は示してくれているもののある2人の特定者の出演が関わっている旨等は伏せたままにしておりますが
韓国の流行音楽グループとバレエとは市場規模が桁違いな分野であるのは確実。
とにかくせっかく入手できたチケットを持って夢の時間を満喫して欲しいと、事情を知る周囲の従業員一同見守っておりました。

結果、無事大満喫してきたようで、今も時々「あれは夢だったのだろうか」と回想に耽けています。
どこかで観たことがあるこの姿、そうだシンデレラだと思い出した管理人。
かれこれ60回は観ているであろうアシュトン版『シンデレラ』の3幕冒頭を思い描きながら
エプロンにガラスの靴、入っていませんか???今姿を探してくれているかもしれませんよ!!と声かけるも
ないよ!それにガラスなんて入っていたら私割っちゃうよ、とポツリ。はい、現実はきっとそうです涙。
しかし本当に夢のような時間であったのだろうと、ようやくチケット入手して無事鑑賞できて良かったと心底思えたのでした。

ところで、グループ構成ですからやはり特に虜になっているメンバーがいるとのこと。しかしご親族からは地味だ、スターっぽくない云々散々批判され続けているらしい。
音楽番組を観ていても(テレビ出演情報をまめに教えてくれるので私も時々観ており、韓国流行音楽を勉強。しかしなかなか頭に入らぬ涙)
また写真を見せてもらっても物静かそうで番組でも余り喋らず。もっとゴージャスな雰囲気ある他の方々に比較すると
一見地味な印象を与えてしまっているのかもしれません。ただよく見ると内側から醸す品があり、
座っている姿も綺麗ではなかろうかと思いつつそうだ、この人は金閣寺ではなく銀閣寺タイプであって
金閣の如きキンキラゴージャス感は無いが銀閣のような滲み出る趣きはこの人だからこその魅力であろうと説明。(ん?バレエにおいてこの例えよく挙げている私である)
それはさておき、その同僚にとってはだいぶ励みになったらしく、スケールや重厚さはだいぶ違うがお若い頃の高倉健さんと位置付けているとまで話すと
またもや年齢を疑われた私でございます。そうでしたつい先日、お1人どうしても家庭の事情で急遽退職せざると得ない状況になり
名残惜しく皆で話したりしていたところ、偶々退職日の前日、その方ともう1人と私がよく似た色の組み合わせの格好で
「3人だからキャンディーズ」と私がついポツリ。随分と時代が古いと指摘されましたが、私の中ではかしまし娘よりは後の時代だから現代寄りである、と
口にはせず。(このようなことばかり考えているから生まれた頃は侍がいたと疑われるのである、毎回)流行芸能事情、追いつかずでございます。
それはそうと、バレエ鑑賞も観るのが当たり前、公演開催が当たり前と思わず、一瞬一瞬がどれだけ尊いことか、今一度心してしっかりと観たいと思ったのでした。


※ツリー拡大写真、7年前に浜松町の駅ビルにありました。赤を基調とした、情熱的なツリーです。
ところで、稲垣潤一さんの代表曲クリスマスキャロルの頃にはと、ライモンダのロマネスクの曲
(版によって違うかもしれませんが、ライモンダの竪琴に合わせてお友達が踊る箇所)、似ている気がしてなりません。 如何でしょうか?

2022年6月23日木曜日

高崎で意気投合  B’zとバレエ





更新が滞り申し訳ございません。待っていらっしゃる方の数は一桁かと存じますが管理人、生きておりますのでご安心ください。
新国立アリスの感想は、相変わらず頭の働きが宜しくないためまだ時間を要しそうではございますが悪しからず。
既に高崎公演に至るまで綴ってくださっている方もいらっしゃいますので検索の上、そちらをどうぞお読みください。

さて少しバレエから離れる話も登場しますが、先日行って参りました新国立劇場バレエ団『不思議の国のアリス』群馬県高崎公演での出来事です。
この期間、高崎駅周辺のホテルは随分前からほぼ満室。人気ロックユニットB’zのコンサートが高崎アリーナで開催される影響があったもようです。
ちなみに群馬県ご出身の新国立劇場バレエ団井澤駿さんも昨年のダンスマガジンや福田圭吾さん振付ロックバレエでのプログラムにてB’zがお好きと語っていらっしゃり
所属するバレエ団の初の地元公演と大好きな歌手の地元公演の開催が重なったことを果たしてどうお感じになっているか気になるところです。

駅周辺はライブTシャツをお召しになった来場者も多数、ホテルによってはロビーでライブ映像を流していたところもあったとのこと。
新国立アリスもTシャツがあれば私も勇んで着用し高崎入りしていたでしょうがいかんせんバレエには公演お揃いTシャツを着用しての鑑賞文化はありません。

私が宿泊したホテルも当然ながらB’zファンの皆様が大勢利用されていたようで、朝食会場でも着用された方を何名も見かけ、朝から気持ちも入っていらしたかと想像。
眺めているだけでも、分野は異なれどお互いに目当ての公演楽しみましょうと心の中で挨拶が止まらずでした。

B’zファンの方々と意気投合した出来事もあり。土曜日の夜ホテルの共有空間にて、会話からして
ライブ来場者であろうとは想像できましたが、ちょっとした接触の機会にお2人組が声をかけてくださったのです。
バレエ鑑賞趣味何十年の私であってもB’zは存じており、されど詳しいほうでは全くなく、
咄嗟に浮かんだ曲はlove me, I love youとLOVE PHANTOM。
いずれも四半世紀以上前の曲ですが、それでもライブに来たわけではない私が少しでも曲を知っていたことにその2人組はいたく喜んでくださり、曲の特徴及び
私の素朴な疑問である稲葉さんが30年以上容姿が不変な印象しかないと申すと、最近ライブで嘗てほどが跳ばなくなったそうで
まるでバレエ鑑賞愛好家同士でダンサーの話をしているときとそう変わらぬ話の展開に驚きを覚えたものです。
先述の通り、すぐさま思い浮かんだのはlove me, I love youとLOVE PHANTOMの2曲でしたが同じく20年以上の曲ばかりながら他にも 『今夜月の見える丘に』、Liar! Liar!、『愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない』、Real Thing Shakes等思い返すと耳に残る曲が次々と脳内を流れて参ります。
今夜、、、は主人公の女性が図書館勤務である点に惹かれて視聴したテレビドラマの主題歌で、エンディングに流れていたかと記憶。
ギターの前奏と、女性が出会った美容師の男性の包まれた仕事道具が机上に広がる光景がぴたりと合っていたと記憶しております。
全話は観ておらず、また出演者目当てでの視聴ではなかったため、木村拓哉さんの長年のファンであった亡き祖母は複雑な心境であったかもしれません。
Real、、、はある番組を録画したつもりが予約チャンネルを間違い、誤って録画してしまったドラマの主題歌であったため今も頭の片隅に残っております。

思えば大概は観客も叫んだり一緒に歌う類のコンサートは、基本静かに着席して鑑賞するバレエやクラシック音楽会よりも感染リスクが高く
随分と長く中止を余儀なくされてきたはず。昨年12月にはL'Arc~en~Cielがワクチン・検査パッケージを用いてのチケット販売を
政府や地方自治体と連携しての技術検証実施の取り組み報道も目にし、関係者の努力と観客の協力双方の結束が窺えます。
同じく先週末はさいたまスーパーアリーナでは福山雅治さんのコンサートが開催されていたそうで、もし高崎開催で福山さんファンの方と交流があったなら
HELLO、Message、桜坂しか知らずその3曲で押し通していたかもしれません。

ところで、今回のB’zファンの方々との交流でまず感じたのは、分野は違えど通ずるものがあること。
遠征して宿泊もして、心から好きな芸術を大きな会場で生で体感、堪能する喜びは共通でございます。

そしてもう1つ、特定の分野以外のことにも目を向ける大切さ。何度も繰り返しになり恐縮ですが私はバレエ鑑賞趣味歴は長いものの
決してバレエ「だけ」ではなく、特に25年前前後は比較的様々なものにも興味を持っており、その興味分野の1つが日本の流行音楽でございました。
日本バレエ界においては新国立劇場が開場した四半世紀前辺りで流行邦楽年表が止まっていると言われたらそれまでですが汗
一時期ではあっても関心を持ち敏感になっていたのは今思えは良き経験であったと捉えております。当時我が齢はいかほどであったか、
思春期に元祖の御三家に黄色い歓声をあげていたと思われがちではある管理人ですが(私の母校と同地区の学校がモデルとされる舟木一夫さんの高校三年生は名曲です)
動画サイトも無かった1997年前後はCDがよく売れた時代。B’zは勿論、小室哲哉さんが手がけた楽曲を始め
Mr.ChildrenやGLAY、スピッツ、サザンオールスターズ他にも実力者達が熱く鎬を削り、ミリオンセラー連発の時期でございました。
半ば無理矢理アリス繋がりで、1998年にはマイリトルラバーによるALICEも発売され、
宣伝映像広告だったかでよく耳にしたものです。しかし管理人はHello,Againのほうが好みでしたが、話が逸れる一方ですのでそろそろ次行きます。

そしてふと思い出したのは最近Kバレエカンパニーの主演にも復帰され、スクールでも指導をなさっている浅川紫織さんのインタビュー。
子供達を指導する上で大事にしていることとしてバレエ以外の事柄にも目を向け視野を広げる大切さを語っていらっしゃいます。
中でもバレエ以外を知らない子どもになって欲しくないとの言葉や親御さんの接し方についても強く響きました。
https://news.yahoo.co.jp/byline/miyashitasachie/20210203-00219894

私なんぞ子供の頃に習っていたとはいえプロのプの字は微塵も意識せず、踊るよりも観ること本で調べることのほうが好きな子供でしたから
仮に先生がバレエのレッスン一辺倒なお考えであったとしても聞き流していた捻くれ者な子供認定の可能性大ですが
過剰なまでに熱中するがゆえにいざ怪我等で躓いたとき、バレエ以外何も拠り所がないのは子供の心も闇深いものになってしまうと思います。
話が飛びますが一昨年映画『ミッドナイトスワン』を鑑賞したとき、主人公一果の親友でプロを目指す厘が怪我でバレエを断念しなければならなくなったとき
医師の前で母親が「この子にはバレエしかない」と訴えた場面があり、一番宜しくないパターンであろうと推察。
つまりバレエを抜いたら何も残らないと子供に対して言い放っているも同然で、厘は断崖絶壁に立たされる思いに駆られたのは想像に難くありません。

話があちこちに飛びましたが、目指すところは共通であるだけでなく色々考え耽ったB’zファンの方々との交流でした。

そういえば高崎滞在中、ホテルの大浴場に置かれていた体組成計測器に乗ったところ、思わず目を疑ったのは我が体年齢でまさかの「18歳」と表示。
未成年ですから飲酒不可か否かは横に置き、筋肉量や基礎代謝量等を基準に算出されるらしいのですが
昨年のお正月太りを反省し今年は年明けから肥満防止のために継続しているカエル逆足上下体操やら股関節ぐりぐり回転や肩甲骨山の字体操が
効果を見せ始めているとは未だ思えず、定期的な有酸素運動習慣もなくここ数週間糖分摂取量がかなり多めで健康管理不自由分な身でありますから不思議で仕方ない。
私で18歳ならバレエダンサーの皆様は測定不可能ではなかろうか。結果を鵜呑みにはせず、慎重に受け止めたいと思っております。
それはそうと一応は実年齢よりは多少身体は若年ではあるのでしょう。身体は若く、高崎で出会った2人組にも敬意を込めて内面はultra soulで今後も人生歩みたいと思っております。



※上の写真  B’zのライブ来場者向け看板にアリスも仲間入りさせてもらいました。ヤマトぐんまちゃんが可愛らしい。

2022年6月9日木曜日

アリスとお菓子

東京は梅雨寒が続いており、今宵も涼しい風が通り過ぎて行く気候でございます。
現在東京都の初台では楽しいお茶会が連日繰り広げられていますが、例によって管理人は感想を綴る行為が恐ろしく遅いため
2月の出来事及びやや場繋ぎな内容も絡んでおりますが悪しからず。

ここ何週間か英国の映像を目にする機会が多く、まずはエリザベス女王の即位70周年行事。盛大な祝賀パレードや女王とパディントンのお茶会まで開催されたとか。
お菓子とお茶で寛ぐ文化がこうもユーモアなお祝いにも発展するとは、驚くと同時に王室の出来事であっても何処かほっこりとする話題を目にした思いでおります。
『不思議の国のアリス』でもお茶会は欠かせぬ要素の1つですが、最近夜テレビをつけていたところ
英国でのアマチュアによる焼き菓子やパン、パイ作りのコンテスト番組『ブリティッシュ・ベイクオフ』を視聴。
シリーズ化もされているそうで、英国内では人気番組であるらしい。予選を勝ち抜いた実力者達がお題のお菓子作りの腕を競い合い
複数名の審査員の中には英国料理界のクロード・ベッシーを彷彿させる辛辣な批評をする方もいれば穏やかに励ます方もいて、視聴者の立場でも緊張をもたらされる番組です。
ダイジェスト映像を見ると英国の伝統菓子らしいものが揃い、アリスのお茶席を思い出してはお腹が鳴る食いしん坊の管理人です。






ちょうど先週の放送日はコンテストの舞台がコーンウォールの漁村マウゼル。この日は晴れ間が広がり、風光明媚な風景が覗く一方
波が鋭く荒涼とした海景色も映し出されては『トリスタンとイゾルデ』の舞台であると思い出させ、
2006年公開の映画も観に行ったほどこの話が好きな者としては胸を高鳴らせたわけでございます。(ワーグナーのオペラは長過ぎて観る自信が無い汗)
思い返せば1年前、新国立劇場6月公演『ライモンダ』上演期間中に開催されていたのがG7コーンウォールサミット。
連日報道映像でも目にし、映画版を思い出しては仕える王からも信頼される誉れ高く美しい戦士ながら王妃との禁断の関係から生じる苦悩が絶えぬトリスタンも
さぞ絵になり役としても嵌るであろうとお方が約1名初台に、と妄想が巡っておりました。どなたか英国版大河のような重厚感を帯びた全幕バレエ化してください。
地域は異なれど、まずは来年ゴールデンウィークの『マクベス』を待つことといたしましょう。

話を2022年に戻します。ブリティッシュ・ベイクオフを視聴していると料理の様子や審査のみならず料理の歴史を辿るコーナーも設けられ、
パイについては中世の宮廷ではだいぶグロテスクな見せ物な役目も果たしていたり、
やがては労働者の携帯食品として重宝されたりと発展の歴史は誠に興味を惹く内容でした。
そして思わず目を疑ったのはジョージ・クルックシャンクが描いたヴィクトリア時代の資本主義を批判する風刺画で
(以下文字化すると残酷な描写もありますがご了承ください)
ソーセージ製造機のような機械で人間をミンチにしてお金として出して行く風刺画でした。この絵を観て真っ先に浮かんだのは
現在初台で上演中の『不思議の国のアリス』料理女の場面で、製造機や後方の大鍋にも豚が丸ごとぶち込まれた美術や装置が毎度強い衝撃を与えていますが
話を戻しまして工業力を始めとして社会が発展していく一方労働者の過酷な環境や経済優先な政策が
いかに行き過ぎた面もあったか、クルックシャンクの風刺画に込められた皮肉は決して過剰な描写ではないと感じさせます。

さて私もいよいよアリス後半へ。お茶会は暫く続きます。英国な食、アリスな食にも出会えそうで、またこちらで紹介して参ります。




遡ること約5ヶ月前、吉田都セレクションが中止になってしまった日程にて、カウンセラー友人の提案で
アリス上演願掛けのため横浜でのアリスのデザートブッフェに行っておりました。薔薇がのったウェルカムドリンクと赤系デザートでまずは撮影。



うさぎさんや猫の肉球チョコレート付きケーキ、この他時計を模したチーズケーキもあり。
友人の3倍は食していたであろう管理人、胃袋はいつまでも成長期のままでございます。
アリスやジャックのパネルが置かれていたら更に気分も高まったかもしれません。
ひとまずは無事開幕し、安堵する日々でございます。



ファーストキャストジャックでない日は再演の今回もハートの2番!!女王様に命懸けでお仕えしているお姿、毎度注目でございます。

2021年7月29日木曜日

【WOWOW加入者の方は是非 】連続ドラマW『黒鳥の湖』




7月24日(土)よりWOWOWにて連続ドラマW 『黒鳥の湖』の放送が開始されています。
全5話構成で、同じ回でも数日後には再放送日が設けられているようです。(第1話は7月31日午後0時にも放送予定)
https://www.wowow.co.jp/drama/original/kokucho/

原作は宇佐美まことさんの同名小説。題名からしてバレエが関わる話であろうと想像がつきますが、
18年前の事件を引き摺りながら生きる主人公の娘がバレエを習っている設定で、オディール役が事件の鍵を握っていくようです。

主演は藤木直人さんで、娘の美華役を映画『ミッドナイト・スワン』にて
ある日突然バレエに目覚め、プロを目指していく心を閉ざした孤独な中学生の一果を演じた服部樹咲さんが務めます。
予告映像を見ただけでも長期に及ぶ悲劇が次々と襲う重たい話のようで、バレエにおいては『マノン』や『アンナ・カレーニナ』、『アナスタシア』、
『ザ・インヴィテーション』や『レイクス・プログレス』など重厚で胸を抉る、時には泥沼化した関係をも露骨に描いた重々しい作品も好むほうではございますが
テレビドラマとなれば話は別で、極力幸福な結末が待っている或いは定番なる展開を好むため(だから2時間旅情サスペンスや水戸黄門に走るのか管理人)
継続視聴できるか心配なところです。しかしそれ以前に、我が家はWOWOW未加入のため視聴不可能。
宮尾俊太郎さんや小林美奈さんも出演された『カンパニー』のようなプロのバレエダンサーがわんさか作品ではなく
映画『ミッドナイトスワン』並の宣伝もさほどされていないのか現時点では私の耳には感想が舞い込んではおりませんが、ご覧になれる方はお時間あればご視聴どうぞ。

余談ですが私が長年の人生において連続ドラマで全話視聴した作品はたった2本で、それぞれに主演していたのが今回出演者に名を連ねている藤木さんと三宅さん。
かれこれ19年前と24年前で、お2人の虜だったわけではなく(失礼)作品に惹かれ、高視聴率作品ではなかったものの
双方痛快喜劇な作風で毎週放送を心待ちにし、気づけば最終回を迎えておりました。お2人はその三宅さんのドラマの
ある回で共演され、同じ高校に通う上級生と下級生の役でしたから時代の流れを思わずにいられませんが
今回絡みの具合は未知ではあれど楽しみではあり、図書館で借りてきた原作を読みつつ、映像を思い浮かべ謎解き含めて堪能してみたいと思っております。
そうでした、先週の連休辺りからテレビ市場を網羅状況にあるスポーツ大会を横目に、本日まで再放送中であった
萩尾望都さん原作で四半世紀前に放送された菅野美穂さん主演『イグアナの娘』も翌年あたりの再放送ではほぼ全話視聴した記憶がございます。
久々に見ましたが、母娘の確執を色濃く描いていて少女漫画原作とは想像し難い作品であると当時も驚かされたものです。
(そうは言っても管理人、昔からバレエもの含めて漫画も読まずですが)

それから念のため、楽しみな共演とは申せど今年5月のプティ版『コッペリア』4公演の千秋楽には到底及びません笑。あの日を超える共演はこの先もう無いでしょう。
管理人、既に人生の運を2021年上半期で使い果たした思いでおります。勿論、同作品でも他作品でも再びの顔合わせがあればと願ってやみません。
特にバレエにおいては管理人がいたく好む、理性の歯車が狂う濃厚重厚系統作品での共演お待ち申し上げます。
バレエダンサーが滅多にモデルを務めないであろう格式ある着物雑誌にて時期は異なれど品性と渋みが香る美しい着物姿を披露された(今考えても珍しい共通点)
御二方による『アンナ・カレーニナ』、まだ諦めておりません。

一部バレエから少し話がずれかけましたので次回予告。我が後輩の晴れ舞台鑑賞記をお送りいたします。

2021年7月23日金曜日

節目2021

いつも以上にぐうたら日記でございますので、猛暑の最中そんなもん読んでいられぬとのお考えの方は恐れ入ります、次回更新予定記事まで今暫くお待ちください。

管理人、一昨日人生の節目を迎えました。
毎年恒例と化しております、同時期の世相と合わせて以下あれやこれや綴っております世の中で最たる不要不急の内容でございますがご了承ください。
今年2021年の7月21日朝、ふとテレビを眺めていて気づいたのは開会式に先駆けた東京五輪の競技開始日であるため五輪関連の特番の放送も開始されていたこと。
自宅出発まで時計代わりにかけているNHKの番組曲が流れずおや?と思い確認してみて気づいた次第です。
更に携帯電話の表示の五輪仕様もこの日からと思われます。白昼にはブルーインパルス予行練習があり、青空にを駆ける雲をご覧になった方も大勢いらっしゃるかと存じます。
昨年の当ブログでも触れておりますが、私はある五輪の年生まれで妹も4歳違いであるため同様。
ともに開催期間と重なる夏場の生まれでもあり、親は育児の合間にテレビで応援しつつ楽しんでいたようです。
親族の中には1964年の東京五輪を間近で目にした者もおり、通っていた学校すぐ近くの青梅街道にてアベベ選手の走りを見たとのこと。
当時のマラソン観戦話も度々耳にしており、また私自身幼少期からバレエと同じくスポーツも自身で取り組むよりも観る派であったため
各競技の規定には詳しくなくても毎回満喫しているほうではあったと思います。
しかし、自国開催でネットの普及もあり粗が見透かされやすい事情があるとはいえ今回のトラブル続きには口あんぐり状態で
誰のための何のための開催であるのかそもそも夏開催にした点も疑問符が消えず。
57年前は10月であったため爽やかな気候の中で観戦できたようですが、主要スタッフ直前降板者続出の今夜の開会式はどうなることやら。

話を変えまして、ここ最近バレエの舞台には変わらず足繁く通っておりますがバレエ鑑賞以外でも今月は我が大きな出来事がございました。第1回目のワクチン接種です。
接種券未着ならば(のちに誕生日を祝うかのように今月半ば過ぎに到着)後出しで良いとのことで今月最初の月曜に打ち
腕が上がらなくなった程度でやや身体が重たくなったものの発熱も腫れも無く、副反応は殆ど無いほうであったと思います。
発熱、寝込み、出勤できず等あらゆる反応が世に溢れていますが1回目でも年齢や性別体質問わず、出る人は出るが出ない人は出ない、周囲を見ても様々でございます。
職域接種でしたが幸いにも日程を自由に選択できる体制でしたので、在庫切れになる前にと心配性も後押しして持病や基礎疾患の無い従業員の中では開始初日に摂取へ。
仮に自治体で申し込みの場合、送付されてきた手順記載書類を広げてスマートフォンやパソコンで順を追いながら
長いコード番号をも入力していくなかなか時間を要しそうな作業であると同居の家族が黙々と申し込み作業を行う様子を見て
歌に限らず機械も音痴な私には無謀であろうと不安が過っており、高齢者の方々の分を子供や孫たちが代理申し込みしている報道に
他人事ではなく私も人任せ状態になるであろうとかねてから感じておりましたので、希望日だけ伝えれば調整してくれる
しかも鑑賞に影響の無い日程を選べましたので職域接種は大助かりでした。接種3日後、無事にロックバレエ鑑賞です。
ちなみに妹は既に2回目を終えておりますが副反応ほぼ皆無であったそうで、対する同僚しかも先輩達は皆発熱なり何かしらある中で不安もあったもよう。
管理人はどうなることやら。間隔は空けておりますが2回目接種後最初の鑑賞も予定通りできますように。

そもそも人にもよりますが若年層ほど反応が出やすいとは言われていますから、第1回にてほぼ無しであったのは
もしも当ブログにAIを搭載して記事内容から年齢判断を行えば「70代以上」と感知されるであろう中身の年齢不詳ぶりが経過年齢を封じてむしろ良い方向に動いたか。
何しろ10代の頃に隣町に偉大なバレリーナがやって来たがどなたでしょうと質問形式で話をある方にしたところ、「アンナ・パヴロワ」と想像され
仮にそうであるならば著書にパヴロワの衝撃を記していらっしゃる淀川長治さんと管理人、同世代です。
そして報道でチラリと小耳に挟んだ、モデルナワクチンの3回目接種もあり得るとか何とか。第2回第3回、、、大企業の採用試験或いは十字軍かい。
いずれにしてもまずは2回目の接種後、無事帰還できますように。職場到着ないし帰宅後は脳内でジャンのテーマを流すことといたします。

十字軍と言えば、新国立劇場バレエ団『ライモンダ』開催された初夏、新国立劇場を利用したある団体が報告レポートとして劇場玄関付近の光景や感想を掲載。
鑑賞者の感想も純粋且つ隅々まできちんと観ている鋭い気づきもあり、私も大変学びとなる記事でした。
そして劇場玄関の写真に目を留めると、柱と一体化した管理人を発見。心から好きな劇場での鑑賞レポートの掲載は嬉しい限りですし
団体の関係者以外は画質を落としてぼかす配慮はしてくださっていますから何ら問題なく、むしろ第三者から見た我が容姿がよく分かったのはこれ幸い。
小学生の頃から度々指摘されてきた存在感の無さや壁紙と同化人間ぶりは相変わらずで太古の昔ながら指摘者は実に的を射る発言であったと再確認です。
まあ良いのです、人生こんなモンダ。

纏まり欠如な不要不急内容で失礼をいたしました。せっかくの4連休、満喫いたします。
こんな変わり者ではございますが、皆様また1年宜しくお願い申し上げます。

さて1歳年齢を重ねてからの最初の鑑賞は今年も新国立劇場バレエ団『竜宮」。第3公演目にまずは登板、25日昼のサムライ太郎の回でございます。
ああ、髷が似合うを超越して違和感皆無むしろ原作の時代を生き、桶に魚を入れて街中で運搬等々当時の生活感すら漂うお姿を愛でて参ります。




今年も作っていただきました、我が節目及び『竜宮』再演記念として浦島太郎円形菓子。今回は終盤の鶴への変身場面で、モデルは第三太郎でございます。
額の赤と凛とした目元を特徴として捉えて昨年と同じパティシエさんが作ってくださいました。
なぜかタニシとサザエもしぶとく居座っております。
そして鳥繋がりで移籍直前の2016年6月に踊られた『火の鳥』も観たいと欲や願望が止まらず。
カードは画伯な妹が描いてくれた、玉手箱にラッコの絵。


昨年の初演開幕前のインタビューリレーでは確か7月22日に登場され「侘び寂び」や「艶やか」等
美しい日本語が次々と飛び出す語りに耳も研ぎ澄まされ襟を正したい思いがいたしましたが
今年再演前のバレエ団公式インスタグラム(カーテンコールに撮影タイム有りの告知)投稿では海辺に登場場面でのサムライ太郎。
ふわっとした跳び方、温厚そうな眼差しに時代劇そのままな風貌もああ眼福です。しかも投稿日が「2021年7月21日」。記念として胸奥におさめました。

2021年6月17日木曜日

山形交響楽団⁈




天候が不安定な日々が続き、紫陽花が一段と美しく咲き乱れる季節にも感じておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
先週末の土曜日、2時間サスペンスドラマ西村京太郎ミステリー『山形新幹線・つばさ129号の女』の再放送をしており視聴。
5月のDAIFU"Q"でも綴りましたが私は旅情系サスペンスドラマが昔から好きで、憧れの場所は勿論のこと
思い出深い場所が舞台になっていると懐かしさに浸れるため好んで視聴しております。
https://thetv.jp/program/0010000038/58/


今回の舞台は山形。しかも山形新幹線つばさを含んだ題名が記された番組表が目に留まり、4月につばさを利用して向かった
新国立劇場バレエ団初東北上陸山形のやまぎんホール公演『白鳥の湖』で訪れた場所も登場の可能性大と期待を持ち、意気揚々とチャンネルを変えた次第です。
加えて嬉しい演出であったのは旅行ガイド執筆者登場の設定で、県内各地の名所名跡を巡る構成であった点。
『おしん』の舞台にもなったレトロな銀山温泉や山形市中心部の文翔館、そして私が公演鑑賞前に立ち寄った
ホールから徒歩約10分で到着する霞城公園も登場。台詞がそのまま旅行案内にもなり、より面白く視聴いたしました。
ちなみにドラマの中で事件発生現場の1つとなっていた霞城公園内の済生館を背景にしたあたりはまさに私が写真を撮影した場所で
建物を捉えるカメラの角度が同じでびっくり笑。ドラマの中での話だからこそクスリと笑えましたが。


ところで、劇中で最も耳を澄ませずにいられなかったのは、楽器らしき荷物を担いだ駅の通行人の1人から「山響さん」(山形交響楽団さんではなく愛称であったかと記憶)と聞こえた場面。
しかも、鉄道推理でお馴染みな連結車輌切り離しによる停車時間が絡むトリックに十津川警部が気づき推理急展開の契機となる重要局面の台詞であったのです。
「つばさ」をはためかせ一時2ヶ月前へ飛んで振り返ってみるとそうです、新国立の山形公演『白鳥の湖』全幕を華麗且つ張りのある演奏で彩ってくださった
私もまた聴きたいと心底感じ入った、山形が誇る楽団。そうは言っても2時間サスペンスドラマの重要場面での台詞の中に
県内実在の楽団名がさらりと登場するとは驚きと感動を覚えたのでした。 他にも主人公の実家はさくらんぼ農園経営者であったりと
山形らしい要素がふんだんに盛り込まれた構成で、内容はシリアスながら楽しく視聴いたしましたが後で調べてみると
監督の村川透さんは山形県村山市ご出身で錚々たる映画スター達の作品でメガホンを取った方でいらっしゃるとのこと。
更には、村川さんのお兄様は山形交響楽団創立名誉指揮者である村川千秋さん。山響設立には透さんも奔走され、協力を惜しまなかったとか。
そして駅の通行人として山響さん、と口にしていた人はどうやら村川監督本人だったようで
(私が調べた限りですが刑事並の調査力は無いため違っていたら悪しからず)ご当地度が濃い構成でございました。
思いもがけず、バレエ遠征の旅先での出来事と重なる内容がてんこ盛りであったドラマでしたのでここに紹介申し上げた次第です。

職業や時代、状況、遠征の規模も大きく違うものの、婚約者誘拐の現行犯が視界に入った瞬間からその場での決着覚悟の姿勢を露わにし
刑事以上の執念を漲らせていた先週金曜日の初台の騎士その他諸々の話はまたいずれ。
5月の『コッペリア』二の舞な長期更新停滞となりましたら申し訳ございません。


※上の写真、今年の4月に撮影した霞城公園内の済生館。「劇中」では事件現場の1つ。


※ご参考までに、村川透さんについて。
https://www.yamacomi.com/1399.html

https://www.okaze-gatta.jp/essay/9825