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11月に入りました、今年も残すところ2ヶ月でございます。先月下旬は2週連続で旅券にも猫型ロボットにも頼らず中世ドイツの葡萄収穫祭に8回行って参り
ワイン三昧な日々を過ごしておりましたが、相変わらず頭の回転が宜しくないためその話はまた後日。
同じドイツであってもより現代に近い時代へと飛ぶ話題でございます。五反田の清泉女子大学にて開講の講座
守山実花先生が講師を務めるラファエラアカデミア バレエへの招待へ秋期も通い始めており、今期のテーマは『くるみ割り人形』です。
https://rafaela.seisen-u.ac.jp/lecture/detail.php?lecturecd=20221603
バレエ界においてクリスマスの大定番となっている作品の制作経緯やいつ頃からクリスマスの風物詩となったか、
更にはそもそもクリスマスの意味まで遡ってのお話もあり、恐らくはあらゆるバレエ作品の中で
鑑賞回数は最多であろう作品の基礎知識を今一度振り返る機会にもなりました。
途中からは音楽に注目する時間も設けられ、バレエ無しでオーケストラ映像も見つつ聴き、完成度の高さや表現のふくよかさにも再度驚かされました。
大概はどこのバレエ団もレパートリーに持ち、演出も多種多様。お気に入りの演出の名場面が自ずと目に浮かび、楽器編成も観察しつつ聴き入った次第です。
因みに管理人は、最も好きなくるみは何版かと聞かれたら、今も変わらずボリショイで上演されているグリゴローヴィヂ版と即答。
しかもぎりぎりソ連時代に収録されたアルヒーポワとムハメドフ主演。軽やかで愛らしく気高くもあるアルヒーポワのクララと
ときめきはしないが(失礼)勇壮な魅力全開なムハメドフがダイナミックに織り成すスケールの大きさ、
舞台の奥行きも目一杯用いた、場面の繋ぎ部分も誰かしらキャラクター達が橋渡しな役目を果たしながら展開する演出は
今観ても色褪せることがない名盤であると思っております。子役無しで、団員達が次々と舞踊で語り尽くして行く振付も気に入っております。
一度で良いから、生きているうちにこのくるみをモスクワで鑑賞したいと願っておりましたが、管理人の目の黒いうちには叶いそうにない夢となってしまいました涙。
好きなくるみの話題となったときこの版しかもアルヒーポワとムハメドフ主演映像を挙げる人は非常に少なく
我が妹と、私よりだいぶお若い世代のあるバレエ精通者の2人くらいか。ムハメドフのくるみと言うと
バーミンガムに吉田都さんと客演したときのピーター・ライト版を即座に挙げる方のほうが多いと思われ、
(バーミンガムではなく)ボリショイで踊っているときの映像ですときっぱり発言されている様子を目にしたときは感激もひとしおでございました。
話を戻します。来月、来年とあと2回、くるみ知識を身につけ鑑賞の参考にしていきたいと思っております。
ところで、管理人は一応はキリスト教系の幼稚園を卒業しており、クリスマスとなれば毎年恒例で生誕劇上演。
小さな規模の園でしたから年少は羊さん、年中は聖歌隊、年長は各人物を演じる役回りで、あろうことか年長のとき私はなぜだか身長の関係で大天使をやる羽目に汗。
ただ未就学児時代は多少は賢かったのか、マリアへの受胎告知場面が橋田壽賀子ドラマ並みに長い台詞にも拘らず早期に暗記して本番を迎えていたらしい。
暗黒時代の始まりであった小学校入学前の僅かな脳みそ黄金期でございましたがそれはそうと、クリスマスの基礎知識、だいぶ欠如していたと今となって判明。
まさに生涯学習の大切さを再確認でございます。
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大学地下のカフェで、ガトーショコラとコーヒー。2幕がお菓子の国でチョコレートやコーヒーとの呼称もあればお国の呼び名であったり、これまた版によって様々です。
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次の回の講座前。夜の公演鑑賞に備えてシラスと大葉ピザ、ココアクッキーレアチーズケーキ。ケーキがアザラシ色でほのぼの。
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